「次は日本ハム新庄がいい」侍ジャパン次期監督問題…元WBC投手コーチが断言「王監督も原監督も兼任だった」ネットの誹謗中傷に苦言「誰もやらなくなる」
WBC準々決勝敗退という結果を受け、侍ジャパンの井端弘和監督には厳しい目が向けられた。元WBC投手コーチとして世界一の歓喜を知る武田一浩氏が、次期監督として挙げる人物とは。【《検証WBC》全4回の3回目/第1回〜第4回も公開中】 【実際の写真】「かなり顔色が悪い…」じつはマイアミで発熱していたロッテ種市&「グッと口を結び…」敗戦直後の隅田が見せていたせつない表情などすべて見る ◆
「NPBでの監督経験の差」
「まず大前提として、井端監督や今回問題となったブルペンを預かる能見篤史、吉見一起投手コーチといったコーチ陣は、専任での指導者経験が非常に浅かった。これは大会が始まる前からの大きな懸念材料だった」 武田氏は、今回の敗戦の根底には、ベンチの経験不足があったと指摘する。 「過去にベスト4で敗退した小久保(裕紀)監督もそうだったように、NPBでの監督経験がない人がWBCで勝つのは、やはり相当難しいよ。ペナントレースを戦う何百、何千という試合で修羅場をくぐり抜けてきた経験値というのは、ギリギリの判断を求められる場面で大きな差になって表れる」 特に、選手交代のタイミングや、不調の選手への対応といった場面で、その経験の差が顕著になったと武田氏は見ている。
忘れられない「原監督の非情な采配」
では、国際大会で勝利を掴む監督に必要な資質とは何なのか。武田氏は、過去のWBC優勝監督である王貞治氏(第1回大会)、原辰徳氏(第2回)、栗山英樹氏(第5回)を例に挙げ、その共通点を語る。 「彼らは皆、NPBでリーグ優勝、日本一を経験している名将だ。そして何より、チームを勝利に導くためには“非情”とも思える決断を下す胆力を持っている」 武田氏が特に印象に残っているのが、第2回大会、準決勝、アメリカ戦での原監督の采配だ。 「あの時は、クローザーの藤川球児が不調だった。そこで原さんは、本来先発のダルビッシュ(有)を最後のマウンドに送るという決断をしたんです。普通の監督なら、クローザーのプライドを考えて躊躇する場面だよ。でも、原さんは勝つために最善の選択をした。ああいう決断ができるのは、数々の修羅場を乗り越えてきた経験があるからこそだ」 プライドの高いトッププレイヤーたちを納得させ、チームを一つの目標に向かってまとめ上げる。そのためには、実績に裏打ちされた「カリスマ性」が不可欠だと武田氏は言う。 「王さんしかり、原さんしかり。彼らが『こうだ』と言えば、選手は黙って従う。そこには絶対的な信頼関係がある。短期決戦では、監督のその一言がチームの空気を一変させることがある」
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