「ソニーとホンダの協業で開発中の新型車、ウナりをあげる派手な空振りを見せられた気がします」、という以下の記事を書いたのは2023年1月です。2026年に発売されるというソニーホンダモビリティのコンセプトカーがラスベガスで開催されているCES2023でワールドプレミアされた。車名は『アフィーラ』とのこと。頒価1000万円とウワサされていることもあり、大いに期待されたエクステリアデザインながら、思い切り腰砕けになりましたね。もう最近のアコードやシビックのシルエットと限りなく近い。このプラットフォーム、サイズ的にはアコードか?
2026年に出すクルマとして考えたら、とてつもなく古くさい。というか新しさを全く感じさせない。プラットフォームがホンダのため、南さん率いるデザインチームの作なんだと思うけれど、そいつをソニーのデザイン担当者も全く変えられなかった。というかソニーもこんな6ライトの古くさいデザインでいいんだろうか? エンジン積んで走りそうだし。クルマの売れ筋は半分くらいデザインで決まる。もはや興味薄れます。
インテリア&ハードは車外と車内に45個のカメラを搭載して安全性能を追求するという。限られた状況での自動運転レベル3なども視野に入れているそうな。モバイル半導体の大手クアルコムが入ってきたりメタバース(3次元の仮想空間)をエンタメに取り入れたりするなど様々なトライを行うようだ。ただ問題となるのは電源。高性能PCって激しく電力を消費する。限られた電力しか無い電気自動車にとっちゃハードル高い。
そもそもホンダの小さい方の電気自動車プラットフォームは韓国のLGと協業した3元系リチウム電池(アメリカ工場製)を採用すると言われている。リン酸鉄リチウムのような耐久性無し。搭載できても80kWh程度か? 電力をばかすか喰うPCとの相性はあまり良くないと思う。参考までに書いておくとホンダバージョンは500万円程度になるというクルマだ。そいつを1000万円で売ろうとしているのだから生半可な付加価値じゃ厳しいと思う。
2025年前半に受注を開始し、2026年春からデリバリーするそうな。といったスケジュール感を考えればやはりデザインはこのまんまだと思う。少なくともホンダやアキュラのブランドじゃ1000万円は無理かと。ソニーのブランドイメージなら売れるとすれば、いろんな意味で自動車産業は根本的に考え方を変えなくちゃアカンかもしれません。魅力のある電気自動車とは何か? どういった売り方をするのか? いろんな意味で興味深いですね。