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少し変な鉄道、三岐鉄道に乗ってみた

こんにちは。えだまめです。
先週用事で三重県の北の方にあるいなべ市という場所に行く用事がありまして、車のない大学生なのでそこまで電車で行く必要があるわけです。
その道中で乗ってきた三岐鉄道という鉄道が意外と特徴満載で面白いと思い記事にしてみようと思い立ちました。よかったらご覧ください。

※最初にいなべ市と三岐鉄道の簡単な説明が入ってます。旅行部分だけ見たい方は下の目次から「行き:三岐鉄道北勢線(西桑名~阿下喜)」をクリックしてご覧ください!


そもそも:いなべ市と三岐鉄道とは

クルマなら交通の便は最高、いなべ市


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市のHPより

そもそもいなべ市ってどこじゃい!って感じの人がほとんどだと思うので簡単にいなべ市という場所についてご紹介。
いなべ市は三重県の一番北にある自治体です。海からは遠め。人口は約4万3千人なので人口ベースでみると思ったよりそこそこ大きな自治体です。平成の大合併にて4町が合併した結果現在のひらがな表記のいなべ市が誕生しています。 ちなみに感じで書くと員弁と書きます。難読。

で、これだけ意外と人口が多いのはそれなりに企業や工場がいなべ市にあるからですね。トヨタ車体とか太平洋セメントやデンソーの工場があります。しかしながら自然もほどよく残っており、市街地から近くにキャンプ場が点在していたりします。
また、意外にも名古屋に近いんですよ。車なら30分もあれば行けます。西にある山を越えると滋賀県彦根市なので関西にも簡単に出れます。車であれば中京圏はギリ通勤圏、関西圏は日帰り圏内といった感じでしょうか。

三重の黄色のヘンテコ鉄道

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これが三岐鉄道の標準カラーっぽい

もちろん今回の話的に分かるのかなとは思いますが鉄道路線もあります。しかも2路線も。それが三岐鉄道北勢線三岐線です。同じ会社です。しかしこの2路線はどこかで乗り換えがすぐできるとかでもなくて、それぞれ独立しているのです。変な路線たち。

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路線図(濃い青が三岐鉄道)

見た方が分かりやすいので三岐鉄道HPより路線図を持ってきました。
地図の上にある北側の路線が北勢線です。桑名市から東員町を通っていなべ市の阿下喜駅までを結んでいます。ナローゲージという路線の幅が通常の鉄道より狭いのが最大の特徴で、日本ではここを含めて3社4路線しか残っていない珍しいものです。
行きはこれに乗って阿下喜駅まで行ってきました。

下側の、駅が緑で表示されているのが三岐線です。四日市市の近鉄富田駅に乗り入れています。そこから東員町をかすめて(駅はない)、いなべ市の西藤原駅までを結んでいます。もともとは岐阜の関ヶ原まで伸ばす予定だったので三岐線という名前になっているわけです。
三岐線の特徴は今でもなおセメントの貨物輸送が行われているところ。旅客メインの私鉄で貨物輸送をしている所って全国でも多くないと思います。詳しくないので知りませんけどね。
帰りは途中の伊勢治田駅から近鉄富田駅まで乗って帰りました。

それでは本編です。どうぞ。


行き:三岐鉄道北勢線(西桑名~阿下喜)

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意外と桑名って意外とおおきな街かもしれない

大阪難波から揺られること2時間弱、桑名駅到着。
東海地方出身(今は関西住み)ですが桑名には初上陸です。だって別に観光に来るような街という認識ではないから目的にはならないし用事もこれまで特になかったのでね。印象としては意外と駅前に人が多いなーという印象です。再開発っぽいこともしている雰囲気でした。

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南に少し歩くとバスターミナルが見えてきます。さっきの場所は新しめの施設が多かったのに対し昭和~平成初期を感じさせる感じです。こういう雰囲気は好きです。んで、この写真の裏側に三岐鉄道西桑名駅があります。

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絶妙に駅の全景撮り忘れました。

電車は1時間に1~2本。全部が阿下喜に行くわけではなくて、途中の東員や楚原止まりの電車も約半数あります。乗りたい電車は阿下喜行き。発車まで30分くらい時間があるので少し時間があります。もう少し近くを歩いてから駅に入ろうと思います。

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この写真だとわかりにくいけど…

歩くこと5分。近くにある踏切にやってきました。
駅付近で調べたらここがちょっと面白そうだということで来ました。というのもこの踏切、三岐鉄道、JR東海、近鉄 (一応養老鉄道も)とたくさんの路線を跨いでいる踏切です。跨いでいるレールの数が多いことには多いですけどそれは他にも何カ所かあるので問題ありません。

ココの一番すごいのは日本で唯一3つののレール幅があること。レール幅とは、単純に2本のレールの幅のサイズです。単純。これが各鉄道によっていくつかサイズがあります。
この場合、三岐鉄道は792mmのナローゲージと言われるサイズ。日本だとここを含めて3社しか採用例のない希少種です。
JRは1067mmの狭軌と呼ばれるサイズです。日本では一番ポピュラーなサイズ。JR各社や多くの私鉄がこちらのサイズです。
そして近鉄のレール幅は1435mm。標準軌と呼ばれています。日本の新幹線や近鉄などの一部私鉄で使用されています。さっき書いた通り日本では狭軌が主流ですが、海外ではこれが一番多いのでこのレール幅を標準軌と呼んでいます。

…まあ、他にもレールの幅は日本でもあるようなんですけど関係ないので割愛、前置き長くなりましたがとりあえずここは三種類の異なるレールを一気に跨げる日本唯一の場所なのです。

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上から見るとこう!左から近鉄、JR、三岐の順です

歩いた感想ですが、実感がわくような湧かないような…そんな感じでした。
でも進むにつれて微妙にレールが大きくなってる感じは伝わります。なんだか異変を探してるみたいです。8番出口かな?(古い)
近くに道路橋もあるのでそこからも見てみましょう。こう見ると三岐鉄道が異様に細く見えます。他のレールはどこにでもありそう(実際そう)なのですが、こいつだけ見慣れてないからか本当に頼りなく見えます。
今から乗るけど大丈夫なんでしょうか。

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レールも細けりゃ電車も細い

そろそろ時間なので戻ります。戻るとさっきはいなかった電車がお出迎えしています。三両編成という地元ではあまり見ない両数です。
…それと、小さくてかわいいです笑 現物を見ると写真より小さく見えるんですよね。他に外見で言うことがあるなら行き先表示でしょうか。LEDになっています。車体は古そうですがLEDになっているところが少し驚きといった感じです。

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異変だ!引き返せ!()

これが車内の様子。他のお客さんもいるので全体は撮ってなかったです。足元だけ撮ったのでそちらをご査収ください。ちなみに右に切れてるのは知り合いです。関係ないんですけどこの子と2人で来ました。
これ見てもらったらなんとなくわかる通り、なんか反対座席との距離が狭いです。微妙に。異変かも()
多分向かいの人がいたら足を伸ばすとぶつかりそう。そのくらいの感覚と言ったら伝わりやすいのでしょうか。

そんなこんなしているうちにまもなく出発との合図。
ドアが閉まり、駅員さんが見送る中動き出します。その次の瞬間、ゴゴゴゴヴヴヴヴヴ~♪(再現不可)みたいなけたたましい音が車内に響き渡ります。おうおうおう…モーターか何かがとってもうるさい!!!いいたとえがよくわかりませんが、飛行機が加速して離陸するとき、あの始動音と体感同じくらいうるさいです。
そのくせ全然スピードが出ません。計測したら30km/hくらいがアベレージでした。いくらなんでも遅かったです。
あと、さっきから酷評続きで心苦しいですが、結構揺れます。スピードもそうなんですけど、レールの幅が狭いのってこういったところに意外と影響があるのかもしれません。

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こう見ると普通なんだけどなぁ…

電車から見える景色はずっと田園の中と住宅街を行ったり来たりといった感じです。お客さんは1車両に20人弱といった具合。土日の日中、思ったよりは乗ってるのではないでしょうか。
意外とびっくりなのが終点まで多少のお客さんの入れ替わりはあったものの、車内の人の数は終点まで大きく変わりませんでした。もちろん終点につくころには半分くらいになってるんですけど、もっとガラガラになると予想していただけにびっくりです。
あとどうでもいいけど席の下にヒーターがあったのか爆熱です。めっちゃ熱い、席はそこそこ座り心地いいのに別の意味でお尻が焼けちゃうよ…

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有吉ではなく在良です

単線なので当然列車交換もあります。終点までに3回くらいはあったかな?
列車交換を待つ際は数分時間が空くので、駅に着いてから一旦ドアを空け、すぐに閉めてから対向列車が来るのを待ち、来たら再度ドアを開け発車、というスタイルみたいです。
11月末のぼちぼち寒い時期に行ったのでこのスタイルでしたがいつもこうなんでしょうか。真相は地元民しか知りません。多分。知ってたらコメントでお知らせいただけるとうれしい。
観光で乗りに来ている民としては外出たいけど、まあ開けっ放しだと寒いし仕方ないか―って気持ちです。あと、閉めてる途中で駅に人が来たらどうするんだろうとは思いました。閉めっぱなしなのか、一瞬開けてくれるのか。交換した駅で乗客がいなかったので分からなかったです。

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こんな電車も走ってるんだー

これはどこの途中駅か忘れましたが9分くらい運転停車していてめっちゃ時間食うなーとか思ってました。
意外と終点まで1時間くらいかかりますがその内20分くらいはこういう電車待ちの時間でした。電車も遅いですがこういう時間がもう少し短縮したら速達化できそうだと思うんですけど…内部事情知らないのであれですけどね。

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やっとついた…

まあそんなこんなで着きました。終点の阿下喜駅です。
1時間半で到着。時間相応ですがなんか色々疲れた感じです。終わるころには音にも揺れにもある程度慣れたんだけどな…

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外から見るとこんな感じの駅

外観はこう。外は木で装飾されていますが、ちょっと傷んできている印象。焼杉ってこともないけど所々黒ずんでいます。
今日はここで用事がありまして、本当は明日同じ路線で帰ろうと思ったのですが飽きました。ちょっとこれしんどいな…となったので帰りは隣の三岐線を使って帰ることにしました。


帰り:三岐鉄道三岐線(伊勢治田~近鉄富田)

ーということで次の日ー
用事が昼過ぎで終わって、帰路につきます。友人はしばらくここに滞在するようなのでここからは単独行動です。だからこんなことしてるんですね。
阿下喜駅から三岐線の一番近い駅、伊勢治田までは徒歩で20分です。ちなみに公式でもこの乗り換えが推奨されています。

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右奥に見えるのが藤原岳です

川に架かる橋を渡ります。いい景色だね…!
なんかこう、藤原岳がシンボル的存在になっていて素敵だなと思う今日この頃です。川と山と高速道路と…現代のいなかの標準的な景色という感じですね。でも山が目立つので非常にいい景色です、そう見えます。

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伊勢治田駅に着きました

途中で雑貨店に寄りつつ、伊勢治田駅に到着。ふらっと友達の誕生日プレゼントを買おうと思い立って寄りましたが、店主さんとのお話がついつい盛り上がって気づいたら30分くらい居ました笑 一緒に探してもらって、結局タイルデコレーションの素敵なフォトフレームを買いました。

店を後にすると、駅に向かう途中の踏切で乗る予定の電車が通り過ぎて行って、電車って何。電車?よくわからないですね。笑ってしまいましたね。みんなで大爆笑してしまいました。(小久保構文)(しらけるからもうしない)
電車をお見送りした後伊勢治田駅に到着しまして、のんびりすることにしました。
切符を買い(北勢線は軟券、こっちは硬券だった)、ちょうどいい待合室で待ってました。写真整理したり、帰りの特急券予約したりできてちょうどいい時間でした。

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なんか思ってたのよりカラフルなのが来た

こっちは標準軌、普通の鉄道なんです。カラーリングも北勢線と特に変わらないのですが、ラッピングが来ました。ところでこれ何のラッピング何でしょうか?デザインはおしゃれだけど…

で、これ乗ったら早い!!早すぎる!
まあ、普通の鉄道くらいのスピードくらいなんですよ。でもさっきのが遅すぎてこれが快適です。両方乗ったらなんかナローゲージが全国で衰退していった理由がなんとなくわかったような気がしました。
ちなみにこちらも3両です。始発から3駅目なのでがらがらでしたが、だんだん途中からお客さんが乗ってきていました(半分くらいまで埋まった...?)

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なんでこれだけ画像ちっさいの

すれ違う電車もなんか全部ラッピングでした。なんで?
しかも特に企業の宣伝しているラッピングってこともなく、レトロっぽい装飾だったり、今乗ってるやつっぽかったり、謎です。一応途中の保々駅で通常カラーのやつも見れたので一応OKか。
ああ、そういえばさっきより車両交換の時間も早めでありがたい。待ってる時間が一番退屈なんでね。

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40分ほど揺られて、終点の近鉄富田駅に到着。距離的にはほぼ変わらないのに半分の時間で市街地まで着きました。やっぱりナローゲージはゴミかもしれません。風情を感じます。

あとこちらは近鉄と駅を共有しているのがポイント。もともとはJRの駅に乗り入れていたみたいですが、近鉄王国三重では近鉄の駅に乗り入れた方がメリットが大きかったようです。一応JRともまだ路線は繋がっていますが、貨物電車のみの運転となっています。

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これから近鉄使うので別に出る意味もないのですが外に出てみました。硬券では近鉄の改札を通れないので駅員さんに渡します。なんか新鮮な感じ。
桑名よりは小さい町ですがこれでも急行停車駅です。県下最大の街四日市市内です。そう聞くと大きな街に見えます。駅は小さいけどね()

少し周辺をウロウロしたいとは思うけど、まあ次の用事が差し迫っていますので帰ります。駅前にあったおにぎり屋さんでおにぎりを買って、10分後くらいの急行と、途中で特急に乗り換えて帰りましたとさ。
特急でおにぎりを食べましたが全然具が多くなくて、ご飯も固くてそこまでおいしくなかったのが残念でした。まあいいや。


まとめ

ということで、三岐鉄道に乗ってきたよのお話でした。
両方乗った感想としては、初見のインパクトの強いナローゲージの北勢線、ありがたみを感じる三岐線といった感じでした。三岐線は普通の鉄道ですがぜひ比較のために両方乗ることをおすすめします。北勢線もずっと乗るには退屈に感じますが唯一無二感は断然こちらの方が強いし観光目的で乗るならまあこっちでしょう。

あと今回はそこまで触れてませんでしたが、用事で行った阿下喜の街はいろいろ魅力的なお店が多くて面白かったです。地域の方から街歩きマップを貰っていろいろ目を通しましたががほんとに全部回りたかったくらいです。本気でまたいけたらいいなと思ってます。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
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