裁判長「立花氏の言動で中傷過熱」名誉毀損否定 望月記者投稿巡り

立花孝志党首から起こされた訴訟で損害賠償請求を棄却した判決の後に記者会見する東京新聞の望月衣塑子記者=東京都・霞が関の司法記者クラブで2025年12月16日午後3時5分、安元久美子撮影
立花孝志党首から起こされた訴訟で損害賠償請求を棄却した判決の後に記者会見する東京新聞の望月衣塑子記者=東京都・霞が関の司法記者クラブで2025年12月16日午後3時5分、安元久美子撮影

 東京新聞の望月衣塑子記者によるX(ツイッター)の投稿で名誉を毀損(きそん)されたとして、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が望月記者に160万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は16日、請求を棄却した。投稿は斎藤元彦・兵庫県知事らの疑惑を調査していた元兵庫県議の自死を巡るもので、加本牧子裁判長は「立花党首の言動が影響し、元県議に対する中傷が過熱したと考えたのは自然」として、名誉毀損の成立を否定した。

 判決によると、元県議が自宅で死亡しているのが見つかった翌日の2025年1月19日、望月記者はXに「立花孝志氏の言動がまた一つの悲劇を生んだ。背景に立花氏が『犬笛』を吹き続けた結果、SNS上での誹謗(ひぼう)中傷がエスカレートしたとの指摘がある」と投稿した。

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