4. コスト最適化アプローチ(運用保守作業費)
2026/03/31 公開
4.1 定量的計測の実現
■ 概要
マネージドサービスを活用して定量的計測を実現し、サービス監視に移行することで、不要な工数の発生を抑止しコスト削減が図れる。
<サービス運用の観点>
マネージドサービスを利用することで、インフラリソースの構成に縛られることなく本来のサービス改善とその運用に取り組む。
ログや各種メトリクスを記録する仕組みを活用し、サービスを常に改善していく観点から運用を考える。
サービスを継続的に改善し、利用者の利便性を継続的に高めていけるかが重要となる。
| Monitoring(監視) | あらかじめしきい値を設定し、異常値を検知した際に、アラート等で異常を検知する仕組み |
| Observability(可観測性) | システムのアウトプットに及ぼす影響を、システム内部の状態から推測できる尺度 |
| Visualization(可視化) | システム内部の現象・事象・関係性やシステムとしてのパフォーマンスを、ダッシュボード等を用いて直感的に読み取ることができるようにすること |
<サービス監視への移行例>
事業者がそれぞれのサービスを独自の方法で監視する運用では、データの分断により、原因究明やIT担当者間の情報共有に時間を要する。
マネージドサービスを活用し適した運用体制に移行することで、相関分析により原因究明を迅速化でき、IT担当者間の情報連携が容易となる。
図4-1. サービス監視への移行例
■ アプローチの流れ
| ①情報収集 |
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| ②検証 |
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| ③実行 |
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4.2 IaC・マネージドサービス活用による自動化
■ 概要
マネージドサービスとIaCを活用することで、インフラストラクチャの運用管理を自動化でき、不要な工数の発生を抑止しコスト削減を図ることができる。
例えば、手順書に基づき手作業で実施していた構築作業をIaC・マネージドサービスによる自動実行(ビルド・テスト・デプロイ)に置き換えることで、運用工数を削減するとともに速度と正確性を向上させることができる。
<IaC活用の効果>
- 迅速なインフラ構築: 手動操作が不要になり、迅速に環境を整えることができる。
- 一貫性と再現性: 異なる環境でも一貫したインフラ構成を再現できる。
- 透明性の向上: ブラックボックス化を防ぎ、誰でも構成内容を確認できる。
- 変更管理の効率化: 変更履歴が明確になり、変更の追跡やレビューが容易
IaC活用に当たっては、パイプライン及び運用の整備を併せて実施する必要がある。
- パイプラインの整備
- 構築(設定)等を手動で実施する運用は、人的ミス等につながり、時間がかかる。
- 構築や手順作成等をIaCに代替することで、品質の向上・工数の削減につながる。
- 運用の整備
- ログ管理、バックアップ・リストア等を手動で実施する運用は、復旧対応の遅延につながる。
- マネージドサービスを活用することで、自動化、対応の迅速化、運用工数の削減につながる。
■ アプローチの流れ
| ①情報収集 |
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| ②検証 |
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| ③実行 |
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