大トリで登場の大阪桐蔭、初戦突破 身長192センチの大型2年生左腕・川本晴大、14奪三振完封「こんなに三振が取れて自分でもびっくりしています」
第98回選抜高校野球大会第6日(24日、大阪桐蔭4-0熊本工、甲子園)2年ぶり16度目出場の大阪桐蔭は1回戦最後のカードで熊本工に完勝して初戦突破した。先発・川本晴大投手(2年)は六回1死まで無安打無得点投球を続け、1人で9回を投げ切り計150球、4四死球を出しながらも圧巻の14奪三振で3安打しか許さない快投で完封勝利した。 【写真】熊本工・堤大輔「自分を褒めたい」 「初回は結構緊張していたんですけど、だんだん回を重ねるごとに緊張が解けて、自分のピッチングができたかなと思います。甲子園でこんなに三振が取れて自分でもびっくりしています」 投球練習や立ち上がりは球が高く浮き上がるなど荒れていたが西谷監督から「球が荒れるのはしようがないから、それを生かして投げろ」と声をかけられ、自己最速を1キロ上回る147キロの角度のある直球で相手打者を押し込んだ。「後ろに先輩の投手が4人いたので、『行けるところまで力強く、投げよう』と思っていました」。七回には先頭に二塁打を許し、送りバントで三塁まで進ませたが、落ち着いて後続を断った。九回も球威は衰えず、3者から三振を奪って締めた。 これまでは練習試合での登板でも7回を投げたのが最長で、100球以上を投げた経験もなかったため「ちょっと疲れました」と汗をぬぐった。 西谷監督は「ボールが暴れながらまとめていくようなタイプの投手なので、バックを信じてしっかり投げてくれたと思う。まだ下級生なので『思い切って放ったらいい』ということで(送り出した)。これぐらい投げてくれると思っていました」と快投に目を細めた。 大阪桐蔭は選抜大会で大トリでの登場で初戦を戦うのは4度目。そのうち2018年の90回大会と22年の94回大会の2度、優勝を果たしている。ゲンの良さも駆って東邦(愛知)に並び歴代最多5度目の優勝を目指す。