辺野古沖で転覆した船の構造は横揺れに弱いというエントリを書いたが、団体側のあまりの杜撰さへ頭に来て書くことを放棄した。
しかし、一部の方々からの意見をまとめれば「知識があってせっかく筆をとったのに放棄するのは社会貢献にならない」の様なお叱りを受ける。
ここ数日、書くかどうか考えていたが、時間が経てば経つほどに追加情報がその杜撰さを強固にし、考えれば考えるほど怒りを増幅する結果となった。
つまり、このエントリは私の心身へ多大なストレスを受けながら書いたエントリであり、このストレスを察していただければ幸いである。
さて、海事に関してあまり詳しくなく、ましてや船体構造の知識へアクセスすることすら困難な一般の方が、前回のエントリで気になるのは「逆を言えば横揺れに強い船舶ってどういうもの?」ではないかと思う。
専門用語を多く重ねても一般の方の理解を阻害するだけなので端的に言えば「重心が低く、幅広で、強く水の抵抗を受ける船舶」である。
これを大いに実現しているのが双胴船(そうどうせん)と呼ばれる、まるで2つの船を横に並べ合体させたような構造を持つ船で横揺れに関して非常に強い。ちなみに双胴船は多胴船の一種で必ずしも合体させるのが2つとは限らない。
続いて、一般人でもパッと思い付くのが、伝統木造船を紹介する教養情報やエンタメバラエティでまれに登場する、カヌーやシーカヤックの横へ張り出し構造を追加する方式である。これをアウトリガーと呼ぶ。
見た目そのままに転覆する横揺れ方向へ張り出しの支えを設けることで転覆を防ぐ方式で、古代人すら発想した非常にシンプルな解。多胴船はこの伝統的なアウトリガーから発展したと考えられている。
しかしこの多胴船やアウトリガーに欠点が無いわけではなかった。
先にも触れたように横揺れへ強い船は「重心が低く、幅広で、強く水の抵抗を受ける船舶」であり、3つ目に挙げた「強く水の抵抗を受ける」とは即ち船速(せんそく)が出しにくいことを意味するのだ。
特に帆船の時代へ入ると交易によって(当時の価値観として)極大長距離を頻繁に移動し、取引を頻繁にするようになると船速は非常に重要となった。
かつ、アウトリガーなどへ頼る横揺れ防止設計は、極大長距離を移動中に沖合でアウトリガーが破壊された際にそのまま生命と財産を失うことを意味していたため、一般的に船としてイメージされる単胴船(たんどうせん)で一体設計をした方が安心だった。
結果として、現代の多胴構造やアウトリガー構造は一部の特殊な用途の船を除いて、内陸の川や湖、陸から非常に近い沿岸部でしか使われなくなった。
このエントリを読んでいる方々も、アウトリガーを持つカヌーやシーカヤックが出た記事や写真や映像を思い出すと内陸か陸の見える沿岸でしか使われていない事に気付けると思う。
続いて、多胴構造やアウトリガー構造ではなく単胴構造としての横揺れ対策の別解だ。
これも一般の方へわかりやすく説明すると「船体構造として水面の下の船底構造物を広く長く深く取る」という解にたどり着いた。
これは、ご飯をお茶碗へよそう時のしゃもじを想像し、水面へ対してしゃもじを立てたまま直角に沈めるとわかりやすい。
立てたしゃもじを深く沈めれば沈めるほど、しゃもじの幅広の面が受ける抵抗は強くなる。船でも同様に船底の下にしゃもじを付ければ横揺れに強くなるという発想だ。
様々な種類があるが、船の竜骨(キール)を広く長く深く取った「フィンキール」や、横揺れ防止するためにメインキールの両サイドへ補助のキールを設ける「ビルジキール」などが発想された。
当然ながら「フィンキール」や「ビルジキール」に欠点が無いわけではない。
前述したように水の抵抗が増えて船速に影響するばかりか、水面下、つまり船の喫水下の構造が長大化することによって浅い水深では座礁する危険性を伴う構造である。
ここまで説明してようやく辺野古沖で転覆した平和丸および不屈がなぜあの様な船体構造を採用していたかがわかる。
ここまで説明を読んだのであれば、この端的な結論を理解できると思う。
「平和丸および不屈はあえて喫水が浅い船を採用していたのは、水深の浅い珊瑚リーフの観察を間近で行うと共に、喫水の深い海保艦艇が珊瑚リーフに近付けないことを利用して逃走するためだった」
実は海洋ネイチャーウォッチング系の小型船では喫水が浅いことがかなり有利に働くというのは海事業界の中でも観光系では共通認識で、釣り船であればアクセスできるポイントが増えるし、辺野古の珊瑚や知床のヒグマであればかなり近付くことが出来る。中〜大型船ではこのようなことが出来ない。
珊瑚であれヒグマであれ、より近付けば観光客は喜ぶ。観光客に目的のものを見せなければカネが稼げない。だから運航業者は無理して出航するし、より近付くというチキンレースを始めたりしがちなのだが、結果として起こるのは推進プロペラを破壊したり座礁したり、今回のように転覆したりする。
ここで私は提言する。
今回は荒天で珊瑚リーフへ極度に近付いて転覆したと思われるので、基地反対派が普段から必死に守ろうと訴え続けてる珊瑚リーフに損壊が無いか状態を確認すべきである。
私の本音を明らかにすると、当初は可能性として珊瑚リーフの損壊があるかも知れないと気付いていたが、これに言及するつもりは無かった。海事業界の仲間として多少の擁護というのはそういうことだ。
しかしながら、あまりにも杜撰な運営体制および法令の不遵守、これらを恣意的に擁護し続けるオール沖縄および左派政党、そして支持者たちの態度に対して怒りを覚え、私はこれまで培った海事知識のすべて使って糾弾をする事に決めた。
私も左派である。沖縄の基地問題へ対してなるべく沖縄の支援をしてきた。しかしながら今回は決して見逃したり許すことはできない。アナタたちは間違っている。
【続報2】修学旅行中の女子高生と男性船長、2人死亡 辺野古沖で抗議船が転覆【現場動画】 - 琉球新報 https://ryukyushimpo.jp/national/entry-5122940.html ※何処の記事が確認しやすいのかと悩ん...
辺野古沖で転覆した船の構造は横揺れに弱いというエントリを書いたが、団体側のあまりの杜撰さへ頭に来て書くことを放棄した。 しかし、一部の方々からの意見をまとめれば「知識が...
カタマラン、トリマラン
でもカタマランって凄いよな、だって日本語でも「固まらん」、つまり横揺れに遭ったって乗員が思考停止状態になって操船を投げ出したりしない、って意味なんだからなー()
本当に珊瑚礁が破壊されていたら残った船は観光客へ珊瑚礁を見せるとき何て言うんだろうな?
AIに聞いたら「横揺れに強い船」なるものは単にコンテナ船とかタイタニック号とか、単に物理的に大きくて波の影響を受けない船のことだとさ 巨大船だったら小型船が簡単に転覆する...
乳揺れに強いパイパイ
なんだこれAIに書かせて最後だけ手打ちしたのか? お前の本音がダダ漏れすぎてAIちゃんが頑張ったのがぜーんぶ無駄になってる。 端的に言うぜ「くだらねー言い訳並べてね—で意味分...
海難事故のせいで発覚しただけで、本来なら学校行事でわけのわからん左翼団体と学生を交流させてる時点でアウトやけどなぁ。
これ知床よりも酷いんだ 海の人が唖然とするレベル
平和学習は文科省の管轄なのでセーフ
届け出していて最低限は法律の束縛があった事業者と、無届けで法律の束縛を逃れようとした活動家では講じた安全策はまるで違うだろうしなぁ
ボランティアというのも実は建前で、一人あたりいくらかの船賃を徴収していた、なんて話も出てきてるがな
無申請で遊覧船として乗客から金取ってたとなると白タクとほとんど同じだよなあ 税金の処理とかどうなってるのか突っ込むと色々出てくるんじゃないかな
今回の問題に対して規制強化は無意味じゃね? 既に罰金刑は存在するし、メインのおまんまの食い扶持でもないだろうから、行政処分とかも無意味で。 強化された規制無視して無届で続...
沖縄の活動家はそもそも法律守らないしな
この海で 一番 自由な奴が ウチナーンチュだからな
あいつらウチナーンチュじゃないだろ
学校の説明じゃ、20人オーバーで乗っていて「定員内」だったらしいけど、本当にそうなんだろうか 記事の写真に写ってる海上保安庁のゴムボートみたいに5,6人、せいぜい10人くらいの定...
一応いうと1隻で20人ではなく13人と9人の分乗 そんで小さいほうはカタログスペック的に小さいほうで6-10人用なんで定員以内なんだなこれは ヤマハFW23カディ ヤマハのカタログスペッ...
なるほど合計だったのか 補足ありがとう
国会に乱入したり火炎瓶とか作ってたりした安保闘争の延長だと思えばまあそういう人もいるかとはなる
無届け(脱法)の意味が、一般人には良くわかってないと思うの。 つまり、今までの海難事故の原因やらヒューマンエラーやらを真剣に考えて、事故の可能性を最小限にする様に、先人達...
乳揺れに弱い に見えた 俺は乳が揺れる宣伝動画だけで何本もクソゲー買ったぐらい乳揺れに弱いんだよな
見る専かな ぜひ作ってほしいものだ
どうして横揺れに弱いのか?だが、そもそも「不屈」および「平和丸」は、船の原動機から得られる推力と、その船底構造により揚力を発生させ、船体を強く浮かび上がらせ、いわゆる...
今回の事件、沖縄の活動家の連中は、自分たちの首に縄をかけ、その端をこちらに渡してくれた。あとは、こちらが死刑執行のボタンを押すだけでいい という状況なんだよな。 活動家は...
運転歴だけはながい運転素人の野球コーチが所有するマイクロバスで事故ったようなもんだもんね