light
The Works "はづきさんに彼氏!?" includes tags such as "アイドルマスターシャイニーカラーズ", "シャニマス" and more.
はづきさんに彼氏!?/Novel by simon

はづきさんに彼氏!?

3,508 character(s)7 mins

はづきさんに彼氏がいると聞いたプロデューサーがアイドルたちに調査を依頼した話。

1
white
horizontal

店員「いらっしゃいま――あっ! にちかちゃんよね!! テレビいっつも見てるよ!」

にちか「ありがとうございますー。あ、でもここでお話はちょっと。レジ混んじゃうので」

店員「そうだったわね! そしたら、お姉さんによろしく言っといてちょうだい」

にちか「わかりましたー!」

店員「あ、そうそう。お姉さん、彼氏さんとは順調そう?」

にちか「彼氏?」

店員「そう! こないだ一緒に歩いてるの見たわよ、イケメンで――」

にちか「彼氏…………彼氏ーーーーッッッ!?」


――レッスン場


にちか「はぁっ……はぁっ……」

美琴「にちかちゃん、何かあった?」

にちか「え、いえ……」

美琴「全然集中できてない。今レッスンしても、何も身にならないと思う」

にちか「す、すみません……」

美琴「何かあるなら話してほしい。力になりたいの」

にちか「実は……お姉ちゃんに彼氏がいるらしくて……」

美琴「お姉ちゃん……はづきさんのこと?」

にちか「あはは、こんなくだらないことで悩んでバカですよね。すぐ切り替えますので!」

美琴「彼氏が誰かわかればいいの? ちょっと聞いてくるね」

にちか「え? ちょっ、美琴さん!?」


〜事務所

P「えっ!? はづきさんに彼氏!?」

美琴「うん。にちかちゃんが言ってたの。誰か知りたいんだけど、プロデューサーは知ってる?」

P「いや、さすがにプライベートなことまでは……けど気になるな。はづきさんの彼氏となると、俺以上のワーカーホリックかもしれないし。美琴もそういうの、やっぱり気になるのか?」

美琴「ううん。にちかちゃんが悩んでるみたいだから。力になってあげたくて」

P「よし! そういうことなら俺たちに任せろ!」


――街中

あさひ「というわけで、はづきさん尾行作戦開始っす!」

果穂「いいんですか? プロデューサーさんは聞いてきてほしいって言ってただけなのに……」

あさひ「わかってないなぁ、果穂ちゃん。直接聞いても教えてくれるわけないよ。って冬優子ちゃんが言ってた」

果穂「そういうものなんですね……!」

甜花「も、持ってきたよ……! 隠れる道具……!」

果穂「ありがとうございます! って、ダンボール……?」

甜花「これ入って移動したら……絶対見つからなくなる……!」

あさひ「よーし! 行くっすよー!」

「何あれ」ヒソヒソ
「ダンボールが歩いてる?」ヒソヒソ
「子どもかしら?」ヒソヒソ
「可愛らしいわねぇ」ヒソヒソ

果穂「……バレてませんか?」

甜花「そ、そんなはずは……」

はづき「みなさ〜ん? 何してるんですか〜?」

果穂「あっ!? バレちゃいました!?」

あさひ「はづきさん尾行作戦してたっす!」

はづき「どうして私を〜?」

甜花「そ、それは……言えない……言ったら……消される……」

果穂「あたしたち消されちゃうんですか!?」

あさひ「今回は一時撤退っすね。次こそはバレないっすよ!」

はづき「なんだったんだろう……?」

P「はづきさん? どうかしたんですか?」

はづき「いえいえ〜。なんでもないですよ〜」


――にちかの部屋

にちか「持ってきました! お姉ちゃんのスマホ!」

樹里「なあ、本当にいいのか? 勝手にスマホ見んのはマズくねえか?」

にちか「いいですいいですー。黙ってるお姉ちゃんが悪いのでー!」

樹里「つっても、パスワードとかあんだろ?」

千雪「それなら私に任せて♪ はづきのパスワード、前に教えてもらったの。えっと確か……ほら!」

樹里「けどよ、メールとかチェインだけじゃ彼氏かどうかなんてわかんねーだろ」

にちか「いやいや、わかりますってー。明らかにイチャイチャしてる文章とか、ほら! この人ですよ、きっと! どう見てもイチャイチャしてるって!」

千雪「本当だ、誰だろう…………そんな……嘘……あの日お持ち帰りされたってこと…………?」

カチッ

樹里「誰かわかったのか?」

千雪「はい、樹里ちゃん。開けてみて」

樹里「え? でも今ロックする音したけど……」

千雪「何事も挑戦してみないと♪ はい、がんばって」

樹里「おう。こうか? 違うのか……んじゃこれか?」

にちか(失敗させまくって二度と開けられないようにしようとしてる……怖)


――街中


小糸(ど、どうして……)

ルカ「……」

咲耶「すみません、そこの麗しいお姉さん。少しお伺いしてもよろしいでしょうか?」

小糸(どうして……私……この人たちと一緒に聞き込みさせられてるの……?)←円香の代理

ルカ「……オイ」

小糸「ぴえぇっっ!?!?」

ルカ「……やりたくねェなら帰っていいぞ」

小糸「ぴぇっ……?」

咲耶「おや、ルカがそれを言うのは意外だね。一番こういうことに関わりたがらない人だと思っていたから」

ルカ「美琴が困ってんだよ……アイツのせいで……」

小糸「え、えと……わた、私、その……が、がんばります!!」

ルカ「そうかよ……」

咲耶「さて、次はどこへ聞き込みに行こうか。はづきさんのバイト先はあと……」

小糸「あ、あの……! このスーパー……ここの店員さんが見たんだと思うんです……」

咲耶「あれ? けれどここは、はづきさんのバイト先じゃないはずだ」

ルカ「昔バイトしてたとかだろ……よくある話……んなことより早く行くぞ」

店員「七草さんには本当お世話になったんですよ〜! あの頃はもう忙しくて忙しくて」ベラベラベラベラ

小糸「そ、そうなんですね……」

ルカ「……チッ」

咲耶「すみません、それで本題なのですが、はづきさんの彼氏について、何かご存知ではないでしょうか?」

店員「もちろん知ってるわよ〜! だって背が高くてイケメンで……あっ! あの人よ! あのモデルさんみたいな男の人!」

小糸「ど、どの人…………あっ……」

ルカ「アイツかよ…………」

咲耶「これは大至急みんなに共有しなければならないね」


――事務所

あさひ「プロデューサーさん! わかったっすよ、事件の真相が!」

P「本当か!? 誰だったんだ!」

甜花「え、えと……甜花……眠りの甜花やるから……」

樹里「んなまどろっこしいこといらねーよ。なあ小糸」

小糸「ぴぇっ?」

ルカ「こんなくだらねえことに付き合わせやがって……小さいの、お前からもなんか言ってやれよ」

小糸「ぴぇぇっ……」

千雪「前からそうかもな、って思ってはいたんだけど……秘密にしたいからってわざわざこんなことしなくても」

咲耶「黙っててくれ、と一言あればそれで済む話だったんだ。ねえ、小糸」

小糸(な、なんで私……?)

果穂「それでは小糸さん! 解決のやつお願いします!!」

小糸「ぴえぇ!?」

P「どういうことだ? あとなんでみんなちょっと怒ってるんだ?」

小糸「ぁ……あの……スマホ……の履歴と、聞き込みの結果……と、その……」

あさひ「尾行の結果も合わせると、犯人が浮かびあがったんす!」

小糸「は、犯人は…………プロデューサーさんです!!!!」

P「え? 俺??」

樹里「白々しい演技すんなって」

果穂「社内恋愛は普通のことってドラマで言ってました!」

千雪「きっかけはあの日……ですよね? はづきが酔って帰れなくなっちゃった日」

P「ちょっと待って? 俺が一番よくわかってないんだが?」

ルカ「ほらよ、本人連れてきたぞ」

はづき「もぉ〜♡ プロデューサーさんと私が付き合ってるだなんて〜♡」

小糸「すごく嬉しそう……」

P「いや、誤解だ! 俺は別にはづきさんにそんな感情は全然――」

はづき「……」

P「あれっ!? なんか怒らせるようなこと言った!?」

あさひ「はづきさん、これ冬優子ちゃんから貰ったメリケンサックっす」

小糸「あの……撮影で使った棍棒もよかったらどうぞ……」

咲耶「それじゃあ私たちは、この辺の防具になりそうなものを回収して帰るとしよう」

P「ま、待って!? 2人きりにしないで!?」

はづき「プロデューサーさん〜? どうして2人きりになりたくないんですか〜?」

P「そ、それは……ですね……」

はづき「こう見えて、パンチならにちかより強いんですよ〜?」

P「お、落ち着いて!? ここは冷静に話し合いで――」


――その後、社長によって社内恋愛禁止の貼り紙が掲示された。

Comments

There is no comment yet
Potentially sensitive contents will not be featured in the list.
Popular illust tags
Popular novel tags