【池袋ポケセン刺傷】職場変更を拒んだ被害女性の一途な想い、2人が出会った「ファストフード店」
「ここで働くのが夢だった」 そう話していた21歳の女性は、夢を実現させた未来を断たれてしまった。 【写真】女性の悲鳴が響き一瞬にして恐怖に包まれた事件現場
元交際相手の凶行
3月26日、東京・東池袋の『サンシャインシティ』内にある『ポケモンセンターメガトーキョー』には、来店していた客の悲鳴が響き渡った。凶行の犠牲になった被害者は、八王子市在住のアルバイト店員・春川萌衣さん(21)。犯行に及んだ男は元交際相手だった広川大起容疑者(26)。 事件が発生した午後7時すぎの店内は、春休み中の子ども連れや外国人観光客など100人以上がいたとみられる。警察への通報は「刃物を持った男が暴れている。男女が血を流して倒れている」という緊迫した内容だった。 「男は入店直後にカウンターの内側へ回り込み、アルバイトの女性店員を刃物で刺しながら、交互に自らの首付近を刺していたそうです。店内奥のカウンター付近からは棚が倒れるような音と女性の悲鳴が響いて、一帯は騒然となりました」(ワイドショースタッフ) 今回の事件を受け、運営する株式会社ポケモンは同日夜、臨時休業を発表。「警察への全面的な協力、及びスタッフの心身のケアを最優先に、当面の間休業する」としたうえで、「多大なるご心配とご迷惑をおかけした」と謝罪した。 一夜明けた27日、店舗はシャッターで閉ざされて、「臨時休業」の張り紙が掲げられ、普段は見られていたであろう買い物客による賑わいは消えていた。足を止めて張り紙を見つめる人や、スマートフォンで写真を撮る人の姿はあるものの、館内には重苦しい空気が漂っていた。
2人が出会ったきっかけのお店へ
近隣にある店舗の関係者は、 「事件直前にも店の前を通りかかっていたので、こんなに痛ましい事件が起きて驚いています。春休みで、たくさんの子どもたちもいましたし、被害者のことを思うと、心が痛いです」と語る。 週刊女性PRIMEは2人が出会ったきっかけになったという、東京・八王子市のファストフード店でも話を聞いてみたが、対応した店員は、 「特に話せることはありません」と答えるだけだった。 広川容疑者は、破局後に付きまとい行為を繰り返し、これまでに逮捕歴もあった。警察は春川さんに対し職場変更を勧めていたが、彼女は「ここで働くのが夢だった」として応じなかったという。 こうした結末に、SNS上では、 《まだまだしたいことあっただろうにな》 《本当に被害者のことを思うといたたまれない》 《このような悲劇が2度と起こらないことを願うばかりです》 といった声が挙がった。 夢を叶えた場所で命を奪われた21歳と、真相を語ることなく命を絶った加害者。華やかな夢の聖地に刻まれた傷跡は、あまりにも深い。