プロデューサー「彼女かあ」アイドル「」 田中摩美々編
頭をからっぽにして読むと良い感じです。
梅雨!坐骨神経痛!椎間板ヘルニア!いたーい!円環横浜最高ー!!
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P「彼女かぁ...」
摩美々「────?」
P「どうしようか...」
摩美々「(なんか、面白いこと言いだしたんですけどー......彼女?)」
P「この前のは上手くいかなかったし......うーん」
P「出会いってそんなにあるか...?いや、やっぱり今はアプリとかの時代なのか......?」
摩美々「(───や、いくら何でも喋りすぎでしょー......。個人情報駄々洩れだし)」
P「さすがに事務所に詳しい人が居るとは思えないし......」
摩美々「何かお困りですかー?」
────────
P「ま、摩美々!?」
椅子に座ってぼやいていたら、急に後ろから生えてくるように摩美々が現れた。
事務所のドアが開いてもいないし、もしかして最初から居たのか...?
まさか、これまでのぼやきがすべて聞かれていたらと思うと冷や汗が出てきた。
P「摩美々、おはよう。事務所に居たのか?」
摩美々「や、さすがにその誤魔化し方は無理があると思いますケドー」
明らかに隠そうとしている俺に若干呆れている摩美々。
良いタイミングになるまで出てこなかったのを見るに、面白くなりそうなタイミングまで聞いてたな...。
P「......そうだよな。どこまで聞いてたんだ?」
摩美々「そうですねー、プロデューサーが彼女ほし~って言ってたところまでですかねー」
P「全部じゃないか!」
もうこの話題を事務所で口にするのはやめておこう......。
これからもマズイことになりそうな気がする。
摩美々「それで、どうして急にそんなこと言い出したんですかー?入所してから微塵もそんな感じなかったじゃないですかー」
P「まあ、そうなんだが......」
摩美々「───あんまりがっついてるプロデューサーも、なんていうかー......解釈違いって感じー?」
P「ぐ...まあ、言いたいことはわかるよ」
P「結論から言うと、そんなにすごく彼女が欲しいってわけじゃないんだ。ただ、この前真乃たちの仕事の時にそれとなく聞かれてさ。それから、少し意識してたってだけで......」
摩美々「ふーん......」
何か見定めるような眼でこちらを見つめてくる。今ので何か思ったのだろうか。
P「......?」
摩美々「ふふー、今のプロデューサーに彼女ができるかどうか、占ってあげますねー」
P「占い?そんなことできるのか」
摩美々「できますよー、誰かさんから教えてもらったのでー」
P「──わかった。何占いなんだ?」
摩美々「そうですねー...じゃあ、手相占いでー。はい、右手見せてくださいー」
『じゃあ』...ということは複数できるのだろうか?灯織も確かにいろんな占いに精通してたが、教えてもらってるっていうのはもしかして────。
なんてことを考えていると、摩美々が顔をあげた。何やら深刻そうな、真剣な表情をしている。
P「ど、どうだった...?」
俺の問いかけに、目を伏せて首を横に振る。
ここまで一言も発さない摩美々を見て、緊張が走った。
摩美々「今世ではもう彼女はできないっぽいですねー」
あまりの言葉に息をのんだ。
いやいや、騙されるな。今世って、そんなわけないだろう。
P「ははっ、さすがに嘘って俺でもわかるぞ」
摩美々「でも、女運はほぼ無いに近いですねー。特に、新たな出会いには期待しない方がいいと思いますー」
P「そ、そんなになのか...?」
摩美々「そんなにですねー。まったく面識が無い人とは絶対に結ばれることは無いと思っていいと思いますー」
P「おお......。そこまで細かく分かるのか......」
摩美々「あと、年下の方がいいって出てますねー。というか、年下以外は最悪って出てますー」
おお...。的を絞ってそう言われると、的中しているかのように感じてしまう。
それにしても年下で、すでに面識のある人...。そんなに人数は多くないか...?例えば───
P「はづきさん......?」
摩美々「──や、職場の同僚を真っ先に挙げるのはどうなんですかねー」
P「すまん......」
意外とこういう時に身近な女性を思い浮かべるものだと思ったが、不満ありげな摩美々の顔から察するにどうやら違うみたいだ。
摩美々「んー...左手も見ていいですかー?」
確かに、左手にも手相はあるんだし、これで何か結果が変わったりするんじゃないか?
摩美々「ここがここで...うわ......え......まじでー?......」
摩美々が手を見下ろしながら、独り言のようにつぶやく。
P「ど、どうしたんだ摩美々。俺の左手で何が起こってるんだ?」
摩美々「占いの結果がでたんですけどー...」
そこで摩美々が少し言い淀む。中々言いづらいのだろうか。
P「大丈夫だ、言ってくれ。どんな結果でも受け入れるさ」
摩美々「さっきの右手の占い結果と総合するとー、年下で普通じゃない職種の人がすごくお似合いらしいですねー」
P「す、すごい......!今までにないくらい具体的だ...」
年下で...普通じゃない職種......?
それって......アイドル事務所の事務員...?
────────
摩美々「じゃあ占ってあげたんでー、今度は私の要望を叶えてもらいまーす」
P「───ははっ。わかったよ、何が欲しいんだ?」
スイーツか、休暇か...。直近のスケジュールを見ても、大体のことは叶えてあげられるだろう。
摩美々「もし彼女ができそうになったら、私に報告することー」
中々とんでもないことを言い出した。
P「それは......中々恥ずかしいな、ははっ。まあ、出来たら報告くらいはするよ」
ただ、摩美々は顔の前に×を作っていた。
摩美々「ダメでーす。ちゃんといい感じの人ができたら教えて下さーい」
なぜか頑なに譲らない摩美々に疑問を持っているとふと、そもそもいい感じの人なんていないことを思い出した。
P「ははっ...そうだな。その時は相談とかさせてもらうよ」
摩美々「......隠してたりしてたら、結構本気で怒りますからー」