高嶋ちさ子、心療内科で「怒りの数値が高すぎる」の診断受けていた… 。〜ASDの傾向が強い方?〜
テーマ:自閉症スペクトラム
【今回の記事】
高嶋ちさ子、心療内科で「怒りの数値が高すぎる」の診断受けていた…「徹子の部屋」で告白
【記事の概要】
バイオリニスト・高嶋ちさ子(48)が20日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・正午)に出演。心療内科で「怒りの数値がびっくりするほど高過ぎる」という診断を受けていたことを明かした。
今年、怒りのあまり小学4年と1年の息子のゲーム機を真っ二つに折ったことをツイッターで明かし炎上するなど、すっかり“激怒キャラ”が定着した高嶋。この日も自慢の名器・ストラディバリウスではなく、「炎上した時、『おまえのバイオリンも折ってやる』っていう書き込みが多くて、慌てて買ったんです」というサブ・バイオリンを携えてスタジオ入りすると、黒柳からいきなり「心療内科に行ったんですって」という質問が飛んだ。
「自分でも自分の性格の浮き沈みについていけなくて、自分自身に振り回されて疲れちゃう」と正直に告白した上で「心療内科に行って、アンケートに答えたら、すごく強迫観念が強いと診断されて」と続けた。
「これをしなきゃ、あれをしなきゃの100かゼロかが私の生き方なんですと言ったら、先生からいいかげんに生きなさいって言われて。中途半端に生きろってことですかって、また怒ってしまって」と笑わせた後、「検査でびっくりするほど、数値が高かったのが、怒りの数値。これを全体的に下げましょうと言われました」と診断結果まで公表した。
「最近、怒らなくなった気がする」という高嶋だが、家で「今日からママはもう怒らないから」と宣言した直後に長男がハナをかんだ紙を自身に投げつけてきたところ、「何するんだよ!」と激怒。二男に「一瞬も(怒りを抑えるのが)保たないじゃないか」とあきれられたというエピソードも披露した。
【感想】
以前、怒りのあまり小学4年と1年の息子のゲーム機を真っ二つに折ったことで、すっかり“激怒キャラ”が定着した高嶋さち子さん。様々なエピソードを紹介してくれました。
私は、これらのエピソードを聞いて「ピン!」と来ました。「高島さん、かなり自閉症スペクトラム(AS)の傾向がお強い方だ」と。ちなみに、このASの傾向は、以下の通り、大なり小なり全ての人が持っているということを断っておきます。高嶋さんだけが特別な人ではないのです。
「あなたも私も“自閉症スペクトラム” その3」
中でもASの傾向が過度に強い人(特にこの傾向が障害域にある人はASD=自閉症スペクトラム障害)は、「……あるべき」という“こだわり”が過度に強いので、息子さんがゲームの約束を破った時などは、かなり許せない気持ちが怒りとなって現れたのでしょう。
家で「今日からママはもう怒らないから」と宣言した直後に長男がハナをかんだ紙を投げつけられ、「何するんだよ!」と激怒したのも、「すぐ怒るのは良くないことだ」と分かっていても、ASは先天性の特徴なので、自分をコントロールすることができないのです。そんな自分に嫌気がさすのですが、どうしてもやってしまう悲しい“性”なのです。
また、「0か100か」という考え方をするのもAS傾向が強いタイプ特有の考え方です。心療内科の先生から、「いいかげんに生きなさい」って言われて、「中途半端に生きろってことですかっ?」と怒ってしまったというのも、「0か100か」という考え方が根底にあるために、「中途半端」という考え方が嫌いな特徴の現れです。また、医者は「中途半端に生きなさい」ということを言いたかったのではなく、「ちょうどいい加減に生きなさい」ということを伝えたかったのですが、AS 傾向が強い人は、「0か100か」というはっきりした結果を好むため、あいまいな表現や冗談が苦手で、すぐに文字どおりに解釈してしまうという特徴を持っているため、「(ちょうど)いいかげん」という言葉に隠された「ちょうど」に気づかず、「いいかげん」⇨「中途半端」という意味に捉えてしまい怒ってしまうのです。
逆に、完璧の100点を追い求めようとした時の集中力は抜群で、とことんより良い表現を求めようとする芸術家肌にぴったりの方なのです!
なお、今回の投稿は、高嶋さんを揶揄するためのものでは全くなく、誰もが持っているASの特徴についての理解を深めてほしくて投稿したものであることをお断りしておきます。
というよりも、私は、自分の目標に向かって迷いなく突き進み、そして「…であるべきだ」と考える正義感の強いAS傾向が強い人の生き方が大好きです。そのことに気付かせてくれたのは、川崎医科大学精神科学教室主任教授である青木省三氏が執筆した「ぼくらの中の発達障害」(ちくまプリマー新書 2012)です。この本は、AS傾向が強い人達に「前向きに生きよう」という勇気を与えてくれる名著です!
