連続テレビ小説「ばけばけ」の放送も終わり、まだ感動の余韻も冷めない昨今、今回は朝ドラではやや断片的に紹介されたハーンの各作品を省略無しで存分にお聴きいただきたいと思います。朗読は檀ふみさんです。ラフカディオ・ハーンは明治期に来日、日本の文化に触れ、更に精通して行きます。英語・英文学を島根・熊本・東京などで教示しながら、日本各地の歴史・風土・文化などに洞察を凝らして文学作品化し海外に広めたラフカディオ・ハーン(日本名:小泉八雲)。作品集「怪談」「骨董」などに収められた作品を全25回にわたってお届けします。 <放送日時> 2026年3月30日(月)~5月1日(金) 全25回 予定 (月)~(金) 21:15~21:30 NHK-FM (再放送)2026年3月31日(火)~5月2日(土) 2:45~3:00 NHK-FM
ラフカディオ・ハーン「怪談・決定版」の世界へようこそ!
朗読・檀ふみさんからのコメント
★下記、「出演者・キャストほか」の顔写真をクリックしてコメントをぜひご覧ください。
最近放送したエピソード
この番組について
★ラフカディオ・ハーン「怪談・決定版」(全25回) 朗読:檀ふみ ○『怪談』より(放送順) ・「耳なし芳一」 目の見えない琵琶法師の芳一は、奏することを頼みに来た武士に従って毎夜奏ずることになったが、仲間の僧が覗くとそこは平家一族の墓前だった。 ・「おしどり」 仲の良いつがいのおしどり“夫婦”の“夫”は、猟師に射られるが、その夜、猟師の夢枕に“夫”の死を訴える“若い女”が現れる… ・「お貞(てい)の話」 将来を誓っていたお貞は、現世でまた合えると云って亡くなってしまい、幾年月が過ぎた。今は天涯孤独の身になった男は旅に出る。その旅先で男の前に現れたのは…。 ・「乳母桜」 可愛い女の子お露の乳母となったお袖は急に病床に伏し死に瀕する。我が子同様に愛し育てたお露の身代わりとなるが今際の際に語った一つの願いとは…。 ・「かけひき」 死罪の打ち首になる寸前、罪人の男は恨み話を持ちかけ“かけひき”に応じるが…。 ・「鏡と鐘」 家に代々伝わる鏡は銅で出来ており、鐘作りのために寺に寄進されるが、どうしてもその鏡だけは溶かすことが出来なかった…。 ・「食人鬼」 行脚僧は丘上で一夜の宿を求めて断られ、里に下りて一宿するが奇怪なことが起きる…。 ・「むじな」 商人は夜道の帰路、奇怪な女に出くわし遁走、見つけたそば屋に駆け込むが…。 ・「ろくろ首」 僧となった元武士は、行脚の旅に出て、出逢った樵の案内で一夜の宿を求め、山小屋に導かれた。小屋には四人の男女が暮らしていた。 ・「葬られた秘密」 成仏出来なくて毎夜現れる若い人妻の霊。その理由はどうしてもタンスに残してきたあるものを処分してほしいというものだった。寺の僧が応じたがその秘密とは…。 ・「雪女」 若い樵の前に吹雪のある日、白ずくめの若い美女が現れ、絶対に自分と会ったことは口外せぬようにと云われる。10年以上経ち、樵と連れ添った美しい女房の面影が…。 ・「青柳ものがたり」 藩命での旅の途中、若侍は一夜の宿で気品ある若い娘に出逢い、見初め、直ぐに添い遂げるのだが思いもよらぬ運命が待っていた…。 ・「十六桜」 伊予の国に毎年1月16日一日限り花を咲かせる桜があった。この桜にはある男の「身代わりに立つ」という魂が籠っていた。 ・「安芸之介の夢」 友人と饗応していた安芸之介が、眠気に襲われ、仲間に断ってちょっと一眠りにつくが、そこで驚くべき夢を見ることになる…。 ○『骨董』より ・「幽霊滝の伝説」 仕事仲間と談笑していたお勝はそそのかされて褒美欲しさに神社の賽銭箱を取ってくる羽目になるが、思わぬ代償を払うことになる。 ・「茶わんの中」 武士の吞もうとした茶わんの中に、見知らぬ男の顔が見えるがそのまま飲み込んでしまうと…他人の魂を飲んでしまった男の顛末。 ・「常識」 ありがたい菩薩を拝むことが出来るというので、高尚な和尚と共に菩薩の現れるのを待った猟師だったが、本当に菩薩が現れた刹那! ・「露のひとしずく」 ハーンが露のひとしずくに込めた、自ら思い探求する世界を綴る。 ・「玉の物語」 猫好きハーンがこよなく愛した飼い猫、三毛猫「玉」の話。 ○『怪奇談コレクション』より ・「猫を描いた少年」 寺に預けられた聡明な少年は、ところ構わず猫の絵を描く癖があり、遂には寺を追われ、荒れ寺で好き放題猫の絵を描いて暮らしていたが、和尚の「夜は広い場所は避けよ、狭い場所にとどまれ」の言葉に従い、ある夜押し入れの中に籠り、朝起きてみると…。 ・「若がえりの泉」 老男が山の泉を一飲みするとびっくり、みるみる生気蘇り、若い男となる。老婦もあやかろうと泉に行って何杯も飲み干すと、あれ不思議…。 ・「恋の因果―牡丹灯籠」 どろどろの恋模様。一目惚れの相思相愛ながら、二度と会うことが叶わなかった若侍と武家娘。娘は再会できないことに悲嘆、病を煩って亡くなってしまう。そして待ちわびていた若侍の前に現れたのはなんとその娘、そして若侍との歓喜の邂逅が…。 テキスト:「怪談 決定版 」ラフカディオ・ハーン 池田雅之=編訳(2025年初版発行、令和8年版使用) ★朗読:檀ふみ(だんふみ) クイズ番組「連想ゲーム」で紅組の名解答者として15年間つとめ、お茶の間に親しまれた。土曜ドラマ「日本の面影」では小泉八雲の妻・セツを好演。他にBS日曜ドラマ「藏」、大河ドラマは「春の波濤」、「花の乱」、「花燃ゆ」に出演。「N響アワー」とFMラジオ「N響ザ・レジェンド」では作曲家の池辺晋一郎氏とともにNHK交響楽団の名曲を伝えてきた。3月28日(土)~6月21日(日)に開かれる「NHK日曜美術館50年展」(東京藝術大学美術館)では音声ガイドナビゲーターを務めている。 ★ラフカディオ・ハーン(らふかでぃお・はーん) 1850年、ギリシャ・イオニア諸島のレフカダ島でアイルランド人の父とギリシャ人の母の子として生まれた。幼くして父母と別れ、19歳でアメリカに渡り、以後世界各地を転々として1890年通信記者として来日、同年、小泉セツと結婚。1996年に帰化、小泉八雲と改名。熊本、東京などで英語、英文学を講じる一方、日本、日本人への考察深くし、日本文化の本質を明らかにする作品を描き続けた。1904年没。 ★編訳者:池田雅之(いけだまさゆき) 三重県生まれ。早稲田大学名誉教授。専門は比較文学、比較文化論。長年社会貢献活動を続け、文部科学大臣奨励賞、正力松太郎賞など受賞、「新編 日本の面影」など著書著作多数。
出演者・キャストほか
- ラフカディオ・ハーン「怪談・決定版」2026年現在放送中檀 ふみ
- 「室生犀星作品集」2026年放送谷川 俊
- 「藤沢周平短編作品集」2026年放送中原 丈雄
- 井伏鱒二「珍品堂主人」2025年放送田辺 いちか
- 宮本輝「錦繡」2025年放送石田 ゆり子
- 宮本輝「錦繡」2025年放送松尾 スズキ
- 谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」2025年放送本多 新也
- 宮城喜久子「ひめゆりの少女・十六歳の戦場」2025年放送池間 夏海
- 湯本香樹実「夏の庭 The Friends」2025年放送渡辺 裕太
- 早坂暁「華日記」2025年放送藤田 三保子
- 「松本清張 短編作品集」2025年放送内藤 剛志
- 須賀敦子「ミラノ 霧の風景」2025年現在放送中井上 あさひ NHKアナウンサー
- 川上弘美「センセイの鞄」2025年放送神野 三鈴
- 「芥川竜之介随筆集」2024年放送榊 寿之
- 夏目漱石「坊っちゃん」2024年放送大原 康裕
- 吉本ばなな「キッチン」2024年放送北乃 きい
- 永井荷風「ふらんす物語」 2024年放送中原 丈雄
- 壺井栄「二十四の瞳」 2024年放送藤澤 恵麻
- 菊池寛「菊池寛短編集」2024年放送檀 ふみ
- 山田太一「異人たちとの夏」2024年放送篠田 三郎
- 酒井順子「平安ガールフレンズ」2024年放送瀧内 公美
- フランソワーズ・サガン「悲しみよ こんにちは」2024年放送戸田 菜穂
- 村上春樹「ドライブ・マイ・カー」2024年放送勝村 政信
- 村上春樹「イエスタデイ」2024年放送山像 かおり
- 梶井基次郎「梶井基次郎作品集」2024年放送高山 春夫
- 芥川龍之介「芥川龍之介短編集」2023年放送林 真里花
- 江戸川乱歩「少年探偵団」2023年放送渡辺 徹
- 谷崎潤一郎「痴人の愛」2023年放送山像 かおり
- 野坂昭如「火垂るの墓」「戦争童話集」2023年放送松尾 貴史
- 野坂昭如「戦争童話集」2023年放送宮澤 エマ
- 太宰治「津軽」2023年放送藤田 三保子
- 髙村薫「髙村薫作品集」2023年放送上川 隆也