別紙2-1. 地方公共団体のコスト最適化事例
2026/03/31 公開
(1)不要なリソース削除等を通じてクラウド利用料を46%削減した事例
現行リソースのスペックや利用状況を踏まえ、見積りに対する縮小等の見直しを行い、見積りに含まれるクラウド利用料の46%を削減した事例である。
■ 団体の情報
| 人口規模 | 1万人~3万人未満 |
|---|---|
| 利用方式 | 共同利用方式(アプリケーション分離) |
| 採用CSP | AWS |
| 見直し前の見積りの特徴 |
・二重計上等の過剰な見積り項目が存在する。 ・実際の利用状況に対し過剰なスペックや余剰なリソースがあるため、本書記載のアプローチ適用によるコスト削減の余地がある。 |
■ アプローチ別削減効果
| 適用したアプローチ | 実施内容例 | 削減効果 |
|---|---|---|
| インスタンス選定・サイズの変更 | ・現行サーバーのリソース使用量やユーザー数に基づき、インスタンスサイズを縮小 | 5.8% |
| 稼働時間の調整 | ・システムの利用状況に基づき、稼働時間を短縮 ・頻繁に利用しないシステムの稼働を短縮(平日4H/日稼働) ・バッチサーバーの稼働を平日夜間のみ(平日8H/日稼働)に変更 | 4.7% |
| マネージドサービスの活用 | ・マネージドサービスに代替することでインスタンス数を削減 | 0.3% |
| ストレージ選定・容量の変更 | ・現行サーバーの利用状況に基づき、ブロックストレージの容量を削減 | 1.7% |
| その他見直し *1 | ・リージョン間通信量の削減、ロードバランサにおける処理データ量削減等の見直しを実施 | 8.3% |
| 不要なリソースの削除 *1 | ・構成上不要なリソースを削減 ・リソースの二重計上等の過剰な見積りを是正 | 25.1% |
| 合計 | 46.0% |
*1 構成等の確認が必要でありシステムごとに判断が必要なアプローチであるため、本書としては掲載対象外とした。
(2)DR構成の見直しを通じてクラウド利用料を68%削減した事例
リソース構成のレビューや要件の再整理を行い過剰なリソースやDR構成を見直すことで見積りに含まれるクラウド利用料の68%を削減した事例である。
■ 団体の情報
| 人口規模 | 3万人~5万人未満 |
|---|---|
| 利用方式 | 共同利用方式(ネットワーク分離) |
| 採用CSP | AWS |
| 見直し前の見積りの特徴 |
・集約可能なインスタンスやオーバースペックなリソースが存在する。 ・オンプレミスへのバックアップによりアウトバウンド転送コストが大きい。 |
■ アプローチ別削減効果
| 適用したアプローチ | 実施内容例 | 削減効果 |
|---|---|---|
| インスタンス選定・サイズの変更 | ・現行サーバーで低負荷・低利用なインスタンスについて、インスタンスサイズを縮小 | 0.5% |
| ストレージ選定・容量の変更 | ・最初から過剰な容量を割り当てず必要に応じ拡張する運用とし、ブロックストレージの容量を削減 | 0.1% |
| DR構成の選定 | ・DR構成を見直し、バックアップ先をオンプレミスからAWSに切り替えることでアウトバウンド転送量を削減 | 41.7% |
| その他見直し *1 | ・専用線接続(AWS Direct Connect)におけるポート容量の削減、データ転送量の削減等の見直しを実施 | 16.7% |
| 不要なリソースの削除 *1 | ・複数機能を1台のインスタンスへ集約することによりインスタンス数を削減 | 9.0% |
| 合計 | 68.0% |
*1 構成等の確認が必要でありシステムごとに判断が必要なアプローチであるため、本書としては掲載対象外とした。