三重県多気郡明和町の町立小学校5校できょう17日、卒業式が行われ、172人が6年間過ごし、思い出が詰まった学びやを巣立った。うち3月末で閉校する明和町佐田の町立上御糸小学校(服部茂樹校長、259人)では午前9時半から式があり、最後の卒業生33人が在校生や保護者らが見守る中、卒業証書を受け取り、閉校する母校の誇りを胸に新たなステージへと羽ばたいた。
町内5小の卒業生は▶斎宮小(斎宮)67人▶明星小(明星)42人▶上御糸小33人▶下御糸小(内座)12人▶大淀小(大淀)18人――の計172人。うち上御糸と下御糸、大淀の3小は今月末で閉校するため、この日が最後の卒業式。
上御糸小では卒業生33人が、スーツや学生服、はかま、着物姿で在校生や保護者らの拍手に迎えられて入場。名前を呼ばれると「はい」と返事をして立ち上がり、一人一人堂々と卒業証書を受け取った。在校生たちはその姿を静かに見守った。ステージのスクリーンには「いつも優しい目で見守ってくれてありがとう」「毎日たくさん楽しいお話をしてくれてありがとう」など、卒業生一人一人から家族に対するメッセージが投影された。
式辞で服部校長は「本年度長い歴史に幕を下ろす学校の最後の卒業生となった皆さんの姿は、在校生に受け継がれ、明和北小学校でも生かされていく。学校という建物はやがて役目を終えますが、この場所で学び励まし合った母校での時間が消えることはありません。自分を信じ仲間を大切にして新しい道を力強く歩んでください。卒業生の皆さん、旅立ちの時です。いってらっしゃい」とエールを送った。
別れの言葉では、在校生たちが「輝く未来に向かって第一歩を踏み出してください。上小で共に過ごした思い出を忘れないでください」と呼び掛け「ビリーブ」を合唱して送った。
6年生は「私たちは上御糸小学校の最後の卒業生ということを誇りに思い、感謝の気持ちを忘れずに旅立ちます」と応え「絆」を合唱した。
明和町以外の多気郡2町の小学校では18日に卒業式が行われ、多気町5小で109人、大台町4小で49人が卒業する。