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食べ物の命名ルールの法則。

めっちゃ面白い記事を見つけてしまった。
私こういうの大好き。

日本語がおかしい『炒め焼きそば』の店、一鳴。|xaymaca

「炒め焼きそば」というネーミングに引っかかってる人の素朴な声。素敵ですね。私ちょっとこれ止まらなくなりそう。

「煮込みおでん」とか「揚げ天ぷら」とか想像しちゃった。

煮込み炊き込みご飯とか。
あぶりせんべいとか。
鍋おでんとかね。

焼きそばの焼きは焼いてるだけ。炒めは焼いてるけどちょっと違う。「炒め焼きそば」って言われると、中華鍋で実際にガッシャガッシャ炒めてる絵が浮かぶ。あの強火で鍋振ってる感じ。「焼きそば」が辞書の見出し語だとしたら、「炒め焼きそば」は厨房のライブ映像。文法的には重複でも、喚起する映像が違う。だから美味しそうに感じる。

なら他の料理名も作業を分解して2つ調理法を並べたらそれっぽくなる。そしてそれが何気においしそうに見えてしまう理由は決してトートロジー的破壊ではなく「料理の工夫」が醸し出るからではなかろうか。煮込み炊き込みご飯はもし2回炊いてたら凄いし、揚げ天ぷらも一度揚げた天ぷらをもう一回揚げていたら凄い。巻き寿司はねじり巻き寿司とかにしたらいい。


せいろ蒸しパンとか・・・

石窯焼きピザ、炭火焼き鳥、せいろ蒸し——これ全部すでに実在する命名法で、実際に高く売れてる。「道具名が入ると値段が上がる」という現象が日本の外食産業に実在してる。

調理法A+調理法Bで「工程の丁寧さ」が出る。
道具名+調理法で「専門性」が出る。

この動詞の前に名詞を置くパターンはちょっと面白い。

一夜干しとかそうやんか?

「一夜干し」って「干物」に時間を足しただけなのに、急に手間と風情が見える。スーパーの干物コーナーでも「一夜干し」って書いてあるだけで手に取りたくなるし、実際に値段も高い。

全部に共通してるのは「本来見えない調理過程を名前に露出させてる」ということ。普通の商品名は結果しか言わない。「干物」「焼きそば」「蒸しパン」。でもそこに工程・道具・時間のどれかを足すと、厨房の裏側が見える。それが「美味しそう」の正体。

一鳴の「炒め焼きそば」は文法的には変だけど、調理過程を名前に入れるという命名戦略としては実は王道のど真ん中にいた。


時間+調理法 一晩寝かせたカレー、三日仕込みの豚骨、二度漬け禁止(串カツ)、半日煮込みのビーフシチュー

道具+調理法 七輪焼き、土鍋炊きご飯、鉄板焼き、釜揚げうどん、網焼き、串焼き、つぼ漬け

素材・燃料+調理法 炭火焼き、藁焼きカツオ、桜チップ燻製、昆布締め、味噌漬け、塩釜焼き、糠漬け

場所+調理法 浜焼き、地釜蒸し、路上干し(干物の産地表現)

人・流派+調理法 手揉み茶、手打ちうどん、手ごね寿司、母さん煮(おふくろ煮)

回数+調理法 二度揚げ、三度漬け、二段仕込み(日本酒)

温度・火加減+調理法 低温調理、強火炒め、とろ火煮込み、冷燻

こうして並べると、日本語の料理名って「〇〇+調理法」の〇〇に何を入れるかで価値の演出方法が全部違う。時間を入れたら「手間かけてます」、道具を入れたら「本格です」、素材を入れたら「素材にこだわってます」、人を入れたら「職人がやってます」になってる。

食材を2回重ねるパターンとかもあるよ。

「牛すじ肉カレー」とか「豚バラ肉炒め」は、動物名+部位+調理法で食材情報を重ねてる。


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つまり、あれだね。

命名に何でルールがあるんだろうか?



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