酔い潰れたプロデューサーをどうにかお持ち帰りしたいアイドル達
酔った勢いで書いたので初投稿です。
コメント、いいね、誤字・脱字報告ありがとうございます。
三峰誕生日おめでとう。
19歳ってこと忘れてたなんて、口が裂けても言えない
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P「ムニャムニャ...」
夏葉「あぁ~もう、プロデューサーたら...」
恋鐘「せっかくうちと結華と冬優子の成人記念やったのに~」
はづき「う~ん、こんなにお酒に弱かったなんて。飲み始めたときは、あんなに元気だったのに」
美琴「まさかチューハイ1缶でこうなるとはね...」
結華「急に静かになったから、何事かと思ったよー」
冬優子「なんだか意外でしたね。強いイメージがあったんですけど...」
千雪「そういえば、飲み会でお酒飲んでるとこ1度も見たことないわね」
はづき「みんなの送迎のために飲まないって言ってたんですけど、本当はお酒に弱いの知られたくなかったからなんですね~」
恋鐘「可愛か~!」
美琴「なんか、悪いことしちゃったね」
冬優子「ふゆたちが一緒に飲みたいって言ったから...」
はづき「でも、『せっかくの記念だし、今日くらいは飲むか』って言ったのはプロデューサーさんですし...」
夏葉「それにしても、全然起きそうにないわね」
千雪「ふふっ、可愛い寝顔」
美琴「そうだね。普段のしっかりした姿と違って、可愛らしいね」
結華「ギャップ萌えってやつだね!」
はづき「...」パシャッ
千雪「ちょっとはづき...!」
はづき「普段見れないんだし、これくらいしたっていいじゃない」
千雪「もう、まったく...」
夏葉「ねぇはづき、後でその写真くれないかしら」
恋鐘「うちもほしか~」
冬優子「ふゆも欲しいです!」
結華「はいはーい!三峰も欲しいでーす!」
はづき「は~い、あとでグループチェインに貼っておきますね~」
冬優子「ありがとうございます♡」
P「すぴー...」
夏葉「そういえば今何時かしら」
美琴「えーっと、あと数分で日が変わるってとこだね」
千雪「意外と経ってたのね」
はづき「まあ、飲み始めたのが21時過ぎでしたからね~」
恋鐘「飲み足りなかね~」
結華「まぁPたん寝てから、ほとんど飲んでなかったしね」
冬優子「ん~。正直ふゆも飲み足りないけど、今日のところは解散しましょうか」
夏葉「そうね、社長に許可貰っているとはいえ、あまり事務所に長居するのもなんだし」
美琴「プロデューサー起きて、帰るよ」ペシペシ
P「くぴー...」
美琴「プロデューサー、ねえってば」ユサユサ
結華「ありゃりゃ」
千雪「まったく起きないわね」
夏葉「どうしようかしら」
冬優子「事務所に残しておくわけにはいきませんしね...」
恋鐘「仕方なかね、ここは女子寮に...」
はづき「それなら安心して下さい。プロデューサーさんは、わたしが送りますから~」
夏葉「ん?」
恋鐘「ふぇ?」
冬優子「は?」
美琴「え?」
千雪「はい?」
結華「え?」
結華「ちょっとはづきちさん!?」
はづき「どうかしましたか~?」
夏葉「どうもこうもないわ!プロデューサーは私が送っていくんだから!」
美琴「ここからだと遠くなかったっけ?私のアパートの方が近いから、私が送っていくよ」
冬優子「それなら、ふゆの部屋のほうが近いですよ。こうなっちゃったのはふゆのせいですし、責任を取ってふゆの部屋に...」
千雪「それなら女子寮はどうかしら?」
冬優子「は?」
恋鐘「よかアイディアばい!こっから歩いて行けるし」
冬優子「寮母さんの許可は撮ってるんですか~?男子禁制でしたよね?」
千雪「緊急事態だもの、仕方ないでしょ。それに、こんな時間に連絡するのも申し訳ないわ」
恋鐘「そうたい!寮母さんには明日しっかり説明しておくけん、心配しなくてよかとね!」
はづき「ダメですよ~みなさん。みなさんはアイドルなんですから、万が一写真撮られちゃったらどうするんですか?」
結華「...」
はづき「わたしなら大丈夫です。ただの事務員ですし、撮られる心配はありませんから」
美琴「でも、はづきさんの家にはにちかちゃんがいるじゃん。いきなりプロデューサー連れていったら迷惑になるんじゃない?」
はづき「ん~確かにそうですね~」
はづき「仕方ありません、どこか近くのホテルにでも...」
冬優子「それだと、ホテル代が掛かっちゃって大変じゃないですか?」
千雪「そうよ、ホテル代だって安くないのよ?」
夏葉「そういうことなら、私のところに泊めた方がいいわね。セキュリティも万全だし。送迎だって、家の者を呼んで送ってもらうから」
冬優子「は?」
夏葉「あなたたちのアパートが既に割られてて、張り込みされてないなんて言いきれないでしょ?今もそう、事務所の外に既に張り込んでるかもしれない」
夏葉「そんな状況で歩いて帰ったり、タクシーなんて呼んだらどうなるかしら?つけられて明日の週刊誌のネタにされちゃうのよ!そんなこと、絶対にあってはならないわ!」
夏葉「その点、家の者はとても優秀で、1度たりとも後をつけられたことがないのよ!それだけじゃない!もし万が一つけられたり、張り込みされても電話1本でマンションの入り口に警備員とボディガードを配置できるわ!これで確実に撮られることなく、プロデューサーを部屋に入れれるのよ!」
結華「そう考えると、なっちゃんのとこが一番安全なのかな」
夏葉「そうでしょ!」
美琴「でも、今から呼ぶにはやっぱり時間がかかるでしょ?何だか申し訳ないな」
美琴「そういえば、私も腕のいいドライバーなら私も知っててさ。前の事務所にいたころからお世話になってるタクシーの人なんだけどね。芸能人御用達で、その道のプロらしくて」
美琴「読んだらすぐ来てくれるし、口も堅いし。これまで何回も送ってもらったことあるけど、つけられたこと1度もなくてさ」
美琴「さっき電話してみたら、ちょうどこの近くにいるみたいだし。夏葉さんのより速いだろうから、私がプロデューサー送っていくよ」
千雪「んーそれなら別に、美琴さんが乗らなくてもいいんじゃないかしら?」
美琴「どういうこと?」
千雪「タクシーは呼んでもらうんだけど、他の人が乗ってもいいんじゃないかなって」
千雪「それに申し訳ないんだけど、仮にプロデューサーさんを送ったとして、美琴さん1人で面倒見切れなさそうで」
恋鐘「そうばい!美琴に任せるんはなんか心配ばい!」
恋鐘「それにこっちは2人おるけん、不測の事態になっても大丈夫ばい!」
千雪「それとやっぱり、女性の、ましてやアイドルの部屋に男性を入れるのはどうかと思うわ」
美琴「そうかな?プロデューサー、私の部屋に来たことあるから大丈夫だと思うけど」
冬優子「は?何それ?聞いてないんだけど」
美琴「あれ?そうだっけ?」
結華「初耳なんだけど...」
千雪「まあその話は後日するとして、やっぱり男性を女性の部屋に泊めるのはダメだと思うの。だから仕方なく、本当に仕方なく、女子寮に泊めなきゃいけないの」
恋鐘「仕方なか~」
美琴「女子寮だって同じじゃない?」
千雪「寮はほら、他の子たちもいるから大丈夫なのよ」
恋鐘「そうばい!寮の中じゃ2人きりになることはなかと、だから大丈夫ばい!」
冬優子「......はぁしょうがない。少し遠いけど、ふゆの実家に連れていくわ」
結華「え?」
千雪「はい?」
冬優子「アイドルと2人きりになるのがダメなんでしょ?だったら、ふゆの実家で休ませるのが一番いいじゃない」
冬優子「実家ならパパとママもいるから、2人きりになることもないし。それに、流石に実家にまで張り込むほど仕事熱心な人はいないだろうし、スキャンダルになる心配なんてない」
冬優子「まぁ流石にこの時間にいきなり連れてこられたら驚くと思うけど、パパとママもプロデューサーと仲良いから、多分泊めること許してくれると思うわ」
冬優子「という訳で、懸念事項が一番少ないふゆがこいつを送っていくわ」
美琴「うーん、でも明日休みとはいえ、茨城から戻ってくるの大変じゃない?やっぱり都内に泊まるのがいいと思うんだよね」
夏葉「それに賛成よ!ただセキュリティはしっかりしてた方がいいから...」
千雪「でも夏葉ちゃんのとこ、ここから遠いですよね?やっぱり近場である女子寮に泊めたほうが...」
冬優子「だーかーらー、あんたたちアイドルだけだと問題になるって言ってるでしょ!ふゆだったら、そんな問題クリアできるから、ふゆに任せときなさいっての!」
結華(う~ん、正直この戦いに参加しても三峰に勝ち目は無いんだよなぁ)
結華(かと言って、見逃すわけにもいかないし...)
結華(ここはなっちゃんか美琴さん、それか女子寮組と手を組んだ方がよさそうな...)
冬優子「...にしてもあんたたち、随分とプロデューサーを連れていくのに必死ね。もしかして...」
千雪「?」
恋鐘「?」
冬優子「プロデューサーが寝てるのをいいことに、手出そうとしてない?」
恋鐘「そ、そんなことする訳なかね!」
千雪「そそそうです!考えすぎよ!」
結華「動揺しすぎだよ!」
夏葉「私は違うわ!!ただ純粋にプロデューサーが心配なだけなの!」
冬優子「どーだか。2人きりになった瞬間、頂いちゃうんじゃないの?」
夏葉「そんな姑息な真似、有栖川家の人間としてするわけないでしょ!?それに、そういう考えが出るあたり、あなたが狙ってるんじゃないの!?」
冬優子「はぁ!?なに言ってんのよ、ふゆがそんなことするわけないでしょ!?親がいるところで出来るわけないじゃない!!」
美琴「信用ならないね。この前だって、仮眠室にいるプロデューサーに...」
冬優子「ななななんでそのこと知ってんのよ!あのとき事務所にはふゆしか...」
恋鐘「かー!厭しかー!!見んね千雪!!」
千雪「わあっ抜け駆け!」
冬優子「そういうあんただって、この前レッスン室で...」
はづき「みなさん一旦落ち着いてください!」
千雪「はづき...」
結華「はづきちさん...」
はづき「いいですか?まず皆さんはアイドルだということを自覚してください。」
はづき「283プロの人間として、アイドルのみなさんが危険な目に合うのを阻止しなければなりません。例えどれほど優秀なドライバーさんを呼ぼうが、撮られたらそれまでなんですよ?」
はづき「そうなったら一番悲しむのはプロデューサーさんなんですよ?アイドルに対して、誠実に向き合ってる彼のことですし、きっと自責の念に駆られてしまいます」
はづき「一方で私は、アイドルじゃなくただのしがない事務員ですので。撮られることは一切なし。なにも問題ありません」
はづき「ですので、安心して私に任せて下さ~い」
千雪「安心できないわ!はづきこそ、据え膳狙ってるんでしょ!」
はづき「はて~、なんのことですかね~?」
冬優子「とぼけんじゃないわよ。それにあんたさっき、ホテルがどうのこうのって言ってたわよね」
結華「ていうか、はづきちさんならPたんの住所知ってるんじゃないの?仮にも事務員なんだし」
はづき「仮にもって...。実は私も知らないんですよ。どうやらプロデューサーさんの個人情報は、社長が管理してるみたいで...」
美琴「なら、事情を話して社長に聞けないかな?」
はづき「そうしたいんですけど、あいにく充電切れで~」
恋鐘「さっきまで使っとったばい!嘘つくんじゃなかとね!」
夏葉「ここに充電器があるわ!さっさと充電しなさい!」
はづき「う~ん、眠たくなって来ちゃった...」
千雪「ちょっとはづき!!」
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P「ふわぁ...」
夏葉「......埒が明かないわね」
はづき「仕方ありません...ここは公平に、くじ引きで決めましょう」
恋鐘「くじ引き~?」
はづき「はい、五本の割りばしの中に一本だけ赤い印が着いているので、それを引いた人がプロデューサーさんを送るってことで」
美琴「このまま話し合うよりかはましかもね...」
千雪「そうね」
結華(どうしよ、誰と組むか全然決めてないや)
冬優子「最後は自分の運頼みってこと?上等じゃない...!」
はづき「決まりですね~。それでは早速...」
冬優子「待ちなさい。それ、細工してないわよね?」
夏葉「確かに、してないとは言い切れないわね」
美琴「はづきさんが用意したものだし、自分の都合がいいようにしてるんじゃ...」
はづき「信用されてませんね~。それじゃあ確認してみてください」
千雪「...見たところ普通の割りばしね...」
美琴「...触った感覚も、全部同じ気がするし」
結華「特に手が加えられてそうにもないし...」
恋鐘「...怪しいとこはなさそうたい」
夏葉「色も形状も、特段変なものはなさそうね...」
冬優子(あの女のことだから、くじを疑われることは当然想定しているはず。にも関わらず自作のくじを出してきたのよ。絶対に何か細工してるはずだわ)
冬優子「......」
はづき「もういいですか~?」
冬優子「まだよ。もう少し見せない」
冬優子(細工してなきゃ、あんな余裕そうにしてられないでしょ。早く、早く見つけなきゃ...)
はづき「もう十分ですよね~。それじゃあみなさん1本ずつ選んでくださいね~」
はづき「あっ女子寮のお2人は、どちらか1人が引いてくださいね~」
恋鐘「千雪、ここはうちに任せるばい!」
千雪「恋鐘ちゃんこそ、ここは私に任せて!」
夏葉「決めたわ!私はこれにする!」
美琴「へぇ、じゃあ私はこれ」
結華(あーもう!引き終わってから考えればいっか!)
冬優子(あの2人が仲間割れしてるうちに...)
恋鐘「よしっ、じゃんけんで勝ったからうちが引くばい...ってもうみんな選び終わってると!?なして待ってくれんかったとね!!」
はづき「選び終わりましたね~。それじゃあ、一斉に引きますよ~」
夏葉(自分を信じなさい、有栖川夏葉!この手にあるのが当たりつきよ!)
美琴(お願い...来て...)
恋鐘(ここで外したら寮のみんなに合わせる顔がなか~)
千雪(お願いします...神様...!)
結華(........)
冬優子(くそっ全然わかんなかった...この女が当たることが確定してるようなもんじゃない...ムカつく!)
はづき「せ~のっ」
天井「すまない!遅くなった!」バタンッ
はづき「しゃ、社長!」
恋鐘「ふぇ」
冬優子「っ!?」
結華「え?」
天井「やはり眠ってしまったか...」
夏葉「どうして社長が...?」
天井「なに、プロデューサーから今日酒を飲むって聞いててな」
結華「...」
天井「こいつ、自分が酒に弱いのに気付いてないみたいでな」
冬優子「...」
天井「入社してすぐ飲みに行ったときも、1杯空けたかと思えばいつの間にか寝ていたし」
美琴「...」
天井「こいつが寝てしまったら、お前たちが帰れないと思って来てみたんだが...」
恋鐘「...」
天井「全く、そろそろ自覚してもらいたいものだな。というか、はづきは知っていなかったか?」
千雪「...」
天井「まあいい、こいつは私が送っていく。お前たちも、気を付けて帰るんだぞ」
夏葉「...」
天井「すまないがはづき、施錠は頼んだぞ。ほら行くぞ」
P「すーすー...」
はづき「...」
バタンッ
冬優子「は?なにこれ?」
結華「今までの、全部無駄ってこと?」
夏葉「ふざけんじゃないわよ...」
千雪「...ねぇみんな、まだ飲み足りないわよね。どうかしら、二次会でもしない?」
美琴「いいね。ちょうど飲みたい気分なんだ」
冬優子「ふゆも、全然飲み足りなかったんです~」
結華「三峰もさんせーい!」
千雪「はづきも来るわよね?聞かなきゃいけないこと、できたし...」チラッ
はづき「......」サー
夏葉「そうと決まれば、早速行きましょうか。私の部屋でもいいかしら?」
恋鐘「そうやね。流石に女子寮でやるんは、咲耶たちに悪かしね」
美琴「お酒は...買い足さなくていっか。全然余ってるし」
結華「ほらっはづきちさんも立って!そんな虚ろな目してないでさ!」
冬優子「さっきの話、ちゃんと聞かせてもらうから...」
はづき「.......」
はづき「.............」
千雪「今夜は寝かさないぞ♪」
いくらはづきさんが幾多の策を翻しても、天井社長には通用しなかった。 そして待っていた現実は「策士策に溺れる」だった。 南無。