スタートアップ広報の皆に告ぐ。メディアが興味あるのは、あなたの会社やプロダクトじゃない。そこから見える「世相」だ。だからとにもかくにも、こういう世の中だから我々の出番なんですという分脈を考えよ。サービスブランド認知は、タクシー広告にでも任せておけ。
本田哲也@PRストラテジスト
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本田哲也@PRストラテジスト
@hondatetsuya70
PR専門家。本田事務所代表。シンガポール在住。得意領域は戦略PR/広報、ブランドマーケティング、グローバルビジネス。『戦略PR』『ナラティブカンパニー』『パーセプション』など著作10冊以上。ウイスキーラバー。hondaoffice.co.jp
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スタートアップ広報の皆に告ぐ。メディアが興味あるのは、あなたの会社やプロダクトじゃない。そこから見える「世相」だ。だからとにもかくにも、こういう世の中だから我々の出番なんですという分脈を考えよ。サービスブランド認知は、タクシー広告に任せておけ。
PRパーソンが一度は読んでおいたほうがいいと思う超個人的な5選(実用書じゃないよ)。
1 戦争広告代理店 高木徹
2 ティッピング・ポイント マルコム・グラッドウェル
3 ブランドは広告でつくれない アル/ローラ・ライズ
4 空気の研究 山本七平
5 プロパガンダ エドワード・バーネイズ
「情報を噛み砕いてわかりやすく伝える」ことと「その情報が自分に関係あるものだと思ってもらえるように伝える」ことはまったく違う。前者はともすれば伝えたい相手の軽視につながり、後者は伝えたい相手をリスペクトしないとできないこと。
広報PRでキャリアアップしようとしてる人は、どっかでブランドマーケティング(マーケティング全般ではなく)の要諦を学んでおいた方がいい。「広報経験10年以上」とかいう自称ベテランが、ブランドマネジメントを解していないがためにトンチンカンで残念な言動になるのをたくさん見てきたよ。
PRはマーケティングとメディアの越境地域なのだから、PRパーソンの価値向上はそこにある。マーケティング(事業目的)を理解し、ジャーナリズム(報道目的)を理解する。マーケ勉強して自分でもnoteで記事書くとかね。マーケッターや記者と対等に話せるPRパーソンになるか、単なるパブ屋さんになるか。
PRは経営者の仕事。いまどきスタートアップ経営者の皆さんが判で押したように「広報は大事!」って言うけど、「広報は大事(だから自らコミットしよう)」と「広報は大事(で担当者に頑張ってもらおう)」って違いは将来的に大きな差を生む。資金調達は社長の仕事。広報はいわば「評判の調達」だ。
Doveの炎上。ルッキズムの助長であるという批判に加えて、「問題提起はわかったけどDoveが何してくれんねん」という批判も少なくない。これはいわゆるオーセンティシティ(ブランドの身の丈にあった自分らしさ)欠如の問題なので、そもそも企画のコアを「美容」の領域にすべきではなかったかも。
スタートアップ広報ってのは認知向上と認識獲得のダブルスタンダードを要求されるから辛いんだな。知名度をあげることも必要な一方で、新たな価値提供するんだから「何でそのプロダクトが必要なのか」って説明もしないだ。本当は後者がPRの役割なんだが、広告予算がまだないと前者もよろしく!てなる。
スタートアップ広報の皆に告ぐ。今日のセミナーでも話したけど、メディアが興味あるのは、あなたの会社やプロダクトじゃない。そこから見える「世相」だ。だからとにもかくにも、こういう世の中だから我々の出番なんですという分脈を考えよ。サービスブランド認知は、タクシー広告に任せておけ。
スタートアップ広報の皆に告ぐ。メディアが興味あるのは、あなたの会社やプロダクトじゃない。そこから見える「世相」だ。だからとにもかくにも、こういう世の中だから我々の出番なんですという分脈を考えよ。サービスブランド認知は、タクシー広告に任せるんだ。
広報パーソンは、もっとズカズカ遠慮せずに自社の事業部や経営に乗り込んでくべき。ただし、お土産を持って。お土産は、「社会の関心や潮流」という、客観的な見立てと視点。今日のメルカリ小泉さんとの対談の重要ポイントのひとつ。
ブランドマーケティングにおけるPRの重要性というのは、アンコントローラブルな世の中になると相対的にPRノウハウが活きるからであって、パブリシティで無料の宣伝ができるからじゃないってことを再度肝に銘じよう。
広報=パブリックリレーションズなのだから、真の役割は「広く知らせる」ではなく「あらゆる利害関係者に腹落ちさせる」こと。たくさんの人に認知させたいのなら広告に勝るものはない。
「PRのピラミッド」に基づくKPIの考え方。パブリシティーの測定は、定量評価と定性評価。パーセプションチェンジの計測は認識変容を(1)生活者のパーセプション調査(2)メディアヒアリング(3)SNS調査で把握。ビヘイビアチェンジは、行動の有無を計測する。
日本の広報学会が「広報」を定義するのは、1995年の設立以来初めて。
日本広報学会、「広報」の最新定義を発表 | AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議
スタートアップ広報の皆さん。このメディアに取り上げられたら社内のみんな喜ぶだろうな、もいいけど、我が社を取り上げたらそのメディアの読者が喜ぶだろうな、という思考のクセをつけたほうがよいよ。広報は自社の宣伝担当ではない。
「彼女が書くプレスリリースはいつも完璧だ」「あの人のメディア人脈は素晴らしい」――優れたPRパーソンの評価はあっても「ではなぜ彼や彼女はそれができるのか?」という本質的な答えは言語化されていなかった。
あなたを「PRのプロ」にする5つのチカラ
PRパーソンが一度は読んでおいたほうがいいと思う超個人的な5選(実用書じゃないよ)。
1 戦争広告代理店 高木徹
2 ティッピング・ポイント マルコム・グラッドウェル
3 ブランドは広告でつくれない アル/ローラ・ライズ
4 空気の研究 山本七平
5 プロパガンダ エドワード・バーネイズ
広報PRの仕事してると、まわりへの「違和感」が生まれてくる。所属企業の事業部とか経営とか広告やマーケティング領域の人たちに。「そんな一方的なん誰も聞かない」とか「ニュース性1ミリもないし」とか。その違和感に悩み苦しむけど、それは「専門性の発芽」でもある。違和感の集積がプロを作る。
法人格を極力排除することが法人格の好意度アップにつながる時代。
「上から目線」や「大きすぎる主語」では伝わらない。"シャープさん"がSNS発信で実は心がけていたこと
メディアやSNSが消滅しても、自分の仕事は残るか?を、広報PRパーソンは一度ぜひ考えてみよう。それらがなかったら仕事になんないなら、それは極めて限定的なPR業務。メディアが発明されたからPRという仕事が生まれたんじゃない。社会を動かすにはどうするか?というニーズからPRは生まれた。
広報PRパーソンは「このPRでいくら売上が上がりますか?」に答える必要はないが「このPRで露出量やリーチをどう想定しますか?」には答えないといけない。しかし最も重要な問いは「どういう状況になったら(=生活者の認識変容とその規模)売上向上が見込めますか?」で、それはマーケとPRの共同作業。
ひとり広報問題。スタートアップが増えていわゆる「ひとり広報」が増えた。広報従事者が増えるのは良いが、孤軍奮闘ゆえに偏った理解や経験になってしまう課題。一方で、比較的新しいトライもしてるはずだがそのノウハウが特に従来型の広報人材に共有されにくい課題。何とかしたい。
ご報告。8月よりシンガポールに移住し、東京の本田事務所と新設したHONDA OFFICE SHINGAPOREの2社体制で活動範囲をアジア全体へと拡張します。東京での仕事はそのまま継続し、徐々にシンガポールを拠点とした案件の比率を増やしていくつもりです。これからもよろしくです! hondaoffice.co.jp
「ひとり広報」実態調査の結果が発表!ひとり広報と言っても多様性があり、なかなかに興味深い発見があります。ひとり広報の方はもちろん、あらゆる広報PRパーソン、また広報を統括する責任者や経営者の皆さんにとっても示唆のある内容です。#ひとり広報 prsj.or.jp/2023/06/01/new
PRのピラミッド。下から上に。パブリシティがPRの最終目的じゃない。
1、パブリシティ:
情報の露出。記事やSNS投稿がどんだけ出たか?
2、パーセプションチェンジ:
認識変容。1の露出で人々の認識は変わったか?
3、ビヘイビアチェンジ:
行動変容。2の認識変容で人々の行動は変わったか?
「ひとり広報」ってのは物理的に広報を一人で担当してるってのもあるけど、キャリア的・メンタル的に孤立してしまう「ひとり」にもなりうる。仕事のやり方もわからず、全方位から孤立してしまう。同業やメディア人とのつながりや、所属企業全体で広報の理解を高めることがそれを救うんだろうな。
広報PRでキャリアアップしようとしてる人は、どっかでブランドマーケティング(マーケティング全般ではなく)の要諦を学んでおいた方がいい。「広報経験10年以上」とかいう自称ベテランが、ブランドマネジメントを解していないがためにトンチンカンで残念な言動になるのをたくさん見てきたよ。
広報PRパーソンは「このPRでいくら売上が上がりますか?」に答える必要はないが「このPRで露出量やリーチをどう想定しますか?」には答えないといけない。しかし最も重要な問いは「どういう状況になったら(=生活者の認識変容とその規模)売上向上が見込めますか?」で、それはマーケとPRの共同作業。
経営と広報が信頼し合ってる企業は強い。
「プロダクト出るからリリースよろ(経営)」「なんか広報ネタないですか?(広報)」
これだと冷えた夫婦関係みたいになる。
「経営課題こう。どんな広報戦略があるかな?(経営)」「広報で解決できる経営課題どれでしょう?(広報)」
こんなんが良き。
PR会社が自社メディアで提案したり、スタートアップ広報はオウンドやnoteで発信する時代。若きPRパーソンよ、それは否定しないんだがPR本来の不確実性も原体験にして欲しい。取材誘致のプレッシャー、記者会見に何人集まるかのドキドキ、大きな露出が出て世の中が動くカタルシス。そんなヒリヒリ感を。
PRパーソンが一度は読んでおいたほうがいいと思う超個人的な5選(実用書じゃないよ)。
1 戦争広告代理店 高木徹
2 ティッピング・ポイント マルコム・グラッドウェル
3 ブランドは広告でつくれない アル/ローラ・ライズ
4 空気の研究 山本七平
5 プロパガンダ エドワード・バーネイズ
広報に向いてる人は、「できればみんなに嫌われたくない」て気持ちが強い人かもしれない。「理解しないやつはほっとけ」が本音だと行き詰る。経営者ならそのスタンスでもいいけど、広報の仕事は、異なるステークホルダーの合意形成だからね。
PRパーソンが一度は観たほうがいいと思う超個人的な映画5選。
1 サンキュー・スモーキング アーロン・エッカート主演
2 女神の見えざる手 ジェシカ・チャステイン主演
3 空飛ぶ広報室 新垣結衣主演
4 フォーン・ブース コリン・ファレル主演
5 ニュースの天才 ヘイデン・クリステンセン主演
何度も言うけど、PRはマーケティングとメディアの越境地域。マーケティング(事業目的)を理解し、ジャーナリズム(報道目的)を理解する。マーケ勉強して自分でもnoteで記事書くとかね。マーケッターや記者と対等に話せるPRパーソンになるか、単なるパブ屋さんになるか。
広報PRパーソンが必ず一度は読むべき一冊は何か?と問われたら迷いなくこれ。PRがなしうる最大級の成果と、同時にその恐ろしさがわかる。戦略PRワード設定やPRを仕掛けるタイミングの妙も。情報戦によって圧倒的な競合優位を勝ち取った話だと捉えれば、経営やマーケティングへの示唆もたくさんある。
PRパーソンが一度は読んでおいたほうがいいと思う超個人的な5選(実用書じゃないよ)。
1 戦争広告代理店 高木徹
2 ティッピング・ポイント マルコム・グラッドウェル
3 ブランドは広告でつくれない アル/ローラ・ライズ
4 空気の研究 山本七平
5 プロパガンダ エドワード・バーネイズ
最強の広報PRパーソンは、PRクリエイティビティと危機管理広報ノウハウを兼ね備えた人なんだが、20年間で知ってる限りそんな人材はほぼ存在しない。クリエイティヴな人は危機管理に弱く、危機管理広報のプロは頭が固い。どっちをベースに片方を強化するのが近道なんだろうか。
真の広報っていうのは、経営者の頭の中を可視化できるストーリーテラーだよね。商品広報とか企業広報とかって切り分けがもはやあまり意味なくて、なぜなら経営者の頭の中では商品も企業も一体だから。経営レベルで策定されるパーパスや未来シナリオ発信に、従来の縦割り広報組織は追いつけていない。
パーセプションチェンジ(認識変容)はマーケティング的にめちゃ大事なのだが発想のコツがあって、自社の商品のパーセプションをどう変えようか?ってより、どんな社会のパーセプションが変わったら自社の商品が売れるようになるか?って考えた方がいい。この違いがわかるかな?
「ひとり広報」の放つ熱量ってすごいと思うんだよね。物事は何につけ、好きな事をひとりでやってる人には熱がある。その熱量には、チーム広報より社内を巻き込む力があるんじゃないかな。ひとり広報の奮闘は、案外に「みんな広報」への近道かもしれない。ひとり広報がんばれ!#ひとり広報
PRのピラミッド。下から上に。パブリシティがPRの最終目的じゃない。
1、パブリシティ:
情報の露出。記事やSNS投稿がどんだけ出たか?
2、パーセプションチェンジ:
認識変容。1の露出で人々の認識は変わったか?
3、ビヘイビアチェンジ:
行動変容。2の認識変容で人々の行動は変わったか?
広報PRパーソンの価値。PRはマーケティングとメディアの越境地域だから、PRパーソンの価値向上のヒントはそこ。マーケティング(事業目的)を理解し、ジャーナリズム(報道目的)を理解する。マーケッターや記者と対等に話せるPRパーソンになるか、単なるパブ屋さんになるか。
ひとり広報だろうが10人広報だろうが、広報への期待と実践の間でフニャフニャするのは、KPIの握り。経営陣や事業責任者にすればメディア露出やSNSエンゲージなんて手段でしかない。でも現場は手段KPIでも評価しないと。結局その積み重ねなんだから「1か月でメディア50名とつながる」とかでもいいんだ。
広報はやたら露出獲得しようとしてもダメよ。
1、どういう露出ストーリーを目指すのか?
2、それによってどんな目的が達成されるのか?
3、そのためのファクト足りてるか?
4、それをどの媒体の誰に持ちかけるのがいいか?
これら一体を、戦略戦術の境目なく熟慮して実行することに尽きる。
最近とくに思うことのひとつ。広報機能と人事機能は、企業の中でこれまで以上に融合せねばならないかも。メディアトレーニングなど対外発信の対応と、発信する人のコンプライアンス研修などの対応は、同期しないと成り立たない。広報部と人事部を分けてる場合ではない時代かもしれない。
プレスリリースをうまく書けるようになりたいなら、他社のリリースをただひたすら見て学ぼうとしちゃダメ。「こういう露出したいな」て思う記事をまず見つけて、その元になったリリースを探して見るんだよ。一次情報の役割を果たさなかったリリースをどんだけ見ても無意味。
広報PRの仕事してると、まわりへの「違和感」が生まれてくる。所属企業の事業部とか経営とか広告やマーケティング領域の人たちに。「そんな一方的なん誰も聞かない」とか「ニュース性1ミリもないし」とか。その違和感に悩み苦しむけど、それは「専門性の発芽」でもある。違和感の集積がプロを作る。
ひとり広報にも頑張ってほしいけど、PRは経営者の仕事。スタートアップ経営者は判で押したように「広報は大事」って言うけど、「広報は大事(だから自らコミットしよう)」と「広報は大事(で担当者に頑張ってもらおう)」は大きく違う。「資金の調達」も「評判の調達(=広報)」も、社長がコミット。