廃インクパッドが満杯になった時の対処法まとめ(ブラザー製品の場合)※検証済み!
インクジェットプリンターを長く使っていると必ず直面するのが「廃インクパッド満杯」の表示です。印刷が突然止まり、修理依頼しかないと思い込む方も多いですが、実は仕組みを理解すれば自力で延命する方法もあります。本記事では一般的な廃インクパッドの仕組みと対処法を整理し、例として私が使用している MFC-J727D の場合を交えて解説します。
こんばんは。MOCHIYOです。先日、プリンターで廃インクパッドが満杯ですという表示が出ました。プリンターは割と長く使っているのですが、このような表示が出たのはなじめてで交換が必要なのか?と調べたところ、ブラザー製品については自分では交換できずメーカー依頼しなければいけないとの事でした。さらに何年も使ってる古いものはメーカー対応不可だって!?機種を調べてみると私の機種も対応不可でした。廃パッド満杯になるぐらい使ってたらそりゃ古くもなるのは当然なのだけど、それで古いから対応不可って買い替えろっていう策略ですか?
新しく買うと設定やら今あるプリンターを捨てるのも面倒です。何より壊れてないのに!ということでどうしたらいいか色々調べてみたのでメモです。何かのご参考になれば。
1. 廃インクパッドとは何か
プリンター内部にあるスポンジ状の部品
印刷時やヘッドクリーニング時に排出される余分なインクを吸収する役割
満杯になると「廃インク吸収パッド満杯」と表示され、印刷が停止する
2. 満杯表示の仕組み
実際のインク量をセンサーで測っているわけではない
印刷枚数やクリーニング回数を内部カウンターで計算し、一定値に達すると警告を出す
そのため「文章中心でインク使用量が少ない場合、実際にはまだ余裕がある」ケースも多い
3. 一般的な対処法
公式対応:メーカー修理でパッド交換+カウンターリセット
非公式対応:
廃インクパッドを自力で洗浄・乾燥・再装着
サービスモードでカウンターをリセット(自己責任)
注意点:リセットだけではインク漏れのリスクがあるため、必ず物理的な洗浄や交換とセットで行うのが望ましい
4. 使用環境による寿命の違い
写真印刷中心 → 実際に早く満杯になる
文章中心 → 実際のインク消費は少なく、表示より余裕がある
「まもなく満杯」表示時点で、文章中心なら 500〜1,000枚程度の追加印刷が可能と推測される
5. 廃インクパッドの洗浄手
分解準備
電源を切り、ケーブルを外す。背面や底面のネジを外して下部カバーを開ける。パッド取り出し
底面にあるスポンジ状のパッドをピンセットや手袋で取り出す。インクが染み出すのでペーパーを敷いて作業。洗浄
中性洗剤を溶かしたぬるま湯で揉み洗い。インクが出なくなるまで繰り返し、最後に水でしっかりすすぐ。乾燥
水分を絞り、新聞紙やタオルの上で自然乾燥。最低24〜48時間は乾燥させ、完全に水分が抜けてから再装着。
6. 代替スポンジの選び方
素材
ポリエステル不織布スポンジ
ウレタンフォームスポンジ
セルロース系キッチンスポンジ(耐久性はやや劣る)
サイズ目安
幅3〜5cm × 長さ7〜10cm × 厚み1〜2cm程度。純正と同じ厚みにカットすることが重要。加工ポイント
カッターで純正と同じ形状に整形。角を丸めると装着しやすい。複数枚まとめて交換するのが望ましい。
7. サービスモードでのリセット操作(非公式)
以下は私の機種の場合での方法です。たいていは共通すると思われます。
但し注意点として、押すボタンを1度でも間違ったら初めからやり直してください。
Xボタンで戻れない場合は、電源プラグを抜いて最初から。
1.ホームボタン(家のマーク)を5秒長押し
※ホームボタンが消灯してて反応しない場合はスキャンモードにすればホームボタンが光って押せるようになります。
2.4つの枠が出ますので、一番下の空白を長押ししてください(機種によってはこの枠は出ずにそのまま3.になります)
3.数字の画面が出てきたら、操作パネルで、*、2,8,6,4の順にボタン5つ押して下さい(ディスプレイ上のタッチパネルでも可だとは思いますが、押した数字が画面にも出ず、ディスプレイも小さく正しく押したかわからないので操作パネルのほうがやりやすいです)
最後にピーという音が鳴ります。(?マーク等、下の画面にならなかったら操作パネルのx(中止マーク)を押して1.に戻ってやり直して下さい)
4.そのまま、8,0,と操作パネルのボタンを押してください。
そうすると少し文字数のある文章や数値がでてメンテナンスモードになります。
5.その後、操作パネルの、V(上下の下を指すマーク)をPURGE:XXXXX(←数値)という文字が出るまで何回も押して下さい(当機では45回くらいでした)※押すボタンがモノクロコピーボタンの機種もあるようです。
6.PURGEの表示が出たら、そのまま、2,7,8,3,とボタンを4つ押して下さい。ただしこの場合は、操作パネルではなくディスプレイ上のタッチパネルの数字を押して下さい(私の場合は操作パネルだとうまくいきませんでした)
ピーとなって表示が、?、に戻ればOKです(機種によってはPURGE:00000になる場合もあり)
7.操作パネルで9、9、と2回押して下さい。これでメンテナンスモードが終了し再起動するはずです。
廃インクパッドが満杯です、の表示が出なくなっていればOK
以上で完了ですが、他の機種では若干違うものもあるようです。こちらを調べるまでに調べた他の情報も載せておきます。もし上記でうまくいかなければ以下の方法も参考にしてください
その他の方法(機種による)
1.電源を入れる
2.「メニュー」ボタン → 「*」+「#」を同時長押し(機種によっては「*2864」入力)
3.「80」を入力してメンテナンスモードへ
4.「PURGE」または「INKPAD」の項目を選び、値を「00000」に変更
5.「99」を入力して終了 → 再起動すると「満杯」表示が消える
または、
プリンターの電源を入れる
操作パネルで「*」と「#」を同時に長押し
「1」を入力
「00」を押してリセットモードに入る
「1」を押してリセット実行
※機種によって操作が異なります。一例であり、全機種共通ではありません。
8. 注意点とまとめ
リセットは カウンターを初期化するだけで、物理的なパッドの状態は変わらない
洗浄や交換をせずにリセットだけ行うと、インク漏れで床や内部が汚れるリスクあり
古い機種はメーカー修理不可のため、自力洗浄+リセットが延命の現実的手段
文章中心の使用なら、リセット後も数百〜1,000枚程度は印刷可能と推測される
補足まとめ:廃インクパッド満杯に関するよくある疑問と答え
1. 廃インクを放置していた場合どうなる?
軽度:印刷物にインク汚れが付着する、内部ローラーが汚れる
重度:スポンジが吸収しきれず、プリンター底面からインクが染み出す
最悪:内部基板やセンサーにインクが回り込み、致命的な故障につながる
👉 つまり「満杯表示」は安全側の警告であり、放置すると床や机まで汚れる可能性がある
2. リセットして使い続けたらどうなる?
リセットは 内部カウンターをゼロに戻すだけで、物理的なパッドはそのまま
実際にパッドが満杯に近い場合は、インク漏れのリスクが高まる
文章中心の使用なら余裕がある可能性が高く、数百〜1,000枚程度は延命できると推測される
写真やカラー印刷中心なら余裕は少なく、数十〜100枚程度で限界に達する可能性あり
👉 リセットだけで延命するのは「危険を理解した上での応急処置」と考えるべき
3. リセットした場合、設定は残るのか?
残るもの
電話帳(FAX送信先の登録番号)
ネットワーク設定(Wi-Fi接続情報)
日付・時刻設定
その他ユーザー設定
消えるもの
・廃インクパッド使用量カウンター(リセット対象)
・一部機種では印刷枚数カウンターもリセットされる場合あり
👉 リセットは「廃インク関連のカウンター初期化」だけであり、ユーザー設定は基本的に保持される
✅ 記事全体の結論(補足込み)
廃インクパッド満杯表示は「安全側の警告」であり、放置するとインク漏れや故障につながる
リセットは延命手段だが、物理的なパッドが満杯なら危険。必ず洗浄や交換とセットで行うのが望ましい
リセットしても電話帳やWi-Fi設定などは残るため、ユーザー環境は維持される
古い機種(例:MFC-J727D/DW)はメーカー修理不可のため、自力洗浄+リセットが現実的な延命策
廃インクパッド満杯は「プリンター寿命」のサインですが、仕組みを理解すれば延命は可能です。
公式対応:メーカー修理(部品供給終了機種は不可)
非公式対応:パッド洗浄・代替スポンジ交換+サービスモードリセット
注意:完全自己責任であり、インク漏れリスクを理解した上で行うこと
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