新人コンビの大活躍、栗林が衝撃の7回パーフェクト 広島が開幕3連戦で見せた「変わり身」
広島、ヤクルトともに戦力が充実しているとは言い難いが、上手く若手が底上げされて外国人選手も機能してくれば、セ・リーグの台風の目となることも期待できそうだ。そして、岡本和真(ブルージェイズ)が抜け、山崎伊織と戸郷翔征が出遅れている巨人も変化が顕著だった。阪神との3連戦は負け越したものの、開幕投手を任せられたドラフト1位ルーキーの竹丸和幸が初勝利をマークし、新外国人のダルベックも2本塁打を放つなど新加入の選手が結果を残したことはプラスである。 一方のパ・リーグでは、昨年最下位に沈んだロッテが面白い印象を受けた。 開幕戦ではドラフト2位ルーキーの毛利海大を起用し、5回無失点の好投で見事初勝利をマーク。リリーフも新外国人のサム・ロング、2年目の広池康志郎、ソフトバンクを自由契約になって加入した宮崎颯など新たな顔ぶれが多く登板している。 また、野手も昨年1番を打つことが多かった藤原恭大が2番に入り、1番に高部瑛斗、3番に西川史礁が入る新たな上位打線が得点源として機能。また捕手登録の寺地隆成がサードで起用し、キャッチャーには過去3年間精彩を欠いていた松川虎生を抜擢したことも大きな変更点である。この2人も開幕3連戦ではしっかり持ち味を発揮した。今後が楽しみな若手選手も多いだけに、サブロー新監督の手腕によってチームが一気に活性化する可能性もありそうだ。 他に変化が大きかったパのチームはロッテ以外には少なかった印象だが、楽天はルーキーの藤原聡大と九谷瑠が早くもデビューし、現役ドラフトで加入した佐藤直樹が29日の試合でホームランを含む3安打の活躍を見せた。まだまだシーズンは始まったばかりだけに、ここから各球団が状況を見ながら、どのようにチームを変化させていくかに引き続き注目したい。 (文・西尾典文) 西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。
西尾典文