パワハラとセクハラの権利意識が強くなりすぎている日本
こんにちは、デンタルこぞうです🐘
僕は歯科医師として9年目になりますが、これまで体育会系の職場や、怒鳴る先生が多い環境にも勤めてきました。手術中に器具の受け渡しがうまくいかないと足を蹴られることもあり、本当に精神的にえぐられるような毎日でした。当時はまだ「パワハラ」「セクハラ」という言葉が今ほど一般的ではなく、乱暴なやり方もまかり通っていたのです。
もちろん、その乱暴さは決して良いものではありません。
そして2025年の現在、日本社会全体ではパワハラやセクハラに対する意識が高まり、厳しく評価されるようになりました。その結果、以前に比べて働きやすい職場は確かに増えています。
しかし弊害もある
一方で、注意や指導すらパワハラ認定されることが増えました。能力不足や不注意でミスが起きても、「強く言った」という理由で問題視されるケースがあります。男性から女性への注意に関しても、内容に非がなくてもセクハラに認定されてしまう場面が出てきています。
歯科の場合、男性は1人か2人で、それ以外は女性スタッフという職場が多いです。そのため権利意識が強く働きやすく、僕自身もほとんど注意をしなくなりました。本来であれば成長につながる業務も、スタッフが嫌がれば任せないようになってしまっています。
例えば、歯科衛生士がやるべき範囲の歯周処置でも「やりたくない」と言われれば無理にお願いはしません。例えば、根分岐部や根尖相当部のフラップオペ(もちろん切開や縫合は歯科医師が行います)等も、恐いからやりたくないとう歯科衛生士が多くなってきています。
結果として、成長の機会を奪っているのは僕自身でもあり、しかし言及してしまうと自分に落ち度が生まれる。そんなジレンマを感じています。
医科の現場でも
これは歯科に限った話ではありません。医科の研修医でも「やりたい業務以外は嫌がる」という人が増えてきており、上級医があえて関わらないようにしているという話も聞くようになりました。
今後どうなるか?
時代はサイクルだと思います。
今はパワハラやセクハラに敏感な時代ですが、従業員を解雇しやすい時代が来るかもしれません。そうなったら、解雇されないという立場を利用して、適当に働いている人たちがかなり働きづらくなると思います。
そのときに最低限の技術を身につけていなければ、自分自身が苦しい立場になる。そう考えると、ただ権利を主張するだけでなく、成長の機会を自分で掴むことも大切なのだと思います。
以上、今回は世間話でした。
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