新宿歌舞伎町にあるアパホテル新宿歌舞伎町タワーはこの1年間で数え切れないほど投身自殺事件が発生しています。
投身自殺は路上を歩いている歩行者などの他者を巻き込んで死亡させる危険があります。自殺に至った事情は分かりませんが、他人の生命や身体を巻き添えにする事が相手にとってどれだけ無念か。
アパホテルも防止策は講じているとは思いますが、こんなに多く、継続している現実は、防止策が全く有効ではないという事でしょう。
「3人で順番に飛び降りるつもりだった」…なぜ47歳の母親は9歳の息子を23階から突き落としたのか
小学3年生の男児が約75メートルの高さから落下
近隣の駐車場で夜勤をしていた男性が振り返る。「パーンと、すごく大きな音がして……。ああ、誰か落ちたなと。直後、目の前にある歌舞伎町交番から警察官が一斉に飛び出してきて、ホテルの上の方を見上げていました」 その視線の先、ホテル高層階の非常階段で人影が動いた。警察官が駆け付けると、23階の非常ドア付近で取り乱し、泣きじゃくる母親(47)と、小学1年生の女児(7)の姿。約75メートルの高さから落下したのは、小学3年生の男児(9)だった――。
母親は「3人で順番に飛び降りるつもりだった」
「男児は即死。身柄を確保された際、母親は錯乱状態だった。母親が非常階段の手摺り部分に男児を座らせ、殺意を持って突き落としたと認めたため、殺人容疑で逮捕した」(捜査関係者) 現場は2015年に開業した地上28階、高さ90.5メートルの高層タワーホテル。大浴場を完備した最上階からは、新宿副都心の街並みを一望できる。「非常階段の外に面した側にはネットが張られていたが、男児を突き落とした箇所は破られていた。その場には母親が脱いだブーツが揃えて置かれてあった。母親は『3人で順番に飛び降りるつもりだった』と話しており、無理心中を図ろうとしていたようだ」(同前)
「あのホテルは、今や自殺の名所みたいになってるんです」
神奈川県川崎市に暮らしていた母子は、母親の夫を含む4人家族。だが、事件前日の28日、夫が仕事に行っている間に、無職の母親が2人の子供を連れて家を出たのだった。3人が歌舞伎町のホテルにチェックインしたのは、同日夕方5時半頃。宿泊した部屋が17階だったため、当日朝は、わざわざ階上の23階へ移動したことになる。「あのホテルは、今や自殺の名所みたいになってるんです」(歌舞伎町の住人) 実は、このホテルでは昨年5月にも、連続して投身自殺が起きているのだ。
母親には精神疾患の「双極性障害」が
「最初は18歳の男と14歳の女子中学生の2人。その1週間後に、今度は19歳の男が飛び降りた。どちらも23階か24階あたりからでした。今回の母親も、知っていて場所を選んだのかなと」(同前) いずれにせよ、母親の手にかかって男児の命が失われた現実は変わらない。それも幼い妹の目の前で――。「母親には精神疾患の『双極性障害』があった。精神障害者手帳を持ち、等級は日常生活に著しい制限が必要な2級。心中しようとした動機面の供述にも混乱がみられ、刑事責任能力の有無を慎重に調べることになる」(前出・捜査関係者) 年が明け、男児が落命した路面の片隅には、一束の花と菓子が供えられていた。だが、ほとんどの通行人は、ここで起きた悲劇に気づくことなく通り過ぎていく。 やがてホームレスらしき男性が現れ、現場の供え物を物色すると、手を合わせもせず、菓子を持って雑踏に消えていった。