トランプ氏のイラン和平案は「降伏」 元共和党議員が痛烈批判 「オバマ氏の方がタカ派に見える」

米国の元共和党下院議員アダム・キンジンガー氏は24日、トランプ大統領のイランとの和平案について、内容がイラン側に譲歩しすぎているとして「降伏文書のようだ」と自身のSNSで痛烈に批判した。この和平案は15項目からなるとされる。

米ホワイトハウスで24日、国土安全保障長官に就任するマリン氏の宣誓式に出席し、演説するトランプ米大統領(REUTERS/Evan Vucci)

イリノイ州選出の共和党員だったキンジンガー氏は、自身のXアカウントに投稿したビデオの中で、この和平案は「オバマ(元大統領)のイランとの合意をチャーチル(元英首相)のようだと思わせるほどだ」と述べた。

キンジンガー氏によると、この案にはイランがウラン濃縮を停止し、三つの核施設を閉鎖し、ホルムズ海峡に「自由貿易圏」を認めることが含まれているが、この取引によってイランが同海峡の完全な支配権を握る可能性があるという。

同氏は、この取引が「降伏」のように見えるとし、トランプ大統領がいかに交渉下手であるかを示していると付け加えた。キンジンガー氏は「作り話にもほどがある」と述べた。

2月下旬にイランとの戦争が始まって以来、トランプ氏は民主、共和両党からの批判に直面している。ロイター通信の最近の世論調査によると、イランとの戦争がエネルギー価格の上昇を招き続ける中、トランプ氏の支持率は36%にまで落ち込んでいる。

キンジンガー氏は「正直なところ、トランプの取引をオバマ(元大統領)がしたことと比較すれば、オバマの方が筋金入りのタカ派に見える」と語った。「信じがたいことだ。もしわれわれが本当にイランとの戦争に勝ったというなら、なぜ彼ら(イラン)がより有利な取引を得るのか。それはトランプが米国史上最悪の交渉人だからだ」

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