新名神6人死亡事故 身元特定が難航、DNA鑑定急ぐ 県警「週内に全員特定は難しい」

事故があった新名神高速下り線の野登トンネルから運び出されたトラック=20日午後1時12分、三重県菰野町
事故があった新名神高速下り線の野登トンネルから運び出されたトラック=20日午後1時12分、三重県菰野町

三重県亀山市の新名神高速道路で6人が死亡した多重事故で、巻き込まれた2台の乗用車のうち、5人が乗った車の方が、もう1台の車よりも後部などの損傷が激しかったことが22日、捜査関係者への取材で分かった。三重県警は、大型トラックが5人の乗った車に追突した後、玉突きが発生した可能性があるとみて調べている。

自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで逮捕した、大型トラックの運転手の水谷水都代(みつよ)容疑者(54)=広島県安芸高田市=を現場に立ち会わせて週内にも実況見分する方針。

三重県警によると、より損傷が激しい車に乗っていた5人のうち、成人男性1人は車外で見つかった。事故時の衝撃で、車から投げ出された可能性もあるという。

事故があった新名神高速下り線の野登トンネルから運び出された車両
事故があった新名神高速下り線の野登トンネルから運び出された車両

事故は20日午前2時20分ごろ、亀山市安坂山町の新名神高速下り線の野登トンネル出口付近で発生。トラックを含む4台が関係し、うち3台は炎上した。乗用車に乗っていた成人男女と子ども3人、別の乗用車に乗っていた成人1人の計6人が死亡した。県警は、DNA型鑑定をするなどして身元確認を急いでいるが、遺体はいずれも焼損しており、特定に時間がかかっている。県警幹部は「週内に6人全員の身元を特定するのは難しいのではないか」との見方を示した。

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