【北京=三塚聖平】中国政府は22日、国内外の企業トップらを招いた「中国発展ハイレベルフォーラム」を北京で開催した。主催者が公表した海外からの参加者名簿には、昨年は複数確認できた日本企業幹部の名前がなかった。中国政府は、高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁に反発を続けており、日本企業幹部を表立って招待しなかったとみられる。
フォーラムは23日まで開かれる。主催者が21日に公表した名簿には中国共産党幹部や政府高官、中国企業幹部のほか、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)や、韓国サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長といった海外の著名企業幹部の名前が掲載されている。昨年は日本から日立製作所や、みずほフィナンシャルグループなどの幹部の名前が名簿にあった。
中国国営新華社通信によると、22日に行われた開幕式には750人が出席した。李強首相が開幕式で演説し、「中国は引き続き公正な競争という市場秩序を守ることに力を注ぎ、各方面との意思疎通や協力を強化したい」と述べた。
香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は21日、イラン情勢の緊迫化を受け、中東など一部の海外企業幹部が出席を取りやめたと報じた。