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皆の憧れであるボーイッシュな先輩がグイグイ来る/Novel by 不利井台本屋

皆の憧れであるボーイッシュな先輩がグイグイ来る

1,651 character(s)3 mins

◆あらすじ◆
あなたは、念願叶ってずっと憧れていた先輩と親しくなれた。しかし、先輩のあまりに唐突で積極的なアプローチを重いと感じてしまい……。

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お、やっぱりここにいたね。

私にかかれば君の居場所くらいすぐにわかるものさ。

それより、今日も君のためにお弁当を作ってきたよ。

よかったら食べるかい?

……そうか、いらないのか……。

…………そうだ!今日も一緒に帰れるかな?

私は、君と一緒に帰りたいな。

……ああ、もしかしてこの前のことをまだ気にしているのかい?

君を家まで送って、そのまま私も家に上がってしまったよね。

ごめんごめん、もうああいうことは無いようにするからさ。

……そっか、今日は他に帰る人がいるんだ……。

ふーん……。

…………ところで、先日から私が君にしている告白のことだが……。

君の返事はやはりNOノーのままなのか?

なぜだ?君も最初は私のことが好きだったのだろう?

あんなに熱心に愛を伝えてきたのは君が初めてだった……。

ほら、私っていつもちやほやされているだろう?

でも、大抵の連中は私をアイドルみたいに扱ったり、浅はかな気持ちで近づいたりしてくるだけなんだ。

私がちょっと敬遠したらすぐに諦めるヤツとかね。

私は、そういう関係が苦手だ。

本当の友と思える人としか関わりたくないし、本当に好きな人しか恋人にはしたくない。

その点、私に何度誘いを断られても、君は諦めなかったよね。

君は何度でも私にアタックしてきた。

そう、君こそ、恋人にすべき人だと私は感じたんだ。

……それに、目を見ればわかるんだ。

私は今まで、色んな人に目を向けられてきたからね。

相手の目を見れば、相手がどんな気持ちなのか、大体わかるのさ。

あの時、君の目を見ていて、本当に私のことが好きなのが伝わってきた。

今の君はどうかな?

ほうら、私の目を見てごらん。


目をらしてはダメだよ、真っ直ぐ見つめて。


…………。

ふむ、なるほど……。

今の君は、私のことが好きという感情よりも、困惑の方がまさっているようだね。

今まで散々アタックしても振り向いてもらえなかった先輩に、突然愛を告げられて戸惑っている、といった所かな。

そうだよね?

……不思議だ。

確かにあの時の君の目に曇りはなかった。

それなのに、今や私への想いは薄れてきている。

よければ、君の想いが変わってしまった理由を教えてくれるかな?

「先輩はもっとクールなイメージだった」……?

……え、ええと、つまり……君の中の私と現実の私にギャップがあったと……?

さ、先ほども言ったが、私は安易に人間関係を築かないんだ。

その分、親密になりたいと思った相手に対して、積極的に接するのは当然じゃないのか!?

「積極的ぎるし、重い」……だと?

…………ハハ。

そうだな……。

確かに、親しくなって間もないのに家に上がり込んだり、毎日お弁当を作ってきたり……。

薄々、自分でもおかしいと気づいていたのかもしれないな。

でも、君のことを考えるのがやめられないんだ。

君のことを考えると好きが止まらないんだ!!


…………なあ、好きだ……。


愛してる。

好き好きすきすきすきすき……。

あいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるああああああ!!

ねえ、どうしたらつきあってくれる??

きみのなかのわたしってどんなかんじかなぁぁ??

おしえておしえておしえておしえてオシエテオシエテ……。

…………そっか。

どうしても付き合うつもりはないんだな。

なら、最後の手段だね。

私の、ファンのちからを借りることにしよう。

ファンの子たちに、君のその間違った考えを正してもらおうか。

それと、君の周囲の人間も排除して、君を完全に孤立させないとね。

大丈夫。

耐えられなくなったら、私に君の"素直な気持ち"を伝えて。

私はいつでも受け入れるからね。


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