外食高騰時代に逆行する「激安ランチ」が増殖中 なぜ1000円以下で利益が出せるのか #エキスパートトピ
食材費や人件費の高騰により値上げを余儀なくされている外食産業。ランチも1000円ではおさまらない時代になっていますが、その流れに逆行するかのごとく「激安ランチ」を出す飲食店が全国各地で増えています。1000円以下でご飯もおかずも食べ放題といった、お財布にも優しくお腹いっぱいになれるランチが増えているのです。
原材料費や人件費が高騰している中で、なぜ今「激安ランチ」を提供する飲食店が増えているのでしょうか。なぜ1000円以下で商売が成り立つのでしょうか。
ココがポイント
ご飯大盛り無料で650円…激安ランチを実現する焼き鳥店のウラ側
出典:FNNプライムオンライン 2026/3/20(金)
約1000円で現地レベルの中華料理が食べ放題
出典:東洋経済オンライン 2026/3/17(火)
30種類以上の小鉢に、食べ放題のごはんやカレーで890円
出典:ABCマガジン 2026/3/12(木)
26品が並ぶ食べ放題ランチ790円 “激安価格”の秘密
出典:オリコンニュース 2026/3/6(金)
エキスパートの補足・見解
激安ランチを出している店の多くは、居酒屋や焼鳥店など夜の営業が主となる業態です。そのため、これまで稼働の低かったランチタイムで売上が立つことはメリットがあります。しかし原材料費や人件費をそこまでかけるわけにはいきません。そこで多くの店が採用しているのが「食べ放題」のシステムです。
ランチ営業の難しさは来店客の動向を読むことにあります。メニューも複数用意して選べるようにしておかなければならず、日によっては売れ残ったりすることもあります。そうなるとその分の食材や仕込みにかかった人件費は無駄となります。しかし食べ放題であれば、計画的に料理を仕込むことができて、そのおかずがなくなればそれは終わりにできます。また夜の営業で売れ残った料理や使わなかった食材を回すこともでき、食品ロスの改善にも繋がります。
さらに食べ放題のスタイルであれば、基本的には客が自ら料理やご飯を取りに行くため、配膳などの人件費が減ります。また料金も均一にすることで会計がスムーズになります。通常のランチでかかるべきコストやロスを極力抑えようというさまざまな工夫が、激安ランチの食べ放題という形になっているのです。