ドルの方向性
今朝の日経新聞に「ドル覇権失速、4〜5年内の金利ショックに備えを ロゴフ・ハーバード大教授」という面白い記事が出てましたね。Copilotで要約してみました。
以下に、記事の主なポイントを簡潔にまとめます(内容はすべて該当ページに基づく要約です) nikkei.com。
🧭 全体像
ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授が、ドル覇権の衰退と今後4〜5年以内に起こり得る金利ショックについて警鐘を鳴らし、日本が直面する課題を語ったインタビュー。
🔥 ロゴフ教授の主張・警告
1. 金利ショックは4〜5年以内に起こる可能性が高い
トランプ政権下で米政府債務が急増し、FRBの独立性も低下。
イラン情勢など地政学リスクが金利を押し上げており、ショックはすでに始まっている可能性も。
2. ドル覇権は緩やかに衰退へ
2015年をピークにドルの支配力は低下。
今後は人民元・ユーロ・暗号資産がシェアを拡大し、多極化が進む。
3. 人民元の国際化は中国の政治判断で加速
習近平主席が「人民元を国際的準備通貨に」と明言。
中国が短期国債市場を開放すれば大きな一歩に。
4. AI覇権はドルを守る可能性もあるが、リスクが大きい
ホワイトカラーの大規模失業
利益が税収に結びつかない構造
戦争の破壊性を高める危険
米政権の規制緩和は「歴史的な過ち」と指摘
🇯🇵 日本への示唆
1. 日本の実質金利は今後5〜10年で上昇へ
円安が極端に続くとは考えにくい。
調整として利上げが進む可能性。
2. 外貨準備の多様化が必要
日本の米国債保有は突出(約1.2兆ドル)。
人民元の柔軟化が進めば、人民元も含めた分散投資が合理的。
3. 金融インフラの刷新が急務
80年代のシステムが基盤のまま。
21世紀型の銀行セクター構築が不可欠。
4. 移民政策を含む労働市場改革が必要
供給サイド強化には規制緩和が不可欠。
人口減少下で移民受け入れを抑えるリスクを指摘。
🧩 歴史的視点
プラザ合意による急激な円高は「大惨事」。
合意がなければ日本の1人あたりGDPは20%高かった可能性。
基軸通貨は代替候補がなくても衰退する、と歴史は示す。
📌 要点まとめ(超要約)
ドル覇権は緩やかに衰退し、4〜5年以内に金利ショックの可能性が高い。
人民元の国際化が加速、日本は外貨準備の多様化が必要。
日本の実質金利は上昇へ、金融インフラ刷新と労働市場改革が不可欠。
もちろんこの主張が正しいかどうかは分かりませんが、投資家としてはドル自体の方向性を考えるきっかけになりますね。
ではテクニカルアナリストとして、長期のドル指数を考えてみましょう。
チャートは下記リンクから参照して下さい。
https://invst.ly/1g9gk5
教授がピークと言っている2015年以降上下動があるものの、現在の長期トレンドは今週末値99.65辺りを中心に横ばいと言っていいでしょう。細かく見てみると、直近の2022年のドル指数高値は前回の2002年の高値を下回っていることから、超長期的視点では下降リスクを警戒すべきです。
そして直近の中期トレンドは下降トレンドです。現在がその横ばいトレンドの中心値付近であることから、戻りも限定的である可能性が高く、ここから下降トレンドに戻ると考えるのが妥当と思われます。もしそうであるなら、長期トレンドも横ばいから下降トレンドに転換してくる可能性もあります。
以上を踏まえると、ドル円がここから先も円安方向に進むことは限定的と言わざるを得ませんね。テクニカルアナリストはこんなことを考えながらチャートを見ています。


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