『パリに咲くエトワール』、号泣するほどの御涙頂戴シナリオはないけど、もはや帰国を余儀なくされるほどそれまでの日常の輪郭が崩れてきて、パリが最も美しかった頃を主人公と一緒に眺めてきた視聴者はなぜあの時代が「ベル・エポック」と呼ばれることになるのかが嫌でもわかってしまうし、
エンドロールの絵画から登場人物が激動の20世紀を生きることも判明して、どう考えても後に「宝物のような日々」として回顧されるのが確定してしまうのが悲しくなり、自分の人生を模索しながら今そこにしかないキラキラした時間として精一杯生きていた姿にやりきれなさを感じて涙腺がジワジワ刺激されるのはあった。
すでに消滅したのが確認されている星の最後の光を眺めたような後味がある。