ワクチンが初めてその有効性を明らかにした病気は
疱瘡(天然瘡)でした。
天然疱は感染力が強い上に致死率も高く、しかも治ってもも顔に醜いケロイド状の跡(アバタ)が残るとう恐ろしい病気でした。戦国時代の伊達政宗が集眼だったのも天然疱のせいです。江戸時代の島津藩主、島津斉彬の御台所が常に紙で隠していたのも天然疱のせいだと言われています。
しかし人々は天然疱にこまねいたわけではわりません。西アジアや中国では、天然疱患者の膿を健康人に接種して軽度の天然疱を起こさせて免疫を得ることが行われました。現在の言葉で言えば正しくは「ワクチン接種」です。
#村上文緒
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