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円香が不機嫌になる話/Novel by あとかた

円香が不機嫌になる話

2,582 character(s)5 mins

24作目です。

まさか。こんなスピードで書き上げるとは、おそらく私が一番思っていませんでした。

リリイベ配信をみました。

次のガシャはおそらく千雪ですね。ですが私にはマイコレを引くという義務が残っているのでかなりひぃひぃ言いながらノウハウ圧縮をしています。(現実逃避)

シャニソンのイラストが次々に紹介されてます。enza版シャニマスとは違った良さがあるのでぜひ見てみてください。

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円香「────おはようございます。......?」

P「......」

P「おぁっ...ま、円香、来てたのか」

どうやら居眠りをしていたようだ。沈みかけていた意識から戻ってきたとき、円香がドアの前に立っていた。

円香「......先ほど来たばかりです」

P「あぁ、そうだったのか。おはよう」

円香「...朝から居眠りとは関心ですね。遅くまで頑張っているアピールお疲れ様です」

P「い、いや...これは違くて...」

円香「そうですか。では、体調管理の出来ない大人アピールお疲れ様です」

これは...どう弁解しても勝てなさそうだな......。

P「はは...すまん...。ところで今日は早いな。打ち合わせの時間までまだ結構あるだろ?」

円香「そうですね。早く来ることに何か不都合でも?」

P「あぁいや、そういうわけじゃないんだ。ただ早いなーって思っただけで、これといって意味は無いよ。遅れて来るより全然いいしな」

円香「そうですか」




しばらく座ってスマホをいじっていた円香だったが、突然、何かを思い出したかのように立ち上がった。
たいていこういう時は俺に何か言いたいことがある時だろう。

円香「そういえば」

P「ん?」

円香「浅倉が、あなたと花火に行ったと言う話を聞きました。念のため聞いておきますが、仕事で、ですよね?」

P「あー...いや、仕事で、じゃないんだ」

円香「...は?担当アイドルをオフで連れまわしてたってことですか?」

P「...そう、なるかな...?で、でも、透から誘ってきたわけだし...」

円香「関係ないでしょ。それに大人なんだから断ることだってできたはずです」

P「そ、そうだよな。すまん、俺の対応が良くなかったな」

円香「...分かればいいんです」

そう言っておきながら、もう一度透に同じお願いをされて断れる自信はない。
その時はまた謝るしかないかな...。

円香「まだ終わってないですけど」

P「え、ま、まだあるのか?」

円香「当たり前です。まさか、自分の蛮行が1つだけだとでも?」

P「ば、蛮行...」

円香「はい、蛮行という他ありません。......その鞄」

P「鞄?あぁ...ストラップのことか?」

円香「はい、そのストラップのことです。...雛菜が執拗に自慢してきました。はっきり言ってどうでもいいのですが。いい大人が女子高生と、しかも担当アイドルとお揃いなんてどういう神経してるんですか?」

P「うっ...返す言葉もない...でも、これは外せないよ。雛菜からもらったものだし...」

円香「は?誰も外せなんて言ってません。付けていればいいじゃないですか」

P「え?い、いいのか?てっきり今すぐにでも外せって言われるのかと...」

円香「...私を何だと思ってるんですか?別にあなたがどうなろうと知ったことではありません。...ですが、雛菜に何かあってからでは遅いので、せいぜい節度をもった大人の対応を心がけてください」

P「...そうだな、気を付けるよ」

さすがにこれ以上は無いだろう、と少し安堵する。

円香「もしかして、さすがにこれ以上は無いだろう、なんて考えていませんよね」

P「ま、まだあるのか!?」

円香「胸に手を当てて考えてください。...まあ、あなたの幸せな頭では思い出せもしないかも知れませんが」

言われた通り、胸に手を当てて考えてみるが...最近円香にこれといって何かしたという記憶がない。
いや、この流れだと円香じゃない...?となると他の誰かか?...あてずっぽうだが、これか?

P「...最近、灯織にお弁当を作ってきてもらっている......?」

円香「は?なんですかそれ?そんなの聞いていませんが」

P「え。ああ...いや、忘れてくれ...これじゃなかったか」

円香「弁当?まさか、アイドルに弁当を作ってきてもらってるんですか?信じられない」

円香は驚いた。というか、若干引いているようにさえ見えた。

P「わ、忘れてくれ...!...それで、結局正解はなんだったんだ?」

円香「はぁ...。小糸です」

P「小糸?」

円香「まさか...本当に覚えてないつもり?」

P「うーん...恥ずかしながら......」

円香「夏祭り」

まさか...この前小糸と仕事帰りに夏祭りに行ったことか?
いや、でもあれは...。

P「い、いや待ってくれ!あれは円香にも声掛けただろ!?それはノーカンじゃないか!?」

円香「は?なにそれ」

P「え」

円香「もしかして、一緒に行かなかったから...なんて甘い考えではありませんよね。そんなことは絶対にありえないので」

P「じゃ、じゃあどうしてなんだ?」

円香「決まってるでしょ。浅倉や雛菜ならまだしも、小糸をわたあめで釣って仕事でもない私情で連れまわすなんて......犯罪者」

P「待ってくれ!べ、別に犯罪じゃないだろ!」

というか、わたあめを食べたことまで知ってるのか......一体どこまで話したんだ小糸。

円香「...まあいいです、小糸も一応喜んではいたので。それに...」

P「そ、それに...?」

円香「それよりも気になることができたので。...弁当?その口ぶりからして、他にも色々アイドルを手籠めにしているんでしょう?」

話を逸らせていたように思えたが、そんなことなかったようだ。

P「手籠めなんて...そんなことしてないさ。...確かに、甘えすぎてたかもしれないが...」

円香「失礼、手玉にとっていた。と言った方が正しかったですか?」

P「い、いやそんなこと...なんか、今日はやけに厳しいな...!」

円香「...この程度で厳しいなんて、気が抜けているのでは?...はぁ、これ以上問い詰めるのはやめておきます。それでは」

P「ま、待ってくれ円香!この後の打ち合わせまでには...!」

円香「...別に、コンビニに行ってくるだけです」





円香「......オフに二人で出かける。...お揃いのストラップ。...挙句の果てには手作り弁当?」

円香「......ありえない。馬鹿馬鹿しい」

Comments

  • TKわ

    不機嫌円香も焦るPも再現度高くて素晴らしい

    December 5, 2023
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