掲示板・スレッド詳細
1.うるさらX - 22/06/05 21:28:55 - ID:iZZjllBpvg
ポケットモンスターの世界へようこそ!(テンプレ挨拶) ▼
まずは主人公の性別を決めよう! ▼
主人公の性別はおとこのこ?それともおんなのこ? ▼
性別を選ぼう!
>>最初で最後になるかもしれない安価下
2.うるさらX - 22/06/08 22:16:59 - ID:iZZjllBpvg
もう強制的に男でいいや
3.うるさらX - 22/06/12 20:54:14 - ID:iZZjllBpvg
ポケモンと人間が共存するこの世界
この世界はさまざまな地方に分かれていました
そんな幾多の地方の一つ、“チョコレー地方”
今回はチョコレー地方に住むとあるポケモン好きな少年の、一つの物語を見ていきましょう……
~過去うんち~
初代うんち💩→https://megalodon.jp/ref/2021-1231-2057-24/style.v2003.coreserver.jp/bbs/patio1/read.cgi?no=35636&l=1-
2作目うんち💩→https://megalodon.jp/ref/2021-1231-2059-42/style.v2003.coreserver.jp/bbs/patio1/read.cgi?no=35741&l=1-
4.うるさらX - 22/06/12 21:55:01 - ID:dNveLUbzFA
ーカカオタウンー
~チョコレー地方 すべてのはじまりといわれる町
『……現在、チャレンジャー角木選手の残る手持ちポケモンは1体!後がない状況です!』
『さぁ、チャンピオンのメガスピアー!巧みにいわなだれを躱していく!』
『対してチャレンジャーのメガバンギラス、接近したところをドラゴンテール!逆転の一手となるか!?』
『しかしまたしても命中ならず!そしてメガスピアー、一気にダブルニードルで畳み掛ける!!』
『……決まったーッ!チャレンジャー食らいつきましたが勝者、チャンピオン!防衛記録を更新しました!!』ワァァァァァ……
???「…やっぱりすげぇ……!」
5.うるさらX - 22/06/13 20:05:20 - ID:AKn0r4z+eQ
???「…いや~今日のポケモンバトルチョコレーカップ、面白かったなぁ~」
???「おっとそうだった…5分後には別のチャンネルでバラエティ番組、“タンケの大冒険”が始まるんだった」
???「えーっとテレビのリモコンは……」キョロキョロ
『臨時ニュースをお伝えします、度々問題となっている謎の組織アーマーd
ブチッ(テレビの電源が切れるおと)
???「あなや」
おかあさん「リモコンならここよ」ヒョイ
???「何すんじゃコラ」
おかあさん「ほらもうこんな時間じゃない、ゴチャゴチャほざいてないで早く寝なさい」
???「やだ」
おかあさん「寝ろ」
???「イ~ヤ~ヤダヤダ」フリフリ
おかあさん「あんた明日から旅に出る自覚あるの?」
おかあさん「……ラナツ」
6.うるさらX - 22/06/13 21:50:34 - ID:iZZjllBpvg
(ごめんなさい、諸事情により主人公の名前を『ナッツ』に変更します)
7.うるさらX - 22/06/13 23:21:06 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「いや寧ろ明日から家に居ないんだよ?もうちょい優しくすべきじゃない??」
おかあさん「だからこそそんな生半可な気持ちのまま旅に出したら危険なの!わかるわね?」
ナッツ「分かん、ないです……」
おかあさん「とにかく!朝は博士の研究所に行かなくちゃならないんだから準備して早く寝ること!以上!」
バタンッ
ナッツ「……ちぇ~」
8.うるさらX - 22/06/13 23:24:59 - ID:iZZjllBpvg
チク……タク……
ナッツ「……」
ナッツ(あーあ……寝られねーなぁ)
ナッツ(そりゃあそうか、昔っから憧れてた旅に出るんだから)
__________________
幼き頃のナッツ『ママー!僕ポケモンばとるで最強になるー!』
おかあさん『はいはい、なれるといいわね』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ナッツ(……正直今でも実感ないけど)
ナッツ(研究所ではどんなポケモンが貰えるのかな…)
ナッツ(そんでこれから、どれくらいのポケモンに会えるんだろうか………)
9.うるさらX - 22/06/17 00:23:19 - ID:iZZjllBpvg
チュンチュン……
一般野生ドードリオ「コケコッコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ才オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオゲホッゲホッ」
ナッツ「ハッ!?」ガバッ
ナッツ「今の時刻は……まずい、遅刻だ!!」ドタバタ
おかあさん「案の定寝坊したわね、今日の朝ごはんはにんじんしりしりよ」
ナッツ「食ってる暇ない!すぐ博士の研究所に行く!!」ガチャッ
おかあさん「あっ…ちょっと!」
____________
10.うるさらX - 22/06/17 00:26:33 - ID:iZZjllBpvg
ーカカオタウン 研究所ー
ウィーン
ナッツ「ふー……とうちゃーく」
ナッツ「…来ましたよ、博士!」
「おぉ、遅かったじゃないか」
ズボラ博士「このワシ、ズボラ博士の研究所へようこそ」
ナッツ「んなことより博士なんだから最初のポケモンください、やくめでしょ」
ズボラ博士「ふむ…本来ならキミにポケモンをやるのがワシの役目」
ズボラ博士「しかし…キミにやるポケモンなどおらんのじゃ!!」
ナッツ「ええっ」
11.うるさらX - 22/06/17 00:30:05 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「どういうことっスか、まさか遅刻したから他の旅立つトレーナーに先を越されたとかそういう展開?」
ズボラ博士「いや、元々用意してなかったわ」
ナッツ「ナメとんのかワレ」
ズボラ博士「代わりといってはなんだが…モンスターボールをいくつかやろう!」スッ
ナッツ「は、はぁ……でもこれポケモン入ってないんでしょ?」
ズボラ博士「うむ、だからこそそれを使って今からポケモンを仲間にするのじゃ!最初に捕獲したポケモンがキミの御三家枠ってことでヨロ」
ナッツ「えっ、一人でゲットすんの?普通ポケモンとポケモンを戦わせて……」
ズボラ博士「ポケgoの要領でやればヘーキヘーキ」
ナッツ「……ま、いいや」
12.うるさらX - 22/06/18 09:33:53 - ID:iZZjllBpvg
ーチョコチップロードー
~あまり整備されておらず、まるでチョコチップがちりばめられたような景観からこの名がついたとされる砂利道
ザッ…
ナッツ「よ~し踏み出したぜ冒険の第一歩!」
ナッツ「ここからどんなポケモンが待っているんだろうか……」
ナッツ「おっといけねぇ……その前に旅を共にする仲間探しだ!」キョロキョロ
?????「……」ガサッ…
ナッツ「! あそこに何かいる……!」
ナッツ「行ってみるか!!」ダッ
13.うるさらX - 22/06/19 20:57:22 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「うおーっと!あのポケモンは…」
サイホーン「さいさい」
ナッツ「サイホーンだ!」
ナッツ「……決めた、俺の人生記念すべき初ゲットはアイツにするぜ!」チャッ
ナッツ「モンスターボールGOっしょ!」ポイー
サイホーン「さい」ベシッ
ナッツ「ああっ……あっさり弾かれた」
ナッツ「いや、まだまだ!もう一発……」
「どきなガキンチョ」
14.うるさらX - 22/06/19 21:09:19 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「え」
おっさん「やれ!ゴビット!」
ゴビット「ゴビ語尾」ブンッ
バゴォッ
サイホーン「さい…!?」ザザザ
ナッツ「え?え??」
おっさん「おらよモンスターボール!」ブンッ
サイホーン「さいさい~」ポコッ
シュルルルルル……
ティウン…ティウン…ティウン……カチッ
おっさん「へへ…手頃なポケモンだぜ」スチャ
15.うるさらX - 22/06/19 21:37:56 - ID:iZZjllBpvg
おっさん「さて、さっさと行くぞゴビット」スタスタ
ゴビット「5bit」テクテク
ナッツ「ちょ…おい!ちょっと!」
おっさん「あん?」
ナッツ「そ、そのサイホーン俺が捕まえようとしてたんだけど!?」
おっさん「なんだ?野生のポケモンを捕まえる権利はお前優先だってのか?」
ナッツ「ぐ、それは…その……」
おっさん「第一捕まえるのにチンタラしてる方が悪いんだ、ガキはその辺のキャタピーでも捕まえるんだな」
おっさん「あばよ」スタスタ
ゴビット「ゴビ~」テクテク
ナッツ「……」
16.うるさらX - 22/06/20 01:28:05 - ID:iZZjllBpvg
ーチョコチップロード はずれのビーチー
ナッツ「なんだよ……確かに言ってる事はあっちのが正しいかもしれないけどどうも納得いかねぇな~…」ブツブツ
ナッツ「……ってあれ」
ザパーン……
ナッツ「海か……」
ナッツ「いつの間にかこんなところまで来ちゃったんだな」
サンサン……
ナッツ「朝日は綺麗だな……」
ナッツ「………」
ナッツ「おっと…ボーッとしてる場合じゃなかった、早く何かゲットしねぇと」
ナッツ「海なら水ポケモンが居そうだな」キョロキョロ
17.うるさらX - 22/06/23 22:47:31 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「あーあ、野生のポケモンって意外と出てこないもんだな……」スタスタ
ナッツ「……ん?」ピタッ
????「……」ザザーン…
ナッツ「なんだこりゃ…?ピンク色の……ハートみたいな」
ナッツ「どうしてこんなモンが浜辺に打ち上げられてんだ……」ツンツン
????「……!」ピクッ
バシャアアア!!!
ナッツ「うわっ!?冷てぇ! なんなんだ一体……」
????「…ハァ……ハァ………」ザ…
????「近寄んな…人間……!」
18.うるさらX - 22/06/23 22:53:11 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「うわ喋っ…!?」
ナッツ「…お前、❤みたいな形してるけど……ポケモン?」
????「…ポケモンで悪いか」
ナッツ「へ~なんつーポケモン?」
ラブカス「……ラブカス」
ナッツ「すげぇ~俺ってツイてるぜ!旅に出た直後にこんな摩訶不思議アドベンチャーなポケモンに出会えるなんて」
ラブカス「……」
ナッツ「お前、どっから来たんだ?なんでこんなとこで昼寝してたんだ??」
ラブカス「関係ねぇだろ」
ナッツ「なぁ、ゲットしてもいいか?」ジリ…
ラブカス「だから近づくなって言ってるだろ!」
ナッツ「まぁ遠慮なさらずに」ジリジリ
ラブカス「チッ…今度は手加減しねぇぞ!みずでっ……」スゥゥゥゥ
ナッツ「わっまた冷たいのはカンベン……」
ラブカス「ヴッ」
パタッ
ナッツ「…え?」
ラブカス「」
19.うるさらX - 22/06/23 22:58:14 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「お、おい…どうした?」
ラブカス「……」
ラブカス「………タ」
ナッツ「あんだって?」
ラブカス「…ラ…タ」
ラブカス「ハラヘッタ」グゥゥゥゥゥ
ナッツ「……」
~
ラブカス「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛ぃ゛」ガツガツ
ナッツ「俺のオボンの缶詰め、食うの楽しみにしてたんだけどな~……」
ラブカス「ぷはー!ごちそうさん!」
ナッツ「…落ち着いた?」
ラブカス「おう!オレを助けてくれる人間が居るなんてまだまだ世の中捨てたもんじゃないな!」
ナッツ「……なんかさっきとはえらく態度がちげーな」
ラブカス「………わりぃ、オレちょっとどうかしてたぜ」
20.うるさらX - 22/06/25 22:33:12 - ID:iZZjllBpvg
ザザーン……
ナッツ「……なぁ、改めて聞くけど…お前どっから来たんだ?」
ラブカス「そりゃまぁ……とにかく遠く離れた海からだな」
ナッツ「ふーん……」
ラブカス「で、お前こそどっから来たんだよ」
ナッツ「すぐそこの“カカオタウン”ってとこだけど」
ラブカス「近所か……つーことはまだトレーナーじゃないのか?」
ナッツ「いや、もろちん旅に出たトレーナーだぜ!」
ナッツ「……つっても、ついさっき旅立ったばかりで仲間のポケモンも一匹もいないがな」
ラブカス「…それ、トレーナーって言えんのか?」
ナッツ「だよなぁ」
ナッツ「……」チラッ
ラブカス「?」
21.うるさらX - 22/06/25 22:37:13 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「……なぁ、やっぱりお前のことゲットしていいか?」
ラブカス「いやだから話が飛躍しすぎだろ!?」
ナッツ「でもさぁ…しばらく一人旅は流石に寂しいし……」
ナッツ「……それに、なんかお前のこと気になるんだよ」
ラブカス「…よした方がいい」
ナッツ「なぜゆえ」
ラブカス「オレなんかゲットしたって何の役にも立たねぇ」
ラブカス「最初のポケモンを捕まえたいならポッポなんかを捕まえるといい、初心者トレーナー向けでいずれ進化もするしきっと良き相棒になれる」
ラブカス「オレみてーなのは海の中の背景のモブとしてひっそり暮らしたまま一生を終えるのがお似合いだよ」
ナッツ「…」
ナッツ「んなことねーよ」
ラブカス「あん?なんでそんな事がお前に…」
ナッツ「まぁ根拠もないけど」
ラブカス「おい」
ナッツ「……でも、お前はきっと役に立たないポケモンなんかじゃねぇ、これからそれを証明してやる」
ラブカス「……」
22.うるさらX - 22/06/25 22:44:38 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「…な、いいだろ?お前のこと詳しく知りてーんだよ」
ラブカス「……」
ラブカス(…初めてだ、オレを捕まえたいと思っているヤツなんて)
ラブカス(コイツと一緒に行けば、もしかすると何か変われるかもしれない)
ラブカス(だが…いくら助けてもらったとはいえ、人間は………)
「ぶふぅうぅうううぅうう!!!!!」バササッ
ナッツ「!? 避けろラブカス!」
ラブカス「な…おらよっと!」サッ
「ぶふぅうぅうううぅうう……」バサッバサッ
ラブカス「チッ、一体何が……」
ナッツ「あのポケモンは知ってるぜ……ムクバードだ!」
ムクバード「ぶふぅうぅうううぅうう」(エレクトニカルパレードがブーツをかじる音)
23.うるさらX - 22/06/26 02:33:24 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「だけどなんでいきなりムクバードが……」
ラブカス「恐らく…俺を捕食対象とみなしているんだろう」
ナッツ「え、ええ…? お前を??」
ラブカス「オレ達ラブカスは、今のオレみてぇに一匹だとなんとな~く元気をなくす場合がある」
ラブカス「そこをペリッパーにさらわれるなんて事もザラにあるからな」
ナッツ「なんてデリケートな種族」
ムクバード「これはとてもグラッツェ」バッ
ナッツ「わっまた突っ込んできやがった!」
ラブカス「ちょっとどいてな! さっきの話の返答はこいつを退治してからだ」
ラブカス「みずでっぽう!」パシャアアア
ムクバード「呼んだる?」ヒョイ
ナッツ「避けやがった!」
ラブカス「チッ…!」
24.うるさらX - 22/06/26 02:34:56 - ID:iZZjllBpvg
ムクバード「おなら!」ブフゥウゥウウウゥウウ
ラブカス「ぐっ…あやしいかぜか……!」
ナッツ(どくガスでは?)
ラブカス「こうなったら……アクアジェット!」ザパシャアアア
ムクバード「デデンネ」ブフゥウゥウウウゥウウ🔥
ラブカス「ぐうぅッ…!今度はねっぷうだ!」
ナッツ(さっきのと何が違うんだ…?)
25.うるさらX - 22/06/26 02:37:39 - ID:iZZjllBpvg
ムクバード「な つ や さ い ド リ ー ム」ゴゴゴ
ラブカス「ぐっ…」ヨロ…
ナッツ(ってまずい、あのままじゃラブカスが…)
ナッツ(つっても俺に出来ることなんて……)
ナッツ(! そうだ、せっかくトレーナーになったんだし…!)
ラブカス「くそっ…まだまだ!」ザッ
ムクバード「ぶふ?」バサバサ
ラブカス(中々ヤツに攻撃する隙がない…!一体どうしたら……)
ナッツ「なぁ、ラブカス」
ラブカス「! なんだお前…どいてろって言っただろ!」
ナッツ「いや…俺もアイツを倒すのに協力させてほしいんだ」
ラブカス「なに? どうやって…」
ナッツ「俺が指示を出す、お前とのコンビネーションを試すいい機会としてな!」
26.うるさらX - 22/06/26 02:41:42 - ID:iZZjllBpvg
ラブカス「はぁ!?指示って……お前ポケモンバトルやったことないんだろ!?」
ナッツ「あぁ、これが初めてになるぜ」
ナッツ「でもよくテレビでポケモンバトルを見て勉強したんだ!任せろ👍」
ラブカス「……しゃーねぇな、お前に賭けるぞ!」
ムクバード「ぶふぅうぅうううぅうう」バササッ
ラブカス「来た…つばさでうつか!」
ナッツ「よく引き付けてからジャンプしろ!」
ラブカス「おらよっ!」バッ
ムクバード「ぶふぅ!?」
ナッツ「そっから真下にみずでっぽうだ!」
ラブカス「オラァァァ!!!」パシャアアアアア
ムクバード「ぶふぅうぅうううぅうう!!!!!」バッシャーン
27.うるさらX - 22/06/26 02:43:45 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「今だ!アクアジェット!」
ラブカス「くたばりやがれえええええ」ザパシャアアア
ムクバード「4だる?3だる?」オロオロ
ドガァァァン!!!
ムクバード「夏野菜ーはーまずい(ジャスティス!)」
ムクバード「Enb」
ドサッ…
ムクバード「」
ラブカス「やったぜ!」
ナッツ「決まったな…!空中からの急降下を生かしたアクアジェット!」
28.うるさらX - 22/06/26 14:13:56 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「どうだ? 俺も中々やるだろ」
ラブカス「まぁ……初めてにしてはな」
ナッツ「なんたって未来のチャンピオンだからな、このくらい出来て当然よ」
ナッツ「それと…ポケモンはトレーナーと組むことでより力を発揮できる、と俺は考えてるぜ」
ラブカス「……」
____________
「いけ!どろぼうでアイツのウロコを奪ってこい!」
「おら! ハートのウロコ だせ!」ゲシゲシ
「所詮お前らはウロコしか価値がねぇんだよ…!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ラブカス(オレは散々……人間に酷い目に遭わされてきた)
ラブカス(しかし今のバトルでの指示は……間違いなく的確だった)
ラブカス(やはりオレもコイツと行けば、あるいは……)
ラブカス「……よし、さっきの答えを出そう」
ラブカス「別についてってやってもいいぜ」
ナッツ「っしゃぁ! 決まりだな!」スッ
29.うるさらX - 22/06/26 14:16:05 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「いくぜモンスターボール! おらよっ」ポイッ
コツッ!……ティウン…ティウン…ティウン……
……カチッ
ナッツ「初めての仲間……ラブカス、ゲットだ!」
ナッツ「そんじゃ早速…出てこいラブカス!」ボムッ
ラブカス「へいへい」ポーン
ナッツ「これからヨロシクな!」
ラブカス「あいよ!」
ナッツ「……」
ラブカス「?」
ナッツ「人生初めてボールからポケモン出しちまった……感動するぜ~✨」ジーン
ラブカス「……」
ラブカス(……まだまだ不安なとこはありそうだが)
30.うるさらX - 22/06/26 14:18:26 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「おっとそうだ! さっきのムクバードもゲット……」
ムクバード「;;;」バサッ…バサッ……
ラブカス「……とっくに逃げちまってるみてーだな」
ナッツ「そんなー(´・ω・`)」
ナッツ「…ま、いいや、一旦博士の研究所に戻るか」
~
31.うるさらX - 22/06/26 14:36:49 - ID:iZZjllBpvg
ーカカオタウン 研究所ー
ズボラ博士「おお、ラブカスを捕獲したのか」
ナッツ「はい、中々良さげっしょ?」
ラブカス「……なぁ、コイツ誰?」
ナッツ「ズボラ博士っていうこの町の研究者らしいよ」
ナッツ「なぁ博士、ラブカスって強いポケモンっすよね? 俺さっきのバトルした時に気づいちゃったんスけど」
ズボラ博士「うんうん、強いと思うぞい」
ズボラ博士「ワシも実物初めて見たけど」
ラブカス「………コイツ本当に研究者?」
ナッツ「そうなんじゃない? 知らんけど」
32.うるさらX - 22/06/26 14:39:44 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「で、俺ポケモンゲットしたし正式に旅に出ていいんだよね?」
ズボラ博士「無論じゃ、色々なポケモンに出会って仲間を増やしまくりんぐしなさい」
ズボラ博士「おっとその前に……お互いに自己紹介はしたかの?」
ナッツ「あ、俺はまだだったっけ……」
ナッツ「俺はナッツ、将来この地方で開催されるトーナメントに優勝し、チャンピオンになる男だ!」
ナッツ「改めてヨロシクな!」
ラブカス「おう、こっちこそヨロだぜ!」
33.うるさらX - 22/06/27 06:56:34 - ID:iZZjllBpvg
こうして二人の冒険が幕を開けたらしいよ___
ー(再び)チョコチップロードー
ナッツ「さぁ行こう~ぜ~~」スタスタ
ラブカス「おう」フヨフヨ
ナッツ「ここから目指せ最強! 勝ちまくるぜ!!」
ラブカス「…ま、精々頑張れよ」フヨフヨ
ラブカス「それにしてもまさかオレが地上を冒険する時がくるなんてな」フヨフヨ
ナッツ「……」
ラブカス「あん?どした」フワフワ
ナッツ「ずっと気になってたんたが……なんでお前さも当然のように宙に浮いてるんだ?」
ラブカス「え?海で暮らすポケモンなら当然のことだけど」
ナッツ「………へぇ」
ナッツ(なんだろう、突っ込んだら負けな気がしてきた)
34.裂空斬 - 22/06/27 16:11:13 - ID:BrrFAbqnKg
支援
35.うるさらX - 22/07/02 09:21:13 - ID:wOFUbt+ZSA
ナッツ「よし、もうすぐ次の町に着くぞ」スタスタ
ラブカス「ふーん…ここは特に何もないんだな」フヨフヨ
????「待ちな」ザッ
ナッツ「なんだ貴様」
タンパチ「オイラはたんぱんこぞうのタンパチだ!」
ナッツ「短パン小僧のタンパチ……!?」
ラブカス「知り合いか?」
ナッツ「いや全然」
タンパチ「お前ら、こっから先に進むつもりなんだろ?」
ナッツ「そのつもりじゃなかったらここ歩いてないんだけど」
タンパチ「それなら……タダで通すわけにはいかないぜ」スチャ
ナッツ「! アイツもボールを…!」
タンパチ「そう…!目と目があったらポケモンバトル、常識だぜ!」
ラブカス「前から思ってたけどこの世界の常識トチ狂ってんな」
36.うるさらX - 22/07/02 21:12:02 - ID:7ICT7T/Jyw
タンパチ「オイラは炎ポケモンをこよなく愛する男!! 今まで9戦中4勝5敗の実力者だ!!!」
ナッツ「負け越してるやん」
タンパチ「うるせ~! お前を倒してなんとか勝率50%をキープしてやる!!」
タンパチ「いけ!オイラの相棒、ブビィ!!」ボムッ
ブビィ「ブビィwwwww」
ナッツ「よし…今度は初の対人戦だぜ」
ナッツ「いけ! ラブカス!!」
ラブカス「こうなったら……やるしかねぇな!」バッ
37.うるさらX - 22/07/02 22:46:32 - ID:ccor88HuTQ
タンパチ「先手必勝だ!ほのおのうず!」
ブビィ「ブビビビビwwwwww」🔥🔥🔥
ゴオォォォ………
ラブカス「ぐっ…なんだこの炎……!?」
タンパチ「その炎の効果はしばらく続くぜ!」
ナッツ「知ったこっちゃねえ!回転しながらみずでっぽうだ!」
ラブカス「オラオラ消火じゃあああ!!!!!」ブシュブシュブシュー
シュウウウ……
タンパチ「そんな…! 炎が全部消えちまった……!?」
ナッツ「そこだ!アクアジェット!」
ラブカス「おらよォ!」ザパシャアアアアア
ブビィ「ブブブブブ」バッシャーン
38.うるさらX - 22/07/02 22:50:17 - ID:ccor88HuTQ
タンパチ「ブ、ブビィ!」
ブビィ「ブビビ……」グググ
タンパチ「まだだ!かえんほうしゃ!」
ブビィ「ビビビビビ」ゴオオォオォォ
ナッツ「みずでっぽう!」
ラブカス「オラオラオラァ!」パシャアアア!!!
ドガァァァァァン!!!
……シュウウウウウウ
ナッツ「ぐっこれは…水蒸気か! 何も見えねぇ」
ラブカス「こんにゃろブビィはどこだ…!?とっとと引きずり出して……」
ナッツ「……待てラブカス!闇雲に攻撃したら相手に位置関係を知らせちまう!」
39.うるさらX - 22/07/02 23:01:59 - ID:ccor88HuTQ
タンパチ「…やるぞ!あの技を使え!」
ブビィ「ブビビビビ」ブビビィ
モクモク……
ラブカス「…? なんだあの黒い煙……」
ナッツ「まずい、あれは……スモッグ!」
ナッツ「こうなったら出方を変更すっぞ! ムクバードの時みたいに下に向けてみずでっぽう!」
ラブカス「しゃーねぇな!」パシャアアア!!!
バッ
ナッツ「よし、スモッグから逃れて水蒸気からも脱出した…!」
40.うるさらX - 22/07/02 23:05:59 - ID:ccor88HuTQ
タンパチ「……今だ! ほのおのパンチで地面に叩き落とせ!」
ブビィ「ビブヒブ」バッッ
ナッツ「な…!」
ラブカス「いつの間に空にっ…!?」
ブビィ「ブビッ!」バゴォ!!!👊🔥
ラブカス「ごぶっ」
ビターンッ!!!
ナッツ「ラブカス!」
タンパチ「どうだ!オイラ達水ポケモンにはこのやり方で勝ってるんだぜ!!」
41.うるさらX - 22/07/02 23:08:29 - ID:ccor88HuTQ
ラブカス「ま…まだまだァ!」ググッ
タンパチ「なんだ、思ったよりタフじゃんか」
タンパチ「でも……水蒸気も晴れて姿は丸見え! おまけに体力も限界のはずだぜ!!」
タンパチ「この勝負もらったぁ! ほのおのパンチでトドメだ!」
ブビィ「ブビブビブビ」ドドドドド
ナッツ「く、来るぞ!避けろ!!」
ラブカス「む、無茶言うなよ……」ゼェゼェ……
ナッツ「いや……お前の体なら躱せる!」
42.うるさらX - 22/07/02 23:37:03 - ID:ccor88HuTQ
ブビィ「ブブビィ!!!」ブンッ
スカッ…
ブビィ「ブ…!?」
タンパチ「あの状態で避けた…!?」
ラブカス「はぁ…はぁ…!」
ナッツ「どうだ! これぞラブカスが出来る、“体が平たい”というのを利用した避け方だぜ!」
タンパチ「くっ…かえんほう
ナッツ「たいあたり!!!」
ラブカス「お返しじゃァ!」ドンッ
ブビィ「ブッ」
バタン……
43.うるさらX - 22/07/02 23:39:24 - ID:ccor88HuTQ
タンパチ「あっ…ブビィ!」
ブビィ「」
ナッツ「これは……勝負あったな!」
ナッツ「つーことで…初バトル、勝利だぜ!!」
ラブカス「っしゃあああ……」
ラブカス「あぁ…疲れた」ペタン
タンパチ「そんな…勝率50%どころか勝率40%まで落ちるなんて……」ガクッ
ナッツ「まぁまぁ元気出せよ、相性有利相手にあそこまで追い込まれるとは思ってなかったし」
タンパチ「……ダメだ、オイラはこんなところで立ち止まってはいけない!」
タンパチ「この道路を通るトレーナーにこだわらずもっと炎タイプを極めてやるぜ!」
ブビィ「ぶびぶび」
タンパチ「次は負けねぇからな! 覚えておけ!!」
ナッツ「おうよ!」
~
44.うるさらX - 22/07/14 11:46:50 - ID:XOJdgV3wnQ
ーブラウニータウンー
~これといった観光スポットはないが、初心者トレーナーが多く集まる町
ナッツ「さ、着いたぜブラウニータウン!」
ラブカス「ふーん……へ~」キョロキョロ
ワイワイ ガヤガヤ
ラブカス「こーゆー人間の町も悪くなさそうだな」
ナッツ「だろ?この辺は何度か来たことあるから案内くらいならできるぜ」
ナッツ「あ、そういやお前さっきのバトルで体力ギリギリだろ?」
ラブカス「ん?あ、まぁ」
ナッツ「じゃ、まずはポケモンセンターに行くとしますかぁ」
45.うるさらX - 22/07/14 11:56:37 - ID:XOJdgV3wnQ
ーポケモンセンター内ー
テンテンテレレン♪
受付のお姉さん「お預かりしたラブカスは元気になりましたよ」
ナッツ「あざっす」
ラブカス「なんて技術力、さっきまで疲労してたのが嘘のようだぜ……」
ナッツ「な? 便利だろこの施設」
ナッツ「さて……お前も元気になったしこれからやるべきことがあるからな」
ラブカス「まだなんかあんのか」
ナッツ「おう、俺が最強になる為の大事なステップだぜ!!」
~
46.うるさらX - 22/07/18 12:53:16 - ID:5FUCTOj4cw
ーブラウニータウン周辺の野原ー
ナッツ「よ~しこの辺りだ!」
ラブカス「こんなとこになんかあんのか?」フヨフヨ
ナッツ「そりゃおめぇ決まってんだろ、仲間を増やすんだよ!」
ナッツ「悪いが流石にお前1匹で最強を目指すのは無理かもしれねぇ、最低でも6匹は必要だな」
ラブカス「そんなにいんのかよ」
ナッツ「この辺はまだレベルの低いポケモンが多いから……ゲットするのも難しくはないはず」スタスタ
ガサッ…
ラブカス「!」
ナッツ「お、早速草むらからなんか出てくるな…!?」
47.うるさらX - 22/07/18 13:38:38 - ID:5FUCTOj4cw
>o'ω'o<「デデーン!」バッ
ナッツ「お、出た」
ラブカス「アイツは……デデンネか」
>o'ω'o<「デデデーン!」テテチテー
ナッツ「おらぁ初手モンスターボール!」ポイー
>o'ω'o<「デデデデデーン」ヒョイッ
ナッツ「うわ避けられた」
>o'ω'o<「お家帰るンネ~」ピューッ
ナッツ「あぁ、早くも逃げられちまう…」
ラブカス「……」
ラブカス「ちょっとどいてろ、オレに任せな」
ナッツ「え」
48.うるさらX - 22/07/18 13:56:09 - ID:5FUCTOj4cw
ラブカス「」スゥゥゥゥ…
ラブカス「エモンガがいたぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!❗!!!!!!!!!!!!!!!!❕!!!!!!!!!!!!」
>o'ω'o<💦「デデーン!?」クルッ
ナッツ「あ、戻ってきた」
>o`ω´o<「デデーン!殺戮!デデーン!血祭り!!デデーン!死刑!!!」キョロキョロ
ラブカス「エモンガを探してる……今だ!」
ナッツ「おう、今度は体力を削ってからボールを投げてやるぜ!」
ナッツ「みずでっぽう!!!」
ラブカス「くらいやがれ!」ピュルルルルル
>o×ω×o<「ンネ~~~」バシャアアアアア
49.うるさらX - 22/07/18 14:00:02 - ID:5FUCTOj4cw
ナッツ「よっしゃ命中だぜ!」
ラブカス「今だ、ボールを投げろ!」
ナッツ「それじゃあ遠慮なく……」チャッ
>o'ω'o<「……」
>o'ᾥ'o<
ナッツ「あ、あれ…?なんかすげー怒ってない?」
ラブカス「どうやら体力がまだまだ残ってたみたいだな」
>o'ᾥ'o<「ンネー💢💢💢」ババリバリッシュ⚡
ナッツ「ぎゃあああああああ」バリバリ
ラブカス「あばばばばばばば」バリバリ
50.うるさらX - 22/07/18 14:16:37 - ID:5FUCTOj4cw
ーポケモンセンター内ー
テンテンテレレン♪
受付のお姉さん「ラブカスは元気になりましたよ」
ナッツ「あざっす」プスプス
ラブカス「あー死ぬかと思ったぜ……」
ナッツ「うーむ、やっぱ初っ端から電気タイプの捕獲は無謀すぎたか……?」
ナッツ「簡単に捕まえられそうなポケモン、かつなるべく強そうなのがいいな……」
ラブカス「……それなら、オレにいい案があるぜ」
ナッツ「…?」
51.うるさらX - 22/07/20 00:45:39 - ID:8RkcoyPifw
~なんか木が沢山生えてるところ~
ラブカス「よ~しこの辺だな」
ナッツ「で、案ってなんだ?」
ラブカス「最初らへんに仲間にするならやっぱ虫ポケモンよ、進化も早いし即戦力にもなりやすい」
ナッツ「なるへそ、俺ほどではないが意外とお前も冴えてるな~」
ラブカス「丁度この木ならキャタピーとかそういうのがいそうだな」
ナッツ「俺はビードルがいいな~~~」
ナッツ「して、どのように捕まえる?」
ラブカス「そりゃあお前、虫を捕まえる方法と言ったらもろちん……」
ゲシッ ゲシッ
ラブカス「おい社会不適合者!出てこいですな笑笑」ゲシゲシ
ナッツ「どうやってそのフォルムで木蹴ってんだ」
ガササッ
ナッツ「お、出てきた!」
52.うるさらX - 22/07/20 00:49:36 - ID:8RkcoyPifw
モルフォン「ほわぁぁぁぁ~ちいさくなるからのテレポートコンボでナツメたその体内に入りナツメたその子供として産まれ直したいでござる~~~」バササッ
ナッツ「お、モルフォンか!」
ラブカス「なんか想定よりでっけえのが来たな」
モルフォン「ぶふぉーっふぉっふぉっふぉっふぉっ!wwwwwwwwwwwwwwww!!!!!」(バルサン星人)
ナッツ「今度こそとっ捕まえてやらァ!みずでっぽう!!」
ラブカス「どぅるァァァ!!!!!」ビュルルルルル
モルフォン「フォーッフォッフォッフォッ!(V)o¥o(V)」
サッ
ナッツ「あっ避けられた」
ラブカス「😢」
53.うるさらX - 22/07/20 00:54:47 - ID:8RkcoyPifw
モルフォン「さざめけ…!」ザワザワザワ
ナッツ「あっあれはむしのさざめ……ふんぎゃあああうるせえええええ」
ラブカス「…」
モルフォン「ふぉーっふぉっふぉっ」ヒラヒラヒラ…
ナッツ「逃げられた……また捕獲失敗か」
ラブカス「……」
ナッツ「ま、次だ次!切り替えてくぞラブカス!」
ナッツ「……あれ?」
ラブカス「」
54.うるさらX - 22/07/20 00:59:20 - ID:8RkcoyPifw
ーポケセン内ー
テンテンテレレン♪
受付のお姉さん「はいはい元気になりましたよ」
ナッツ「ごめんなさい」
ラブカス「さっきの途中から記憶ないんだが……モルフォンは結局捕獲できたのか?」
ナッツ「そうとも言えないし、そうでないとも言える」
ラブカス「あ、無理だったのね」
ナッツ「うーん……そろそろ日が暮れるし、とりま仲間探しの続きは明日からにすっかぁ」
55.うるさらX - 22/07/20 20:52:05 - ID:Rz9o1BL87w
~宿屋~
ナッツ「よし、今日はここで寝るとしようぜ」
ラブカス「随分ボロい部屋だな~」
ナッツ「仕方ねえだろ、ここしかないんだから」
ナッツ「それにしても今日は色々あったな~まさか一日目からこんなに疲れるとは」
ラブカス「おいおい…まだ旅は始まったばっかだろ?」
ナッツ「わかってらァ!明日からの新たな出会いに備えてぐっすり寝てやる」
ナッツ「んじゃ、おやすみ~」
ラブカス「へいへい」
~600秒後~
ナッツ「ムニャ…いびきはガ行が似合うぞい……」ガーガーグーグー
ラブカス「もう寝てら」
ラブカス「………」
ラブカス(人間というのも、悪くはなさそうだな……)
56.うるさらX - 22/09/23 21:24:27 - ID:iZZjllBpvg
ーブラウニータウン周辺の野原ー
ザッ……
「ヘヘ…ブラウニータウンか、ここなら簡単そうだな」
「明日、“改造”したコイツの力を早速試すとすっかァ」
「震え上がれ雑魚トレーナー共、この俺様に平伏すがいい…!」
_________
57.うるさらX - 22/09/23 21:25:54 - ID:iZZjllBpvg
翌朝
ナッツ「おっはーーーーー!!!!!」
ラブカス「うるせぇ!」
ナッツ「数時間しか寝てないのになんか二ヶ月分くらい寝た気分だぜ!」
ナッツ「旅の再開だぜ! 今日もいいペンキ☆」シャーッ
ラブカス「うわカーテン開けんなよ眩しい…」
ラブカス「……ん?」
ワーワー ギャーギャー オサナイデオサナイデ
ラブカス「なんだよ、あの人混みは」
ナッツ「お? あそこってポケモンセンターの前……なんかあったのかな?」
ナッツ「ちょっくら行ってみるか」ガチャ
58.うるさらX - 23/02/13 05:18:59 - ID:3T2oi67ugg
ーブラウニータウン ポケセン前ー
ザワザワ…
ナッツ「うわ、やっぱすげー人混み」
ラブカス「何があったんだ…?」
モブワン「くそっ…お前もあいつにやられたのか……?」ザッザッ
モブツー「まぁな…俺のポケモンが手も足も出なかった……」ザッザッ
ナッツ「あ、あの…」
モブワン「うん?まさか…君のポケモンも被害に」
ナッツ「いえ、俺のラブカスはこの通り元気っす」
ラブカス「ちっす」
モブワン「そうか…それなら被害に遭わなくてよかったな」
ナッツ「この状況…やっぱなんかあったんスか」
モブワン「…ああ、みんなヤツにやられたんだろう」
ナッツ「ヤツって?」
モブワン「それは……」
ポケセン受付のお姉さん「つ、次の方どうぞー!」
モブワン「! すまない少年、また後でな!」ダッ
ナッツ「あっ…ちょっと!」
59.うるさらX - 23/02/13 05:26:45 - ID:3T2oi67ugg
スタスタ
ナッツ「結局何だったんだろうな~あの人混み」
ラブカス「さぁな…でも何かあったのは違いなさそうだが」
ナッツ「うーん……さっきのは深く考えずに今日は予定通り過ごすかぁ」
ラブカス「予定?」
ナッツ「おう!今日こそ新たな仲間を増やすぜ!」
ラブカス「それで昨日散々な目に遭ったばっかやろがい」
ナッツ「知ってるか?失敗は成功のもとなんだぜ!」
ラブカス「偉い人の言葉を我が物顔で言うの恥ずかしいからやめて」
ナッツ「まぁそう言わず、早速町周辺の野原にGO!」ダッ
ラブカス「やれやれ…」
60.うるさらX - 23/02/13 05:56:13 - ID:3T2oi67ugg
ー(またまた)ブラウニータウン周辺の野原ー
ナッツ「どっかになんかいね~かな~仲間を増やして次の町へ」キョロキョロ
ラブカス「……」フヨフヨ
ナッツ「おっ」
ポッポ「ポッポ、クルッポー」チョコチョコ
ナッツ「第一野生ポケモン発見!」
ラブカス「ああっ鳩しゃん」
ナッツ「行くぞラブカス!」
ラブカス「へいへい」
ポッポ「ポ?」クルッ
ナッツ「デデンネやモルフォンは駄目でも…ポッポ相手ならいけるよな!?ムクバード倒せたし」
ラブカス「おうよ、あんな弱そうなポケモンならオレでも
ポッポ「鳩ポッポー」バササッ
ラブカス「あ~~~~~」ヒュルルルルルル
ナッツ「うおっ、かぜおこしか!」
ナッツ「だがこっちも負けんな!アクアジェット!!」
ナッツ「……あれ、ラブカス、どこ行った?ぉーぃ」
ポッポ「ポッポッポー」
~
61.うるさらX - 23/02/13 06:02:18 - ID:3T2oi67ugg
~
ラブカス「……」ヒュルルルルル…
ラブカス「…多分、さっきくらった技はかぜおこしじゃなくてふきとばしだったんだろうな」ヒュルルルルルル……
ラブカス「にしてもいくらなんでも吹き飛ばし過ぎだろ、あのポッポ加減というものを知らんな」ヒュルルルルルルル………
ラブカス「……てかどこまで飛ばされんだこれ、もうそろそろ地上に……」ヒューーー…
ゴンッ……ドサッ
ラブカス「ってェ~……無事地上に戻ってこれたらしいな」ヒリヒリ
ラブカス「でも今何かにぶつかったような……」ムクッ
「っテェ~……」ヒリヒリ
ラブカス「うん?」
「ど、どこ見て…」
チコリータ「どこ見て歩いてるチコーッ!」ガバッ
62.うるさらX - 23/02/13 06:08:17 - ID:3T2oi67ugg
ラブカス「あ、何かにぶつかったと思ったら」
チコリータ「せっかく気持ち良く日なたぼっこしてたのに……お前のせいで台無しチコ!」
ラブカス「いや、悪かったかもだけど故意じゃなくて
チコリータ「言い訳無用!はっぱカッター!!」バババババ
ラブカス「うわ危ねっ」
チコリータ「今のはわざと外したチコ…次は顔面を狙ってやるチコ~!」ハッパブンブン
ラブカス(どーやら話し合いが通じる相手じゃないっぽいな…)
ラブカス(…だがオレも舐められたままじゃ黙っていられねえ)
ラブカス「そっちがその気なら……こっちにも考えがあるぜ」
チコリータ「あん?」
ラブカス「みずでっぽう!」ドピュルルル
チコリータ「んなモン当たるかチコ!」サッ
ラブカス「ふん、次は顔面を___
「ぐああっ!?」バシャアアアッ!!!
ラブカス「…ん?」
チコリータ「え?」
「……ちっ、気持ち良く昼寝してたのによ」フキフキ
ヘルガー「よくも俺様の顔面に水ぶっかけてくれたなガキ共よォ!?」ギロッ
~
63.うるさらX - 23/02/13 07:04:41 - ID:3T2oi67ugg
ナッツ「おーい、ラブカス~」スタスタ
ナッツ「いねーなぁ…一体どこ行きやがったんだ……」
「…ぉーぃ」
ナッツ「お?」クルッ
ラブカス「おーい」フヨフヨ
ナッツ「お、いたいた」
ナッツ「全く、心配したんだぞラブカ…!?」
ヘルガー「逃げんなガキ共!闇の炎に抱かれて消えろ、略してYDKじゃァァァァァ!!!」ドドドドド
チコリータ「ひ、ひぃぃぃぃ!?」ドドドドド
ラブカス「…おーい、」
ラブカス「……マジで助けてくれ~!!!」ピューッ
64.うるさらX - 23/02/13 07:12:42 - ID:3T2oi67ugg
ナッツ「いや…え、あの…どういう状況だよ!?」
ナッツ「助けてって言われても俺にできることなんて…バッグの中にも何も……」ゴソゴソ
ナッツ「あっ……これ使えそうだな!」スッ
ヘルガー「オラオラァ、消却処分しちまうぞゴラァ!」ドドドドド
ラブカス「も、もうそろそろ限界……」ピューッ…
ヘルガー「俺様の至福のお昼寝タイムを邪魔した罪を地の獄で償うがいい!必殺かえんほう…」
ナッツ「おーいヘルガー!」
ヘルガー「あぁん?なんだてめ…」
ナッツ「これを見やがれ!」スッッ
ヘルガー「! それは俺様の大好物“犬がよく加えてるタイプの骨”!!!」ヘッヘッ
ナッツ「ほーら、取ってこーい!」ポーーーイ
ヘルガー「わんわん!カルシウム補給するわん!」クルッ
ドドドドド…
ナッツ「……ふー、遠くに行っちゃったな」
ラブカス「ハァ…ハァ…助かったぜ……」
チコリータ「」ゼェゼェ
65.うるさらX - 23/02/14 01:49:23 - ID:MWuX3QZqnw
ナッツ「ったく…心配かけさせやがって…」
ラブカス「わ、わりぃ…」ゼェゼェ
ナッツ「んで……」
チコリータ「はぁ~疲れたチコ~……」グテッ
ナッツ「どちら様?」
ラブカス「いやさ…元とは言えばこいつが…ゼェ因縁つけてきたせいゼェ…であってな…」
チコリータ「はぁぁ…?その元の元と…ゼェなったのは…ゼェお前がウチに頭突き…ゼェかましたせいチコ…!」
ナッツ「……あーなるほどね、大体察しがついたわ」
ラブカス「さ、さて…どうせ仲間探し続行だろ?さっさと行くぞ」ゼェゼェ
ナッツ「お、おう」
チコリータ「ま…待つチコ」ゼェゼェ
ラブカス「あ…?」
チコリータ「ウチとの決着がまだついてないチコ…!」
66.うるさらX - 23/02/14 01:55:09 - ID:MWuX3QZqnw
ラブカス「なんなんだよお前…もう続きはまた今度にしてくれよ、疲れたし」
チコリータ「嫌チコ! 日なたぼっこの恨み晴らさでおくべきかチコ~!」
ナッツ「……なーんかめんどくさいのに絡まれちまったみてーだな」
ラブカス「…はぁ、しゃーねえ」
ラブカス「一試合いくぞナッツ、指示頼む」
ナッツ「お、おう」
67.うるさらX - 23/02/14 02:04:44 - ID:MWuX3QZqnw
チコリータ「…さぁ、バトルスタートチコ!」
チコリータ「我が究極奥義、受けてみよチコ~!」バババババ
ラブカス「またはっぱカッターか…」
ナッツ「避けろラブカス!」
ラブカス「まったくワンパターンな野郎だな!」サッ
チコリータ「回避の後隙が命取りチコ! たいあたり~!」ドドド
ナッツ「くるぞ!下がってみずでっぽ…」
ラブカス「真っ正面から迎え撃ったる! たいあたり!」ビュンッ
ナッツ「え、ちょ」
ゴチーンッッッ!!!
チコリータ「ぐっ…」グラッ
ラブカス「ちっ…思ったよりはやるな…」フラッ
チコリータ「まだまだ…!たいあたり~!」
ラブカス「負けるか!たいあたり!」
ゴチーンッッッ!!!!
チコリータ「真似すんなチコ!たいあたり~~!!」
ラブカス「お前だって同じ技ばっかじゃねぇか!たいあたり!!」
ゴチーンッッッ!!!!!
ナッツ「……」
68.うるさらX - 23/02/14 02:16:54 - ID:MWuX3QZqnw
カァ カァ
ラブカス「ぜーはー…ぜーはー……」フラフラ
チコリータ「」
ナッツ「……あ、やっと終わった?」
ラブカス「おうよ…! それなりに手応えはあったが、オレの敵じゃねえ……」ゼェゼェ
ナッツ「めっちゃ満身創痍なんだけど」
ナッツ「…てかお前『指示頼む!』って言ったのに俺ガン無視してたよね」
ラブカス「あ……すまん、つい」
ナッツ「…まぁいいや、そろそろ日が暮れるし町に戻るか」
ラブカス「結局今日も仲間は増やせなかったがな」
ナッツ「うお、そういやそうだった……」
ナッツ「……ん? 待てよ」チラッ
チコリータ「」
69.うるさらX - 23/02/14 02:33:26 - ID:MWuX3QZqnw
ナッツ「こいつ……今なら捕まえられるんじゃね?」
ラブカス「え」
ナッツ「モンスターボール、アタック!」ポーイ
チコリータ「」コツッ…シュルルルルル
ティウン…ティウン…ティウン……
……カチッ☆
ナッツ「うおおーし!チコリータゲット!」👍
ラブカス「……いいのか? 2体目の仲間がそいつで」
ナッツ「おうよ! 仲間が増えるなら誰でも嬉しいぜ!!」
ラブカス「いや、お前はよくてもオレは」
ナッツ「まぁまぁ、今日ももう日が暮れるし早いとこポケセン行って宿屋に泊まろうや」
ラブカス「……」
~
70.うるさらX - 23/02/14 03:04:58 - ID:MWuX3QZqnw
ー宿屋ー
ナッツ「ふぃ~疲れたぁ」
ラブカス「それはオレの台詞だよ」
ナッツ「今日は無事仲間も増えたし言うことなし、明日は次の町に出発だぜ!」
ラブカス「いやまだ仲間と言うには若干怪しい気が」
ナッツ「…あ、そういえばこいつもポケセンで回復はしたけどまだボールから出してないな」
ナッツ「出してみるか、おら出てこい」ボムッ
チコリータ「チコチコ~」ピョーンッ
チコリータ「……ってあれ、ここどこチコ」キョロキョロ
ナッツ「宿屋」
チコリータ「え、ということはウチいつの間にか人間に捕まってたチコ!?」ガーン
ラブカス「鈍すぎだろ」
チコリータ「あ~っお前!さっきの決着つけたるチコ~!!」
ラブカス「いや決着はついたろ、気絶してたやんけ」
チコリータ「ちょ、ちょっと疲れて昼寝しただけチコ! 今度はそうはいかないチコ!」
ナッツ「ちょ、ちょっと待てストップ」
チコリータ「ん?」
71.うるさらX - 23/02/14 03:11:48 - ID:MWuX3QZqnw
ナッツ「なぁ、チコリータ」
ナッツ「俺達とこれから旅をしねぇか?」
チコリータ「旅?」
ナッツ「そう、旅はいいぞ~色々な場所に行ける」
ラブカス(いやお前も昨日旅立ったばかりだろ)
ナッツ「だから、な?」
チコリータ「…」
チコリータ「……まぁいいチコ、最近タイクツでシゲキが足りなかったチコ」
チコリータ「それに……」チラッ
ラブカス「……」
チコリータ「ついていけばそこにいる奴にいつでもリベンジできそうだからチコね」
ラブカス(はぁ…やれやれ)
ナッツ「…よーし、決まりだな」
ナッツ「いつか最強になるため……まずはこのメンバーで頑張るぜ!」
ラブカス「はいはい、わかったからそろそろ寝ようぜ」
ナッツ「あ、そうだった消灯消灯…」
72.うるさらX - 23/02/15 03:06:27 - ID:lTs7UfGoWQ
「逃げろー!」
「アイツが来たぞー!」
ナッツ「…ん?今何か聞こえたような…」
ラブカス「なんかまた窓の外が騒がしいな」
チコリータ「こんな夜遅くに何チコ」
ナッツ「気になるな……ちょっと行ってみるか」ガチャ
73.うるさらX - 23/02/15 03:10:40 - ID:lTs7UfGoWQ
タッタッタッ
ナッツ「確かこっちの方から…」
ラブカス「! おい見ろ、あそこ」
ナッツ「うお、夜なのに今朝と同じくらいの人混みが…」
ざわ…
ざわ…
ドゴシャァッ!!!
ヒノヤコマ「」
モブスリー「ああっ、ヒノヤコマ…!」
おっさん「ヒャーハハハ! 弱い、ここにいる奴らはどいつもこいつも弱すぎるぜ!」
?????「……」
モブワン「くっ…またあいつ……」
ナッツ「なんだなんだ、路上ライブでもやってんのか」ヒョコッ
モブワン「! キミは…」
ナッツ「あっ…今朝会った人だ、一体なんスかこの大衆は」
モブワン「子どもは危ないから下がった方がいい…!どこかに隠れていろ」
ナッツ「ん~…?」ジロジロ
おっさん「フヘヘ…」
モブスリー「うぅ…」
ナッツ「! あのオッサンは…!」
ラブカス「……知ってるのか?」
74.うるさらX - 23/02/15 03:21:57 - ID:lTs7UfGoWQ
おっさん「オラオラ、俺の勝ちだぞ、金目のものを寄越せ」
おっさん「無いんならそのヒノヤコマでも勘弁してやるぞぉ!?」
モブスリー「ぐ…」
ラブカス「……」
ラブカス(…なんて醜い人間だ、オレはあんな人間を幾度となく見てきた)
ラブカス(だから人間というものは完全には……)
ナッツ「…」バッ!
ラブカス「!?」
モブワン「おい…キミ! そこに出ちゃまずい…」
おっさん「……早くしな!」
モブスリー「うぅ…」
ザッザッ
おっさん「……あん? 誰だ」
ナッツ「おいオッサン!今度は俺が相手だ!!」
75.うるさらX - 23/02/15 03:29:38 - ID:lTs7UfGoWQ
ザワザワ
おっさん「…はは!誰かと思えば昨日のガキンチョじゃねえか! キャタピーは捕獲できたのか?」
ナッツ「キャタピーじゃないけど……二匹ね」
ラブカス「お、おい……」フヨフヨ
チコリータ「今からなんかやんのかチコ」スタスタ
おっさん「…ぷ」
おっさん「ぶはーっはっは!可愛いメンバーだな! なんならキャタピーより弱そ~な奴らだぜ!」
チコリータ「あぁぁん!?なんだてめー生命活動停止させたるぞコラー!チコー!!」ギャーギャー
ナッツ「……うるせえ」
おっさん「…あ?」
ナッツ「俺はまだ旅に出たばっかで分からないことたくさんあるけど……アンタが悪人だってのはわかる」
ナッツ「だから…バトルだ!」
おっさん「……なるほどな、その旅を早速終わらせる選択をするわけだ」
おっさん「その可愛いポケモン共々まとめて捻り潰してやるよ」
76.うるさらX - 23/02/15 03:53:49 - ID:lTs7UfGoWQ
おっさん「仕事の時間だ、来い」
?????「……」ガション…ガション……
おっさん「……さっさと歩け!」
?????「…サイ」ガションガション
チコリータ「な、何チコあの不気味なロボットみたいなのは……」
ナッツ「アイツ……どこかで見たような」
モブワン「はぁ…はぁ……気をつけろ少年!」
ナッツ「!」
モブワン「そこにいる奴は……恐らく“アーマー団”という、最近悪事を繰り返している組織の一員だ!」
ナッツ「アーマー団…?」
モブワン「そして…アーマー団はそれだけじゃない!」
モブワン「捕まえたポケモンを無理矢理機械で改造して悪事に利用する……」
モブワン「つまり、そこにいる機械のような生き物は、奴らに改造されたポケモンだ!」
ナッツ「え…」
ラブカス(改造…!?)
77.うるさらX - 23/02/15 22:19:35 - ID:ya/1ZK9jdA
おっさん「ふん、説明する暇が省けたぜ」
おっさん「そうだ! コイツは俺達の技術力でサイボーグへと進化を遂げたたサイホーン…」
おっさん「サイホーン改め“サイボーン”だ!!」
サイボーン「……サイサイ」
チコリータ「あんま変わってないチコ」
ナッツ「……」
ナッツ「ポケモンを改造だとか…しかもそれを進化だとか……」
ナッツ「アンタには負けねえ…絶対に勝つ!!」
78.うるさらX - 23/02/15 22:26:17 - ID:ya/1ZK9jdA
おっさん「現実を教えてやれ…サイボーン!」
サイボーン「サイサイ」バッ
ナッツ「…いくぞ!」
ラブカス「…ああ」
ナッツ「あ…すまんラブカス、お前は一旦下がっていてくれ」
ラブカス「え」
ナッツ「まずはコイツとのコンビネーションを試させてくれ、チコリータ!」
チコリータ「おう、あんだけ馬鹿にされちゃあ黙っていられんチコ!」
チコリータ「ラブカス、お前の出る幕はねーから黙って見ていろチコ~」ビシッ
チコリータ「““格の違い””を見せたるチコ」ドヤァァァ
ラブカス「…あーはいはい」
サイボーン「……」ジリ…
ナッツ(待ってろよサイホーン、俺がお前を元に戻してやるからな)
ナッツ「だから…ちょっとの間我慢してくれよ! はっぱカッター!!」
チコリータ「おらー!」バババババ
79.うるさらX - 23/02/15 22:37:13 - ID:ya/1ZK9jdA
おっさん「……温いな」
おっさん「受け止めろ!」
ガギィン! ガギィン! ガギィン!
サイボーン「……」
ナッツ「!?」
チコリータ「よ…四倍弱点なのに全然効いてないチコ! チートチコ~!」
おっさん「どうだ?これこそ俺達の技術力」
おっさん「本来なら弱点であるタイプもへっちゃらでコイツも喜んでるんじゃないか?」
80.うるさらX - 23/02/15 22:47:26 - ID:ya/1ZK9jdA
サイボーン「サイ…サイ……」
ナッツ(……俺にはわかる、サイホーンは喜んでなんかいねえ、寧ろ苦しんでる)
ナッツ「だから…あの機械を壊すぞ!チコリータ、たいあたりだ!!」
チコリータ「おらぁぁぁチコ~!」ドタドタドタ
おっさん「……受け止めろ!」
ガンッッッ
チコリータ「な…!?かっった……」ジンジン
サイボーン「……」
おっさん「…メガホーン」
サイボーン「サイゼリヤ」バッ
ギュイイイイイン
ナッツ「! まずい…チコリータ避けろ!!」
チコリータ「痛ぇ~頭いだだだ……」ヒリヒリ
サイボーン「サイィ!!」ビュンッ
チコリータ「え」
ドゴシャアアア!!!
81.うるさらX - 23/02/15 23:07:44 - ID:ya/1ZK9jdA
ドシャッ
ナッツ「チ、チコリータ!」
チコリータ「」
おっさん「ほらみろ、やっぱりデカい口叩いてた割に大したことねーな」
サイボーン「……」
ナッツ「ぐ…」
チコリータ「」
ラブカス「……選手交代だ」
ラブカス「次はオレに行かせてくれ」
ナッツ「! ラブカス……」
ナッツ「ああ…わかった」
おっさん「…なんだ、まだやる気か?」
おっさん「弱いお前らじゃ絶対に勝ち目はない、今の内に降参して金目のモンだけ渡してくれりゃ見逃してやるよ」
ラブカス「……お前、黙って聞いてりゃさっきから口を開けば弱い弱いって」
ラブカス「本当に弱いのはお前じゃないのか?」
おっさん「…は?」
82.うるさらX - 23/02/15 23:19:45 - ID:ya/1ZK9jdA
ラブカス「…この町は見るからに初心者トレーナーが多く集まる場所、わざわざそんな場所を何度も襲撃するなんて……」
ラブカス「実は…負けるのが怖いんじゃないんか?」
おっさん「…ッ…てめッ!」
おっさん「カスポケが…二度とその舐めた口叩けないようにしてやる!やれ!」
サイボーン「サイ」ドドド
ナッツ「くるぞラブカス! みずでっぽ…」
ラブカス「オラァァァ!」ビュンッ
ナッツ「!? ま…待てラブカス!」
ガンッッッ
ラブカス「ぐ…!?」
おっさん「だからたいあたりなんて通用するかよ!しっぺがえし!!」
サイボーン「サイ」ドガガガ
ラブカス「ぐああっ…!」ザザッ
ナッツ「ラブカス!」
83.うるさらX - 23/02/16 00:58:07 - ID:Bo4H/VvTpA
ラブカス「ちっ…まだまだ…!!」グラッ
ナッツ「おい、ちょっと待てってラブカス!」
ラブカス「!」
ナッツ「俺の指示を聞くんだ! 焦る気持ちはわかるけど…ポケモンバトルはお前一匹でやるものじゃない!」
ナッツ「ムクバードの時だってそうだっただろ…!だから……今は俺の指示を聞くんだ!」
ラブカス「……」
おっさん「終わりにしてやれ! メガホーン!」
サイボーン「サイコウチョウ」ギュイイイイン
ナッツ「くるぞ…! 指示したタイミングで避けてアクアジェットだ!」
ラブカス「………ああ、わかった!」
サイボーン「サイサイ…!」ドドド
ラブカス「…」
サイボーン「サイサイサイ…!」ドドドドド
ラブカス「……」
サイボーン「サイィ!!!」バッ
ナッツ「今だ!」
ラブカス「おらよっ!」サッ
サイボーン「サイ…!?」
ラブカス「アクアジェットォォォ!!!」パシャアアア
…ザパシャアアア!!!
84.うるさらX - 23/02/16 01:20:36 - ID:Bo4H/VvTpA
シュウウウ…
ナッツ「どうだ…!」
おっさん「…」
おっさん「……」ニヤリ
サイボーン「サイィィィ…!」ググッ
ナッツ「!?」
ラブカス「な…!」グググ
おっさん「そのまま弾き飛ばしてやれ!」
サイボーン「サ…イィ!!!」ブンッ
ラブカス「ぐあっ!?」フワッ
おっさん「みだれづきだ!!」
サイボーン「サイサイサイィ!!!」ズドドドド
ラブカス「ぐっ…!がっ…!」
サイボーン「サイタマケン!」ズドォ
ラブカス「があっ…!」
ドサッ
ナッツ「ラブカス!」
ラブカス「ぐ……」ヨロッ
おっさん「ちっ…さっさと仕留めやがれ! メガホーン!!」
サイボーン「サイレントヒル」ギュイイイイイン
ラブカス「はぁ…はぁ……」
ナッツ「く…こうなったら…この技に賭ける!」
ナッツ「“じたばた”!!!」
85.うるさらX - 23/02/16 01:23:33 - ID:Bo4H/VvTpA
ラブカス「この…ヤロォォォ!」ジタバタ
ベシィ!!!
サイボーン「サイッ…!?」ザザッ
おっさん「な…何ッ!?」
ナッツ「今だ…決めろ! みずでっぽう!!」
ラブカス「オルルァ!」ドピュルルル
バシャア!!!
サイボーン「サイ~!!!」バシャアアア
おっさん「な…何をやってるサイボーン! さっさと反撃に移れ!」
ナッツ「させるな!最大パワーだ!」
ラブカス「うおおおお!!!」ドピュルルルルル
サイボーン「サ…さ…」バシャアアアアア
バシャアアアッッッ!!!
86.うるさらX - 23/02/16 01:26:33 - ID:Bo4H/VvTpA
ラブカス「はぁ…はぁ……」
ナッツ「これで…これでどうだ…!」
サイボーン「……」ザッ…
ナッツ「くっ…」
ラブカス「…い、いや待て…なんか様子がおかしい」
サイボーン「……」バチッ……バチバチ
バチバチ…バチバチバチバチバチ
おっさん「お…おい、どうした! さっさと動け!」
サイボーン「……」プシュー…
ドサッ…ドサッドサッ
ラブカス「! 機械みたいなのが外れた……」
ナッツ「……つーことは」
サイホーン「……さい?」
ナッツ「やった…!サイホーンに戻った!」
87.うるさらX - 23/02/16 01:34:35 - ID:Bo4H/VvTpA
サイホーン「さいさい」キョロキョロ
おっさん「な……まさか長時間水を浴び続けたせいで機械がショートしたのか…!?」
おっさん「んな都合のいい展開あってたまるか! おいサイホーン!あいつらをぶっ潰……」
サイホーン「……」クルッ
おっさん「な…何こっち見てやがる! 敵はアイツら……」
サイホーン「さいですかー💢💢💢」シッペガエシー
おっさん「ぐほぁ!?」ドッシャーン
ラブカス「……どうやら決着はついたみたいだな」
ナッツ「ああ、俺達の勝チだぜ」
おっさん「…ちっ、クソッ!」ヨロッ
おっさん(これで勝ったと思うな……こうなったらゴビットで油断してるアイツらの頭蓋骨を叩き割って)スチャ
ファンファンファン
おっさん「!?」
警察A「警察だ!」
警察B「ブラウニータウンで暴れている中年男性がいると通報を受け駆けつけました」
おっさん「くっ…!覚えてろよ!!」ダッ
警察A「待て!」ダッ
警察B「逃がすか!」ダッ
ナッツ「…行っちまったよ」
ラブカス「……ま、あいつはサツに任せようぜ」
サイホーン「さいですね」
~
88.うるさらX - 23/02/16 02:15:22 - ID:Bo4H/VvTpA
ー宿屋ー
ラブカス「あ~~~今日は昨日の倍疲れたぜ」クテッ
ナッツ「ふー…あのサイホーンも保護されることになったし、一件落着だな」
チコリータ「町の住民達からお礼もされたチコねえ」
ラブカス「お前なんも役に立ってなかったけどな」
チコリータ「なっ…! いやその…あれはたまたま眠くなっただけであって……」
ラブカス「その言い訳2回目だぞ」
ナッツ「まぁまぁ、今日は二人ともよく頑張ってたぞ」
ナッツ「ラブカスも…新しく仲間になったチコリータもこれからよろしくな」
ラブカス「…おうよ!」
チコリータ「よろチコ~」
ナッツ「……さて、今度こそ消灯消灯、おやすみだぜ~」
89.うるさらX - 23/02/16 20:55:24 - ID:SkLteWgrMg
深夜
ラブカス「…」
ラブカス「……だいぶ疲れたはずなのに寝れねぇ」
ラブカス「…」チラッ
ナッツ「ぐー…ががが」
チコリータ「うーん…ガラルにもパルデアにも来れない…きっとこれは悪夢チコ~zzz……」ギリギリ
ラブカス「あんなことがあったのによく一瞬で寝れるなこいつら」
ラブカス「……」
ラブカス(やはり…人間の中にはああいう連中もいる)
ラブカス(これからの旅、何か大きなことに巻き込まれなければいいが……)
~
90.うるさらX - 23/02/16 23:28:29 - ID:SkLteWgrMg
ーどこかの場所ー
おっさん「はぁ…はぁ…無能警察共が俺を捕らえられると思うなよ!」
おっさん「……」
____________________
ラブカス「実は…負けるのが怖いんじゃないんか?」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
おっさん「くそっ…!くそっ…!!」ガンッガンッ
おっさん「あのガキ共め…次に会った時がテメェらの最期だ!」
コツ コツ
「……」
おっさん「! 元締め様…」
「………貴様、我々の目的を忘れてあるまいな」
おっさん「え?改造ポケモンの力で愚民共を…」
「黙れ」
おっさん「!?」ビクッ
「貴様のような下衆が…そのような目的で改造ポケモンを使う者はこの組織に不要」
「我々の目的は世界をテクノロジーで染めること……ただそれだけだ」
「考えを改めないなら……貴様の居場所はないと思え」
おっさん「へ、へいぃ!」ビクビク
「……」コツ コツ
______________________
91.うるさらX - 23/02/18 13:46:43 - ID:iRnLg9tqDA
ー翌朝ー
テレビ『続いてのニュースです。昨今、チョコレー地方の各地で珍しいポケモンの目撃例が相次ぎ…』
チコリータ「すぅ…すぅ……」
ラブカス「むにゃ…」
ラブカス「……ん」パチッ
ナッツ「…」ガサゴソ
ラブカス「ふぁ~あ」
ナッツ「お、ラブカスもう起きたのか」
ラブカス「随分と早起きだなぁヲイ」
ナッツ「いやぁ旅に出る前は寝過ごす事が多かったからな、こうやって旅に出てるからにはしっかりしねぇと」
ラブカス「そう…んで、何やってんだ」
ナッツ「いやぁタウンマップで次の行き先の確認をね」
ラブカス「そもそもこの旅どこ向かってんだ」
ナッツ「前にも言ったろ、この地方で開催されるトーナメント…つまり“チョコレーカップ”っつー大会で優勝することがこの旅の目的なんだ」
ナッツ「とりあえず旅の終着点はその大会の開かれる“サイオクシティ”っていう町よ」
ラブカス「へぇ~」
ナッツ「さて…っつーことで朝飯食ったら出発だぜ!」
ラブカス「気がはえぇなぁ」
92.うるさらX - 23/02/18 13:58:11 - ID:iRnLg9tqDA
ーブラウニーロードー
~ブラウニータウンから出たところにある道路。それだけ。
チコリータ「も少し寝たかったチコ~…」ウトウト
ナッツ「昨日のオッサンみてえなのもいるわけだし……気を引き締めていかねーとな」
ラブカス「……そうだな」
ナッツ「ま、なんとかなるさの精神でやってきゃ大丈夫だろうけど」
ラブカス(どっちだよ)
ナッツ「とりあえず次の目的地は……“ティラミスシティ”っていう町だな」
ラブカス「どんな町なんだ?」
ナッツ「え~となんか洒落た感じの町だったはず」
ナッツ「そこまで多少距離はあるけど…まぁ気合いよ気合い」
ラブカス「なんだろう、行き当たりばったりになりそうだなこの旅」
93.うるさらX - 23/02/18 14:09:03 - ID:iRnLg9tqDA
ナッツ「……あれ、そういやチコリータいなくね?」
ラブカス「アイツなら…あそこ」クイッ
チコリータ「ぐぅ…」スヤスヤ
ナッツ「………おーい、追いてくぞー」
チコリータ「ん…だからも少し寝かせてほしいチコ~」
ナッツ「えぇ…」
チコリータ「あ、そうだ~基本ウチはボールに入れて連れ歩いてほしいチコ~飯の時間になったら出してくれチコ~」
ラブカス「なんだこのニート」
ナッツ「……しょうがねぇなぁ」
シュルルルルル…
ラブカス「さて、ティラミスシティ……だったよな?」
ナッツ「おう、改めて出発だぜ!」
94.うるさらX - 23/02/19 05:39:42 - ID:iZZjllBpvg
ーマッチャ森ー
~RPGの序盤とかにありがちな森
ザッザッザッ
ナッツ「ふぃ~結構歩いたな」
ラブカス「そろそろ腹減ったなぁ」
ナッツ「じゃこの辺で飯にすっか、おら出てこい」ボムッ
チコリータ「むにゃ……お、飯くれくれチコ~」スクッ
ラブカス「お前今まで苦労知らずに生きてそうですげー羨ましいよ」
チコリータ「それ褒めてんの?」
ナッツ「よし待ってろ、バッグの中に…」ガサゴソ
ナッツ「………あ」
ラブカス「どうした」
ナッツ「すまん、ブラウニータウンで食料買い足しするのすっかり忘れてた」
ラブカス「あのさぁ…」
チコリータ「は?ありえん、萎えぽよピーナッツチコ」
ナッツ「ナッツだけにか?」
3人「「「ハッハッハ」」」
ナッツ「………その辺のきのみでも食うか」
ラブカス「……おう」
チコリータ「……そうチコね」
95.うるさらX - 23/02/19 05:50:14 - ID:iZZjllBpvg
チコリータ「もぎもぎフルーツチコ~」キノミモギモギ
ナッツ「…これ食えっかな?」スッ
ラブカス「オレに聞かれてもきのみのことなんて知らんよ」
ナッツ「きのみに詳しいポケモンとかいたらこういうとき楽なんだけどなぁ」
ラブカス「んなポケモンいねーだろ…多分」
チコリータ「もそろそろいいっしょ、さっさと食うチコ~」
ナッツ「……ま、腹に入れば同じだし適当でいいや」
96.うるさらX - 23/02/19 20:16:47 - ID:iZZjllBpvg
ナッツ「んじゃみんなで、いただきまーす」
ラブカス「ま、もう食ってるけどな」モグモグ
チコリータ「人間のマナーなんて関係ねーチコ」パクパク
ナッツ「おいおい…」(呆)
2匹「「う゛」」ピタッ
ナッツ「…どうした?」
ラブカス「まっず…や、やべえちょっと吐きそう」ブルブル
チコリータ「この世でもっとも嫌いな味がするチコ…」ガクガク
ナッツ「あー…そういやポケモンには性格によって好きな味嫌いな味があるって昔なんかで聞いたような」
ラブカス「く、口直しになんかくれ」ピヨピヨ
チコリータ「くれ、くれ、くれチコ」ピヨピヨ
ナッツ「えっと…これならどう?」スッ
ラブカス「……うん、これなら食えそう」モグモグ
チコリータ「このラッパみたいな形のは辛くてウマいチコ~」パクパク
チコリータ「はぁ…さっきの緑のやつは苦くてとても食えたものじゃなかったチコ」
ラブカス「…え、お前苦いの食えねえの?お子ちゃまちゃんかよ」
チコリータ「あ?お前がさっきマズいっつってたあのイボイボのきのみに顔突っ込ませたるぞチコ」
ナッツ(とことん合わねえなぁこいつら)
97.うるさらX - 23/06/06 23:19:35 - ID:/ZqsuXvaVA
ラブカス「ふー…食った食った」ゲプ
ナッツ「この前もそうだったけど見た目に反して結構食うんだなお前」
チコリータ「あ~…もう動けねえチコ」パンパン
ナッツ「…余った分は今後の食料にしていけばいいや」
ナッツ「よし、改めて出発出発」
チコリータ「食ったらまた眠くなってきたチコ~早くボールに…」ウトウト
ナッツ「へいへい言われなくても戻すよ」シュルルルルル…
ラブカス「…さて、ここからどれくらいで到着するんだ?」フヨフヨ
ナッツ「結構歩いたし…もうちょいだな」スタスタ
98.うるさらX - 23/06/06 23:22:20 - ID:/ZqsuXvaVA
「タマ~」
ナッツ「…ん?」ピタッ
ラブカス「どうした?」
ナッツ「いや、あそこに歩いてるのは……」
タマンチュラ「タマタマ~」
ラブカス「ポケモンだな」
ナッツ「あんなポケモン初めて見たぜ……せや!」
ナッツ「ゲットだ! 見た感じ虫タイプだろうし…」スチャ
タマンチュラ「タマ?タマタマ~」カサカサカサ
ラブカス「おい逃げるぞ」
ナッツ「大丈夫、怖くないよ何もしないから」ジリ…ジリ…
ラブカス「完全に絵面が事案のそれなんよ」
99.うるさらX - 23/06/30 18:06:22 - ID:c7J4J7124w
タマンチュラ「タマタマタマ~」スタコラサッサー
ナッツ「あ…待てって!」ザッザッ
ラブカス「やれやれ…」フヨフヨ
~
「ふふ……」
「やはりここからの眺めは僕に相応しい」
タマンチュラ「タマタマ~」カサカサカサ
「…お タマンチュラ、もうお散歩は終わりかい?」
ナッツ「待て~!」ザッザッ
ラブカス「……」フヨフヨ
「……ん?」
100.うるさらX - 23/06/30 18:21:14 - ID:c7J4J7124w
ナッツ「よ~しやっと追いつめたぜ!」
タマンチュラ「タマ…」オロオロ
ナッツ「そんじゃ手始めにモンスターボールで…」チャッ
「ちょっと待て」
ナッツ「!? まさかこのポケモンも喋れ…」
ラブカス「いや…木の上見てみろ」クイッ
ナッツ「木の上?」
「…そこのキミ達、僕のタマンチュラに何か用かい?」
101.うるさらX - 23/06/30 18:26:22 - ID:c7J4J7124w
ナッツ「あ、漫画とかによくいる木の枝に座ってる感じの人だ」
ラブカス「…誰だアンタ」
「キミ達こそ何者だ! 僕のタマンチュラを追い回すとは…」
ナッツ「……へ?タマンチュラ??」
タマンチュラ「タマタマ~」ブルブル
「よしよし怖かったね~もう僕がいるから安心だよ~」ナデナデ
ラブカス「…どうやらコイツはあの人間のポケモンだったみてーだな」
102.うるさらX - 23/06/30 18:30:49 - ID:c7J4J7124w
「……さて、と」
イダース「僕はイダース、虫ポケモン達と世界一になる男」
ナッツ「なんかそういう根拠とかあるんですか?」
イダース「……いずれの話だ、てかそっちも名乗れよ」
ナッツ「俺はナッツ、んでコイツラブカス」
ナッツ「それよりさ、そのポケモンお前のだったの?」
イダース「そうだ!僕の可愛いタマンチュラがこんなに怯えて…!」
ナッツ「わりぃわりぃ、野生と見分けつかなかった」
103.うるさらX - 23/06/30 18:35:24 - ID:c7J4J7124w
イダース「まったく、怪我はなくてよかったものの…」
ナッツ「だからごめんて」
ナッツ「……てかさ、虫ポケモンと世界一になる…ってことはお前もトレーナーなん?」
イダース「ん?あ、まぁね」
ナッツ「だったらよぉ~ここは何かの縁だしバトルしようぜ!」
イダース「…え?」
ナッツ「昔っから言うじゃねえか、目と目があったらポケモンバトルって」
イダース「はぁ…キミねぇ、そういう考えは今の時代古いんだよ」
ナッツ「古くて上等だぜ、俺は昔からの伝統を重んじる男」
ラブカス(何いってだこいつ)
イダース「……なんかキミ達と出会ってから調子狂わされてばかりだ」
イダース「しょうがない…ここは一つ、相手になってやる!」
ナッツ「そうこなくっちゃな!」
104.うるさらX - 23/07/01 23:07:44 - ID:c7J4J7124w
イダース「と、その前に……」ゴソゴソ
ナッツ「?」
イダース「みんな、集合!」ポイッ
ボムボムボムッ
イトマル「まる」
バチュル「バチュ」
シズクモ「しずしず」
ナッツ「うわぁなんかいっぱい出てきた」
ラブカス「こんなにポケモンを連れていたのか…」
イダース「う~む今日はどの子がいいかなぁ」
ナッツ「あの…何してんの?」
イダース「ん?あぁ、僕はいつもこうやって手持ちのポケモンを全員出すんだ」
ナッツ「なしてわざわざそげなことを」
イダース「ポケモンの状態を見るんだよ、その時に一番元気な子でバトルするんだ」
ナッツ「へ~」
105.うるさらX - 23/07/01 23:10:36 - ID:c7J4J7124w
タマンチュラ「タマ!タマ!」フンス
イダース「お、タマンチュラやる気だね~」
イダース「よし、今回のバトルはタマンチュラでいこうか!」
ナッツ「割とあっさり決めんだな」
ラブカス「他の奴ら出した意味なんだよ…」
イダース「で、そっちは誰でいくんだい?」
ナッツ「チコリータじゃ虫タイプには不利だし…ここはラブカス、頼んだぜ!」
ラブカス「へいへいそうくると思ったよ」
イダース「準備はできたみたいだね…それじゃあバトル、スタートだ!」
タマンチュラ「タマァ!」
106.うるさらX - 23/07/10 23:45:40 - ID:tYK59zRxQg
ラブカス「……」ジリ…
タマンチュラ「タマタマァ~」フンス
ナッツ(旅に出る前から色々なポケモンを調べてきた俺でも……あのポケモンについてはほぼ何も知らないからな…)
ナッツ「まぁいいや、ここはとりあえず…たいあたり!」
ラブカス「おらよっ!」バッ
イダース「なるほどね、真っ正面から来るか」
イダース「“いとをはく”!」
タマンチュラ「タマ」ビューーー
ナッツ「ジャンプだ!」
ラブカス「な…おっと!」ピョーンッ
イダース「逃がすな、もう一度いとをはく!」
タマンチュラ「タママ」ビューーー
ラブカス「うおっ…!?」
ビュルルルルル…
107.うるさらX - 23/07/11 00:09:19 - ID:tYK59zRxQg
ドサッ…
ナッツ「あっ!?ラブカス!」
ラブカス「ぐ…なんだこれ!?」ギチ…
イダース「中々の反射神経だね、キミのラブカス」
イダース「でも…僕のタマンチュラのいとをはくからは逃れられない!」
イダース「…そして」
ナッツ「くっ…反撃だ!」
ラブカス「わかってらぁ…!」ググ
イダース「更にいとをはく!」
タマンチュラ「タマママ」ビューーー
ラブカス「うおっ…!」サッ
イダース「こうなった以上、もうキミ達のターンは回ってこないよ」
イダース「さぁ、もっともっといとをはく!」
タマンチュラ「タマタマタマァ!」ビュルビュルビュルルル
108.うるさらX - 23/07/15 23:28:08 - ID:AlbqvXaQdg
ナッツ「まずい…避けろ!避けまくれ!」
ラブカス「言われ…なくても!」ピョンピョンッ
イダース「へぇ、縛られた状態でここまで動けるとはやるじゃないか」
ナッツ「ったりめぇだろ!」
ラブカス「戦ってるのオレなんだけど…」
イダース「…でも、周りをよく見てごらん」
ナッツ「周り?」クルッ
ナッツ「…ってゑゑ!?」
ラブカス「なんだ…!?木と木の間に糸がビッシリと…!」
イダース「ふふふ…僕の賢いタマンチュラは最初から計算して糸を出してたってわけだ」
イダース「タマンチュラお手製のリング、しっかりと味わうがいいさ!」
ラブカス「くっ…」
ナッツ「で、でも周りを囲んだだけでなんだってんだ!」
イダース「果たしてそうかな…? ではそろそろ攻撃に移るとしようか」
タマンチュラ「タマ」コクリ
109.うるさらX - 23/07/16 00:12:18 - ID:AlbqvXaQdg
イダース「たいあたり!」
タマンチュラ「タマァ~!」カサカサカサ
ナッツ「根比べだ、こっちもたいあたり!」
ラブカス「うぉぉ!」バッ
ドゴォ
ラブカス「ぐあっ…!?」ザザッ
ナッツ「な…!」
イダース「タマンチュラの体を包む糸玉はストライクのカマをも跳ね返す弾力性だ、並のポケモンでは太刀打ちできないよ」
イダース「それだけじゃない…今のラブカスは糸で縛られて機動力が損なわれている!」
イダース「キミ達にもう勝ち目はない、たいあたり!」
タマンチュラ「タマラ~!」カサカサカサ
ナッツ「あれは避けられない…みずでっぽうだ!」
ラブカス「うぉぉ!」ドピュルルル
110.うるさらX - 23/07/16 00:17:57 - ID:AlbqvXaQdg
バシャアアア…
タマンチュラ「タマ…タマタマタマ!」カサ…カサカサカサ
ゴッ
ラブカス「ふ…ぐっ!」
ナッツ「あっ…!?」
イダース「これで終わりじゃないよ!」
タマンチュラ「タマ!」グググ…
ボイーン!
ナッツ(さっき張った糸を利用した…!?)
ラブカス「ってて…」
ナッツ「また来るぞ!」
タマンチュラ「タマァ!」ビュン
ゴッ
ラブカス「ぐううッ…!?」
111.うるさらX - 23/07/16 00:26:19 - ID:AlbqvXaQdg
イダース「どうだ、これが僕のタマンチュラの戦い方!もはやこのリングから逃れることは不可能!」
イダース「さぁ、今度も糸の勢いを利用して…たいあたり!」
タマンチュラ「タマ!」ゴッ
ラブカス「がっ…」
タマンチュラ「タマー!」ゴッ
ラブカス「ごふっ…!」
ナッツ「く…こうなったら!」
ナッツ「耐えろ、耐えるんだラブカス!」
112.うるさらX - 23/07/16 00:28:58 - ID:AlbqvXaQdg
イダース「無駄だ、いくら耐えても攻撃できなければただの的!」
イダース「これで終わりだ…“とびつく”!」
タマンチュラ「タマ~!」バッ
ナッツ(きた…あの技は隙が大きい!)
ナッツ「よし、じたばた!かましたれ!!」
イダース「何!?」
ラブカス「ぐ…うおおおおお!!!」ジタバタ
ベシィ!!!
タマンチュラ「タ…マ゛ッ」グラッ
ナッツ「っしゃあ!」
ラブカス「や…やった…!」
113.うるさらX - 23/07/16 00:37:25 - ID:AlbqvXaQdg
イダース「……まだだ!」
ナッツ「へ」
イダース「頑張れタマンチュラ!最後の力を振り絞って……」
イダース「“カウンター”!」
タマンチュラ「タ…マァァァァ!!!」ブンッ
ラブカス「えちょ」
ドゴォ!!!
ラブカス「」バタッ
ナッツ「あっ…ラブカス!」
タマンチュラ「タマ…」ゼェゼェ
イダース「よし…! よくやったぞタマンチュラ~!いい子いい子~」
タマンチュラ「タマァ~」
114.うるさらX - 23/07/16 00:43:59 - ID:AlbqvXaQdg
ラブカス「」ゼェ…ゼェ…
ナッツ「く、くそ~まさか負けるなんて…こんなん初めてだぜ……」
ラブカス「い、いやそれよりさ……」ゼェゼェ
ナッツ「おっとわりぃわりぃ、回復しねえとな」
ナッツ「げんきのかけらと……さっき余ったオボンのみがあるか、食え」
ラブカス「あそこのじたばたで倒しきれなかったか…作戦で負けてた感じだな」モグモグ
ナッツ「……」
ラブカス「どうした?」
ナッツ「…お前は悔しくないのか?」
ラブカス「ばーか、悔しくないわけねーだろ」
ラブカス「ただ…オレは野良時代に負けまくってきたし、こんなん慣れっこなだけよ」
ナッツ「ふーん…」
115.うるさらX - 23/07/31 01:12:15 - ID:QUYu5VByBQ
イダース「よしよし、いい子いい子~」ナデナデ
タマンチュラ「タマ~」
スタスタ
ナッツ「………いや~負けたよ、まさか周りの木々を利用してくるなんて」
ナッツ「じたばたで一発逆転いけると思ったんだけどな~…」
イダース「ううん、そっちもあそこで耐えまくってたのが作戦だったとはね」
ラブカス「ハァ…糸が絡まるだけであんなに戦いにくいとは」
チコリータ「いや~ブザマだったチコねぇ」
ラブカス「…おめぇいつの間にボールから出てたんだよ」
チコリータ「お前がぶちのめされるとこから」
チコリータ「あんな弱そ~なムシケラに叩きのめされるなんて情けねーチコ」
ラブカス「あぁそうですかい、じゃあその情けないオレに負けたお前はもっと情けないがな」
チコリータ「んだとゴラァ!」
ナッツ(ちょっと目離したらすぐこれだよ…)
116.うるさらX - 23/07/31 01:22:05 - ID:QUYu5VByBQ
ナッツ「おっとそれより…イダース、次は勝つからな!」
イダース「ああ、望むところさ!」
ナッツ「…にしても虫ポケモンはやっぱすげぇんだな」
イダース「お、キミも虫ポケモンの凄さがわかるかい?」
ナッツ「おうよ!昔っからテレビ見てチャンピオンのポケモンに憧れてたからな」
イダース「………チャンピオン?」
ナッツ「そう、こうやって旅に出たのもチョコレー地方のチャンピオンみてーに強くなりたいからだぜ」
ナッツ「いつか俺はあの人を超えて…」
ラブカス「おい、もうそろそろ行った方がいいんじゃねぇの」
ナッツ「おっとそうだった…ここで時間潰すとティラミスシティに着くまでに日が暮れちまうかもしれねえ」
ナッツ「名残惜しいが…またな~!」スタスタ
ラブカス「んじゃ」フヨフヨ
チコリータ「誰だかわからんけどばいばいチコ~」テクテク
イダース「う、うん!また会おう!」
タマンチュラ「タマタマ~」バイバイ
イダース「………僕はアイツとは違う」
タマンチュラ「タマ?」
イダース「いやなんでもない、僕たちも行こうか!」スタスタ
タマンチュラ「タマァ~」カサカサ
117.うるさらX - 23/07/31 01:28:13 - ID:QUYu5VByBQ
ナッツ「チャンピオンにもいつか勝つために…負けっぱなしじゃ駄目だよな」スタスタ
ラブカス「…なぁ」
ナッツ「ん?」
ラブカス「この地方のチャンピオン…とかいうのはどういうヤツなんだ?」
ナッツ「そりゃめちゃくちゃ強くて…この地方でいっちばん強い人だよ」
ラブカス「ふーん…」
チコリータ「んじゃソイツをぶっ倒せばお手軽にウチが世界最強ってわけチコ」
ラブカス「世界じゃなくて地方な、そんなお粗末な頭で地方最強は無理ぽ」
チコリータ「テメェいつか三枚おろしにしてやるからな」
ナッツ「君たち一応仲間同士なんだから自重してくださります?」
118.うるさらX - 23/09/26 02:01:17 - ID:rcDEQDd+fw
ーティラミスシティー
~スタイリッシュなデザインの町だが、老若男女幅広く親しまれている
ナッツ「よっしゃ~着いた!意外と早かったな」
ラブカス「ふーん…こりゃまたブラウニータウンからガラッと雰囲気変わんのね」
ナッツ「さて…日が暮れるまで時間結構あんな」
ラブカス「予定より早く目的地に着いちゃったけどどうすんだ?」
チコリータ「飯でも食うチコ?」
ナッツ「いや…色々と行ってみたいところがあるんだ」
119.うるさらX - 23/10/11 09:36:31 - ID:skbP+Lul+Q
ーティラミス美術館ー
ナッツ「こーゆー洒落た場所にいっぺん行ってみたかったんよ」
チコリータ「…なにここ、ガラクタ置き場?」
ラブカス「なんで真っ先にこんなつまんなそうな施設なんだよ、しかもオレまで巻き込んで」
ナッツ「いーじゃん別に、俺んとこは田舎だから中々来る機会ないんだし」
ナッツ「それに、先人達のゲージツ…みたいなの?が強くなるためのヒントになるかもしれないし」
ラブカス「多分全く関係ないと思う」
ナッツ「よし、早速色々と拝見すっぞ~」ザッザッ
ラブカス「静かに見て回れや」
120.うるさらX - 23/10/11 22:42:47 - ID:QfnijxWV3Q
~10分後~
ラブカス「ふーん…へ~」キョウミシンシン
ナッツ「おいラブカス、飽きたからもう行こうぜ~クッソ退屈なんだがここ」
チコリータ「ガラクタ置いとくだけで儲かるとか楽な商売チコねぇ」
ラブカス「あのさぁ」
ラブカス「……ん?」ピタッ
ナッツ「おやどうしました、やっとお前も飽きたか」バッ
ラブカス「いや、この絵が気になってな」
ナッツ「んだよ……絵?」チラッ
◇闇に打ち勝つ光
(タイル地方より贈呈)
ナッツ「なんかムキムキのデデンネ?と……黒い何かが戦ってる絵??」
チコリータ「適当な落書きでも知ったかぶった連中が評価すれば芸術になるチコ」ボリボリ
ナッツ「あっこんにゃろ俺のポテチ勝手に食ってるし」
ナッツ「…ってオイオイオイここ飲食禁止だからそれ隠せ!」
チコリータ「躾がなってないトレーナーの責任チコ」ボリボリ
ラブカス「問題児本人がそれ言う?」
121.うるさらX - 23/10/21 22:36:08 - ID:N4aE9zLm3Q
ーティラミスカフェー
ナッツ「今度はカフェにやって来ました、お前ら今日は奢りだ好きなだけ飲め」
ラブカス「サイコソーダで」
ナッツ「じゃあ俺ミックスオレでいいか」
チコリータ「人間の飲み物とかよくわからんチコ、苦くなければなんでもいいけど」
ラブカス「このブラックコーヒーての美味いからオススメ」
チコリータ「あぁそう、んじゃモーモーミルクで」
ラブカス「ちっ」
122.うるさらX - 23/10/21 22:54:47 - ID:N4aE9zLm3Q
ーティラミス図書館ー
『人間とポケモン』
『近年、人と同じく言葉を発せるポケモンが増加傾向にある』
『以前まで突然変異だとされてきたが、考えを改めなければならない状況だ』
『あらゆるポケモンが人間の知能を超える日もそう遠くはない……』
ナッツ「……ん~よくわかんねえや」パタン
チコリータ「紙の無駄遣いチコ、しょうもない落書きのために木が切り倒されてると思うとくさタイプとして如何ともし難いチコ」ブツブツ
ラブカス「思想強そう」
123.うるさらX - 23/10/21 22:58:35 - ID:N4aE9zLm3Q
カァ カァ
ナッツ「あれから色々回ったけど……俺にはあんま合わねえな、この町」
ナッツ「ポケモンバトルについて何か知れると思ったんだが」
ラブカス「で、どうすんだ?もうすぐ日が暮れるぞ」
ナッツ「……しゃーない、今日は早いとこ宿屋行ってダクソして寝よ」
124.うるさらX - 23/10/23 12:32:43 - ID:N4aE9zLm3Q
ナッツ「さ~て宿屋宿屋、と」スタスタ
ラブカス「……」フヨフヨ
老婆「そこのトレーナーたち」
ナッツ「…あん?」ピタッ
老婆「そう、お前さんたちじゃ」
ナッツ「お婆さん…誰?」
占い師「あたしは占い師じゃ、お前さんたちは見たところ新米トレーナーのようじゃな」
占い師「お前さんたちを占ってやるぞよ、今回は特別にタダじゃ」
ナッツ「…」
ナッツ「行こうぜお前ら」スタスタ
チコリータ「急にどしたチコ」
ナッツ「こういう怪しいのは宗教勧誘や詐欺の手口だって親から口酸っぱく言われてんだよ、関わらない方がいい」ヒソヒソ
チコリータ「あ~なる」
125.うるさらX - 23/10/23 12:38:32 - ID:N4aE9zLm3Q
ナッツ「じゃあお婆さん、悪いけど俺たち急いでるんで…」スタスタスタ
チコリータ「にしてももうちょいゆっくり歩いていいチコ」トテトテ
占い師「……ほっほう」
占い師「あのトレーナー、何か焦りを感じるぞい」
占い師「例えば…勝負に負けたことを内心引きずってるとか」
ラブカス「……」
占い師「そこのポケモン、お前さんもじゃ」
ラブカス「…えっ、オレ?」
占い師「まだ完全に信じ切れていないのだろう? 人間を……あのトレーナーを」
ラブカス「……」
ラブカス「…ナニモンだ?アンタ」
126.うるさらX - 23/10/23 12:50:57 - ID:N4aE9zLm3Q
占い師「……ポケモンにも人間を見定める資格はある」
占い師「あのトレーナーが本当に自分に合っているのかどうか……考えることじゃな」
ラブカス「……ありがとよ」
ラブカス「まさかどこの誰ともわかんねえばあさんに…こんなアドバイスされるとは思ってもなかったぜ」
ナッツ「おーい!ラブカス、何してんだ早よ来い!」
ラブカス「お、おうよ!」フヨフヨフヨ
占い師「……」
占い師(あの者たちはいつか大きな壁に阻まれる…)
占い師(そこを乗り越えられるかどうかが…運命の分かれ道になりそうじゃ)
占い師「さ、今日はそろそろ店じまいするかの」
127.うるさらX - 23/10/25 00:06:39 - ID:N4aE9zLm3Q
ナッツ「ったく…あの怪しい人と何話してたんだよ」
ラブカス「…… ちょっとな」
ナッツ「ままええわ、とりま宿屋に行こうや」
チコリータ「んでその宿屋はいずこチコ」
ナッツ「え~とここの曲がり角を…」
…!
ナッツ「……?」ピタッ
ラブカス「…どうした?」
ナッツ「いや…今なんか聞こえたような」
ラブカス「聞こえた…?何が」
チコリータ「なんも聞こえてへんチコ、自分で屁でもこいたんじゃないの?」
ナッツ「そう?じゃあ気のせいか…」
128.うるさらX - 23/10/25 23:42:45 - ID:HAhXmZ71Zw
……!
ナッツ「…」ピクッ
ナッツ「いや、やっぱなんか…聞こえる」
ラブカス「えっ……急に何言い始めんだよ、コワ~…」
チコリータ「電波キャラにでも憧れてんチコ?きもちわり」
ナッツ「お前らこういう時だけ一緒になって言いやがって」
………!!
ナッツ「う、また…!」
ナッツ「あ…あっちから聞こえるような」
ラブカス「まさか本当に…何か聞こえんのか?」
チコリータ「あっちってどっちだよチコ…」
ナッツ「え~と…こっちだ!」ダッ
ラブカス「あ…おい!どこ行くんだよ」バッ
チコリータ「ちょっと!宿屋はどうするチコ!」ダッ
129.うるさらX - 23/10/25 23:52:32 - ID:HAhXmZ71Zw
ガサガサ…
ナッツ「草木が多くて歩きづれぇな…」ガサガサ
チコリータ「おい宿屋どころか町外れまで来ちまったぞチコ」ガサガサ
ラブカス「改めて聞くが本当にこっちから何か聞こえたのか?」フヨフヨ
ナッツ「おう、確かになんか聞こえたんだ」ガッサガッサ
チコリータ「なんも無かったらしょーちしねぇチコ!てかそもそもなんかって何チコ~!」ガッサガッサキノガッサ
ナッツ「…ん?あれは……」
ラブカス「なんだ…?こんなところに誰がいるぞ」
130.うるさらX - 23/11/03 10:10:54 - ID:vPxnMRJMyg
悪そうな男「へへ…これ以上痛い目に遭いたくなかったら従うべきだぜ?」
???「うぅ…や、ヤです」
悪そうな男「なにぃ~聞こえんなァ!?」ゲシッ
???「うぐ…」
ナッツ「あれは…!」
ラブカス「人間が…何かを蹴ってるみたいだな」
チコリータ「何蹴ってんの?サッカーボール??」
ナッツ「…多分、ポケモンだ」
チコリータ「え?」
ナッツ「よし…いくぞお前ら!」バッ
ラブカス「あっ…お前また…!」
チコリータ「ちょ、待つチコ!」
131.うるさらX - 23/11/03 10:16:21 - ID:vPxnMRJMyg
悪そうな男「おら! さっさとあれを だせ!」ゲシゲシ
???「げほっ…げほっ……」
ナッツ「おい」
悪そうな男「……あ?なんでこんなところにガキが…」
ナッツ「…アンタ、何やってんだ?」
悪そうな男「ガキには関係ないだろ、しっしっ」
チコリータ「ちょ、ちょっと…あんまそういうのには関わらない方がいいんじゃなかったチコ?」トテトテ
ラブカス「…はぁ、もうおせーよ」フヨフヨ
ナッツ「……」
悪そうな男「…どうやら引くつもりはないみてーだな、この俺に文句があるっていう目をしてやがる」
ナッツ「よくわかってんじゃん」
悪そうな男「ケッ 何となくわかんだよ、丁度正義の味方に憧れてそうな年頃のガキは特にな」
悪そうな男「そういうガキは…後悔させてやらねーとなぁ」スチャ
悪そうな男「出てこい!」ボムッ
132.うるさらX - 23/11/03 10:25:59 - ID:vPxnMRJMyg
イワーク「グオオオオオ!」
チコリータ「ひっ!?でか…」
ナッツ「あれは…」
ラブカス「イワークだな」
悪そうな男「見たところお前の手持ちはみずタイプとくさタイプのようだが…それを踏まえてもこいつで十分そうだぜ」
悪そうな男「さぁ、やっちまえ!」
イワーク「へへっ了解ですぜご主人、グオオオオオ!」
ナッツ「…ヨシ、つーことで頼りにしてるぜお前ら」
チコリータ「こっちの身にもなってみろボケ」
ラブカス「オレは別にどっちでもいいんだが…どうだ、お前オレよりつえーんだろ?」
チコリータ「え?あぁ…その通り!ウチはエースだから先鋒はトクベツにお前に譲るチコ!」
ラブカス「あぁへいへい」
ラブカス(どーせ『あんなデカいバケモン相手するのは怖いチコ~』とか思ってんだろうなぁ)
チコリータ(ふぅ~あんなデカいバケモン相手するのは怖いチコ)
133.うるさらX - 23/11/03 10:39:30 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「いくぞラブカス!今度は負けねえ…」
ラブカス「……」ジリ…
悪そうな男「さてと…ガキに構ってやるのもたまにはいいかもな」
イワーク「……」ゴゴゴ
チコリータ(アイツに勝ってほしいような、ほしくないような…フクザツチコ)
ナッツ「…アクアジェット!」
ラブカス「オラァァァ!」ザパァ
悪そうな男「…へっ」
悪そうな男「ワイドブレイカー!」
イワーク「あいよっ!」ブンッ
ビターンッ!!!
ラブカス「がっ…!」
チコリータ「!?」
ナッツ「な…!」
134.うるさらX - 23/11/03 10:47:07 - ID:vPxnMRJMyg
ベシャッ
ナッツ「ラブカス!大丈夫か?」
ラブカス「あ、あぁ…デカい図体の割に思ったより大したことないみてーだ」
ラブカス「ぐっ…だが、なんだ?力が入んねえ…」フラッ
悪そうな男「おっと、よそ見してる場合か?」
ナッツ「…!」
悪そうな男「りゅうのいぶき!」
イワーク「ゲロビーームッ!」ゴォォ
ラブカス「ぐ…あああああ!」
135.うるさらX - 23/11/03 10:52:01 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「やべぇ…反撃だ、みずでっぽう!」
ラブカス「この…ヤロー!」ビュルルルルル
悪そうな男「あなをほる!」
イワーク「ほなさいなら~」ガガガガガ
ナッツ「しまった…地中に逃げられた!」
ゴゴゴゴゴ…
ナッツ「…多分、下から来る!アクアジェットで素早く回避!」
ラブカス「あぁ、わかっ…」
ラブカス「ぐッ!?」バリバリ
ナッツ「ど、どうした?」
ラブカス「か、身体が動か…な……」バリバリ
136.うるさらX - 23/11/03 10:57:56 - ID:vPxnMRJMyg
悪そうな男「ヘッヘ無駄だぜ、そいつはりゅうのいぶきの追加効果で麻痺っちまったんだ」
ナッツ「な、何!?じゃあラブカス…」
悪そうな男「もう遅いぜ?」
イワーク「グオオオオ地面からこんにちはー!」ボゴゴォ
ゴッ
ラブカス「ごぶっ」
ヒュルルル………ベシャッ
ナッツ「ラブカス!」
ラブカス「」
137.うるさらX - 23/11/03 11:06:17 - ID:vPxnMRJMyg
悪そうな男「お、どうした?もう終わりか」
イワーク「若気の至りってヤツですかなぁ」
ナッツ「く…」
ラブカス「」
チコリータ「いや…ちょ、何あっさり負けてるチコ!」
ナッツ「…チコリータ」
チコリータ「」ビクッ
ナッツ「今頼れるのはお前しかいない…頼む!」
チコリータ「……」
チコリータ「や、やってやろうじゃんか…チコ」
138.うるさらX - 23/11/03 11:18:31 - ID:vPxnMRJMyg
ザッ…
チコリータ「ウ、ウチは同じようにはいかないチコ」
チコリータ「降参するならいまのうち…ゴニョニョ」ボソボソ
イワーク「おぉん、何だって?」ズイッ
チコリータ「いえ、なんでもないです」
イワーク「キミめっちゃ震えてるやん、大丈夫?バトル初めてなん??」
チコリータ「な、舐めんなチコ!」
悪そうな男「おいおい、今からボコボコにする相手と仲良くお喋りしてんじゃねーよ」
イワーク「おっとせやったわ、グオオオオオ!!!」ゴゴゴ
139.うるさらX - 23/11/03 11:26:46 - ID:vPxnMRJMyg
チコリータ「ひ、ひぃぃ」
ナッツ「相性上では有利だ、頑張ってくれ!」
チコリータ(その相性上有利なヤツが既に一匹やられてんじゃねぇかチコ~!)
チコリータ(それに…)
_______________________________
チコリータ『痛ぇ~頭いだだだ……』ヒリヒリ
サイボーン『サイィ!!』ビュンッ
チコリータ『え』
ドゴシャアアア!!!
_______________________________
チコリータ(昨日のあれを思い出すと尚更チコ…)
チコリータ(で、でも……)
イワーク「……」ジッ
チコリータ(今は…ウチがこのデカブツを倒すしかねーチコ!)
140.うるさらX - 23/11/03 11:37:48 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「…いけるな、チコリータ」
ナッツ「俺に考えがある…とりあえず走ってイワークに接近しろ!」
チコリータ「え?えぇ…上手くいかなかったらしょーちしねえチコ!」ダッ
悪そうな男「ヘン、りゅうのいぶきだ!」
イワーク「ゲロゲロ」ゴォォ
ナッツ「止まるな!走りながらはっぱカッター!」
チコリータ「ちっ…ムチャクチャチコ!」バババ
ドガァァァン!!!
ナッツ「よし…相殺!」
悪そうな男「一発止めても無駄だぜ、りゅうのいぶき!」
イワーク「ゲロゲロゲロォーーーッ!」ゴォォォ
ナッツ「はっぱカッター!」
チコリータ「うらぁ!」バババ
ドガァァァン!!!!!
141.うるさらX - 23/11/03 11:46:59 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「おっし、十分接近できた…イワークの胴体にとり付け!」
チコリータ「おらっ!」ピトッ
イワーク「お、なんや」
悪そうな男「…なるほどな」
ナッツ「そこから至近距離で…はっぱカッター!」
チコリータ「くらえチ…
ガシッ
チコリータ「ごっ!?」
ナッツ「!?」
イワーク「ヘヘヘ…捕まえたで~」グググ…
142.うるさらX - 23/11/03 11:56:37 - ID:vPxnMRJMyg
悪そうな男「遠距離攻撃のりゅうのいぶきが当たらない、接近戦なら有利になると思ったのか…ガキの小さい脳みそにしてはよく考えたもんだ」
悪そうな男「だが…イワークの身体をただデカいだけだと思ったら大間違いだぜ!貼り付いてきたヤツを締め上げるくらい容易い!」
イワーク「グオオ…グヘヘ」グググ…
チコリータ「つ、捕まったチコ…これも作戦のうちなのかチコ…?」
ナッツ「……ごめん」
チコリータ「おい」
悪そうな男「そろそろ終わりにしてやるか……そのまま“しめつける”でトドメを刺せ!」
イワーク「わりぃな嬢ちゃん、恨まんといてな」ギチギチ…
チコリータ「あっ…!?が……」メキ…
ナッツ「く…」
ナッツ(また負けんのか…!?しかも今度はあのポケモンを助けるためだってのに)
ナッツ(いや…まだだ!何か策が……)
ナッツ「あっ…そうだ!チコリータにはあの技があったぜ!」
143.うるさらX - 23/11/03 12:00:29 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「おいチコリータ!聞こえるか!?」
チコリータ「……」メキ…メキ……
ナッツ「一か八か……どくのこなだ!頭の葉っぱからどくのこなを放出しろ!」
シーン…
イワーク「……」
悪そうな男「もう遅かったみてーだな!ハッハッハ」
イワーク「……」グラッ
悪そうな男「ハ……」
イワーク「ぐはっ…」ズズーン…
悪そうな男「な…!?」
チコリータ「はぁ…はぁ……!てめぇなんざ毒に苦しむがいいチコ…!」
144.うるさらX - 23/11/03 12:03:57 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「良かった~…どくのこなが間に合ったんだな」
チコリータ「全然よくねーチコ!お前の指示に従った結果死にかけたんだぞチコ!」
ナッツ「ご、ごめんて…」
チコリータ「ま、それより……今がチャンスチコ!」
悪そうな男「し、しっかりしろイワーク!」
イワーク「うぐぐ…正直油断しとったわ」
ナッツ「はっぱカッター!」
チコリータ「よくもやってくれたなチコー!」バババ
イワーク「グオオオオオ!やるやん」グサグサグサッ
悪そうな男「まずい…一旦あなをほるだ!潜ってる間に毒でダウンしないようすぐに飛び出せ!」
イワーク「りょ、了解ですぜ!」ガガガ
145.うるさらX - 23/11/03 12:06:43 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「逃がすな!尻尾につるのムチを巻き付けろ!」
チコリータ「こんにゃろ~!」ニュルルルル
ガシッ
イワーク「な…!捕まってもうた」ググ
悪そうな男「まさかイワークを引きずり出す気か…!?おいイワーク、振り切れ!」
イワーク「あ、あかん毒が回って力が入らへん」グググ…
チコリータ「お前だけは…ぜってー許さんチコ~!」グググググ
ブ ン ッ
イワーク「おぅふ…っ」ズズーン…
悪そうな男「あのイワークを投げ飛ばしただと…!?」
ナッツ「今だ!トドメのはっぱカッター!」
チコリータ「くたばれチコーーー!!!」バババババ
ザクザクザクッ
イワーク「グオオオオオとしかいいようがないが…」
イワーク「もう無理ぽ」ガクッ
146.うるさらX - 23/11/03 22:52:46 - ID:vPxnMRJMyg
悪そうな男「おい、イワーク!」
イワーク「」
チコリータ「っしゃあ!ザマミロチコ!」
ナッツ「仇はとったぜ、ラブカス…!」
ラブカス「か…勝手に殺すな…!」フラフラ
チコリータ「あ、オマエ生きとったんかチコ」
ラブカス「ちょっと気ィ失ってただけだわ、お前と違って言い訳はしねえ」
ナッツ「そうだ…あのポケモンも助けないとな」
悪そうな男「…お前ら」
ナッツ「ん?まだなんか用スか」
悪そうな男「もしかして…勝った気になってるんじゃないだろうな」
ナッツ「…へ?」
チコリータ「な、なんかイヤな予感チコ」
悪そうな男「…出てきやがれ!」ボムッ
147.うるさらX - 23/11/03 22:59:35 - ID:vPxnMRJMyg
ハガネール「ウガアアアアア!!!」
ナッツ「うわ、今度はハガネール…!?」
ラブカス「くそ…まだいやがったのか…!」
悪そうな男「へっへ…今度のこいつはどくのこなも効かねえぞ?」
チコリータ「ちょ、もう一体いるなんて聞いてないチコ!」
悪そうな男「なんだ?お前らも2匹で来たじゃねぇか、これで公平だろ」
ナッツ「ぐ、それは…まぁ…確かに」
チコリータ「言い負けてんじゃねーチコ!」
ハガネール「ウガアアア!テメェらワシの弟分であるイワークが世話になったようだな」
ハガネール「今度はワシがテメェらをたっぷりお世話してやるよ!ウガアアアアア!!」
148.うるさらX - 23/11/03 23:05:37 - ID:vPxnMRJMyg
チコリータ「ちょ、ちょっと待つチコ!命だけはカンベンチコ~!」
悪そうな男「……わかった、俺は許そう」
チコリータ「さっすが~!話がわかるチコ!」
悪そうな男「だが、ハガネールが許すとは言ってないぜ!」
ハガネール「ウガアアアアア!イワークの仇ィィィ!!!」
チコリータ「…ですよね~」
ラブカス「これは…万事休すか」
ナッツ「す、すまねぇお前ら…」
悪そうな男「…さぁ、思う存分暴れてこい!」
ハガネール「皆殺しじゃあ!ウガアアアアア!!!」ザザザ
ラブカス「ぐっ…」
ナッツ「くそ…どうすりゃいいんだ」
チコリータ「もう駄目チコ、おしまいチコ~!」
ハガネール「アイアン…テールゥゥゥ!!!」ブンッッ
ガキィィィンッ!!!
149.うるさらX - 23/11/03 23:13:10 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「ぐ…みんな生きてるか……?」
チコリータ「し、死んだチコ~…」
ナッツ「………ってあれ、なんともない」
チコリータ「え?ウチ…生きてるチコ?」
ラブカス「…!おいお前ら、あれを見てみろ!」
ナッツ「え?」
ハガネール「ウガ…!?なんだ、テメェ…!」グググ…
謎のポケモン「……」ググッ
悪そうな男「な…なんだ!?あのチビは……」
150.うるさらX - 23/11/03 23:20:59 - ID:vPxnMRJMyg
ラブカス「あれは……ポケモンか?」
ナッツ「なんだあいつ、ハガネールを受け止めてる…!」
謎のポケモン「……」グッ
謎のポケモン「…おらぁ!」ブンッ
バシィ!!!
ハガネール「ぐほぁッ!?」カハッ
悪そうな男「なっ…!?」
ナッツ「うお、パンチ一発でぶっ飛ばしやがった…!」
チコリータ「え?え?一体何がおきてるチコ!?」
151.うるさらX - 23/11/03 23:24:36 - ID:vPxnMRJMyg
悪そうな男「あ…あのチビ…!どこのどいつだか知らんが生意気な…!」
悪そうな男「もう容赦しねえぞ…げんしのちからだ!」
ハガネール「テメェも…死にたいらしいなァーーッ!!!」ビュンビュンッ
謎のポケモン「……」ニヤ
謎のポケモン「…はあっ!」バッ
ゴッ ゴッ ゴッッ
パラパラ……
悪そうな男「ば、馬鹿な…頭だけで全部砕きやがった…!確かに直撃したはず__」
ド ス ッ
ハガネール「あ…が…?歯が……」グラ
ハガネール「」ズシーンッ…
悪そうな男「!? ハ ハガネール!」
152.うるさらX - 23/11/03 23:32:22 - ID:vPxnMRJMyg
謎のポケモン「……」
悪そうな男「く、くそっ!あのハガネールがたった二発で…」
悪そうな男「今日はなんだか風向きがわりぃ……覚えとけよお前ら!」ダッ
チコリータ「ほっ…あの人間逃げてったチコ」
謎のポケモン「……」
ナッツ「あの…助かったけどお前は一体……」
謎のポケモン「」ビュンッ!
ナッツ「うおっ」
ナッツ「…あれ?いなくなっちまった」
ラブカス「何だったんだ…?オレ達を助けてくれたのか?」
???「う…うぅ……」
ナッツ「おっと…今はとにかくあの蹴られてたポケモンを助けねーと」
ナッツ「とりあえずポケモンセンターに運ぶか」
ラブカス「ついでにオレらも頼むぜ」
チコリータ「もう全身の骨がバラバラチコ」
ナッツ(そうは見えないけど)
~
153.うるさらX - 23/11/05 01:52:39 - ID:vPxnMRJMyg
ーティラミスシティ 宿屋ー
ナッツ「ふぅ~ポケセンも行ったしあとは明日に備えて寝るとするか」
ナッツ「…にしても今日も大変だったな~」
チコリータ「主に誰かさんのせいでな、チコ」
ナッツ「悪かったって……でも」
???「すぅ…すぅ…」
ナッツ「このポケモンを助けられたんだから結果オーライだろ?」
ラブカス「…でもそいつ、連れてきて良かったのか?」
ナッツ「う、うーん…それはまぁ……」
チコリータ「そもそもどーゆーポケモンチコ、そいつ」
ラブカス「ビミョーにオレと色似てるような」
ナッツ「実は俺も…初めて見たからどういうポケモンなのかわかんないんだよね」
ナッツ(…そういや、わかんないといえば……俺達を助けてくれたあのポケモン)
ナッツ(ただ者じゃない雰囲気だったけど……あいつ、何だったんだろうか)
154.うるさらX - 23/11/05 01:58:23 - ID:vPxnMRJMyg
???「むにゃ…」プクー
チコリータ「おん?なんかこいつ鼻提灯みてーなの膨らませてるチコ」
チコリータ「おもしれーチコ、触ったろ」チョンチョン
ラブカス「クソガキ乙」
パァン!
???「わぁぁっ!?」ガバッ
チコリータ「あ…ごめんチコ」
ナッツ「…ん?おぉ、起きたか」
ラブカス「もうケガはねーか?」
???「さ、さっきのこわいひとは…」
ナッツ「…でぇじょうぶだ、こいつらが追い払ってくれたから」
チコリータ「ま、こいつは何の役にも立ってなかったけどね、ウチのお陰チコ」
ラブカス「………今回は、な」
???「…えっと、あなたたちはいったい……」
155.うるさらX - 23/11/05 02:03:42 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「俺はナッツ、んでこっちの❤みてえなのがラブカスで、頭から葉っぱ生えてんのがチコリータ」
ラブカス「よっす」
チコリータ「よろチコ~」
???「あ…よろしくです」
ナッツ「んで、お前は?」
???「え、え~っと…ムンナのなまえは~…」
ムンナ「う~んとムンナは………」
ナッツ「…」
ラブカス「…」
チコリータ「…」
ムンナ「………あっ、そうだ!ムンナっていいます」
ナッツ「うん、知ってる」
ムンナ「あの…ムンナをたすけてくれてありがとうございます」
ムンナ「あのにんげんさん……たたいたりけったりしてきてこわかったんです」
ラブカス「…だろうな」
ムンナ「あなたたちおんじんなので…そーだ!」
ムンナ「なにかおれいをしたいんです、ムンナにできることありますか?」
156.うるさらX - 23/11/05 02:08:52 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「できること、か…それなら」
ナッツ「なぁムンナ、俺達とこれから旅をしねぇか?」
ムンナ「たび?」
ナッツ「そう、旅はいいぞ~色々な場所に行ける」
チコリータ(おいそれ…ウチにも全く同じこと言ってたよな?)
ムンナ「う~んやくにたてるかはわかりませんが…ムンナもいろいろなばしょきになります」
ムンナ「ムンナでよければ…いっしょにいきたいです」
ラブカス「…決まりだな」
ナッツ「ああ、これからよろしくなムンナ」
ムンナ「はい、よろしくおねがいします、ナッパさん!」
ナッツ「ナッツね」
157.うるさらX - 23/11/05 02:13:00 - ID:vPxnMRJMyg
ナッツ「……さて、話も一段落ついたし寝るとするか」
チコリータ「今日は自分を甘やかしてもいいチコ~」バフッ
ラブカス「年中甘やかしてそう」
ナッツ「俺も布団に入ろ……」モゾ
ムンナ「おやすみなさい~ラディッツさん」フヨフヨ
ナッツ「わざと間違えてるよね?」
ナッツ「……って、お前はまだ寝ないのか?」
ムンナ「はい、ちょっとおなかがすいたので……さきねててください」
ナッツ「??? あぁ、うん……」
158.うるさらX - 23/11/06 09:45:14 - ID:vPxnMRJMyg
~10分後~
ナッツ「ぐがが」
チコリータ「むにゃむにゃ…えっ…ウチ、パルデアに行けるんですかチコ…?zzz」
ラブカス「……」
____________________________________
占い師『……ポケモンにも人間を見定める資格はある』
占い師『あのトレーナーが本当に自分に合っているのかどうか……考えることじゃな』
____________________________________
ラブカス「…」チラッ
ナッツ「ぐごご…」
159.うるさらX - 23/11/06 09:49:51 - ID:vPxnMRJMyg
ラブカス「見定める資格、か」
ラブカス「オレは生まれながらのカスみたいな存在、そんなオレがトレーナーの評価なんて…」
ムンナ「むん~♪」モグモグ
ラブカス「…って、お前まだ寝てないのかよ」
ムンナ「あれ、あなたこそねてないんですか?」モグモグ
ラブカス「おう、てか何食ってんだ」
ムンナ「ゆめ、たべてます」モグモグ
ムンナ「ムンナはひとやポケモンのゆめ、こうぶつです」モグモグ
ラブカス「…? はぁ……」
ナッツ「う~ん…」
ムンナ「このひとのゆめはぷりぷりしててひきしまってるのでおいしいです」モグモグ
ラブカス「よくわからんが食レポになると雄弁になるやん」
ムンナ「ゆめのあじはそのひとの“こうふくど”によってかわるばあいもあります」モグモグ
ムンナ「よっぽどいま、しあわせをかんじてるんでしょうね」モグモグ
ラブカス「……」
160.うるさらX - 23/12/04 03:50:07 - ID:xa93Pv+u0Q
ーどこかの場所ー
コポコポ…
怪しい科学者「~♪」
コツ コツ
「……」
怪しい科学者「お、来ましたね~♪」
「…順調か」
怪しい科学者「まぁまぁ、そう焦んない焦んない」
怪しい科学者「ボクに期待したくなる気持ちもわかりますけどね~」
「ふん…貴様はかつて天才とも呼ばれた科学者……ライティブをも凌ぐ技術力を身につけている人材と聞いたからな」
「…Dr.シャイク」
161.うるさらX - 23/12/04 12:35:46 - ID:xa93Pv+u0Q
シャイク「ライティブ?あんなヤツと比較されるなんて心外だなぁ」
シャイク「もっとも…今の“アイツ”は少しはマシになってると思うけどね~」
ウィーン
悪そうな男「た、ただいま戻りました!」
シャイク「お、例のポケモン捕獲に向かわせてた下っ端クンじゃないか~」
シャイク「それで…任務はカンリョウしたのかな?」
悪そうな男「あっ…それがその~……」
「時間の無駄だ、報告は迅速に行え」
悪そうな男「ひっ…申し訳ありません、今回の任務は失敗ということで」
「……なに?数日かかってポケモン一匹すら捕獲できぬというのか?」
悪そうな男「い、いえ…次こそは必ず」
162.うるさらX - 23/12/04 12:46:55 - ID:xa93Pv+u0Q
シャイク「まぁまぁ、その身体でイライラしなさんな~」
シャイク「ムンナはこの地方でかなり出現数が限られているポケモン、見つからないのも無理ないでしょーが」
悪そうな男「いえ…発見までには至ったんです」
「……ほう」
シャイク「へ~凄いじゃん、それで~?」
悪そうな男「あと少しで煙を入手できたところなのですが…わけのわからない連中に邪魔をされて」
「…なるほどな」
「Dr.シャイク、そいつを連れていけ」
シャイク「はいは~い」ウィーン
ガシッ
悪そうな男「!? 何を……」
シャイク「すみませんね~この人の命令なんで」
悪そうな男「ちょ、ちょっとお待ちを…!」ズルズル
シャイク「はいはい、もうすぐ怖いのも終わるからね~」
悪そうな男「た、たすけ…」
ガシャン…ッ
「……ただの人間やポケモン如きに敗れる者は不要」
「“改造”でよりよい生命体として生まれ変わるがいい」
163.うるさらX - 23/12/04 12:55:34 - ID:xa93Pv+u0Q
ーティラミスシティ 町はずれー
謎のポケモン「……」フヨフヨ
謎のポケモン「ふー、やれやれ……今日は慣れない人助けをしちまったな」
謎のポケモン「はるばるこの地方まで来たが……毎日毎日珍しいポケモンだとか言われて1秒たりとも油断できないぜ」
謎のポケモン「だが、アーマー団…とかいうポケモンを人間の手で造るような連中は見逃しておけねえ」
謎のポケモン「俺みてえな存在を生まないためにも、な……」
164.うるさらX - 23/12/05 23:45:03 - ID:sfHGjjsdcw
~翌朝~
ラブカス「……ん」パチッ
ラブカス「ふゎ~あ、いつの間にか寝ちまってたぜ」ムクッ
チコリータ「ぐぅ……」(へそてん寝)
ラブカス「まーたこいつマヌケな格好で寝てやがる」
ラブカス「ってあれ、ナッツとムンナは……」
「いいぞ~次はしねんのずつき!」
「はい、がんばります!」
ラブカス「…?これまた外が騒がしーな」
165.うるさらX - 23/12/05 23:53:00 - ID:sfHGjjsdcw
ムンナ「むんっ!」ビュンッ
ナッツ「よ~しよし、いいぞ~!」
ラブカス「お前ら朝早くから何やってんだ」
ナッツ「あ、ラブカス」
ムンナ「おはようございます、あさのうんどうはきもちいですね」
ナッツ「昨日仲間になったムンナの技とかいろいろ確認してたんだよ」
ラブカス「だからってこんな朝っぱらから…」
ナッツ「いやさー、なんか今日はやけに目覚めがスッキリしてな」
ナッツ「それに…いざというときに技とか指示できねぇといかんし」
ラブカス「はぁ」
チコリータ「おいお前ら…宿屋の飯食わないのならウチが全部食ったるチコ」
ラブカス「いつの間に起きたんだお前」
ナッツ「あ…わりぃ、今行く!」タッタッ
ムンナ「んな~」フヨフヨ
ラブカス「ったく…」フヨフヨ
166.うるさらX - 23/12/05 23:59:15 - ID:sfHGjjsdcw
ナッツ「うめ…うめ…」パクパク
ラブカス「…」ガツガツ
チコリータ「うぅ~くるしーチコ」ゲプ
ムンナ「むん~」フヨフヨ
ナッツ「……ってあれ、ムンナお前ほとんど食べてないじゃん」
ムンナ「はい、ゆうべたくさんたべたのであんまりです」
ナッツ「ゆうべ…?嘘つけお前何にも食べてないだろ、遠慮しなさんなって」
ムンナ「ん~ほんとなんですけどね、こまりました」
ラブカス「……」ガツガツ
ラブカス(どうやら…こいつの言ってた“夢を食べる”ってのは本当っぽいな)
167.うるさらX - 23/12/06 00:05:25 - ID:sfHGjjsdcw
ナッツ「ふー食った食った…」
チコリータ「ぐえ~胃薬くれチコ」
ムンナ「だいじょうぶですか?背中さすさすしてあげますね」スカッスカッ
チコリータ「手届いてねえよ」
ラブカス「んで、今日もいつも通り次の町を目指すんだろ?」
ナッツ「おうよ! お前も慣れてきたな」
ナッツ「タウンマップによると、え~と次の町は………」
未完
168.うるさらX - 23/12/06 00:07:11 - ID:sfHGjjsdcw
飽きたんでとりあえずここで打ち切り
169.うるさらX - 24/04/26 00:21:28 - ID:d6v5ZsU94w
再開
170.うるさらX - 24/04/26 00:22:38 - ID:d6v5ZsU94w
テレビ『…続いてのニュースです』
テレビ『現在、タケタケ里付近でのキノコ山では村人が相次いで襲われる事件が発生しており…』
ナッツ「ん?タケタケ里…タケタケ里……」
ナッツ「あぁ、次に目指す場所はその“タケタケ里”だな」
ラブカス「タケタケ里?」
ナッツ「おう、どうやら町じゃなくて里?っぽい」
ラブカス「…ふーん、人間の住む里ねぇ」
ナッツ「ま、町とか里とか似たようなものだしさっさとしゅっぱーつ!」
171.うるさらX - 24/04/26 00:29:49 - ID:d6v5ZsU94w
ータケマデロードー
~タケタケ里までの繋ぎの道。以上
サンサン
ナッツ「あちち……今日はやたら日差しがつえぇな」
ラブカス「やべぇな…焼き魚になりそうだぜ」フラフラ
チコリータ「はは…ブザマチコねぇ……」ヨタヨタ
ラブカス「おめぇも…頭の葉っぱしおれてんじゃねぇか」
ムンナ「みんなげんきでいいことです~」
ナッツ「ああいうのは“からげんき”っていうんだよ」
ラブカス「……お?微かに水の流れる音が…」
ラブカス「よし…こっちだ!」ビュン
チコリータ「な…!お前より先に行ったるチコ!」バッ
ナッツ「あっ…おい!そっちは目的地の方向じゃないってのに」
ムンナ「なんだかムンナものどかわきました」
ナッツ「…しゃあねえ、息抜きも必要か」
172.うるさらX - 24/04/26 00:33:15 - ID:d6v5ZsU94w
ーなんか川ー
チャプチャプ…
ラブカス「あー生き返ったぜ」スイー
チコリータ「水分補給チコ~」ゴクゴク
ムンナ「つめたくてきもちいーです」
ナッツ「…ま、こういう寄り道もありだな」
ガサッ
ナッツ「お?」
ガルーラ「ふぅ…よっこいしょっと…」
子ガルーラ「わーい」バシャバシャ
ナッツ「あれは…ガルーラか」
ラブカス「あぁ、親子で生きてるポケモンだな」
173.うるさらX - 24/04/26 00:37:39 - ID:d6v5ZsU94w
ナッツ「親子か~…」
ナッツ「そういやさ、お前らの親ポケモンってどんな感じだったんだ?」
ラブカス「何だよ急に」
ナッツ「いや別に…何となく気になっただけよ」
チコリータ「親ぁ?んなもん知らねーチコ、ウチはタマゴから生まれた時から一匹だったし」
ムンナ「ムンナも…さいきんうまれたけどずっとひとりぼっちでした」
ナッツ「へぇ…二匹とも同じなのか」
ラブカス「まぁ親の顔を知らないってのはポケモンにとってよくあることよ」
ナッツ「ラブカスは?」
ラブカス「………さぁな」
174.うるさらX - 24/04/26 00:43:43 - ID:d6v5ZsU94w
ラブカス「…てかさ、そういうお前の親はどうなんだよ」
チコリータ「そうチコ、ポケモンにばっか聞いといて人間は言わないなんて何様だよテメー」
ナッツ「え?俺の親かぁ…」
ナッツ「そうだな…まずかーちゃんはうるさくて嫌いだな、この旅に出る前もろく顔も見せずここまで来ちまった」
ラブカス「…ふーん」
ナッツ「んで父親だけど……」
ナッツ「知らないし会ったこともねえ、かーちゃんに聞いても『多分死んだ』とか言われるだけだった」
チコリータ「ほーん、お前の場合父親だけウチらと似たようなもんチコねえ」
ナッツ「…ま、もしかしたらいずれ会えるかもしれんがな」
ナッツ「さて…こんくらいでいいだろ、結構時間経ったしそろそろタケタケ里目指して再出発すっぞー」
ラブカス「おう」ザパッ
チコリータ「えーせっかち~」ジャブジャブ
ムンナ「にんげんさんのさと、わくわくです」フヨフヨ
175.うるさらX - 24/04/26 00:50:37 - ID:d6v5ZsU94w
ータケタケ里ー
~竹が無駄に生えていることで有名な人間とポケモンの住む里
ナッツ「ふぅ~到着!」
ラブカス「ほー、中々自然豊かなとこだな」
チコリータ「うーん落ち着くチコ~この辺でひなたぼっこでも」
ラブカス「で、今日はここで何すんだ?」
ナッツ「うーん特にそういうの決めてねーからな…」
ナッツ「とりあえず今日はこの町を拠点ってことにして周りに住んでる野生ポケモンなんかと戦ったり捕まえたりしようや」
ラブカス「毎度毎度適当だなおい」
ナッツ「えーとこの里の近くには“キノコ山”ってところが」
ナッツ「…ってあれ、ムンナは?」
ラブカス「え?」
チコリータ「知らんチコ」
ナッツ「……」
176.うるさらX - 24/04/26 00:54:23 - ID:d6v5ZsU94w
ナッツ「おーいムンナ~どこだ~」キョロキョロ
ラブカス「いたら返事しろ~」フヨフヨ
チコリータ「世話が焼けるチコねえ」
ナッツ「おっかしいな~…他の人に見かけたか聞こうにもなんか全然人いねーし」
ラブカス「ここに来るまではいたんだしこの辺りだとは思うがな」
ザワ…ザワ……
ナッツ「おっ、なんかあんな遠くにまたもや人混みが」
ナッツ「もしかしたらあの中に紛れてるかもしれんし…行ってみるか」
177.うるさらX - 24/04/26 00:58:45 - ID:d6v5ZsU94w
ナッツ「ムンナ~返事しろ~」
ムンナ「はい~」フヨフヨ
ナッツ「…って普通にいた、こんなとこで何してんだよ」
ムンナ「ここ、ひとがたくさんいてたのしそーですので」フヨフヨ
ナッツ「そんな理由で…」
ラブカス「だが…この集まりは一体なんなんだ?」
チコリータ「おん、誰か来るチコ」
ザワザワ
タケ村長「おお、よくぞ集まってくれた!」
タケ村長「ワシらタケタケ里の者たちが遂にキノコ山を取り戻す時が来たのじゃ!」
タケ村長「頼みましたぞ、勇気ある若者たち!」
里のモブA「うおー」
里のモブB「やるぞー」
里のモブC「しゃあーっ」
ザッザッザッ…
178.うるさらX - 24/04/26 01:05:00 - ID:d6v5ZsU94w
ナッツ「…なんだ、みんなして向こうに行っちまった」
チコリータ「村のみんなで遠足チコか?」
ラブカス「どう見てもそういう感じじゃなかったろ」
ムンナ「おまつりもうおしまいですか?ざんねんです」フヨフヨ
タケ村長「ん、はて…お前さんたちは?」
ナッツ「あ…こんちわじいさん、俺らはついさっきこの里に来たばかりっす」
タケ村長「なるほど…旅のトレーナーですかい」
ラブカス「なぁ、さっきの人間達は一体なんなんだ?」
タケ村長「……そのことについては…立ち話もなんだしワシの家に来なさい、お茶くらいは出せる」
~
179.うるさらX - 24/04/26 01:13:44 - ID:d6v5ZsU94w
ラブカス「……」ズズズ
チコリータ「うげっ、苦っ」ペッペ
ナッツ「……んで、話って?」
タケ村長「実はな……最近この里の近くのキノコ山で凶悪なポケモンがいるという目撃例が多数報告されているのじゃ」
タケ村長「それどころか実際に襲われて傷だらけの状態で帰ってくる被害者も後を絶たない」
ナッツ「あ~…なんか朝のニュースでうっすらと聞いたような気が」
タケ村長「ワシらタケタケ里に住む者たちは毎日豊かな環境のキノコ山で食料を採りに行っていた……あの山はもはや生活に欠かせない存在なんじゃ」
タケ村長「そのためにも…ワシらタケタケ里の者たちで山を取り返せねばならない、こうしてあの凶悪なポケモンを退治するためにワシらは立ち上がったのじゃ!」
チコリータ「でもじーさん、あんたは行かないチコ?」
タケ村長「え?えーっと…ワシはもう歳じゃから……」ゴホゴホ
チコリータ(うわ年寄りって卑怯)
180.うるさらX - 24/04/26 01:19:35 - ID:d6v5ZsU94w
ナッツ「ふーん、凶悪なポケモンか……」
ナッツ「ちなみにそれってどんなの?」
タケ村長「ワシはよく知らぬが被害に遭った方によると…見た目は白く、耳や尻尾の生えたポケモンだとか」
ナッツ「へ~割と獣っぽいポケモンなのね」
タケ村長「…一つ忠告しておきますが絶対にあの山へ入ってはいけませんぞ、問題が解決しない限りどのような危険があるのかわからない」
タケ村長「少々大変ですが…次の目的地に向かうなら回り道をしてくだされ」
ナッツ「……オッケー!わかった、サンキューじいさん」
181.うるさらX - 24/04/26 01:23:43 - ID:d6v5ZsU94w
ナッツ「……」スタスタ
ラブカス「…なんか最後妙に素直だったけど」フヨフヨ
チコリータ「まさかね…流石に従うはずチコ」トテトテ
ナッツ「…よし」
ナッツ「キノコ山に行ってみるぞ」
ラブカス「ほら出た、もうやだこの人」
チコリータ「周りを巻き込まないでほしいよねぇ」
ナッツ「お前らな」
チコリータ「大体行くなってとこには行かないのが普通チコ、どういう思考回路してんの」
ナッツ「いやだって気になるじゃん、凶悪なポケモンとやらが」
ナッツ「それに…行くなってとこには逆に行くってのがお決まりだろ」
ラブカス「いやまぁわからなくもないが」
182.うるさらX - 24/04/26 23:41:42 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ「…ってあれれれ、ムンナは?」
チコリータ「え、またチコ?」
ラブカス「…いや、今度はあそこにいるぞ」
ムンナ「……」ジー
ナッツ「おーい、だから勝手に一人で動くな……って何見てんだ?」
ムンナ「このどうぞうさん、おおきくてつよそうです」
ナッツ「像だぁ?」チラッ
やたらデカい像「…」ズォォ…
ナッツ「うわ…なんじゃこりゃ!その辺の建築物以上の高さはあるぞ」
チコリータ「デカすぎて逆に気づかんかったチコ」
ラブカス「なんか看板に書いてあるぞ」
ナッツ「え~となになに…『1年半前に突然現れた銅像 作り手不明 タケタケ里のシンボルとするなり』」
ナッツ「…だってよ、誰が作ったかわからんもんを勝手にシンボルにしてるのか…」
ラブカス「なーんか適当だな…確かに見た目竹っぽくてここの雰囲気に合ってるが」
ムンナ「このどうぞうさんつくったひとはすごいですね、いまにも飛び立ちそうなはくりょくをかんじます」
183.うるさらX - 24/04/26 23:45:18 - ID:vkqD2kRqTQ
チコリータ「ほーん…」ジー
やたらデカい像「…」
やたらデカい像「…」ピクッ
チコリータ「……!?」
ナッツ「…ってこうしちゃいられない、キノコ山に向かうぞ~」
ラブカス「しゃーねえな……だけど危なくなったらすぐ帰るぞ」
ナッツ「オッケーオッケー」
チコリータ「お、おい…今この像動かなかったかチコ?」
ナッツ「え?今見てなかったけど…絶対気のせいだろ」
ラブカス「寝言はマヌケ面で寝てから言え」
ムンナ「あにみずむっていうんですよそういうの」
チコリータ「ちっ…はいはい気のせいですウチの見間違いです~」
ナッツ「さ、キノコ山は…あっち方面だ」ビシッ
ナッツ「ほないくどー」
ラブカス「へいへい、わーったって」
ザッザッ…
やたらデカい像「…」
184.うるさらX - 24/04/27 15:27:39 - ID:vkqD2kRqTQ
ーキノコ山 入口ー
ナッツ「えーっと…うん、間違いなくここだ」
ラブカス「さっきも言ったが危なかったらすぐ引き返すからな」
ナッツ「はいはい(笑)、それじゃ登ってみるか」
ドドドドド
ナッツ「ん?山の方から人がたくさん…」
里のモブA「ひ、ひええええ!」ドドド
里のモブB「逃げろーっ!」ドドド
里のモブC「うぁぁぁ」ドドド
ドドドドド……
チコリータ「お、おい今のって…」
ムンナ「さっきのひとたちですね」
ラブカス「多分、凶悪なポケモンとやらに返り討ちに遭ったんだろうな」
ナッツ「…なるほどな」
ナッツ「こうなってくると…ますます気になってくるぜ」
チコリータ「おめーどうやっても関心高まるじゃねーかチコ」
185.うるさらX - 24/04/27 15:35:24 - ID:vkqD2kRqTQ
ーキノコ山ー
~以前まではタケタケ里の民がよく利用していた山
ナッツ「凶悪なポケモンってどんなんだろな~」スタスタ
チコリータ「なんか出そうでブキミチコ~」
「「おいお前ら!!」」
チコリータ「って言ってたらなんか出てきたチコ」
ナッツ「ん、なんだ?」
モロバレルA「ここはあのお方のテリトリーだぜ…」ノソッ
モロバレルB「人間どもとその仲間はとっとと出ていくことだな!」ノソッ
ナッツ「えーと…こいつらが凶悪ポケモン?」
ラブカス「耳もねえし尻尾もねえしそこまで白くもねえしどう考えてもちげーだろ」
ナッツ「ちぇー、ハズレかぁ」
モロバレルA「んだとゴラァ!勝手にハズレ扱いすんなや!」
モロバレルB「落ち着け兄弟、ここは俺たちの恐ろしさを味わわせてやろうぜ」
モロバレルA「…よーしそうだな、ちょっと遊んでやるか」
186.うるさらX - 24/04/27 15:40:43 - ID:vkqD2kRqTQ
モロバレルA「くらいやがれ!のしかかりじゃあああ」バッ
ナッツ「よし…ここはムンナ!朝の特訓の成果を見せてやれ!」
ナッツ「サイコキネシス!」
ムンナ「むんっ!」ミワワワ
モロバレルA「……!?」
モロバレルA「あれ…あれあれ……なんか俺浮いてっぞ」フワフワ
モロバレルB「な…!どうした兄弟!」
ナッツ「そのままもう一匹にぶつけちまえ!」
ムンナ「はーい」ミワワッ
モロバレルA「うおっ!?」ビュンッ
モロバレルB「お…おい、こっち来んなアホー!!!」
ゴチンッッ
187.うるさらX - 24/04/27 15:49:19 - ID:vkqD2kRqTQ
モロバレルA「」
モロバレルB「」
ナッツ「ふぅ~やるじゃねえかムンナ」
チコリータ「ウチの次くらいには戦力になりそうチコね~」
ムンナ「ほめられてうれしいです」フヨフヨ
ラブカス「…ちょっと待て」
ラブカス「さっきこいつらは“あのお方”と言っていた…」
ナッツ「あ、そういえば」
ラブカス「…もしそのお方とやらが噂の凶悪ポケモンだとしたら…この山の中でも特にカーストが上である可能性が高いぞ」
ナッツ「確かに…実際に手下を従えるくらいだし一匹で来るとは限らんよな」
188.うるさらX - 24/04/27 15:55:07 - ID:vkqD2kRqTQ
ガサッ
チコリータ「…?」
ナッツ「ま、大群で来られたらその時はその時だ、その凶悪ポケモンの姿を拝んでから考えようぜ」
ラブカス「どうせそういう返答になると思ったよ」
チコリータ「今…誰かに見られてなかったかチコ?」キョロキョロ
ナッツ「まーたお前さっきと同じような事を、ほら行くぞ」
ムンナ「ムンナ、もっとがんばります」
ドクケイル「……」
バササッ
189.うるさらX - 24/04/27 19:54:30 - ID:vkqD2kRqTQ
ーキノコ山 奥地ー
「……みんな口ばかりで飼い慣らされたポケモンも大した事なかった」
「ほんと、人間ってクズばっかりね」
ニャスパーA「にゃはは~」
ニャスパーB「まてまて~」
チビニャスパー「zzz…」
「……ふふっ」
ドクケイル「姐御、姐御」バササッ
「…何?」
ドクケイル「また新たな人間と仲間のポケモンが侵入したようです、しかもモロバレルを倒して…」
ドクケイル「いかがなさいましょう?」
「……そう 懲りないものね、人間って」
「いいわ、また私が直々に始末してあげる」
「それまで…その子たちをよろしくね」
ドクケイル「はっ、了解しました」
190.うるさらX - 24/04/27 20:01:50 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ「すっすめ~」スタスタ
ラブカス「……」フヨフヨ
「……ぁ」
ナッツ「うん?」
ボロボロの男「た…たすけ……」ヨロヨロ
ナッツ「うわっ!?」
チコリータ「ゾンビチコ!」
ラブカス「ちげぇよ…怪我してる!」
ナッツ「ちょ、ちょっと待ってカバンの中に傷薬とか包帯とか……」ゴソゴソ
~
ケガしていた男「ふぅ…助かったよ、ありがとう君たち」
ナッツ「一体何があったんスか」
ケガしていた男「それが……例の凶悪ポケモンだよ」
ラブカス「やっぱりか…」
ケガしていた男「ポケモン達も酷くやられてね……幸い偶然にも近くにげんきのかけらやきのみが落ちていたから助かったんだ」
191.うるさらX - 24/04/27 20:06:57 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ「あの…」
ケガしていた男「ん?」
ナッツ「その凶悪ポケモンって…どういう技を使って来たんすか?」
ケガしていた男「それが…よくわからないんだ」
ケガしていた男「周りに無数の弾みたいなのが浮いてて…気がついたらこのザマさ」
ナッツ「へぇ~…」
ケガしていた男「僕は下山するけど…もしかしてキミは大人と来なかったのかい?この山は危険だから…」
ナッツ「え あ、いえ連れの大人がいるんですけどそこの茂みに用を足しにいってて…んでもってすぐに降りる予定なんで大丈夫っす、えーはい」
ケガしていた男「そう?助けてくれたお礼に家まで送ってあげようと思ったんだけど…それなら仕方ないか」
ケガしていた男「それじゃありがとう、助かったよ」スタスタ
ナッツ「ば~い」
チコリータ「よく今のヘタクソな誤魔化し方でどうにかできたチコね…」
192.うるさらX - 24/04/27 20:12:22 - ID:vkqD2kRqTQ
ラブカス「にしても無数の弾か…どういう技なんだ」フヨフヨ
ナッツ「ま、誰が襲ってきても一度ぶっ倒して改心させてやろうや」スタスタ
ムンナ「そのいきです~」
「誰を倒すって?」
ナッツ「!」ゾクッ
ラブカス「な、なんだこのとてつもない威圧感は…!?」ブルッ
チコリータ「あ、あそこになんか浮いてるチコ!」
ムンナ「だれですか?」
「……」
ナッツ「え、えーっとあのポケモンも昔テレビかなんかで……」
ナッツ「そうだ…!あのポケモンはニャオニクス!」
ニャオニクス「…ふーん、私のことを知っているのね」
193.うるさらX - 24/04/27 20:16:08 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ「白い外見に耳や尻尾…間違いない、アイツが凶悪ポケモンとやらか」
ニャオニクス「凶悪ポケモン…ええ、確かにそう呼ばれている」
ニャオニクス「でも…人間は私たちから自由を奪っていく……本当に凶悪なのはどっちだと思う?」
ナッツ「え、どっちって……」
ニャオニクス「そこの飼い慣らされてるお前たちも愚か」
ラブカス「!」
ニャオニクス「人間に都合の良いように利用されている…そんな簡単な事にも気づかず日々命令を聞くばかり」
チコリータ「え?」チラッ
ナッツ「いやいやいや、アイツが勝手に言ってるたけだから」
194.うるさらX - 24/04/27 20:45:27 - ID:vkqD2kRqTQ
ラブカス「だが…一匹だけで来るのは意外だったな、手下を引き連れて来ると思っていたが」
ニャオニクス「手下?私にそんなもの必要ない、アイツらは私がそこらのポケモンとはちょっと違うから勝手に慕ってきただけ」
ナッツ「ちょっと違う…?」
チコリータ「それってどゆことチコ」
ニャオニクス「それは……」
シュンッ
ニャオニクス「お前たち並のポケモンより、遥かに強いということね」
チコリータ「え…!?」
ラブカス「いつの間に背後に…!」
ビシュッ!!!
ラブカス「がっ…」
ラブカス「」バタッ
ナッツ「な…!?ラブカス!」
195.うるさらX - 24/04/27 20:52:24 - ID:vkqD2kRqTQ
ラブカス「」
ナッツ(嘘だろ、一撃で…!今の技はチャージビーム…!?)
チコリータ「ひっ…」
ニャオニクス「どうした、ここまで来たからには相当の覚悟はできてるんでしょう?」
チコリータ「く、来るなチコ!」ブンブン
ニャオニクス「……」スッ
バシュッ
チコリータ「ごふっ」バタッ
ナッツ「シャドーボール…!?チコリータ!」
チコリータ「」
ナッツ「そんな…!」
ムンナ「あわわ…ふたりともやられちゃいました」
196.うるさらX - 24/04/27 20:57:55 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ(…白い色であるメスのニャオニクスはオスより攻撃的)
ナッツ(みたいな事を昔番組かなんかで見た記憶はあるけどまさかここまでなんて聞いてねえぞ…!)
ニャオニクス「…もう一度聞く」
ニャオニクス「私を…どうするって?」
ナッツ「え?え~っと…」アセアセ
ムンナ「ぶったおす!」
ムンナ「…ですよね?あってましたっけ」
ナッツ「……ぁ、はい」
ニャオニクス「…そう、じゃさっさとそれができるか証明しましょ」ググ…
ナッツ(今度は何する気だ…!?)
197.うるさらX - 24/04/27 21:00:09 - ID:vkqD2kRqTQ
バッ
ニャオニクス「“しねんのずつき”!」ビュンッ
ナッツ「…!こっちもしねんのずつき!」
ムンナ「むんっ!」ビュンッ
ゴチーンッ!!!
ムンナ「む…げふっ」ドサッ
ナッツ「ムンナ!」
ムンナ「」
ナッツ「み、みんなやられちまった…!」
198.うるさらX - 24/04/27 21:03:19 - ID:vkqD2kRqTQ
ニャオニクス「さて…まだ片付ける相手が一匹残ってるわね」スーッ
ナッツ「く…」
ナッツ(ここは…3匹をボールに戻して一旦逃げるしか……)ゴソゴソ
ニャオニクス「逃げられるとでもお考えで?」
ナッツ「…!」
ズォォ…
ナッツ(これは…辺り一面に無数の弾、サイコショック!?まさかさっきの人が言ってたのはこのこと__)
ニャオニクス「死になさい」
ドォォォォ……ン
199.うるさらX - 24/04/28 11:11:09 - ID:vkqD2kRqTQ
く…くそ……
ニャオニクス「……どうやら、まだ生きているみたいね」
ニャオニクス「なんだかこのまま殺すのもバカらしくなってきた、最後のチャンスをあげましょ」ポイッ
…これは、オボンのみとげんきのかけら……?
ニャオニクス「…これに懲りたらもう2度と現れないことね」
ニャオニクス「さよなら」ビュンッ
ま、待て…!くそ…身体が動かねえ……
視界がボヤけてきた………
____________
______
200.うるさらX - 24/04/28 11:25:43 - ID:vkqD2kRqTQ
「……ツ」
「ナ…ツ、ナッツ ぉーぃ」
「そとでねたらかぜひきますよ」
「おら仙豆だ、食えチコ」スッ
「オボンのみな」
コリィ…コリコリ……ゴクンッ
ナッツ「…はっ!?ここは……天国か?」
ラブカス「ばーか、キノコ山だよ」
チコリータ「まったく世話が焼けるチコ」
ムンナ「ぶじでなによりです」
201.うるさらX - 24/04/28 11:36:27 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ「そうか…俺たちニャオニクスにやられて…」
ラブカス「だからオレは危なくなったら引き返そうとあれほど」
チコリータ「たまたま近くにアイテムが落ちてて助かったチコ」
ムンナ「いきてるだけでまるもうけってよくいいますもんね」
ラブカス「…これでわかったろ、ハッキリ言ってアイツはオレ達が到底敵う相手じゃねえ…さっさと戻ろうぜ」
ナッツ「………いや、もう一回アイツに会いに行ってみないか?」
ラブカス「……え?」
チコリータ「は?」
202.うるさらX - 24/04/28 11:39:57 - ID:vkqD2kRqTQ
ラブカス「え…どういうつもりだよ?」
チコリータ「ウチら殺されかけたんだぞチコ!」
ナッツ「いやまぁ聞いてくれよ」
ナッツ「アイツがあんなに人間を嫌っている理由も気になるし…」
ナッツ「それに俺が気絶する前…アイツはきのみとげんきのかけらを置いてってくれたんだ」
ナッツ「もしかしたらそこまで悪い奴じゃないのかな~…って」
チコリータ「お前つくづくアホかチコ、どう見ても話の通じる相手じゃなかったろチコ」
ラブカス「…いや、オレも気になるな」
チコリータ「え」
ラブカス「ヤツが人間を嫌っている理由…というところにはオレも興味がある」
ラブカス「それに…負けっぱなしじゃ悔しいしな」
ムンナ「ムンナも、もっかいいってりべんじしたいです」
チコリータ「え?え?」
203.うるさらX - 24/04/28 11:47:35 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ「…チコリータはどうする?」
チコリータ「………あぁもうわかった!やってやるチコ!」
ナッツ「よし…決まりだな、もっかいアイツに会いにいくぞ」
ラブカス「だが…どうするんだ?策も無しに行ったんじゃまた同じようにやられちまうぞ」
チコリータ「かと言って話し合いだけで解決できる相手じゃねーチコ」
ナッツ「その点は任せてくれ、いい感じの作戦を思いついた」
ナッツ「アイツの技はチャージビーム、シャドーボール、しねんのずつき……そしてサイコショックだ」
ナッツ「中でもサイコショック、実際に食らってみてわかったけど…」
ラブカス「いや実際に食らったて」
ナッツ「一つ一つの弾の攻撃力は大したことなく、他の技と比べて隙が多そうだ。お前らなら簡単に凌げそうだしあの技が来たら反撃チャンスにすりゃあいい」
チコリータ「…別の技ばっか使ってきたらどうするチコ?」
ナッツ「それは……なんとか頑張って」
チコリータ「無責任が」
204.うるさらX - 24/04/28 13:15:19 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ「そして…ムンナ」
ムンナ「なんですか」
ナッツ「今朝確認したお前の技の中に……ヤツの動きを止められそうないい技があった」
ナッツ「ただ…一度でもこの技を外したら間違いなく警戒されるだろうな、ここぞという時に使わねえと」
ムンナ「わかりました~」
ナッツ「それじゃ行くとすっか~バッグも忘れずに…」ヒョイッ
ラブカス「でもニャオニクスはどこにいるのかわからんぞ」
ナッツ「え?うーん、そうだなぁ……」
ゴソゴソ
チコリータ「……なんかお前のバッグん中ゴソゴソいってねえかチコ?」
ナッツ「え?まーたお前適当な事を、ほら中には誰も……」スッ
ナッツ「……ってあれ?」
チビニャスパー「にゃ?」モグモグ
205.うるさらX - 24/04/28 13:55:42 - ID:vkqD2kRqTQ
ニャオニクス「ふぅ…ただいま」
ドクケイル「姐御!大変です!」
ニャオニクス「あん?今度は何?」
ニャスパーA「お姉ちゃん!」パタパタ
ニャオニクス「あら…そんなに慌ててどうしたの?」
ニャスパーA「ニャスパーが…一番したの子がいなくなっちゃったの!」
ニャオニクス「…!?」
ニャスパーB「ごめんね…あたしたちがちゃんと見てないから」ウルウル
ニャオニクス「ううん、あなたたちは悪くない……悪いのは私」
ニャオニクス「…ドクケイル」
ドクケイル「ひっ…すいません!さっきまでここでお昼寝してたはずなんですがちょっと目を離した隙に…」
ニャオニクス「言い訳なんかどうでもいい…私もこの子たちと探すからアンタは別で探しなさい」
ドクケイル「は、はいぃ!」バッサバッサ
206.うるさらX - 24/04/28 14:07:52 - ID:vkqD2kRqTQ
チビニャスパー「にゃ~」モグモグ
ナッツ「ちっこいのによく食うな~こいつ」
チコリータ「ところでそれ…ウチらの食料じゃないかチコ?」
ムンナ「いいじゃないですか、おなかすかしてるんですから」
ラブカス(そらお前は夢食ってりゃいいけどな)
ラブカス「にしても…こいつ、どっから来たんだ?」
ナッツ「さぁ…いつの間にかバッグの中にいたからな……」
207.うるさらX - 24/04/28 14:12:14 - ID:vkqD2kRqTQ
チビニャスパー「……」モグモグ
チビニャスパー「にゃ~」トテトテ
ナッツ「あっ…おい!どこ行くんだよ!」ダッ
ラブカス「やれやれ…」フヨフヨ
ムンナ「急にどこかいくなんてきまぐれですね」
チコリータ「お前が言うな」
208.うるさらX - 24/04/28 14:21:35 - ID:vkqD2kRqTQ
ドクケイル「やべ~よやべ~よ姐御怒らせちまったよ~早く見つけないと…」バサバサ
ワーワー
ドクケイル「…ん?」
ナッツ「はぁはぁ…ちょっと待てって!意外とはええな……」ゼェゼェ
ドクケイル「あれは…さっきの人間!まだいたのか」
ドクケイル「って何か追いかけてるみたいだな、あそこにいるのは……」
チビニャスパー「にゃ~」トテトテ
ドクケイル「…!? これは大変だ、急いで知らせないと……」バササッ
209.うるさらX - 24/04/28 14:29:27 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ「う~ん完全に見失っちまった…」キョロキョロ
ラブカス「足速すぎだろあのチビ」
ナッツ「さっきのポケモン、迷子だったんかなぁ…」
チコリータ「そもそもどこの子かわからんもん親見つけるのも大変チコ」
ムンナ「あの…マッシュさん」
ナッツ「ナッツだ!もう原型ないだろそれ」
ムンナ「ここ、なんかとおれそうなすきまがありますよ」チョイチョイ
ナッツ「ん?あ、ほんとだ」
ラブカス「さっきのチビはこの隙間に入っていったかもしれんな」
チコリータ「え~こんな狭いとこをかチコ?」
ナッツ「……まぁ、可能性はありそうだしな、一応入ってみるか」ガサガサ
210.うるさらX - 24/04/28 21:11:37 - ID:vkqD2kRqTQ
ーキノコ山 奥地ー
ナッツ「ふぃ~やっと狭い場所を抜けたと思ったら…なんだここは?」
チコリータ「なんかの部屋みたいなとこチコ」
ラブカス「自然にできた場所にしては整いすぎだし…誰かの住みかかもな」
ムンナ「あらら、おうちでしたか」
ナッツ「でも…一体誰の」スタスタ
ラブカス「…!おい、伏せろ!!」
ナッツ「えっ?」
ドガァァァン!!!
チコリータ「な、何チコ!?今の爆発……」
ナッツ「いてて…今のはシャドーボール、てことは……」
ニャオニクス「……」
ナッツ「やっぱりお前か……ニャオニクス!」
211.うるさらX - 24/04/28 21:21:38 - ID:vkqD2kRqTQ
ラブカス「もしや…ここはコイツの住処だったのか?」
ナッツ「あ、あのさニャオニクス…」
ニャオニクス「黙れ」
ニャオニクス「お前達…あの子をどこへやった?」
ナッツ「あ、あの子……何のことだ?」
ニャオニクス「とぼけるな」
ニャオニクス「やっぱり…お前達はさっき殺しておくべきだった」
ニャオニクス「力ずくで…無理やりにでも居場所を聞き出してやるわ」ゴゴ…
チコリータ「な、なんか勘違いしてるチコ~!」
ラブカス「事情はよくわからんが…やはり戦うことになったか」
ナッツ「…大丈夫だ、作戦通りいくぞ!」
212.うるさらX - 24/04/28 21:35:20 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ「ラブカスはみずでっぽう!チコリータははっぱカッター!」
ラブカス「オラァ!」ドピュルルル
チコリータ「おらおら~!」シャッシャッ
ニャオニクス「……」サッ!
ナッツ(やはり…素早い!)
ニャオニクス「…こんなもので私を倒せると思ってるの?」
ナッツ(く…だがここまで想定通り、さっきの戦いから考えると次にヤツが移動する場所は……)
シュンッ
ニャオニクス「終わりよ」コォォ…
ラブカス(また背後に…かかった!)
チコリータ(頼んだチコ、ムンナ!)
ナッツ「“でんじは”!」
ムンナ「むん~!」ビリリリリ
ニャオニクス「!」
…バチバチィッ!
213.うるさらX - 24/04/28 22:30:34 - ID:vkqD2kRqTQ
ニャオニクス「くっ…」ビリビリ
ラブカス「よし…動きが止まったぞ!」
ナッツ「…悪く思わないでくれよ、一斉攻撃!」
ラブカス「くらいやがれ!」ドピュルルル
チコリータ「おらおらどうしたチコ~!?」シャッシャッ
ムンナ「むんっ」ミワワワワ
ドガァァァン!!!
ナッツ「どうだ!」
チコリータ「やったかチコ!?」
シュウウウウ…
ニャオニクス「ふん…所詮は並程度のポケモン、こんなもんね」シュウウ
ナッツ「くそ…倒れないか」
ラブカス「しかも大したダメージにはなってなさそうだな…」
チコリータ「でも…痺れて動けないならいつかは勝てるチコ!」
ニャオニクス「……甘い」
214.うるさらX - 24/04/28 22:35:40 - ID:vkqD2kRqTQ
ドスッ
ナッツ「…え?」
チコリータ「ぐ…ぐふっ……」
チコリータ「」バタッ
ナッツ「チコリータ!」
ニャオニクス「お前達と私の実力差は…麻痺程度では埋められない」
ラブカス「アイツ…どこにあんな力が…!?」
ニャオニクス「さて…いい加減遊びは終わりにしましょ」フォン…
ズオォ…
ナッツ「きた…サイコショックだ!」
ラブカス「なるほど…これが」
ムンナ「たまがたくさんです」
ニャオニクス「……」パチンッ
シュンッシュンッ
215.うるさらX - 24/04/28 22:42:16 - ID:vkqD2kRqTQ
ナッツ「ラブカスはアクアジェット…ムンナはしねんのずつきで一点突破!」
ラブカス「くらえっ!」バシャアアア
ムンナ「むんっっ」ギュンッ!
ドゴォッ!!!
ニャオニクス「…!」グラッ
ナッツ「よし…思った通りだ!サイコショックを撃ち破って反撃できた!」
ラブカス「確かにこれなら…いけるかもしれんな」スタッ
ニャオニクス「……なるほどね」
ニャオニクス「こうなったら……」ググ…
カッ
ラブカス「なんだ…?」
ムンナ「“みみ”のしたから“め”みたいなのがでてきました」
ニャオニクス「……後悔させてやる」
ニャオニクス「サイコパワー、全開……!」カッッ
216.うるさらX - 24/04/28 22:46:37 - ID:vkqD2kRqTQ
ズオォォ…
ナッツ「なんだ、またサイコショックか……ってこれは…!?」
ラブカス「さっきとは弾の数が比べものにならないくらい多いぞ!」
ムンナ「集合体恐怖症のひととかきつそうなえづらですね」
ニャオニクス「……残念だったわね」
ニャオニクス「さっきまでのサイコショックはかなりパワーを抑えていたの」
ナッツ「な…それじゃあ」
ラブカス「舐めプだったって事か…!?」
ニャオニクス「いまさら気づいても遅い」
ニャオニクス「今度こそ……終わりよ」パチンッ
シャッシャッ
ナッツ「二人とも、避け__」
ドガァァァァァン!!!!!
217.うるさらX - 24/04/28 22:54:06 - ID:vkqD2kRqTQ
シュウウウウウ……
ラブカス「が……」
ムンナ「ぅ…ぅぅ……」
チコリータ「」
ナッツ「く…くそ、みんな……」
タッ
ナッツ「!」
ニャオニクス「それで……あの子をどこへやったの?」
ナッツ「い、いやだから何のことか…」
ニャオニクス「……そう」
ニャオニクス「まだ自分がどういう立場なのか理解できてないようね」スッ
ナッツ「…!」
ニャオニクス「地獄で懺悔なさい」キュイイイン…
218.うるさらX - 24/04/29 04:02:38 - ID:vkqD2kRqTQ
ガサッ
チビニャスパー「にゃあ!」
ナッツ「! あれはさっきはぐれたポケモン…」
ニャオニクス「!? チビちゃん!」ピタッ
ナッツ「……えっ な、なんだ?」
ラブカス「いてて…チ、チビちゃん……?」ヨロッ
ムンナ「なかまだったんですか?」
ニャオニクス「もう…どこに行ってたの?」
チビニャスパー「にゃあにゃあ」
ニャオニクス「ん?何そのきのみ……」
チビニャスパー「にゃにゃ、にゃあにゃあ」
ニャオニクス「……え?」
チビニャスパー「にゃあ…にゃにゃあ」
ニャオニクス「えっと…それは本当?」
ナッツ「な、何話してんだ…?わかるか?」
ラブカス「いや全然」
ムンナ「ちっともわかんないです」
219.うるさらX - 24/04/29 04:05:41 - ID:vkqD2kRqTQ
ニャオニクス「……」
スーッ
ニャオニクス「おい」
ナッツ「は、はい なんすか」
ニャオニクス「これ…」スッ
ナッツ「……え、きのみ?」
ニャオニクス「…あの子からのお礼」
ニャオニクス「アンタたちがご飯をたくさん食べさせてくれたから採りにいった…って言ってた」
ナッツ「あ…あざっす」
ニャオニクス「…今日のところはトクベツに見逃してあげる、それじゃ」
ナッツ「いや…ちょっと待ってくれ」
ニャオニクス「………何?」
ナッツ「お前と……話したいことがあるんだ」
ニャオニクス「……」
~
220.うるさらX - 24/04/29 10:05:49 - ID:7oSzyoimCQ
ニャスパーA「にゃはは~おかえり~」トテトテ
ニャスパーB「わ~いおかえりおかえり~」トテトテ
チビニャスパー「にゃぱぁ」トテトテ
ニャオニクス「……どうしてそこまで人間を嫌うのか、だと?」
ナッツ「お、おう…」
ニャオニクス「…馬鹿馬鹿しい」
ニャオニクス「人間を嫌う理由を人間に喋って何になる」
ナッツ「…うんまぁ無理にとは言わないけど」
ラブカス「いや…聞かせてくれ」
ナッツ「ラブカス」
ラブカス「どこにもはけ口が無く、人間をひたすら嫌い続けるのは…中々にストレス溜まるだろ」
ニャオニクス「………」
221.うるさらX - 24/04/29 10:11:26 - ID:7oSzyoimCQ
ニャオニクス「……いいわ」
ニャオニクス「こういう自分語りは好ましくないけど…話してあげる」
ニャオニクス「……あれは数年前、まだ私がニャスパーだった頃の話ね」
___________________
チュンチュン…
「にゃ~おはよっ!おかーさん、おとーさん」
「ふふっ…おはよう」「今日もいい天気だね」
あの頃の私は……毎日お母さんやお父さんと暮らしていた。
「今日は何する?」「さいこぱわーの練習しようよ!」
友達もたくさんいて……何の不満もない、幸せな毎日だった。
………アイツらが来るまでは。
222.うるさらX - 24/04/29 10:31:18 - ID:7oSzyoimCQ
「にゃぱぁ~♪」トテトテ
あの日私は、妹たちと一緒に外へ遊びに行っていた。
…そして、帰ってきた頃には……
ゴオオォォォ……
「な、なに…これ……」
アイツら……謎の組織の人間どもが私たちの住処を襲っていたの。
「Oh♪ニャスプアアアアア」ゲシッ
「ぎにゃあああ!」
「!? や…やめて!私の友達にひどいことしないで!」
気づいた頃にはもう既に遅い……お母さんやお父さんの姿もそこには無く、襲われていた友達を助けることすらできなかった。
そして結局残ったのは私と2匹の妹……そして一つのタマゴだけ。
「う…うぅ」グスッ
「おねーちゃん、なかないで」
「……私が、弱いから」
こうして…残った妹たちには人間を近づけさせないため、強さ……ただひたすらに強さだけを追い求めていった………
___________________
223.うるさらX - 24/04/29 10:42:52 - ID:7oSzyoimCQ
ナッツ「……そ、そんな過去が」
チコリータ「思ったより凄惨な過去だったチコ」
ナッツ「あ、お前生きてたんだ」
ラブカス「…なるほどな」
ラブカス「オレも……その気持ちはよくわかる」
ニャオニクス「…同情などされたくない、だから言いたくなかった」
ラブカス「……でもな、お前はこのままでいいのか?」
ニャオニクス「…何がだ?」
ラブカス「その両親…それと仲間たちはまだどこかで生きているかもしれないだろ?」
ラブカス「そいつらを助けたいとは思わないのか?」
ニャオニクス「……」
224.うるさらX - 24/04/29 10:53:43 - ID:7oSzyoimCQ
ナッツ「そういや……その数年前にお前らを襲った組織の名前とかわからないのか?」
ニャオニクス「一秒も忘れたことがない……“アーマー団”とか言っていた」
ナッツ「アーマー団…!」
ラブカス「それって…」
チコリータ「うっ…変なサイホーンのトラウマが」
ニャオニクス「……知っているのか?」
ナッツ「…ああ、俺もアイツらは許せなくてな……この旅をする上であの組織が悪事なんかしてたら懲らしめたいと思ってるんだ」
ナッツ「あっ…そうだ!提案があるんだが」
ニャオニクス「何?区切らずさっさと言え」
ナッツ「なぁニャオニクス、俺達と旅をしないか?」
ニャオニクス「…旅だと?」
ナッツ「そう、旅はいいぞ~色々な場所に……」
ムンナ(む~、それどっかできいたきがします)
225.うるさらX - 24/04/29 11:01:22 - ID:7oSzyoimCQ
ナッツ「……それに、旅の途中であの組織をぶっ潰せばお前の仲間たちも見つかるかもしれない」
ナッツ「だから……どうだ?」
ラブカス「……おいナッツ、それは流石に厳しいんじゃないか?」
チコリータ「そうチコ、こんなガンコ野郎ついて来るはずねーチコ」
ニャオニクス「………」
ニャオニクス「…いいわ、少しくらい同行しても」
ナッツ「うん、流石にダメだよね」
ナッツ「……ってえー!マジ!?」
チコリータ「おめーが驚いてんじゃねーチコ!」
ラブカス「にしても…本当にいいのか?」
ニャオニクス「ええ、ただし利害が一致しただけのこと……アンタたちを存分に利用させてもらうわ」
226.うるさらX - 24/04/29 11:10:16 - ID:7oSzyoimCQ
ナッツ「よし…そうと決まれば」
ナッツ「早速、モンスターボール!」ポーイ
ニャオニクス「………」コツンッ
ティウン…ティウン…ティウン……
ボムッ!
ナッツ「!?」
ニャオニクス「……」シュウウ…
ナッツ「ちょ、ちょっと待ってくれや困るよ3回揺れてからカチッて言うまでじっとしてくれないと……」
ニャオニクス「いや…やっぱ気が変わった、今の話はナシね」
チコリータ「え~なんでチコ?」
ニャオニクス「……」チラッ
ニャスパーたち「にゃはは~」
ニャオニクス「私には…あの子たちを残していくことはできない」
ラブカス「…なるほど、それがあったか」
ナッツ「じゃ、じゃあさ…子どもたちも一緒に……」
ニャオニクス「ふざけるな、あの子たちを危険に晒すわけにはいかない」
ナッツ「そ、そうかぁ…」
ムンナ「ん~…むずかしいですね」
227.うるさらX - 24/04/29 12:42:21 - ID:7oSzyoimCQ
ナッツ「しょうがない、諦めるしかないかぁ」
ナッツ「……あっそうだ、もう一つ用事があったんだけど」
ニャオニクス「何?だからさっさと言え」
ナッツ「お前、タケタケ里の人たちをよく襲ってたろ?」
ニャオニクス「あぁ、あの弱っちい連中ね」
ナッツ「できれば…もう襲うのやめた方がいいと思うんだが」
ニャオニクス「…何故?この子たちのためにも__」
ラブカス「それは違うと思うぞ」
ニャオニクス「!」
ラブカス「確かに…お前はめちゃくちゃに強い、人間を襲うのもあのチビたちを傷つけさせないためだ」
ニャスパーたち「にゃっぱ~」トテトテ
ラブカス「だが……もしもお前と一緒に仲間であるこのチビたちまで危険なポケモン扱いされたらどうなる? かえって仲間を危険に晒してることになるぞ」
ニャオニクス「…」
ナッツ「それに、人間が皆悪いヤツってわけじゃないからな」
ナッツ「…なぁ、やっぱりやめた方が」
ニャオニクス「……いや、今更もう遅い」
ニャオニクス「私はあの里の連中を傷つけすぎた……凶悪ポケモンと呼ばれてるのがその証」
ニャオニクス「もう後には退けないわ」
ナッツ「う、う~ん……」
ナッツ「…そういうことならさ」
228.うるさらX - 24/04/29 12:55:08 - ID:7oSzyoimCQ
一方その頃タケタケ里
タケ村長「なんと!全滅だと!?」
里のモブA「は…はい」
里のモブB「強すぎますよあのポケモン…」
里のモブC「無理ゲーじゃねえかよ えーーーっ」
タケ村長「く…やはりワシらでキノコ山を取り戻すのは不可能なのか…?」
ケガしていた男「村長、ただいま戻りました」
タケ村長「おぉ…よく無事で……ってどうしたのだその傷!」
ケガしていた男「いや…例のポケモンにコテンパンにやられちゃいましてね」
ケガしていた男「たまたまそこにいた少年に手当てしてもらったんですよ」
タケ村長「そうか、それは親切な少年が…」
タケ村長「……ん、少年?もしや…」
タケ村長「問うが、その少年はどんなポケモンを連れていた?」
ケガしていた男「え?チコリータと、ムンナと……あとなんかハートみたいな」
タケ村長「な、何故連れ戻さなかったのだ!」
ケガしていた男「え、えぇ…?だって大人が一緒だと……」
229.うるさらX - 24/04/29 13:06:28 - ID:7oSzyoimCQ
タケ村長「あの者たち…あれほどあの山に行くなと念を押したのに!」
タケ村長「だ、誰かその少年を連れ戻してくるのじゃ!」
シーン……
タケ村長「あ、ありゃ…誰もおらんのか?」
里のモブA「そりゃあ…みんなやられちゃいましたから」
里のモブB「たまには村長も行ってくださいよ」
タケ村長「え、ワシ?」
里のモブB「いっつも他人任せじゃないですか村長」
ソーダソーダー ワーワー
タケ村長「し、仕方ない…ワシが行くしかないのか……」
タケ村長「そ…その前に」スタスタ
やたらデカい像「……」
タケ村長「ご神体さま、あの者たち(とワシ)の安全を保障してくだされ」パンパン
やたらデカい像「……」
やたらデカい像「……」ピクッ
やたらデカい像「……」ゴゴゴ…
タケ村長「…?なんじゃ、ご神体さまが……」
やたらデカい像?「か が よ ふ」ゴゴゴゴゴ
230.うるさらX - 24/04/29 13:24:31 - ID:7oSzyoimCQ
ナッツ「ふー……もうちょっとだな」スタスタ
ラブカス「……」フヨフヨ
チコリータ「はぁ…なんでまたわざわざタケタケ里まで戻らにゃいかんチコ」トテトテ
チコリータ「……それに」
ニャオニクス「……」スーッ
ニャスパーたち「「「にゃ~♪」」」トテトテ
チコリータ「こいつらを里まで連れてくなんて正気か?大騒ぎになるチコ」
ナッツ「そりゃあ…里の人たちと直接話し合わせるのが一番手っ取り早いからな」
チコリータ「だからって赤の他人にここまで…」
ムンナ「まぁまぁ、ポケモンだすけもいいものですよ」フヨフヨ
ナッツ「よし…もうすぐ出口だ、タケタケ里はすぐそこだぞ」
231.うるさらX - 24/04/29 16:39:22 - ID:7oSzyoimCQ
ー(再び)タケタケ里ー
キャーキャー ワーワー
ナッツ「……で、着いたけど」
ラブカス「あぁ」
テッカグヤ「か が よ ふ」ズビーム
ドガァァァン!!!
ナッツ「一体これは……どうなってやがんだ…!?」
ラブカス「さっき見た馬鹿デカい像が動いて……里を襲ってる!」
ムンナ「ひええ おっかないです」
チコリータ「ほ…ほら!やっぱりさっき動いたのは見間違いじゃなかったチコ!」
232.うるさらX - 24/04/29 16:49:34 - ID:7oSzyoimCQ
ケガしていた男「はぁ…はぁ…キミたち!無事だったか!」
ナッツ「あ…さっきの人!」
ラブカス「そんなことより一体あれは何なんだ!?」
ケガしていた男「…原因はわからないが、ちょっと前からある村のシンボルが急に動き出したんだ…しかも無差別に攻撃を始めて」
ケガしていた男「ここにいたら危険だ…すぐ離れた方がいい!」
ナッツ「……いや、俺たちが止めてみせる」
ケガしていた男「な…まさかあれと戦う気か!?」
ナッツ「ああ、お前ら…一斉攻撃!」
ラブカス「うおおおお!」ビュルルルルル
チコリータ「なんとかなれーッ」シャッシャッ
ムンナ「むむむ」ミワワワワ
テッカグヤ「…かがよふ」ズビーム!
ラブカス「…全然効いてねえぞ」
チコリータ「こっちに気づいてすらねーチコ!」
ムンナ「む~…どうしますか?」フヨフヨ
ナッツ「く、くそ…」
233.うるさらX - 24/04/29 16:56:21 - ID:7oSzyoimCQ
ケガしていた男「やはり…僕たちが敵う相手じゃないんだ」
ナッツ「く…打つ手は無いのか」
ニャオニクス「……さっきから何の騒ぎ?」
ケガしていた男「! お、お前は…」
ナッツ「そうだ…今頼れるのはお前しかいない!」
ナッツ「あの暴れてる馬鹿デカいヤツを…止めてくれ!」
ニャオニクス「…断る」
ナッツ「えー!?」
ニャオニクス「人間どもの里を救うなんて…そんな義理は無い」
ナッツ「そ、そんなぁ」
チコリータ「ハクジョーものチコ!」
234.うるさらX - 24/04/29 17:02:25 - ID:7oSzyoimCQ
ニャオニクス「…ふん」
ニャスパーA「……お姉ちゃん」
ニャオニクス「え…何?」
ニャスパーA「あの大きいの…こわい……」ブルブル
ニャスパーB「あたしも…こわい」ブルブル
チビニャスパー「にゃあ……」プルプル
ニャオニクス「……」
ゴオォォォ…
里のモブD「うわあああ!こっちに撃つな!」
里のモブE「きゃああああ!誰か助けてー!!」
ニャオニクス「……!」
___________________
「Oh♪ニャスプアアアアア」ゲシッ
「ぎにゃあああ!」
「!? や…やめて!私の友達にひどいことしないで!」
___________________
235.うるさらX - 24/04/29 17:05:16 - ID:7oSzyoimCQ
ニャオニクス「…」バッ!
ナッツ「あっ…!?ニャオニクス!」
テッカグヤ「かがよ」コオォ…
里のモブD「く…くそっ!」
里のモブE「もうダメ…」
バチィィィッ!
テッカグヤ「…ふ?」グラッ
里のモブたち「「…!?」」ザワ
ニャオニクス「私が…相手をしてやるわ」
236.うるさらX - 24/04/29 17:11:34 - ID:7oSzyoimCQ
ナッツ「ニャオニクス…!」
ラブカス「どうやらやる気になったようだな」
チコリータ「おせーぞチコ!」
ムンナ「がんばです~」
テッカグヤ「かがよふ」ズビーム
ニャオニクス「ふん……くだらない」バシュッ
ドガァァァン!!!
ナッツ「ラスターカノン…みたいな技をシャドーボールで相殺した!」
ニャオニクス「…はあっ!」ビシュッ!
バチィィィッ
テッカグヤ「か…かが」グラリ
237.うるさらX - 24/04/29 17:16:48 - ID:7oSzyoimCQ
ザワザワ
里のモブA「おい…あれって」
里のモブB「あぁ…あの凶悪ポケモンだよな」
タケ村長「な…なんと!あれが……」
里のモブA「まさか…この里を守ろうとしているのか…?」
里のモブC「なにっ」
ニャオニクス「はああっ!!」ビシュッビシュッ!!
テッカグヤ「かが…かが……」バチイッバチイッ
チコリータ「なんかアイツ…どんどんパワーが上昇してやがるチコ!」
ナッツ「そうか…チャージビームは使うととくこうが上がることがある技、そのお陰か!」
238.うるさらX - 24/04/29 17:21:37 - ID:7oSzyoimCQ
テッカグヤ「縺ゅヮ霈昴″繧偵ヵ縺溘◆縺ウ」ググ…
ゴゴゴゴゴ…
ニャオニクス「…?」
ナッツ「あ…あのデカいの、今度は何をする気だ!?」
ラブカス「…多分、飛び立とうとしてるのだろう」
ラブカス「だが…見た感じアイツには恐らく飛び立ったらここら一帯を焼き払う程のパワーを秘めている、まずいぞ…」
チコリータ「え?え?大ピンチじゃねーかチコ!」
ニャオニクス「ふぅん…そういうことね」
ニャオニクス「サイコパワー、全開…!!」カッ
ズオオォ…
ニャオニクス「…チェックメイト」パチンッ
ドオオオオオォ…ン
239.うるさらX - 24/04/29 17:26:23 - ID:7oSzyoimCQ
テッカグヤ「……か、加賀」グラッ
ズズーンッ……
ニャオニクス「………ふぅ」
ナッツ「…や、やった……」
ラブカス「あぁ、里への被害も最小限で済んだ」
ニャスパーA「わーいお姉ちゃん!」
ニャスパーB「すご~い!」
チビニャスパー「にゃあ~♪」
チコリータ「……あぁ、見てるだけで息苦しい戦いだったチコ」
ムンナ「すごかったですね~」
240.うるさらX - 24/04/29 17:35:22 - ID:7oSzyoimCQ
ニャオニクス「ふん…何の得にもならないことしちゃったわ」
タケ村長「あの…」
ニャオニクス「あん?」
タケ村長「あなた様のお陰で里は救われた……ケガ人を出すことも無く、建物もほぼ無傷ですじゃ」
タケ村長「本当に…感謝しますぞ」
ニャオニクス「…それがどうした、私は今まで何度もこの里の人間を傷つけた」
タケ村長「…それは確かにそうかもしれません、でも…ワシらもあなた様の事を誤解していた節があります」
タケ村長「こうやってちゃんと話し合えばもっと早くわかり合えるかもしれなかった……ワシらはそれに気づかずに武力で返そうとしていたのですから」
ニャオニクス「……そう」
ニャオニクス「まぁ、私こそ………悪かったわね」
ナッツ「お、何だかいい感じそうだな」
チコリータ「いやよくあそこから丸く収まったチコね…」
ムンナ「みんなへいわがいちばんです~」
241.うるさらX - 24/04/29 21:33:54 - ID:7oSzyoimCQ
タケ村長「…そうですじゃ、里の恩人であるあなた様に何かお礼がしたい」
ニャオニクス「…お礼?」
タケ村長「はい、何かないかのう?」
ニャオニクス「そんなもの…」
ナッツ「だったらさ」ズイッ
ナッツ「こいつらを里に預かってもらう…ってのはどうかな?」ダキッ
ニャスパーたち「「「にゃ~」」」
ニャオニクス「な…!?おまっ、何勝手に…」
ニャスパーA「お姉ちゃん」
ニャオニクス「…なぁに?」
ニャスパーA「お姉ちゃんがお母さんやお父さんを探しに行けないのって…あたしたちがいるからなの?」
ニャオニクス「!? そ、そんなこと…」
ニャスパーA「あたし…お母さんたちに会いたい」
ニャオニクス「…え?」
ニャスパーB「あたしも…おなじ」
ニャスパーB「それにあたしたち、少しの間くらいお姉ちゃんがいなくても、へいきだよ………たぶん」
ニャスパーA「うん……だから」
ニャオニクス「………」
242.うるさらX - 24/04/29 21:41:44 - ID:7oSzyoimCQ
ナッツ「どうやら、妹たちにはお前の気持ちはお見通しだったようだな」
ニャオニクス「……いつの間にかこんなに成長していたなんてね」
ニャオニクス「でも…この子たちを人間の里に預けるなんて」
ナッツ「いや…大丈夫だ」
ナッツ「さっきの戦いを見て…もうお前らを敵と見なすヤツなんてこの里にはいねえよ」
ニャオニクス「………ならいいけど」
ナッツ「よし…つーことで」
ナッツ「じいさん、この3匹をしばらく……頼めるか?」
タケ村長「お安いご用ですとも」
ニャオニクス「…よろしく頼むわ」
ニャオニクス「あ、そうだ…ちょっと耳貸して」コソッ
タケ村長「はい なんでしょうか」
ニャオニクス「万が一この子たちに何かあったら…覚えとけよ」ボソッ
タケ村長「は、はい承知の上ですぞ」
243.うるさらX - 24/04/29 21:52:32 - ID:7oSzyoimCQ
ナッツ「よーしこれでチビたちの問題は解決だな」
ナッツ「……それで、もう一回聞くけど…俺たちと一緒に行くか?」
ニャオニクス「……ええ、正直気が進まないけど…そっちの方が合理的ではあるからね」
ナッツ「じゃあ…今度こそ、モンスターボール!」ポイッ
ニャオニクス「……」コツンッ
ティウン…ティウン…ティウン……
…カチッ
ナッツ「よーし、これで4匹目の仲間だ」
ラブカス「順調に増えてきたな」
チコリータ「敵に回すと悪魔だけど、味方になるとすげー安心するチコ」
ナッツ「よし、早速ボールを……」スッ
ボムッ
ナッツ「うわっ勝手に出てきた」
ニャオニクス「こんなものにずっと閉じ込められるのは勘弁だからね」シュウウ…
ニャオニクス「…それと言い忘れてたけど、お前たちと仲間になったつもりはないし…馴れ合うつもりもない」
ニャオニクス「私は私でやりたいようにやらせてもらう」
ナッツ「は、はぁ…」
チコリータ「めんどくせえヤツ」
244.うるさらX - 24/04/29 22:02:41 - ID:7oSzyoimCQ
カァ カァ
ムンナ「ひが、くれますね」
ナッツ「あ~…今日どこで泊まろっかな、この里宿屋無いっぽいし」
タケ村長「もしよかったら…ワシの家に来てくだされ」
ナッツ「…え、いいんスか」
タケ村長「…お前さん達はキノコ山の問題解決のために頑張ってくれたんじゃろ?これくらいできて当然じゃ」
ナッツ「おぉ~…それではお言葉に甘えて…ありがとなじーさん!」
チコリータ「お泊まり会みたいチコ」
ラブカス「今日も布団で寝られそうだな」
245.うるさらX - 24/04/29 22:27:16 - ID:7oSzyoimCQ
ーその夜 村長の家ー
ナッツ「さーて今日は4匹目の仲間が増えて…」
ニャオニクス「仲間じゃない、何度言ったらわかる」
ラブカス「ちょっとはマシになったけど…まだまだ気難しいヤツだな」
ムンナ「みんなでたのしくやりましょうよ~」
ニャオニクス「言っておくが…まだお前たちを完全に信用したわけでもないからな」
ニャオニクス「私の用事が済んだ日には…とっとと抜けさせてもらう」
チコリータ「……」モフモフ
ニャオニクス「尻尾触るな」ギロッ
チコリータ「ひっ すいません」
ナッツ「…ま、何はともあれ今後はこのメンバーでやってくってことで……おやすみ~」
ムンナ「おやすみなさい~いいゆめだしてくださいね」
246.うるさらX - 24/04/30 09:58:36 - ID:B1XvrD082g
深夜
タケ村長「さて…戸締まり確認をして、そろそろワシも寝るとするかの」
タケ村長「ん…?」
「…♪」
タケ村長「あれは…」
「これは…いい研究材料が手に入ったぞ~♪」
タケ村長「もしもし、そこのお方」
「おっ?」
タケ村長「こんな時間に何をしてるんですかい?」
「これはこれはおじいさん、ちょいと夜勤をね~」
「それより、さっきのここに倒れていたデカいヤツですが…」
タケ村長「ほ…そういやいなくなってるのう」キョロキョロ
「色々と邪魔でしょうしさっきまで暴れていたらしいんでわたくしが退かしてやりましたよ~♪」
タケ村長「おぉ…いつの間に、それは助かるのう」
「いえいえ、こちらこそ…ありがとうございます~♪」
「では、失礼しま~す」スタスタ
タケ村長「お気をつけてくだされ」
タケ村長「いや~親切な若者は多いのう」
247.うるさらX - 24/04/30 10:14:10 - ID:B1XvrD082g
ーどこかの場所ー
ウィーン
シャイク「たっだいま~♪」
「……今回の活動を」
シャイク「暇だったんでね、ココア湖のポケモンを適当に改造して遊んでましたよ~」
「…Dr.シャイク、貴様は確かに技術力に優れている、しかし…もう少し計画には真剣に向き合うべきだ」
シャイク「カタいこと言いなさんなって、実は報告がもう一つあるんスよ」スッ
「…なんだそのボールは」
シャイク「ショーカイしましょう、ウルトラビースト、テッカグヤクンです!」
「ほう…どこで入手した?」
シャイク「タケタケ里でね~」
シャイク「推測すると~かつてタイル地方の女王が計画を実行した際にこの世界に来てマイゴになっちゃったと思われま~す」
「ふん…素材として悪くなさそうだな」
「今日はもうよい、下がれ」
シャイク「は~い」
248.うるさらX - 24/04/30 12:32:20 - ID:B1XvrD082g
ー翌朝ー
ナッツ「う~ん今日もいいペンキ☆」ノビッ
ムンナ「おひさまぽかぽかです」
チコリータ「あったかいチコ~」
ナッツ(…あれ?そういや昨日のバカデカいやつはどこいったんだ)キョロキョロ
ラブカス「それで、次の目的地は?」
ナッツ「え あぁ、うーんと……」ピラッ
「「お姉ちゃん!!」」トテトテ
ナッツ「ん?」
ニャオニクス「……」
ニャスパーA「…行っちゃうんだね」
ニャスパーB「あたしたち、ずっと待ってるからね!」
チビニャスパー「にゃぱぁ」
ニャオニクス「…………うん」
ニャオニクス「元気でね」
249.うるさらX - 24/04/30 12:41:46 - ID:B1XvrD082g
ナッツ「……」
タケ村長「もう行かれるのですか」
ナッツ「あ…じーさん」
タケ村長「…あの子たちは里で責任を持って面倒を見るぞい、どうかお元気で」
ナッツ「おう…ありがとな」
ラブカス「……で、次は結局どこなんだ?」
ナッツ「ええっと…それが地図がややこしくてどこを目指したらいいのやら」
ナッツ「…ま、なんとなく歩いてったらどっかの町に辿り着くでしょ」
ラブカス「おいおい…」
チコリータ「ボーッと生きてんじゃねーチコ」
ナッツ「…うるせーやい、とにかく出発だ!」スタスタ
タケ村長「お気をつけてくだされ~」
ニャスパーたち「「「にゃあ~」」」バイバイ
~
250.うるさらX - 24/04/30 17:25:47 - ID:XgkIgh+OQw
ーココア湖ー
~チョコレー地方の中でも特に広く、古代から存在するとされている湖
ナッツ「……やべえ」
ナッツ「ここ、どこや」
ラブカス「アホが」
チコリータ「バカ」
ムンナ「おまぬけさんですね」
ナッツ「そこまで言わなくても😢」
ニャオニクス「…こいつって、いつもこうなの?」
ラブカス「うん」
チコリータ「お恥ずかしながら」
ナッツ「う、うーん…とりあえずこの辺で飯にすっか!あと…景色もいいし」
チコリータ「誤魔化やがったチコ」
ラブカス「…まぁ確かに腹は減ったが」
251.うるさらX - 24/04/30 17:30:48 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「今日はサンドウィッチを作っていくぞ」ポトッ
チコリータ「…なんで具材上から落としてるチコ?」
ナッツ「どっかの地方ではこのやり方が主流なんだとよ」ポトッ
パァン
ナッツ「ぎゃっ 爆発した」
ラブカス「食いもんで遊ぶな」
~
ナッツ「よしできた、食え」
ラブカス「もう食ってるって」ムシャムシャ
チコリータ「んめ、んめ…」ガツガツ
ムンナ「おいしいです」モッモッ
ニャオニクス「……」モグモグ
252.うるさらX - 24/04/30 17:34:32 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「…にしてもここはひっろい湖だな」パクパク
ラブカス「ちっと久しぶりに泳ぎたくもなるな~」ムシャムシャ
ナッツ「お前って普通海で暮らしてるもんじゃないの?」ングング
ラブカス「それはそうだが別に淡水で泳げないわけじゃないからな」ムシャムシャ
ナッツ「ふーん…」
ナッツ(…いや、よく考えたら普通に陸上でも浮いて生活してるんだから今更か……)
…!…!!
ナッツ「…お?あそこにも俺たちの他にも誰か……」
ナッツ「! ってあれはまさか……」ダッ
ラブカス「な…おい!どこ行くんだよ」フヨフヨ
ムンナ「おさんぽですか?いってらっしゃいです」
チコリータ「うぅ~…くるしーチコ」ゲプッ
ニャオニクス「……」モグモグ
253.うるさらX - 24/04/30 20:10:35 - ID:XgkIgh+OQw
「はっはっは、いくらでも待つぞ!」
「それはわかりましたけど…」
「もうかれこれ5時間は待ってますよ~…」
ナッツ「すいませ~ん!」ダッ
「む…なんだい?キミは」
ナッツ「俺、ナッツって言います!」
ナッツ「あの…“タンケ”さん……ですよね?」
タンケ「…おお少年!わたしの事を知っているのか!」
254.うるさらX - 24/04/30 20:15:06 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「はい!“タンケの大冒険”…毎週観てました!」
タンケ「……おぉぉ!それは嬉しいな」
「えぇ…今時この番組見てくれてるなんて…」ヒソヒソ
「変わった子もいるもんだね」ヒソヒソ
ラブカス「…ぉーぃ、ナッツ」フヨフヨ
ナッツ「あ、ラブカス」
ラブカス「一体誰なんだ?こいつらは」
ナッツ「この人たちは…いつもテレビ番組に出演してるタンケさん!」
ナッツ「……と音声スタッフさんとカメラマンさんっすよね?」
オセーン「音声スタッフを担当しておりますオセーンです」
カラーメ「カメラマンのカラーメです」
ラブカス(うわ今考えたような名前)
255.うるさらX - 24/04/30 20:18:57 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「いや~こんなところで会えるなんて…今日は何してるんですか?」
タンケ「…実はな、今朝…この湖に“レックウザ”が出没したとの情報が入ってな!」
カラーメ「誰よりも早く収録しに来たんですよ~」
ナッツ「へぇ~レックウザ!」
ラブカス「オレも流石に知ってるぜ、伝説のポケモンだな」
カラーメ「……ま、レックウザって本来オゾン層で暮らすポケモンなんだからこんなとこにいるわけないんだけどな」ヒソヒソ
オセーン「ガセ情報に騙されてこっちまで振り回すのやめてほしいよなぁ」ヒソヒソ
256.うるさらX - 24/04/30 20:22:29 - ID:XgkIgh+OQw
タンケ「はっはっは!少年にここで会えたのも何かの縁!どうだ?わたしと一緒に…」
prrrrrr
タンケ「あっ…電話だ、妻からか」
タンケ「もしもし、今収録中なんだが…え?あぁ…うん忘れてた、ごめん……」
タンケ「……」ピッ
タンケ「…すまない!急用を思い出した!!」
ラブカス「え?」
タンケ「さらば!!とう!!!」ジュワッ
タッタッタ…
オセーン「はーい今日はここまでっすねー」スタスタ
カラーメ「おつかれっしたー」スタスタ
ラブカス「え?え?」
ナッツ「…うん、流石タンケさんだ……去り際までクールだぜ」
ラブカス「えぇぇ……?」
257.うるさらX - 24/04/30 20:40:49 - ID:XgkIgh+OQw
チコリータ「……あいつら、あんな遠くで何やってるチコ?」
ムンナ「む~誰かと話してたみたいですね」
ニャオニクス「……」モグモグ
チコリータ「あ~あ満腹チコ、腹ごなしに湖に向かって技の特訓でもすっかな~」
チコリータ「えいっ」シャッ
トプンッ
チコリータ「ふっ…今日も技のキレはバッチリチコ」
ムンナ「おじょうずです~」
…ボコッ
ボコ…ボコボコボコボコ
チコリータ「…え?」
ムンナ「む?」
ザバァァァァァッ
謎のレックウザ「キリュリリュリシィィ!!!」
258.うるさらX - 24/04/30 20:50:19 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「いや~まさかタンケさんと出会えるなんてな~」
ナッツ「やっぱり…地図を適当に読んで正解だったぜ」
ラブカス(今の時間は一体なんだったんだ…?)
ナッツ「おっとそうだった、飯の途中だったな…そろそろあいつらんとこ戻るかぁ」
「ぎゃあああああ!!!」
ナッツ「!? なんだ、今の声は…チコリータ!」
ラブカス「あいつら…何かやったのか?」
ナッツ「急いで戻らねーと…!」ダッ
259.うるさらX - 24/04/30 20:57:40 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「おーいチコリータ、一体何が……ってえぇっ!?」
謎のレックウザ「……ギリュ?」ギロッ
ラブカス「な…レックウザ!これがさっきの話に出てた……」
ナッツ「お…おい、一体何があったんだよ!?」
チコリータ「いや~湖に向かって技の特訓してたら…なんか出ちゃったチコ」
ラブカス「お前のせいかよ!」
チコリータ「うるせーチコ!」
謎のレックウザ「キリュリリュリシィィ!」ゴオォォォ
ナッツ「うわあっ!?」サッ
ナッツ「そ…そうだニャオニクス!無敵のサイコショックでなんとかしてくださいよォーッ!!」
ニャオニクス「断る」モグモグ
ナッツ「ええっ」
ニャオニクス「私が撒いたタネってわけでもないし…自分たちでなんとかなさい」モグモグ
ナッツ「そ、そんなぁ」
260.うるさらX - 24/04/30 22:22:36 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「それなら…ムンナ!」
ムンナ「むんっ!なんとかします!!」
ナッツ「“でんじは”だ!」バッ
ムンナ「むむむ~!」バリバリ
謎のレックウザ「……」
謎のレックウザ「キリュリリュリシィィ!!!」クワッ
ナッツ「うわっ!?」
ムンナ「だめでした!!」
ナッツ「なんで効いてないのー!?伝説ポケモンだから?」
謎のレックウザ「キリュア!!」ゴオォォォ
ラブカス「うおっ…!」サッ
チコリータ「このままじゃやられちまうチコー!なんとかしろチコ!」
ナッツ「なんとかしろっつったって…もう打つ手が」
ナッツ「待てよ……昨日確認したムンナの技にはでんじはの他にも動きを封じる技があったはず!」
261.うるさらX - 24/04/30 22:32:01 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「ムンナ、“がんせきふうじ”!」
ムンナ「がんせきがらがらです~!!」ガラガラ
ドスン…ドスン…ドボンッ
謎のレックウザ「ギ…!?」ガガ
ナッツ「よし…動きが止まった!しかも効いてるっぽい!」
ナッツ「今だチコリータ!はっぱカッター!!」
チコリータ「ひ○ちカッターチコー!!」ズババババ
ザシュッザシュッ
謎のレックウザ「ギ…ガガガガガ」ピシ…
ナッツ(…?なんか様子が変だぞ)
謎のレックウザ「ギリリュアアアアア!!!」バッ
ナッツ「あっ…まずい!ラブカス、アクアジェット!!」
ラブカス「くらい…やがれえッ!!!」ザパァァァァァ
謎のレックウザ「ギ…!」
ザパシャアアアッ!!!
262.うるさらX - 24/04/30 22:53:20 - ID:XgkIgh+OQw
謎のレックウザ「……」シュウウ…
ナッツ「さぁ、どおだ!」
謎のレックウザ「」パキッ…
ナッツ「…え?」
パラ…パラ……バラバラバラ
ザパザパザパァァァ…ンッ……
チコリータ「ひ、ひぃぃ!バラバラになっちまったぞチコ」
ムンナ「あらら、たいへんですね」
ナッツ「ままま、まさか…や…やりすぎちまったか?」
ラブカス「いや…よく見ろ!中から何か……」
「……」ユラッ
ギャラドス「キシャアアアアア!!!」グワッ
263.うるさらX - 24/04/30 22:59:22 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「うわっ!?あれは……」
ラブカス「ギャラドス!てことはあのレックウザはギャラドスが……」
ギャラドス「キシャアアアアアア!!!」ブンッ
ドゴシャアアア!!!
チコリータ「ひぃ~第二形態とか効いてねーチコ!」ブルブル
ナッツ「“げきりん”で我を忘れてるのか…!?」
ラブカス「あのままじゃ危険だぞ…!だがどうすれば」
ギャラドス「キシャアアアアアアア!!!」
ニャオニクス「……」モグモグ
ニャオニクス「さて…食事も済んだし軽く準備運動でもしましょ」スーッ
264.うるさらX - 24/04/30 23:06:11 - ID:XgkIgh+OQw
ギャラドス「キシャアアアアアア!!!」ドスン
ナッツ「ぎゃー!地上にまで上がってきた!」
チコリータ「こっちくんなチコー!!」ブンブン
ムンナ「たべてもおいしくないです~!」
バチィィィッ!!!
ギャラドス「ウ……ガッ」グラッ
ズシーンッ…
ナッツ「……今のはチャージビーム、てことはやっと」
ニャオニクス「……」
ラブカス「…ニャオニクス」
チコリータ「初めっからそれやってくれチコ~…」
265.うるさらX - 24/05/01 10:26:22 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「…はービックリした」クタッ
ナッツ「あ…そういや飯の最中だった、サンドウィッチを…」
カラッポ
ナッツ「あれ…無い」
ニャオニクス「食事の最中にどっか行く方がマナー悪いでしょ、自業自得よ」
ナッツ「ぐ…それはそうだけど一つくらい残してくれたっていいじゃん」
ラブカス「……」
ギャラドス「…」グッタリ
ラブカス「こいつは一体…なんだったんだ?」
ギャラドス「…」
ギャラドス「……ぐ」ピクッ
ラブカス「ん?」
ギャラドス「ぐおおおおおおお!!!!!」ガバッ
ラブカス「うおあっ!?」
ナッツ「え!?ま…またか!?」
266.うるさらX - 24/05/01 10:29:36 - ID:XgkIgh+OQw
ギャラドス「ぐおおおおおおあああああ!!!」ノビッ
ギャラドス「ああ~よく寝た!」
ナッツ「…え?」
ラブカス「ん?」
チコリータ「は?」
ギャラドス「お…なんだお前たちは?この俺様に何か用か?」
ナッツ「いや……え~っと」
~
ギャラドス「な…なに?この俺様が暴れていただと?」
ナッツ「う、うん…しかもレックウザになって」
ラブカス「記憶に無いのか?」
ギャラドス「…うむ、俺様はずーっと昼寝してたつもりでいたが……」
267.うるさらX - 24/05/01 10:40:25 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「えぇ…どういうことなの」
ラブカス「……恐らく、誰かに操られていたんじゃないか?」
ナッツ「操られてたって…誰に?」
ラブカス「ほら…以前にもサイホーンを改造していた」
ナッツ「あぁ…アーマー団か!」
ニャオニクス「…!」
チコリータ「多分それチコ!」
ギャラドス「……なんだかよくわからないが、お前たちには迷惑をかけたみたいだな」
ギャラドス「よし、お前たち…背中に乗れ!」
ナッツ「…え?」
268.うるさらX - 24/05/01 10:46:08 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「よいしょ…っと」
ナッツ「で……乗ったけどどうすんの?」
ギャラドス「…見た感じお前たちは旅をしてるんだろ、今どこを目指しているんだ?」
ナッツ「えぇっと…それがよくわからなくって、ここから一番近い町に行きたいんだけど」
ギャラドス「なるほど…ここからだと“コロネタウン”っつーとこが近いな」
ギャラドス「この湖は広いからな、湖をまっすぐ泳いですぐにその町へ連れてってやるよ」
ナッツ「え、ほんと!?いいの」
ギャラドス「ああ、ここは俺様の庭みたいなもんだ、任せておけ」
チコリータ「それなら…ウチも乗せてってもらうチコ」ピョンッ
ニャオニクス「…ずっと浮いて移動するのは疲れるからね、私も利用させてもらうわ」ガシッ
ムンナ「わ~いムンナものりたいです」ピトッ
ナッツ「ラブカスも乗ろうぜ~」
ラブカス「おう、オレも………」
ラブカス「……いや、やっぱやめとく、オレは泳げるし後ろからついていくよ」
ナッツ「え~なんでだよ」
ラブカス「なんか……ちょっとな」
269.うるさらX - 24/05/01 11:00:40 - ID:XgkIgh+OQw
ギャラドス「そうか…それじゃこれで乗員は全員だな?」
ナッツ「おう!」
ギャラドス「しっかり掴まったか?」
ナッツ「おう!」
ギャラドス「シートベルトはしたか?」
ナッツ「おう!」
チコリータ「ねえだろ」
ギャラドス「よし、それじゃ…最後に一つ!」
ナッツ「おう!」
ギャラドス「……しぬなよ!」
ナッツ「おう!………え?」
ザブッ
ギャラドス「飛ばすぜえええええ!!!」ザバァァァァァ
ナッツ「ぎゃあああああああ……」
ァァァァァ…
ラブカス「……ふぅ、乗らなくて正解だったぜ」スイーッ
270.うるさらX - 24/05/01 11:08:06 - ID:XgkIgh+OQw
ーコロネタウン前ー
ギャラドス「さぁ、到着だぞ!」
ナッツ「はぁ…はぁ……こんな…ことなら回り道すりゃあ…よかった」
チコリータ「うっ……さっき食ったの全部自然に還しそうチコ」
ニャオニクス「……」ゼェゼェ
ムンナ「たのしかったです~もっかいやりたいです!」フヨフヨ
ナッツ「もうええわい!」
271.うるさらX - 24/05/01 11:18:06 - ID:XgkIgh+OQw
ギャラドス「んじゃ、俺様はこれで…またのご利用をお待ちしてるぜ~」ザブンッッ
ナッツ「あ…ありがとう、助かったよ」
ラブカス「ぉーぃ、ナッツ」スイーッ
ナッツ「あ、ラブカス……お前」
ラブカス「どうやら無事に着いたようだな」
ナッツ「……これが無事に見えるか?お?」
「わー!」「いたぞー!!」
ナッツ「……ん?」
ラブカス「町の方からなんか聞こえるな」
ナッツ「な、なんだ…?行くぞ、お前ら……」ヨロッ
ラブカス「おう」フヨフヨ
チコリータ「ちょ、ちょっとは休ませろチコ…!」フラッ
272.うるさらX - 24/05/01 13:00:50 - ID:XgkIgh+OQw
ーコロネタウンー
~工業が盛んな町で、工場の煙突がコロネに見えることからそう呼ばれるようになったとかなってないとか
ザワザワ
「どこだ!?」
「くそっ、見失った!」
「こっちか!?」
ナッツ「なーんか騒がしいけど……一体なんなんだ」
ラブカス「…どうやらみんな何かを探してるみたいだな」
チコリータ「探してるって…一体何をチコ?」
「どこだ…どこだ……」キョロキョロ
ナッツ「本人たちに聞いてみるか…すいませーん」
探すモブ「ん?キミたちもあいつを探してるのかい?」
ナッツ「いや…今この町に来たばかりで、何探してるんスか?」
探すモブ「…実はさっき、この町にジラーチが出たんだ」
273.うるさらX - 24/05/01 13:05:10 - ID:XgkIgh+OQw
ラブカス「ジラーチ…?」
ナッツ「うーん、名前は聞いたことあるような……そいつってどんなポケモンなの?」
探すモブ「ええっと…これ!この図鑑に載ってる…」ピラッ
ナッツ「んん…?」ジロッ
ナッツ「!!! こいつって…」
ラブカス「どうした?」
ナッツ「ラブカス、チコリータ!こいつ見たことあるよな?」
ラブカス「え、どれどれ…あっ!?」
チコリータ「うん…?どっかで見たような気はするチコ」
ナッツ「ほら…あの時!ティラミスシティにいた謎のポケモン……」
____________________
ハガネール「ウガ…!?なんだ、テメェ…!」グググ…
謎のポケモン「……」ググッ
____________________
274.うるさらX - 24/05/01 13:12:30 - ID:XgkIgh+OQw
チコリータ「あーっ!思い出した、なんか助けてくれたやつチコ!」
探すモブ「…キミたちもジラーチを見たことが?」
ナッツ「あぁ…この町じゃないけど以前にね」
探すモブ「そうか…!実は最近チョコレー地方ではこのジラーチの目撃例が後を絶たないんだ」
探すモブ「ジラーチは1000年に7日間だけ目覚めるというポケモン、しかも願いを叶えることができるといわれているんだ」
ナッツ「へぇ~そりゃみんな血眼になって探すわけだ」
ナッツ「…でも、俺が見たのとこの図鑑に載ってるのとでは色が違うような」
探すモブ「ふふ…実は最近目撃されているジラーチは色違い!通常のジラーチよりもさらにレアなんだ」
ナッツ「ひ、ひぇ~……」
チコリータ「そ、そんなやべーポケモンとウチら出会ってたチコね」
275.うるさらX - 24/05/01 13:16:40 - ID:XgkIgh+OQw
探すモブ「キミたちも探してるのなら…僕とはライバル同士だ!負けないぞ~」ダッ
ナッツ「あっ…行っちゃった」
ラブカス「おいナッツ、どうすんだ?」
チコリータ「ジラーチ探すチコか?」
ナッツ「う、うーん…こんなにライバルが多くては厳しそうだけど」
ナッツ「でも…そんなにレアな色違いのジラーチ…探さないと絶対に後悔する!あの時助けてくれたお礼もしたいし」
ナッツ「あと…願いもちょっとだけ叶えてほしいなぁ……なんて」
チコリータ「どうせそっちがメインチコ」
ナッツ「よ~し色違いのジラーチ探し、やるぞー!!」
ラブカス「…決まりだな」
チコリータ「これはウチも珍しくやる気出すチコ~!」
ムンナ「む~ちんじゅうはんたーですね、わくわく」
ニャオニクス(こいつら…さっきから何を盛り上がってるんだ?)
276.うるさらX - 24/05/01 13:21:13 - ID:XgkIgh+OQw
ラブカス「…だが探すったってどうする?」
チコリータ「こんだけ人いても全然見つからないし、きっと隠れるのがうまいチコ」
ナッツ「え?う、うーん…そうだなぁ……」
ナッツ「……あっ!」ムズッ
ナッツ「ちょ、ちょっとごめん…まずはトイレ!」
ラブカス「…おい」
チコリータ「待ってっからはよ済ませろやチコ」
ナッツ「わりぃわりぃ」ダッ
~
ナッツ「ええっと……公衆便所はここだな」スタスタ
ガチャ
ナッツ「失礼しまーす」
色ジラーチ「えっ」
ナッツ「あっ」
277.うるさらX - 24/05/01 13:28:04 - ID:XgkIgh+OQw
「あああああああああ!!?」
ラブカス「…なんだ?ナッツの声が」
チコリータ「間違えて女子便所にでも入ったかチコ?」
ナッツ「おい!お前ら!!こっち来い!!!」
ラブカス「ったくなんなんだよ…」フヨフヨ
チコリータ「ヘンなとこに呼び出すんじゃねーチコ」トテトテ
278.うるさらX - 24/05/01 13:31:36 - ID:XgkIgh+OQw
ラブカス「お~いナッツ、何がそんなに……ってえっ?」
チコリータ「あ、あれは……」
色ジラーチ「……」フヨフヨ
チコリータ「ジラーチチコ!」
ムンナ「せいきのだいはっけんです」
ラブカス(いや…なんでこんなところにいたんだよ)
ナッツ「あ、あのさジラーチ…」
色ジラーチ「くっ…」ビュンッ!
ナッツ「あっ!?」
ガサッ!
ラブカス「茂みの方に逃げたぞ!」
チコリータ「追いかけるチコ!」
ナッツ「おうよ!」ダッ
279.うるさらX - 24/05/01 13:36:15 - ID:XgkIgh+OQw
色ジラーチ「……」ビュンッッ
ナッツ「はぁ…はぁ…はえぇ!」ダッ
チコリータ「とても追いつけないチコ~…」ゼェゼェ
ナッツ「あっ…そうだ!ムンナ、がんせきふうじ!」
ムンナ「むむ~!」ガラガラ
ドスッドスッドスッ
色ジラーチ「…!」ピタッ
ラブカス「進行方向を塞いだ!」
ナッツ「よ~しこれで逃げ場はないぞぐへへ」
色ジラーチ「……はぁ」
280.うるさらX - 24/05/01 13:41:29 - ID:XgkIgh+OQw
色ジラーチ「どうやら…戦うしかないみてーだな」クルッ
ナッツ「! アイツ……」
チコリータ「普通に喋れたチコ!?」
ナッツ「…しかもやる気だ、あの強そうなハガネールを瞬殺してたんだしきっと相当な実力だぞ」
ナッツ「さて…誰からいくか」
色ジラーチ「…4匹」
ナッツ「え?」
色ジラーチ「そこにいる4匹で…まとめてかかってきてもいいぜ」
ラブカス「……アイツ」
チコリータ「めちゃくちゃナメくさってるチコ!」
281.うるさらX - 24/05/01 13:51:16 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「そ、そう?じゃあ相手がそう言ってくれるならお言葉に甘えて」
ニャオニクス「…くだらない」
ナッツ「!」
色ジラーチ「……何がだ?」
ニャオニクス「4匹まとめてなんて…余程自信がおありのようだけど」
ニャオニクス「私を…こいつらと一緒にしてほしくないわね」
色ジラーチ「え、あっそう……じゃあ別にタイマンでもいいけど」
ニャオニクス「最初からそう言えばいいのよ」
ナッツ「ニャ、ニャオニクス…お前」
ニャオニクス「勘違いするな」
ニャオニクス「…私をアンタたちと一緒にしたアイツが気に食わないだけ」
ニャオニクス「相手の力量すら測れないことを後悔させてやるわ」
ナッツ「は、はぁ…」
チコリータ「つくづくふてぇヤローチコ~」
282.うるさらX - 24/05/01 14:59:53 - ID:XgkIgh+OQw
色ジラーチ「…さ、始めるか」
ニャオニクス「……」ジッ…
色ジラーチ「……」ジッ
ナッツ「……」
ナッツ「…よし、ニャオニクス…シャドーボール!」
ニャオニクス「……」ビシュッ!
ナッツ「え、ちょ」
色ジラーチ「よっと」サッ
ニャオニクス「ふん…避けたか」
ナッツ「ちょ…ちょっと待てよ!シャドーボールじゃなくてチャージビームじゃん今の」
ニャオニクス「…誰がお前の指示を聞くと言った?」
ナッツ「え」
ニャオニクス「私は私のやりたいようにやらせてもらう…そう言ったはずだ、邪魔はするな」
ナッツ「そんなー(´・ω・`)」
ラブカス「…まぁ好きにやらせておけ、そういうやつなんだし」
ムンナ「がんばってください~」
283.うるさらX - 24/05/01 15:07:55 - ID:XgkIgh+OQw
ニャオニクス「はぁっ!」ビシュッビシュッ!!
色ジラーチ「はっ…ほっ」サッサッ
ビシュッビシュッビシュッ!!!
チコリータ「なんかアイツ…チャージビームばっかじゃねーかチコ?」
ムンナ「ですね~」
ナッツ「パワーアップする技も相手に当たらなきゃ意味ないってのに」
ラブカス「…ヤツのことだ、何か考えがあるんだろ」
284.うるさらX - 24/05/01 15:13:55 - ID:XgkIgh+OQw
ニャオニクス「…はっ!」ビシュッ!
色ジラーチ「ほいっと…」サッ
ニャオニクス「ふーん…避けるのだけは上手いのね」
色ジラーチ「いや…正直お前の攻撃が遅すぎるだけっていうか」
ニャオニクス「…あらそう、じゃあ周りを見ても同じことが言える?」
色ジラーチ「…ん?」
ズオォォ…
色ジラーチ「こ、これは…!」
ナッツ「無数のサイコショック…じゃなくて無数のシャドーボール!!」
チコリータ「あんなんいつの間に出してたチコ!?」
ラブカス「チャージビームはただのフェイントだったってわけか…!」
285.うるさらX - 24/05/01 15:23:19 - ID:XgkIgh+OQw
ニャオニクス「…このシャドーボールから逃げるなんて不可能、ましてや耐えたとて何発で限界がくるかしら?」
色ジラーチ「な、なるほど……」
ニャオニクス「…さ、終わりよ」パチンッ
色ジラーチ「…!」
ギュンッ…ギュンギュンッ
ドドドドドドドドド…
ラブカス「お、おい…」
チコリータ「あ…あれは流石にやりすぎじゃねーかチコ…?」
ナッツ「い…いや流石に死にはしないでしょ……多分」
ムンナ「はなびみたいです」
ドォォォォォォォ……ン
286.うるさらX - 24/05/01 15:26:34 - ID:XgkIgh+OQw
シュウウウウウウ……
ニャオニクス「ふん…他愛もない」
ユラッ
ニャオニクス「…!」
「…今のは焦った」
色ジラーチ「正直…結構効いたぜ」シュウウ…
ナッツ「な…まだ立ってる!」
ラブカス「あれを耐えたのか…!?」
チコリータ「バケモンチコ!」
ニャオニクス「…へえ」
287.うるさらX - 24/05/01 15:32:02 - ID:XgkIgh+OQw
色ジラーチ「だが…一発一発の威力は足りないな、手数任せになってる」ポンポン
ニャオニクス「あら…まだそんなクチ利けたんだ」
ニャオニクス「ならば…さっさと楽にしてやる」ググ…
ニャオニクス「サイコパワー、全開…!!」カッ
ニャオニクス「“しねんのずつき”!!!」ギュンッ
色ジラーチ「…」グッ…
ドスッ
ニャオニクス「………ぁ」
ニャオニクス「……ぉ…ごっ」フラッ
ドサッ…
ラブカス「…!!」
ナッツ「お、おい…ニャオニクス!」
288.うるさらX - 24/05/01 15:35:09 - ID:XgkIgh+OQw
ニャオニクス「」
チコリータ「や、やられちまったチコ……しかも一撃で」
色ジラーチ「…さ、次はどいつでくる?」
ナッツ「えええ、えーっと……ムンナはでんじは!チコリータはたいあたり!!」
ムンナ「うごきとめます~!!」バリバリ
チコリータ「ウルトラヤケクソアタックチコ~!!」ドドド
色ジラーチ「……オラァ!」ブンッ
ボコッ ボカッ
ムンナ「」
チコリータ「」
289.うるさらX - 24/05/01 15:42:15 - ID:XgkIgh+OQw
ナッツ「ムンナとチコリータまで…!」
ラブカス「……」
ナッツ「ラ、ラブカス…後はお前だけ……」
ラブカス「…冷静になれバカ」
ラブカス「どう見たって勝てる相手じゃねえ…オレだって結果が見えてる勝負はしたくねーよ」
ナッツ「……だよな、やっぱりそうか」
色ジラーチ「…どうやら、勝負あったようだな」
色ジラーチ「じゃ…俺はこれで」
ナッツ「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
色ジラーチ「…」ピタッ
ナッツ「少しだけお前と話したいんだ……いいか?」
色ジラーチ「……」
色ジラーチ「…ああ、いいぜ」
ナッツ「え…ほんと?」
色ジラーチ「ただし…さっきの3匹をポケモンセンターで回復してやれ、それまでここで待ってやる」
ナッツ「あっ…うんわかった」
~
290.うるさらX - 24/05/01 21:05:54 - ID:zMFrHO3iBQ
テンテンテレレン♪
ナッツ「さて…この辺りだったな」ガサガサ
チコリータ「…ほんとに待ってくれるって言ってたチコ?」ガサガサ
色ジラーチ「……」
ナッツ「あ、いた」
チコリータ「マジで待ってくれてたチコ」
ラブカス「意外と律儀だな…」
ニャオニクス「…」キッ
色ジラーチ「…で、話ってなんだ?」
ナッツ「え?いやさ…俺たちと前にも会ったよね?」
色ジラーチ「あぁ…ティラミスシティの時にな、やっぱり覚えられてたのか……」
ナッツ「なんで…あの時助けてくれたんだ?」
色ジラーチ「……別にこれといった理由はねーよ、ちょっとした気の迷いだ」
291.うるさらX - 24/05/01 21:15:17 - ID:zMFrHO3iBQ
色ジラーチ「…で、話したいことってそれだけか?俺は用事があるから……」
ナッツ「あああ待ってくれよ!もうちょっと話したいことが」
色ジラーチ「なんだ?」
ナッツ「…え、あぁ~…うーんと」アセアセ
ラブカス「ナッツ、お前……」ボソッ
チコリータ「何がなんでも捕まえたいからどうにかして引き留めようとしてるチコね…」ヒソヒソ
ナッツ「し、しかたねえだろこんなレアなポケモン…」ヒソヒソ
色ジラーチ「…コソコソ何をやってる?」
ナッツ「こ、こうなったら……」
292.うるさらX - 24/05/01 21:21:08 - ID:zMFrHO3iBQ
ナッツ「あっ!あそこにUFO…と見せかけてごつ盛りが!!!」ビシッ
色ジラーチ「…え、なにそれ」クルッ
ナッツ「くらいやがれ!モンスターボール!!!」ブンッ
色ジラーチ「ちょ…おまっ」
ゴンッ!!!
ナッツ「……あれ?」
色ジラーチ「ってェ~……」ヒリヒリ
ラブカス「ボールが…反応しない?」
チコリータ「どういうことチコ?」
ナッツ「ま、幻のポケモンだから?それともまさか……」
ナッツ「お前って……誰かのポケモンなのか?」
色ジラーチ「……あぁ、これでわかったろ、俺を捕まえることはできねえ」
~
293.うるさらX - 24/05/01 21:32:28 - ID:zMFrHO3iBQ
ナッツ「な…人造ポケモン!?」
ラブカス「ひ、人に造られたポケモンって…マジかよ」
チコリータ「ウソ~にわかには信じがたいチコ」
色ジラーチ「…残念ながらこれが現実だ、俺はお前らが会いたがってた幻のポケモン、ジラーチじゃねえ」
色ジラーチ「言わば“ジラーチの形をした…別の生命体”だよ」
ナッツ「なんだぁ~…」クタッ
チコリータ「これはこれでレアかもしれないけど…なんかガッカリチコ~……」クタッ
ムンナ「かなしいしんじつですね」
ラブカス「…じゃあボールが反応しなかったのも…人造ポケモンだからか?」
色ジラーチ「いや…それは違う、俺はポケモンと同様にボールに入るよう造られている」
色ジラーチ「なんせ俺の身体にはポケモンの細胞なんかも使われているからな」
ナッツ「ポ、ポケモンの細胞…」
チコリータ「うぇ~なんか一気に生々しい話チコ」
294.うるさらX - 24/05/01 22:04:44 - ID:zMFrHO3iBQ
ラブカス「それじゃあなんで…ボールに入らなかったんだ?」
ナッツ「多分…その造ったヤツがボールに入れてたんじゃね」
色ジラーチ「いや…それも違う、確かに俺はポケモンとして造られたが……造ったヤツはボールには入れなかった」
ナッツ「え~じゃあなんで」
色ジラーチ「最初から話すと…まず俺はしょうもない理由でジラーチとして造られた」
色ジラーチ「…その後いろいろあって、別のとあるトレーナーにゲットされたんだ」
ナッツ「いや唐突すぎ」
チコリータ「話はしょりすぎチコ」
ラブカス「…そのしょうもない理由ってのはなんだ?」
色ジラーチ「それは………あんま言いたくない」
295.うるさらX - 24/05/01 22:09:38 - ID:zMFrHO3iBQ
ナッツ「じゃあ…今はそのトレーナーの手持ちってことか」
チコリータ「で…そのトレーナーは今どこにいるチコ?」キョロキョロ
色ジラーチ「そいつは……多分、もうこの世界にはいねえよ」
ナッツ「えっ?……あっ」(察し)
ラブカス「お…おいチコリータお前」
チコリータ「そ、そんなつもりじゃなくて…」
色ジラーチ「…いやなんか勘違いしてるようだけど別に死んだわけじゃねーからな?」
ナッツ「…え、どゆこと?」
色ジラーチ「それはな……うーん、ややこしいんだよアイツの場合…だからうぜーんだよアイツは……」ブツブツ
ナッツ「な、なんかよくわかんないけど生きてるんだなそいつは」
チコリータ「じゃあ…最初にお前を造ったヤツも生きてるチコね?」
色ジラーチ「……」
ラブカス「…チコリータ」
チコリータ「…ごめん」
296.うるさらX - 24/05/01 23:26:49 - ID:zMFrHO3iBQ
ナッツ「そ、そうだ!さっきのバトル、凄かったよな!」アセアセ
チコリータ「ほ、ほんと!ウチもまったく歯が立たなかったチコ~」アセアセ
色ジラーチ「え、あ…別にそれ程でもないけど」
ラブカス「…でも実際、何をしたらあそこまで強くなるんだ?」
ナッツ「やっぱり…人造ポケモンだから?」
色ジラーチ「いや、俺は人造ポケモンといっても単純なパワーはそこらのポケモンと大差なかった」
色ジラーチ「それが…1年前に仲間と別れたあと決心し、自分探しという名の修行の旅に出たんだ」
ナッツ「ふーん…それで強くなったのか」
297.うるさらX - 24/05/01 23:31:55 - ID:zMFrHO3iBQ
色ジラーチ「……そうだ、さっきのバトルといえば…そこの白いヤツ」
ニャオニクス「……」
色ジラーチ「お前だよお前」スーッ
ニャオニクス「…何?惨めに負けた私を笑い者にでもするつもり?」
色ジラーチ「おう」
ニャオニクス「…○ね」
色ジラーチ「…冗談だ、お前にはちょっと気になる点があってな」
ニャオニクス「気になる点?」
色ジラーチ「さっきお前…トレーナーの指示なんてそっちのけだったろ?」
ニャオニクス「ふん…あんなやつの言うこと、聞く価値もない」
色ジラーチ「ううん…それは違うと思うぜ」
色ジラーチ「確かに…俺もかつてトレーナーのポケモンになった時、『あれ…これ一匹で戦った方が早くね?』とか思うこともちょくちょくあった」
色ジラーチ「…アイツの指示はいつも無茶で、俺のことなんか知ったこっちゃない指示ばっかだった」
色ジラーチ「だが…なんだかんだその指示通りにすれば上手くいくことも多かったんだ」
298.うるさらX - 24/05/01 23:38:12 - ID:zMFrHO3iBQ
ニャオニクス「……」
ニャオニクス「…で、何が言いたいの?」
色ジラーチ「いやほら…ここまで言ったらなんとなくわかれよ、トレーナーの指示は聞いた方がいいっていうか……お前せっかく強いんだから」
ニャオニクス「……勝ったやつが言っても、嫌味にしか聞こえない」プイッ
色ジラーチ「あっそう…」
ナッツ「…おーい、さっきからふたりで何話してんだ」
チコリータ「好きな食べ物でも発表し合ってんのかチコ?」
ムンナ「ちなみにムンナはつくだにがすきです」
299.うるさらX - 24/05/01 23:45:51 - ID:zMFrHO3iBQ
ラブカス「そういや…お前はなんでこの町に来たんだ?」
ナッツ「たしかさっき用事がとか言ってたよな」
色ジラーチ「え? えーっと……」
色ジラーチ「あっ…そうだ!こうしちゃいられねえ」
色ジラーチ「お前ら、跡をつけてくんなよ!じゃあな!」ビュンッ
ナッツ「あっ…おい!」
チコリータ「急にどっか行っちゃったチコ」
ラブカス「跡をつけんなとか言ってたが……どうすんだ?」
ナッツ「……」
300.うるさらX - 24/05/02 11:55:35 - ID:zMFrHO3iBQ
ーコロネタウン 廃工場前ー
色ジラーチ「……ここか」
色ジラーチ「いかにもな場所だな」
ナッツ「ここは、工場…?」
ラブカス「どうやらもう使われてなさそうだな」
ムンナ「おっきいところです~」
チコリータ「なんか不気味な雰囲気チコね」
色ジラーチ「ああ、気をつけろ」
色ジラーチ「……じゃねーよ!跡をつけてくんなっつったろおめーら!!」
ナッツ「え~だって~~」
チコリータ「そんなこと言われたら逆に気になっちゃうチコ~」
色ジラーチ「おいおい…」
301.うるさらX - 24/05/02 12:02:48 - ID:zMFrHO3iBQ
ナッツ「で、お前はこんなとこになんの用が?」
色ジラーチ「…ちっ、しゃーねえな……それは」
ザッザッ…
色ジラーチ「…!隠れろ!」グイッ
ナッツ「え、なになに」
ザッザッザッザッ
ナッツ「あれは…」
ムンナ「ひとがたくさんです」
チコリータ「なんの集まりチコ?」
ラブカス「あいつら…妙な服装をしてやがるがいつかどっかで……」
302.うるさらX - 24/05/02 12:07:49 - ID:zMFrHO3iBQ
ザッザッザッ…………
色ジラーチ「……行ったみたいだな」ガサッ
ナッツ「なぁ…今のって」
色ジラーチ「…アーマー団だよ」
ニャオニクス「!」
ラブカス「…やはりか」
色ジラーチ「この地方では悪名高いらしいし…お前らも知っているだろ?」
ナッツ「…おう、というか実際にその組織のおっさんと戦った事もあるからな」
色ジラーチ「最近…ヤツらがこの町の廃工場で怪しい動きをしていると風の便りに聞いたんだ」
ナッツ「お前も…アイツらの事を?」
色ジラーチ「…ああ、ちょっと気に入らなくってな」
303.うるさらX - 24/05/02 12:13:25 - ID:zMFrHO3iBQ
色ジラーチ「さて…単刀直入に言うと俺は今からこの廃工場の潜入調査に向かう」
色ジラーチ「何が起こるかわからねーし…お前らは帰っといた方が」
ナッツ「ちょ、ちょっと待…」
ニャオニクス「待て」
色ジラーチ「!」
ニャオニクス「私も…連れていけ」スーッ
色ジラーチ「……」
色ジラーチ「…その目を見ると、お前にも何か事情がありそうだな」
色ジラーチ「よし…いいぜ」
ナッツ「あのさ…俺たちもいいかな?」
ラブカス「俺も」
ムンナ「ムンナもいきたいです~」
チコリータ「え?え?あぁ~…じゃ、じゃあウチも……」
色ジラーチ「……こんな大人数になるとは思ってなかったが」
色ジラーチ「ま…仲間は多いにこしたことはないよな、ただし…危なくなったらすぐ引き返せよ」
ナッツ「は~い」
304.うるさらX - 24/05/02 12:21:39 - ID:zMFrHO3iBQ
ーコロネタウン 廃工場内部ー
ナッツ「…真っ暗だな」
ラブカス「もう使われなくなった機械ばかり…」
色ジラーチ「どこから何がくるかわからない…油断するな」
ナッツ「……って言ったって」
チコリータ「誰もおらんチコ」キョロキョロ
ニャオニクス「……」
ムンナ「ナッシュさんナッシュさん」
ナッツ「惜しいなぁ」
ムンナ「ここ、エレベーターありますよ」フヨフヨ
ナッツ「あっ…ほんとだ」
チコリータ「それ使えるかチコ?」
色ジラーチ「いや…罠かもしれない、気をつけた方が」
ナッツ「ぽちっとな」カチッ
ガタン…ゴトン
ナッツ「あ、動き出した」
チコリータ「階段歩くのはしんどいから助かるチコ~」
色ジラーチ「……」
305.うるさらX - 24/05/02 12:29:11 - ID:zMFrHO3iBQ
ーエレベーター内ー
ガタン…ゴトン……
チコリータ「動くのおっっそいチコ~」
ラブカス「そら本来はもう使われてない工場だし…上の階に着くには時間かかりそうだな」
ナッツ「…そういや、お前ってアーマー団にはどんな因縁が?」
チコリータ「そもそもなんかされたチコ?」
色ジラーチ「……いや、特に深い理由はないんだ」
色ジラーチ「ただ…アーマー団はポケモンを改造し、それを手駒にするような連中」
色ジラーチ「さらに…それだけでなく人造ポケモンまで生み出す事もあるらしい」
色ジラーチ「俺は…できることなら自分みてーな存在は生まれてほしくないんだ」
ナッツ「……」
306.うるさらX - 24/05/02 12:33:34 - ID:zMFrHO3iBQ
ラブカス「………なぁ、お前って」
ニャオニクス「人間が…憎くないのか?」
色ジラーチ「……」
色ジラーチ「少なからず…人間への不信感はあった」
色ジラーチ「最初はしょうもない理由で俺を生み出した男も…いずれは戦闘用としか俺を見なくなっちまったからな」
色ジラーチ「ただ…俺を仲間にしたトレーナー」
ナッツ「あぁ、それもさっきの話に出てきた…」
色ジラーチ「アイツと…その仲間のポケモンと旅していくうちに、そういうの考えるのがバカらしくなっちまったんだ」
色ジラーチ「だが…もしそいつらと出会わなかったら、俺は一生戦闘マシーンとして多くのポケモンを傷つけていただろう」
色ジラーチ「俺は…そういう悲しい存在は増やしたくないんだ」
ナッツ「……」
307.うるさらX - 24/05/02 12:38:43 - ID:zMFrHO3iBQ
ナッツ「……」
ナッツ「人造ジラーチ」
色ジラーチ「…ジラーチでいい」
ナッツ「えっと…じゃあジラーチ」
ナッツ「どうしても…もう一つ気になった事があるんだが」
色ジラーチ「…なんだ?」
ナッツ「………なんでさっきトイレに入ってたの?」
色ジラーチ「えっと…あそこならワンチャン見つからないかなって」
チコリータ「いや、無理があるチコ」
ラブカス「せめて鍵かけろよ」
308.うるさらX - 24/05/02 14:40:47 - ID:zMFrHO3iBQ
ウィーン
チコリータ「あ~やっと上の階に着いたチコ」
ナッツ「…でもここは一体……」キョロキョロ
ラブカス「とても廃工場とは思えない…研究室みてーなところだ」
色ジラーチ「…しっ!あそこに誰かいる」ヒソヒソ
「ふんふ~ん♪」ピッピッ
ナッツ「あれは……誰だ?」
チコリータ「なんか白衣着て作業してるチコ」
ムンナ「きゅうしょくのおばちゃんですかね」
ラブカス「…どう見たってちげーだろ」
309.うるさらX - 24/05/02 14:43:04 - ID:zMFrHO3iBQ
色ジラーチ「恐らく……あの風貌からするにアーマー団の研究員か何かだろう」
色ジラーチ「ここはひとまず…隠れて様子を見ておこう」
ナッツ「……お前が言うならそうするしかないな」
ラブカス「ああ」
チコリータ「そんくらいわかっとるチコ」
ムンナ「りょうかいです~」
色ジラーチ「よし…くれぐれも勝手な行動は慎んで」
ナッツ「あれ…ニャオニクスどこ行った?」
色ジラーチ「えっ」
ドガァァァァァン!!!
「ん~?何ですか今のは」
310.うるさらX - 24/05/02 14:45:32 - ID:zMFrHO3iBQ
シュウウウ…
「あらら~せっかくの研究施設が」
ニャオニクス「……」ギロッ
「おや…誰かなキミは~?」
色ジラーチ「お、おいバカ!」バッ
ナッツ「ちょ…ちょっと!」
チコリータ「おめー何やっとるチコ!」
ラブカス「はぁ…やはりこうなったか」フヨフヨ
「…おやおや、こんなにたくさんお揃いで…ボクのファンってワケ?」
「って…おっ! そこにいるのは……」
ビシュッッッ!!!
「おっと…」ヒラリ
ニャオニクス「…何をよそ見している?」
311.うるさらX - 24/05/02 14:49:11 - ID:zMFrHO3iBQ
「あらら~これはこれはかわいい子猫ちゃん」
「ちょっと今はあっちの子に用事があるんだからどいててね~」
ニャオニクス「……」
ニャオニクス「…私の仲間をどこへやった?」
「仲間…?キミはお仲間さんに会いたいのかい?」
ニャオニクス「答えなければ……今すぐ殺す」スッ…
色ジラーチ「お…おい、落ち着け!」
ナッツ「そ、そうだよ」
チコリータ「野蛮人チコ!」
ラブカス「アイツの悪い癖だ…!」
312.うるさらX - 24/05/02 14:53:07 - ID:zMFrHO3iBQ
「ん~よくわからないけどツンツンした猫ちゃんだなぁ、仲良くなるのは無理そうだ」
「じゃあ…仕方ないよね」スチャ
色ジラーチ「…!おい、逃げろ!!」
ザシュッ!!!
ニャオニクス「……!?」
カラマネロ「…」ググ…
ニャオニクス「が……はっ」ドサッ
ナッツ「ニャオニクス!」
ニャオニクス「ぅ…ぅぅ……」
ナッツ「まずい…一旦ボールに戻れ!」シュルルル…
色ジラーチ「くっ…だから言ったのに」
313.うるさらX - 24/05/02 14:57:32 - ID:zMFrHO3iBQ
「さて、と」
シャイク「侵入者のみなさんはじめまして~ボクはシャイクっていうんだよ」
ナッツ「シャイク…!」
シャイク「さて…ボクに会いに来た理由を教えてもらおっか、サイン?それとも握手会?撮影はNGだよ~」
色ジラーチ「…そんなの決まってるだろ、最近アーマー団がここで怪しい動きをしてるって聞いてな」
色ジラーチ「何を企んでるのか……調べに来たってわけだ」
シャイク「おやまぁ…じゃ、キミはアーマー団が何をしてるか知ってるワケ?」
色ジラーチ「…ポケモンを改造したり…人造ポケモンを生み出したりして、こき使ってるんだろ?」
シャイク「おぉ~すごい!ちゃんと予習してきてエライ!天才っ!」
シャイク「でも……キミがそんなこと言うなんてなんだかショックだなぁ」
シャイク「………人造ポケモン、“Z-1”クン」
色ジラーチ「! な、何故その名前を……」
ナッツ(ぜ、ぜっと……なんだ?)
314.うるさらX - 24/05/02 15:05:31 - ID:zMFrHO3iBQ
シャイク「…今の発言、生みの親であるライティブが聞いたら泣いちゃうぞ?え~ん」
色ジラーチ「!? ライティブのことまで…!」
ナッツ(ライティブ……)
ラブカス(そいつが…ジラーチを造ったってヤツか)
シャイク「あのさ…Z-1クン、カタいこと言わずにボク達とセカイに立とうよ!」
シャイク「…せっかく人造ポケモンとして生まれたんだからさ~、ね?オネガイ」
色ジラーチ「…嫌だね」
色ジラーチ「俺はお前らに協力する気なんて一切ない」
色ジラーチ「何故俺のことを知っているのかはわからんが…俺とお前らは敵だ」
シャイク「……そっか」
シャイク「じゃあ要らないや」クイッ
315.うるさらX - 24/05/02 15:09:00 - ID:zMFrHO3iBQ
カラマネロ「ネロッ!」シュッ
色ジラーチ「!」
キィンッ!
カラマネロ「…!」ググ
色ジラーチ「……オラァ!」ブンッ
ドスッ!!!
カラマネロ「ネ…ネロッ!」ズザァッ
ナッツ「お…効いてるぞ!」
チコリータ「そんなイカ刺身にしちゃえチコ~!」
ムンナ「がんばがんば、です~!」
316.うるさらX - 24/05/02 22:07:01 - ID:zMFrHO3iBQ
シャイク「へえやるね~腐っても人造ポケモンってところかぁ」
ペチャ…ペチャ……
シャイク「…そうだ、せっかくだしさっき完成したこの子にも遊ばせてあげよっと」
色ジラーチ「ふんっ!」ゴッ
カラマネロ「ネ…ロッ!」グラッ
ナッツ「おおっ、アイアンヘッド!」
ラブカス「しかも…相手は怯んでるな」
チコリータ「あのままならいけそうチコ~」
色ジラーチ「はああああ!!!」ブンッ
カラマネロ「ネ…ロォ!」バッ
シャイク「すとーっぷ!」
色ジラーチ「!」
カラマネロ「!」
シャイク「頑張ったねカラマネロクン、戻っていいよ~」シュルルルルル…
317.うるさらX - 24/05/02 22:14:55 - ID:zMFrHO3iBQ
色ジラーチ「…どういうつもりだ?」
ナッツ「…あいつ、負けを認めたってことか?」
チコリータ「ははは!恐るるに足らんチコ~!」
ラブカス「おめーなんもやってないだろ……オレもだけど」
シャイク「いや~まさしくその通り、こりゃボクたちの負けだよ!」
シャイク「流石Z-1クンだ、ライティブに使われてた時よりずっとパワーが上がってる」
色ジラーチ「…で、それがどうした?」
シャイク「いや~今までどんなやつと戦ってきたのかな~って」
シャイク「そこのトレーナークンたちだって色々な相手と戦ってきたでしょ?」クルッ
ナッツ「え?な、なんだよ!急に」
シャイク「たまには過去を振り返って……思い出と戯れてみない?」
シャイク「…この“メタモン改”クンの力でさ」
メタモン改「モ~ン!」ペチャッ
318.うるさらX - 24/05/02 22:18:52 - ID:zMFrHO3iBQ
色ジラーチ「こいつは…」
ナッツ「メタモンか?」
ラブカス「でもなんか…様子が違うぞ」
メタモン改「モンモ~ン」プルルン
シャイク「う~んプリティ!流石ボクのメタモン改クン」
シャイク「…このメタモン改クンはカワイイだけじゃなくってね、とっても賢くてなんでもお見通しなんだ」
シャイク「例えば…そう、キミたちの記憶の中とかね」
ナッツ「…?」
チコリータ「こいつ…何言ってるチコ?」
319.うるさらX - 24/05/02 22:25:09 - ID:zMFrHO3iBQ
シャイク「…じゃあそゆことで、こっちの研究施設は狭いしもう用済みだからね」ザッ
ナッツ「な…逃げる気か!」
色ジラーチ「逃がすか!」
シャイク「あ…そうそうZ-1クン」
色ジラーチ「…なんだ?」
シャイク「ライティブは…今も元気に働いてるからね~」ボソッ
色ジラーチ「…!?」
シャイク「それじゃ、ばーい」
色ジラーチ「あっ…待てっ!」バッ
シャイク「…」
フッ
色ジラーチ「…!」
ナッツ「あ…あいつ」
チコリータ「消えたチコ!」
320.うるさらX - 24/05/02 22:30:36 - ID:zMFrHO3iBQ
色ジラーチ(…どういうことだ? ライティブが……)
メタモン改「モ~ン」プルンプルン
ラブカス「それにしても…なんだコイツは」
チコリータ「プルプルしてるチコ」
ムンナ「かわいいですね」
ナッツ「おい、お前シャイクとかいうやつになんかされたのか?」
色ジラーチ「あっ…!ダメだ、そいつ…多分危険だから!」
メタモン改「モ~ン?」ウニョ…
メタモン改「モーン、モモモモモ…」ウニョウニョ
チコリータ「えっ…何チコ?」
ムンナ「からだがへんかしていきますね」
ナッツ「な…なんだ、“へんしん”か!?」
ラブカス「いや…やはりこいつ、何か違うぞ!」
321.うるさらX - 24/05/02 22:38:51 - ID:zMFrHO3iBQ
「モモ、モモモモモ……ボボ」ウニョウニョ…
Cp.サイボーン「ボーーーン!!」
ナッツ「な…」
ラブカス「アイツは!」
チコリータ「ひっ…!?」ブルッ
色ジラーチ「き、機械を纏った…サイホーン?」
Cp.サイボーン「サイサイ!」ドドド
ラブカス「危ねっ…!」サッ
ナッツ「アイツって確か…あの時のサイホーンだよな!」
色ジラーチ「あのサイホーンみたいなの…知ってるのか?」
ナッツ「……ああ、前にブラウニータウンで戦った事がある…改造されたサイホーンそっくりだ」
322.うるさらX - 24/05/02 22:44:08 - ID:zMFrHO3iBQ
色ジラーチ「…わかったぞ」
色ジラーチ「さっきシャイクが言っていた、記憶の中もお見通し…みてーな事はそういうことか」
ナッツ「…どういうこと?」
色ジラーチ「……恐らくあのメタモンは改造によって相手の記憶をインプットする事が可能にされたんだろう」
色ジラーチ「そして…後はその中から強そうなやつを選んでそいつに化けるってわけだな」
ナッツ「な、なるほど…」
チコリータ「解説はいいから早くなんとかしてくれチコ~!この姿は思い出すだけで怖いチコ!」ブルブル
Cp.サイボーン「サイサイ!」ドドド
色ジラーチ「ああ…わかった、どいてろ!」バッ
色ジラーチ「おらよっ!」ドスッ!
Cp.サイボーン「サイ…!?サイサイ」ズザッ
323.うるさらX - 24/05/02 23:20:20 - ID:zMFrHO3iBQ
「サイサイ…モモモ」グニョグニョ
ラブカス「サイボーンの身体が崩れていく…」
ナッツ「や…やったか?」
チコリータ「ふぅ~…」
色ジラーチ「いや、まだだ…別のものに変化する!」
「ダ…ダダ……」
Cp.マッチョダゲキ「ダゲッ」ムキッ
ナッツ「うわぁなんだあの筋肉モリモリマッチョマンの変態」
チコリータ「いやあんなのと戦った記憶ねーぞチコ!?」
色ジラーチ「…すまん、あれ俺が昔戦ったやつだわ」
ナッツ「えぇ…」
チコリータ「な、何があったらあれと戦うハメになるチコ…?」
324.うるさらX - 24/05/02 23:30:56 - ID:zMFrHO3iBQ
Cp.マッチョダゲキ「過激」シュッ!
色ジラーチ「おっと…」サッ
Cp.マッチョダゲキ「ダゲダゲ波」バシュッ!
ムンナ「きゃ~こわいです」サッ
ナッツ「からてチョップやきあいだま…」
ラブカス「あんなのとどう戦えば…」
チコリータ「やい記憶の持ち主、責任とれチコー!」
色ジラーチ「ご、ごめんて…えーっと確か、ヤツの弱点は顔だ!」
ナッツ「…そうか、よく見ると顔の部分だけは普通のダゲキと同じなんだな」
色ジラーチ「ここは…俺が動きを止める!」
色ジラーチ「“サイコキネシス”!!」ググ
Cp.マッチョダゲキ「ダゲッ!?」ピキィ
325.うるさらX - 24/05/02 23:35:55 - ID:zMFrHO3iBQ
Cp.マッチョダゲキ「カ…過激!」グググ
色ジラーチ「な…!?すげえパワー!俺も相当強くなってるはずなのに……本物以上に能力を引き出してやがる!」ググ…
ナッツ「こ、このままじゃまずい…あっそうだ!」
ナッツ「ムンナもサイコキネシスだ!ヤツに二重で圧をかけろ!」
ムンナ「まかせてください~!」ミワワワワ
Cp.マッチョダゲキ「ダ…ダゲェ!?」ピタッ
ナッツ「今だ…ラブカス、チコリータ!ヤツの顔面を左右からのたいあたりでサンドイッチにしてやれ!」
ラブカス「おらよっ!」バッ
チコリータ「くらえチコ~!」バッ
ドゴシャア!!!
Cp.マッチョダゲキ「ダゲッ…ダゲェモ……」ウニョン
326.うるさらX - 24/05/03 09:39:42 - ID:S3wWrJKJXw
「モモモ……モリュリリュ」ウニョウニョ
Cp.メカレックウザ「キリュリリュリシィィ!!!」
ナッツ「こ、今度はギャラドスが改造されてたやつ…」
チコリータ「つい数時間前に戦ったやつじゃねーかチコ~!」
Cp.メカレックウザ「キュウリィ!」ゴオォォォ
チコリータ「ひぇ~」サッ
ナッツ「うおっ…なんて威力!」サッ
ラブカス「どうやら…こいつも本物以上にパワーアップしてるみたいだな」
チコリータ「じゃあどうすっチコ!」
ムンナ「またがんせきがらがらしますか?」
色ジラーチ「…いや、ここは俺に任せてくれ」
色ジラーチ「実際に…レックウザと戦った経験ならあるからな」
ナッツ「へ、へぇ~??」
チコリータ「…その武勇伝がウソかホントか知らんけどとにかく何とかしてくれチコ!」
327.うるさらX - 24/05/03 09:44:51 - ID:S3wWrJKJXw
色ジラーチ「さて、と!」ビュンッ
Cp.メカレックウザ「キリュ…!」
色ジラーチ「はあっ!」バッ
ピトッ
ナッツ「あっ…身体にくっついた!」
ラブカス「だが…あそこからどうするつもりだ?」
チコリータ「あんなのいつか振り落とされるチコ!」
Cp.メカレックウザ「ギリュ…ギリリ!」ブンブンッ
色ジラーチ「この…さっさと撃ちやがれ!」
Cp.メカレックウザ「キリュリュ…!!」コォ…
色ジラーチ(よし…きた!)
Cp.メカレックウザ「ギリュア!!!」ビビビビビ
色ジラーチ(ギリっギリで………避ける!)サッ
ドォォォォォン……
328.うるさらX - 24/05/03 09:48:11 - ID:S3wWrJKJXw
Cp.メカレックウザ「ギリ…ギリリモモモ」ウニョニョ
色ジラーチ「ふぅ…上手くいったな」スタッ
ナッツ「なるほど、自滅させるのを狙ってたのか……」
色ジラーチ「ああ、やたら長い胴体を利用してやった」
ラブカス「…それで、ヤツは次にどう変化する気だ?」
チコリータ「もういいチコ~正直くどいチコ」
「モモ」ウニョ……バチッ
「モモモモモモモモモモ」バチ…バチ…
色ジラーチ「…!」
「…………グ」
329.うるさらX - 24/05/03 09:52:44 - ID:S3wWrJKJXw
Cp.黒い化け物「グオオオオオォォォ!!!!!」
色ジラーチ「…! アイツは!!」
ナッツ「な…なんだあれ!?」
ラブカス「ポケモン…なのか?」
チコリータ「さ、さっきまでのヤツらと明らかに違うチコ!」
Cp.黒い化け物「コノセカイヲ…ハカイダ!!」キュイイイン…
ナッツ「な、何をする気だ…!?」
色ジラーチ「くるぞ、伏せろ!!」
Cp.黒い化け物「モーオ光線!!!」ズバピピピピピ
ドォォォォォン!!!
330.うるさらX - 24/05/03 09:56:53 - ID:S3wWrJKJXw
パラパラ……
ナッツ「な、なんて威力…」
チコリータ「壁に穴が空いちまったチコ……」
ムンナ「まどいらずですね」
Cp.黒い化け物「ククク…イッパツヨケテモムダダ!」ゴゴゴ
ラブカス「…なぁ、アイツは一体なんなんだ?」
チコリータ「どうせあのろくでもないのも、お前の記憶だろチコ」
色ジラーチ「あぁ…ちょっと色々あってな」
色ジラーチ「まさか…あんな化け物にまで変身されるとは思ってなかったぜ」
Cp.黒い化け物「ハムカウザコドモハ…ホロビルガイイ…!」キュイイイン…
331.うるさらX - 24/05/03 10:00:06 - ID:S3wWrJKJXw
色ジラーチ「さて…俺が呼び出したものは俺がケリをつけねーとな」スクッ
ナッツ「あ…あれと戦うつもりか?」
チコリータ「流石に無茶チコ!」
色ジラーチ「いや…大丈夫だ」
色ジラーチ「あの時はまったく歯が立たなかったが…今の俺ならいける!」バッ
Cp.黒い化け物「ハカイ!!!」ズバピピピピピ
色ジラーチ「サイコキネシス!」ググッ
ドォォォォォ………ン
332.うるさらX - 24/05/03 10:53:20 - ID:S3wWrJKJXw
色ジラーチ「アイアン…ヘッドォ!」ゴッッ
Cp.黒い化け物「ギッ…!」グワッ
Cp.黒い化け物「ザコガ…コウカイサセテヤル!!」ギュイン
色ジラーチ「!」
Cp.黒い化け物「ダークブレード!!!」
デュクシッッッ
色ジラーチ「がっ…!」グラッ
ナッツ「が、頑張れジラーチ!」
チコリータ「負けんじゃねーチコ!!」
ムンナ「ふぁいとです~」
333.うるさらX - 24/05/03 10:57:23 - ID:S3wWrJKJXw
色ジラーチ「お…らァ!!!」ブンッ
Cp.黒い化け物「グガアアア!!!」ブンッ
ガギィンッ!!!
色ジラーチ「くっ…」
Cp.黒い化け物「チッ…シブトイヤツメ!」
Cp.黒い化け物「コレデイッキニ……オワリニシテヤル!」ギュイイイイイン
色ジラーチ「…!」
Cp.黒い化け物「アクキン…光線!!!」バシュバシュバシュウッ!!!
色ジラーチ「…」グッ…
色ジラーチ「コメット…パンチ!!!」ブンッッ
334.うるさらX - 24/05/03 11:02:59 - ID:S3wWrJKJXw
バチィィィッッッ!!!
ナッツ「あ…あのビームをパンチで受け止めた!」
ムンナ「まぶし~です!」
チコリータ「ど…どうなっちゃうチコ?」
ラブカス「…」ゴクリ
Cp.黒い化け物「グガ…コシャクナ…!!」ビビビビビ
色ジラーチ「……」グググググ
色ジラーチ(そういや…あのときデデンネ神は人々の願い……とやらを自分の力にしていたらしいな)ググ…
色ジラーチ(俺は本物のジラーチではない…人々の願いなんかとは無縁の存在だ)グググ…
色ジラーチ(……だけど)ググググ…
Cp.黒い化け物「ガッ…!?」ビビビビビ…
色ジラーチ「お前を倒すことくらいはできるんだぜ!」グググググ
色ジラーチ「はあっ!」バチィッ
Cp.黒い化け物「マ…マサカ!」
色ジラーチ「くらい…やがれ!!!」ビュンッ!!!
カ ッ
335.うるさらX - 24/05/03 11:07:55 - ID:S3wWrJKJXw
Cp.黒い化け物「ガハッ…オ…オノレ…!」
色ジラーチ「よし…今だお前ら!」
ナッツ「…おう!」
ナッツ「一斉攻撃だ!!」
ムンナ「むむむ~!!」ミワワワワ
チコリータ「おらおら~!!」ズババババ
ラブカス「この…」ドピュルルルルル
ラブカス「やろォォォ!!!」ドバババババ
Cp.黒い化け物「コ…コンナザコドモニ……ソンナ」
Cp.黒い化け物「ウボァーーーーー!!!!!」グニョグニョグニョ…
336.うるさらX - 24/05/03 11:14:41 - ID:S3wWrJKJXw
「ァァァ…」グニョグニョ…
チコリータ「よ、よっしゃあ!」
ムンナ「やりました!」
ナッツ「…しかもラブカス、今お前」
ラブカス「ああ…今出せたのはどうやらみずでっぽうじゃなくって“ハイドロポンプ”みてーだな」
「ァァァ……モモモモモ」グニョグニョグニョ
ナッツ「な…アイツ!」
ラブカス「まだ変わる気か!」
チコリータ「もうお前頭にアルミホイルでも巻いとけチコ!」
色ジラーチ「……いや」
「モモ…モモモ!?」バチ…バチバチ
「モモモ」ピタ
メタモン「…もん」ガクッ
337.うるさらX - 24/05/03 11:43:26 - ID:S3wWrJKJXw
メタモン「」
ムンナ「おひるねしちゃいました」
ラブカス「…しかも、普通のメタモンに戻った?」
色ジラーチ「恐らく…あまりにも強大なパワーをコピーしたせいで限界がきたんだろうな」
チコリータ「じゃ、じゃあもう変身しないチコ?」
ナッツ「……生きてるか?おーい」プニプニ
メタモン「…もん?」ムクリ
ナッツ「あ、起きた」
ムンナ「おはようございます」ペコリ
メタモン「もしかして…僕、助かったもん?」
ナッツ「おう…さっきまで戦ってたけどな」
チコリータ「タイヘンだったんだぞチコ!」
メタモン「いやはや…めんぼくないもん、うっかり悪い科学者に捕まって…カイゾーさせられちゃったもん」
338.うるさらX - 24/05/03 11:50:00 - ID:S3wWrJKJXw
メタモン「あっ…そうだ!そこの星みたいな頭してる人!」
色ジラーチ「え?……俺のこと?」
メタモン「うっすらとだけど…僕を必死で助けてくれようとしてた覚えがあるもん!感動もんもん!」
色ジラーチ「い、いや~…」
メタモン「決めたもん!僕、あなたについていきますもん!」
色ジラーチ「…え?」
メタモン「いいって言うまで離さないもん!先生!」ベチョッ
色ジラーチ「ぎゃー!くっつくな!」
ナッツ「…まぁ、これで一件落着っぽいな」
339.うるさらX - 24/05/03 11:55:34 - ID:S3wWrJKJXw
ラブカス「さて…シャイクとかいうやつはどっか行っちまったみてーだな」
ナッツ「あのヤロー散々バカにしてから逃げやがって」
チコリータ「あの態度、思い出すだけでもムカつくチコ!」
色ジラーチ「…とりあえず、ここを出るとするか」
ナッツ「そうしよそうしよ」スタスタ
チコリータ「あ~しんどかったチコ」トテトテ
ラブカス「……」フヨフヨ
ムンナ「むんむん」フヨフヨ
メタモン「もんも~ん」ペチョペチョ
色ジラーチ「ふー…やれやれ」
…
色ジラーチ「…?」クルッ
色ジラーチ(……いや、気のせいか)スーッ
340.うるさらX - 24/05/03 12:29:25 - ID:S3wWrJKJXw
ウィーン……
シャイク「…ふぅ~出てったみたいだね」ブゥン
シャイク「みんなボクが光学迷彩で隠れてたとは知らずに消えたと勘違いして、カワイイな~も~」
シャイク「Z-1クンを仲間にできなかったのはヒッジョ~にザンネンだけど…それ以上にキョーミ深いデータがたっくさんとれたなぁ」
シャイク「特に……あのラブカスクン」
シャイク「普通のラブカスと何か違うっていうか~内に秘める思い?みたいなのも気になるな~~」
シャイク「……いずれ、あのコにもお世話になってもらうかもね~」
~
341.うるさらX - 24/05/03 12:38:40 - ID:S3wWrJKJXw
ーコロネタウン ポケモンセンター前ー
ナッツ「…さてと、今からまたみんな回復させないといけないけど……」
ラブカス「お前はどうするんだ?」
色ジラーチ「…俺はこれからもあの組織の行方を調査する」
メタモン「もんも~ん」ペットリ
色ジラーチ「それに…なんか懐かれちまったし、こいつの面倒も見ないとな」
色ジラーチ「……あと、シャイクが言っていたことで気になることがあるんだ」
色ジラーチ「俺の生みの親…ライティブが生きている、ってな」
ナッツ「そ、そうか…」
チコリータ「でも…アイツの言うことはあんま信用しちゃいけないと思うチコ」
ムンナ「でたらめのかのうせいだってありますしね」
色ジラーチ「…ああ、それくらいわかってるさ」
色ジラーチ「俺は……あの生みの親のことはどちらかといえば嫌いな方だ」
色ジラーチ「ただ…もし生きていたとしたら、少しだけ話したいことがあるからな」
342.うるさらX - 24/05/03 12:45:17 - ID:S3wWrJKJXw
色ジラーチ「…ま、元々俺はあの組織が気に入らないから…どっちにしろ戦うことには変わりないしな」
ナッツ「そうか…頑張れよ!」
色ジラーチ「おう、お前らもな!」
色ジラーチ「……ん?」
ドドドドド
「いたぞ!」「あそこだ!」
「ジラーチは…俺のモノだ!!」
色ジラーチ「あっ…まずい!じゃあまたなお前ら!!」ビュンッ
メタモン「お~流石先生速いもん!」
「待て!」「逃がすかー!」
「勝手に手を出すなー!!」
ドドドドド…
ナッツ「……これからも大変そうだな、アイツ」
チコリータ「事情を話せばいいんじゃねーかチコ?」
ラブカス「…いや、あの人数を納得させるのは難しいだろ」
ムンナ「がんばがんば、です」
~
343.うるさらX - 24/05/03 13:27:40 - ID:S3wWrJKJXw
ーコロネタウン 宿屋ー
ナッツ「…ふぅ~、今日は疲れたぜ」
ラブカス「色違いのジラーチ探しから始まって、まさかあんなことになるとはな…」
チコリータ「その前に湖でのあれもあったしもうクッタクタチコ」
ムンナ「みんなごくろうさまです」
ナッツ「……で」
ニャオニクス「……」
ナッツ「あいつ…見るからに機嫌悪いんだけどどうすりゃいいかな」ヒソヒソ
チコリータ「わかりやすく部屋の隅っこで拗ねてるチコ…」
ラブカス「まぁ…無理もない、因縁の組織を倒すために数年間修行してたってのにああもあっさりやられちまったから…」
ムンナ「ぷらいどたかそうですもんね」
344.うるさらX - 24/05/03 13:30:48 - ID:S3wWrJKJXw
___________________
色ジラーチ「確かに…俺もかつてトレーナーのポケモンになった時、『あれ…これ一匹で戦った方が早くね?』とか思うこともちょくちょくあった」
色ジラーチ「…アイツの指示はいつも無茶で、俺のことなんか知ったこっちゃない指示ばっかだった」
色ジラーチ「だが…なんだかんだその指示通りにすれば上手くいくことも多かったんだ」
___________________
ニャオニクス「……」
ニャオニクス(…ふん、くだらない)
ニャオニクス(それだけで上手くいくなら、苦労はしない)
ナッツ「とりあえず…今日はもうそろそろ消灯だな」
ラブカス「……ああ」
チコリータ「どーんと睡眠をとるチコ」
ムンナ「おたのしみたいむです~」
345.うるさらX - 24/05/03 13:35:44 - ID:S3wWrJKJXw
ーコロネタウン はずれー
色ジラーチ「……ふぅ、どうにか撒いたようだな」
色ジラーチ「それにしても今日は…なんか懐かしい気持ちになったぜ、ああやって仲間たちと一緒に行動するなんて……」
色ジラーチ「さて、気持ちを切り替えて明日に備えて寝るとするか」
色ジラーチ「……ライティブの真相も…いつか確かめなくっちゃな」
色ジラーチ(…だがもう一つ、なんとなく気になったのが……あのラブカス)
色ジラーチ(ニャオニクスと違って、表面上は人間を信頼してるように見えたが……)
メタモン「せんせ~寝る場所はここでいいもん?」ペトッ
色ジラーチ「あっ…おう!この辺なら誰にも見つかりそうにないからな」
346.うるさらX - 24/06/19 22:06:13 - ID:1QZfp4nFSA
ー翌朝ー
ナッツ「おはよ~昨日は大変だったな」
チコリータ「3倍疲れたんだから3倍寝させろチコ~…」
ニャオニクス「……」
ラブカス「そんで…次は?」
ナッツ「えーっと…このコロネタウンからまっすぐ進むと……げっ」
ラブカス「どうかしたか?」
ナッツ「“ビターシティ”っていうとこなんだけど…この地方の中でも有数の都市だ」
チコリータ「え~この町もそうだけどもっと自然あふれるとこがいいチコ~」
ムンナ「とかい、たのしそうですけど」
ナッツ「…いや、都会なだけならいいんだけど……この町は治安の悪さでもトップクラスでな、テレビでもよく悪いニュースばっか流れてくるんだよ」
ナッツ「しかも…進行方向的にこの町を通らないといけねえ」
ラブカス「はぁ…ま、人間が集まってるならそういう町も必ずあるよな」
347.うるさらX - 24/06/19 22:09:42 - ID:1QZfp4nFSA
ナッツ「できることなら、面倒ごとには巻き込まれたくねえなぁ」
ラブカス「…でもお前」
チコリータ「変なサイホーンの時も…ムンナの時も自分から面倒ごとに首突っ込んでいったやんけ、しかもウチら巻き込んで」
ナッツ「ご、ごめん…でもなんかああいうの実際に見ると自分を見失っちまっていうか、ま…まぁいいでしょ両方結果オーライだったんだし!」
ナッツ「とりあえず…このビターシティは素通りして、次の町で一泊しようや」
ラブカス「ま、それが無難だな」
チコリータ「さんせ~チコ~」
ムンナ「でもこういうのってふらぐですよね」
チコリータ「しっ」
348.うるさらX - 24/07/13 21:44:05 - ID:/EOSVOnboA
ービターブリッジー
~コロネタウンとビターシティを繋ぐ長い一本橋
ナッツ「よし…ビターシティはもうすぐだぜ」
ラブカス「街が見えてきた…ってかガッツリ見えてるな、あれがビターシティか」フヨフヨ
チコリータ「うぇ~建築物ばっかチコ」
ムンナ「あすをいきるためにがんばるひとたちがあのまちをつくったんですね」
ニャオニクス「…ふん」
ナッツ「ああはいったものの、実際に見えてくるとちょっとワクワクすっぞ」
ナッツ「よ~しせっかくだしここから街まで競走しようぜ!」ダッ
ラブカス「おう、頑張れよ」
チコリータ「いってらチコ」
ムンナ「おうえんしてます~」
ナッツ「あれ…なんかみんな冷たくない?」
349.うるさらX - 24/07/13 21:45:43 - ID:/EOSVOnboA
どんッ!!
ナッツ「いてっ」ドサッ
大柄な男「あん?」
ナッツ「あ、すんません…ちょっと急いでたもんで」ペコペコ
大柄な男「んなこたぁどうでもいい…もしかしてお前、ビターシティに向かうつもりか?」
ナッツ「え?はい…てかそれ以外の用事で来ないと思うっスけどこんなとこ」
大柄な男「…なるほどな」
大柄な男「だったら…通行料を払ってもらうぜ」
ナッツ「え?え?」
350.うるさらX - 24/07/13 21:55:48 - ID:/EOSVOnboA
大柄な男「とっくにご存知だろ?こっから先は修羅の街、ビターシティ」
大柄な男「通行料すら払えない生半可な覚悟のヤツが来るとこじゃないぜ」
ナッツ「あ~…いやその、あいにく私一文無しでして」
大柄な男「ウソつけ!見るからにそんな旅してるって風貌で金持ってないわけねーだろ!」
ナッツ「ばれたか」
大柄な男「いっぺんジャンプしてみろ、ジャンプ」
ラブカス「…お~い、ナッツ」フヨフヨ
大柄な男「ん?」
チコリータ「なんかまーためんどくさいのに絡まれてるチコね」トテトテ
ナッツ「そうなんだよ、通行料がどうのこうのって…」
大柄な男「……なるほど、あいつらがお前のポケモン共か」
大柄な男「どうしても金を出したくないってのなら、考えがあるぜ」
351.うるさらX - 24/07/13 22:06:22 - ID:/EOSVOnboA
大柄な男「ポケモンバトルをして、もしお前が勝ったらここを通してやろう」
ナッツ「あぁそれならいいや、その勝負乗ったぜ!」
ラブカス(いやこっちが勝っても大してメリット無いやん…)
チコリータ(毎度毎度こっちの気持ちも考えずに勝手な約束すんなチコ…)
大柄な男「ま、お前が勝つなんてことはありえないがな」
大柄な男「お前の手持ちは4匹か、俺の手持ちは2匹だが…4ターンで全員仕留めてやる」
ニャオニクス「…」ムッ
ナッツ「別に2vs2でもいいんだけどなぁ俺は」
352.うるさらX - 24/07/13 22:20:21 - ID:/EOSVOnboA
大柄な男「いくぜ、お前の出番だ!」ボムッ
ガメノデス「death」シュタッ
ナッツ「あれは…ガメノデスか」
ナッツ「そんならこっちはお前で決まりだ、チコリータ!」
チコリータ「しゃーねぇ、やったるチコ~!」
大柄な男「な…ストップ!ちょっと待て」
ナッツ「え?」
大柄な男「い…いや、こっち草四倍だぞ!後出しでそれはセコいんじゃねえか」
ナッツ「え、えぇ~…?そんなこと急に言われても」
チコリータ「通行料せびる方がよっぽどセコいチコ」
ラブカス(てか4ターンで全員仕留めるつもりならどっちにしろ避けられない道だろ…)
353.うるさらX - 24/07/13 22:28:24 - ID:/EOSVOnboA
大柄な男「………まぁいい、タイプ相性なんか全部ひっくり返したるわ!」
大柄な男「ビターシティに生きる一匹狼、この“バール”様が相手だ!」
ガメノデス「いざ、参る__」
ナッツ「受けて立つぜ、カカオタウンのナッツ様が相手じゃァ!」
チコリータ「何張り合っとんねんチコ…」
ナッツ「はっぱカッター!」
チコリータ「うりゃうりゃ~!」バババ
バール「シェルブレード!」
ガメノデス「斬」ジャキッ
ザシュシュッ
ナッツ「うお、全部斬られちまった」
チコリータ「カッターじゃブレードには勝てねーチコ!」
354.うるさらX - 24/07/13 22:35:03 - ID:/EOSVOnboA
バール「さて…今度はこっちからいかせてもらうぜ」
バール「きりさく!!」
ガメノデス「お命頂戴」シュッ
ナッツ「チャンス…!ジャンプからのはっぱカッター!」
チコリータ「見切ったチコ!」バッ
ガメノデス「!」ギロ
チコリータ「さぁくらいやが…」
ガメノデス「甘いッ!」ザシュッ
チコリータ「ぎゃ!」
ナッツ「あっ!?」
バール「へっ…避けられるとでも思ったか?」
バール「ガメノデスは7匹で1つの身体を生成しているポケモン…この目玉たちから逃れることなんてできねえぜ」
ガメノデス「ふっ…」ギョロリ
チコリータ「うぇ、よく見たら手にも目がついててブキミチコ…」
ムンナ「せいかつのときはじゃまになりそうですね」
ナッツ「なるほどな、死角無しってワケか…」
355.うるさらX - 24/07/13 23:05:20 - ID:/EOSVOnboA
ナッツ(それなら…無理矢理にでも死角をつくってやるぜ!)
ナッツ「つるのムチ!」
チコリータ「触手ぷれーチコ~!」ニュルニュル
バール「んなもん通用するかよ、反撃の構えをとれ!」
ガメノデス「はッ」ビシッ
ナッツ「足元を狙え!」
チコリータ「おらよチコ!」ブンッ
ガメノデス「!」
バシィッ
ガメノデス「ぐおぉ…ッ!」ガクッ
バール「あっ…しっかりしろ!」
ガメノデス「だ、駄目だ…左足担当がいうことを聞かん」
ナッツ「よし、足を手で抑えてる今が好機!はっぱカッター!!」
チコリータ「おらおら~!」バババ
ガメノデス「ぐああああ!!!」ザクザクザク
356.うるさらX - 24/07/14 00:06:52 - ID:/EOSVOnboA
バール「お、おい!」
ガメノデス「こ、今度は攻撃の要である右腕担当が…!」ヒリヒリ
ナッツ「よ~しトドメだ!」
チコリータ「はははーッ!なんかテンション上がってきたチコ!」
チコリータ「くらえチコ!ウチの新たなる技、」
チコリータ「“くさのちかい”!!」ゴォォォ
バール「い、一体何を…!」
ガメノデス「なにっ、足元が」
ズババババッ
ガメノデス「む、無念…」グラリ
ガメノデス「」バターンッ
バール「な、何ィ!?」
357.うるさらX - 24/07/14 00:13:39 - ID:/EOSVOnboA
ナッツ「やったぜ。一体撃破ァ!」
チコリータ「ははは!どうだ恐れ入ったかチコ~!」
ナッツ「…にしても、あんな技いつの間に覚えてたんだ?」
チコリータ「あん?たった今なんとなくノリで撃てたチコ」
ナッツ「いやお前凄いな」
バール「く…まさかガメノデスがこうもアッサリと…!」
ナッツ「さ、次はどうする?」
チコリータ「こーさんしてもいいんだぞ~?チコ」
バール「……ちょっと見くびっていたようだな、まさかこいつを出すことになるとは」
バール「出てこい!」ボムッ
358.うるさらX - 24/07/14 00:19:47 - ID:/EOSVOnboA
ベトベトン「ベットベトやで~!」ベチャァァ
ナッツ「あれは…ベトベトン!」
チコリータ「うげ、予想外のヤツが出てきたチコ」
ナッツ「う~ん確かヤツはどくタイプ…チコリータじゃ相性不利だし交代すっか」
チコリータ「え?あぁ~…しょーがないチコねぇ、たまには他のヤツにも見せ場をやらんといかんしチコ」
ナッツ「どくタイプにはエスパータイプが有利なハズだが…」チラッ
ニャオニクス「…言っとくが私はゴメンだ」
ニャオニクス「今の一連の流れからして明らかに戦う価値もない雑魚だしそもそもアンタに協力する理由がない」
ナッツ「はぁ…なんとなく予想はついてたけど」
ナッツ「じゃあお前で決まりだな、ムンナ!」
ムンナ「がんばります~!」
ラブカス「……」
359.うるさらX - 24/07/14 00:26:05 - ID:/EOSVOnboA
バール「さぁ、かかってきな!」
ベトベトン「お前もベトベトにならないか?」
ナッツ「よ~しお前の力を見せつけてやろうぜ!」
ムンナ「はいっ!」フンス
ナッツ「しねんのずつき!」
ムンナ「むん~!」ビュンッ
ドムッ
ベトベトン「おらよっ」バイーンッ
ムンナ「むべべ」ボテッ
ナッツ「ああっ、弾かれちまった」
バール「ベトベトンを甘く見んなよ…ほのおのパンチ!」
ベトベトン「拳があち~ぜ!」ブンッ
ドスッ
ムンナ「きゃあああ~」ヒュルルル…
ナッツ「あっ…ムンナー!」
360.うるさらX - 24/07/14 00:33:20 - ID:/EOSVOnboA
ボテッ…ボテッ……ドサッ
ムンナ「ううっ…」
ナッツ「お、おいまだいけるか…?」
ムンナ「ぜんぜんよゆ~です!」フヨッ
バール「ほう…流石に一撃ではくたばらんか」
ナッツ「ナメんなよ…でんじは!」
ムンナ「む~!」バリバリ
バール「どろかけでガード!」
ベトベトン「泥パックはお肌にいい」ベチャベチャ
バール「どうだ、このベトベトンはガメノデス以上に隙が無いぜ!」
361.うるさらX - 24/07/17 00:25:02 - ID:Gb0GLueRWw
ナッツ(く…だが何度も攻撃すればいつかは限界が来るはず!)
ナッツ「もういっちょ…しねんのずつき!」
ムンナ「むぃ~!」ビュンッ!
バール「懲りんヤツだ…とける!」
ベトベトン「毒塗れになろうや」ドロドロ
ベチョッ
ムンナ「あっ…!?つかまっちゃいました」ジタバタ
ナッツ「し、しまった~!」
バール「へへ…そのままのしかかりで包み込んでフィニッシュだ!」
ベトベトン「あぁ~たまらねえぜ」ベチョー…
ムンナ「あ~」ドロドロ…
ナッツ「ム、ムンナ~!」
チコリータ「吸収されちまったチコ!」
ラブカス「さ、流石にまずいんじゃねえか…?」
362.うるさらX - 24/07/17 00:31:11 - ID:Gb0GLueRWw
ベトベトン「げへへ…」グニョ…
「くらいです~!こわいです~!」グニョグニョ
ナッツ「あっ…ムンナの声は聞こえる!頑張れ、しねんのずつき!サイコキネシス!!」
「んむむ~…だめです、ちからがはいりません……」
ナッツ「そ、そんな…」
バール「フハハ、まずはこれで一体ダウンだ」
ナッツ「くそ…」
「むむぅ、もうだめです」グググ
「むむ……む?」カッ…
363.うるさらX - 24/07/17 00:36:31 - ID:Gb0GLueRWw
バチィッ!
ベトベトン「ぐへあっ!?」ベチャッ
ナッツ「わっ!」
バール「なにぃ…!?ベトベトン!」
ムンナ「たすかりました~」フヨフヨ
ナッツ「ムンナ…!無事だったのか」
ムンナ「はい、なんとかだいじょぶです」
ナッツ「いや…それならいいけど、一体どうやって」
ムンナ「えぇっと、それはですねえ」
バール「お返ししてやれ!ほのおのパンチ!」
ベトベトン「我____怒れ人なり」ブンッ
ナッツ「あっ…今ちょっとタンマ!」
ムンナ「みててください…ムンナのあたらしいわざ」
ムンナ「マジカルシャイン!!」カッッ
364.うるさらX - 24/07/17 00:39:40 - ID:Gb0GLueRWw
ベトベトン「ぐへっ!」ベシャ
バール「あっ…また!」
ムンナ「こーやってふっとばしたんです」
ナッツ「お、お前もいつの間にか新しい技を…」
ムンナ「それより、かつならいまですよ!」
ナッツ「あっ…おう!そうだな」
ナッツ「よし、突っ込め!」
ムンナ「むにぃ!」ビュンッ
バール「またしねんのずつきか…今度もとけるで受け止めてやれ!」
ベトベトン「ベトォ~」ドロドロ
ナッツ「かかった…そこで止まってサイコキネシスだ!」
ムンナ「むんっ!」ミワワワワワ
ベトベトン「げぇ!?ワシの脳…が……」ビキビキ
ベトベトン「」ベシャッ
365.うるさらX - 24/07/18 00:42:21 - ID:X4EbtU8RQA
バール「こ、こんなことが…まさかベトベトンまで」
ナッツ「よっしゃ~完全勝利だぜ!」
ムンナ「わ~いです!」
チコリータ「ムンナもウチの次に頑張ったチコね~」
バール「ちっ…いくらここで嘆いたとしても俺は敗者だ、ここを通れ」
ナッツ「ほーい、んじゃお前らも行くぞ~」
ラブカス「へいへい」フヨフヨ
ニャオニクス「やっと終わったのね」
バール「…ちょっと待て」
ナッツ「ん、まだなんか用?」
バール「一応最後の確認だ…本当にここを通るんだな?」
ナッツ「だから~そういってんじゃないスか」
バール「もう一度言っておくが…ビターシティは修羅の街」
バール「ナメてると…ヤバい目に遭うぜ」
ナッツ「そ、そう……」
バール「さて…俺はもうこの街にいる理由はねえからな、あばよ」ザッザッ
ナッツ「……?」
366.うるさらX - 24/07/18 23:20:57 - ID:tasy65vgIA
ービターシティー
チョコレー地方有数の大都会であると同時に、治安の悪さも問題となっている
ナッツ「着~いた」
ムンナ「わ~い、ビルがたくさんです」
チコリータ「うーん…空気が良くねえし居心地が悪いチコ」
ラブカス「…それに」
ビターモブA「おいゴラァ!貸した5万返せやァ!」
ビターモブB「アァ?借りたのは3万じゃボケェ!」
ラブカス「聞いてた通りの雰囲気だな…」
チコリータ「街に入って数歩のとこでチンピラのレスバが起きとるチコ…」
ニャオニクス「人間の醜い争いなんて見たくもない、さっさと行きましょ」
ナッツ「言われなくてもそーするって」
367.うるさらX - 25/01/05 23:42:00 - ID:gxZckJPK8g
ナッツ「さてこの先に次の町に繋がる橋が…」スタスタ
ラブカス「待てあそこ、なんか書いてあるぞ」
ムンナ「かんばんです」
[この先工事中 立入禁止!]
ナッツ「そ、そんなぁ」
チコリータ「…おい、どーすんだチコ」
ムンナ「かえります?」
ナッツ「うーん…この工事がどれくらいで終わるかなんだけど」
ナッツ「今更引き返すのもアレだし…今日はこの街で一泊する羽目になっちまうかもな」
368.うるさらX - 25/01/05 23:47:56 - ID:gxZckJPK8g
ニャオニクス「…」スッ
ナッツ「あ、あれ…何する気?」
ニャオニクス「くだらない、こんなものさっさとぶっ壊して進めばいいじゃない」バチバチ…
チコリータ「ひぇ…ヤバンジンがいるチコ」
ナッツ「お、おい…それはちょっとマズイんじゃないかな~…」
ニャオニクス「…じゃあなんだ?こんなところで工事とやらを大人しく待てというのか?」
ニャオニクス「そもそも私がアンタたちについていってやってる理由はあの連中を…」
ナッツ「わ、わかったから!わかってます」
369.うるさらX - 25/01/05 23:56:11 - ID:gxZckJPK8g
ラブカス「それなら…一先ずこの街にいた方がいいんじゃねえか?」
ニャオニクス「…なに?」
ラブカス「お前はアーマー団を追うのが目的なんだろ、だがヤツらはどこに固まってやがるのか不明瞭だ」
ラブカス「とりあえず先に進めばいいってもんじゃないしな、こんな都会なら…あいつらの手がかりくらい一つや二つ転がってるだろ」
ニャオニクス「あ、そっか…」
ニャオニクス「……じゃなかった、ふん…そういうことにしといてやるわ」
チコリータ「ほっ…」
ナッツ「ふー…サンキューラブカス」ヒソヒソ
ラブカス「…万が一アイツ暴れ出したらオレら束になっても敵わないこと忘れないでくれよ」ヒソヒソ
チコリータ「まったく…トレーナーがちゃんと面倒見ろチコ」ヒソヒソ
ナッツ「無茶言うなや…」
370.裂空斬 - 25/04/17 03:52:17 - ID:HCoCXcaGkA
久しぶりの支援
371.うるさらX - 25/07/14 23:45:18 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「さて、工事終わるまで…」スタスタ
チコリータ「…で、いずこへ向かってるチコ」
ナッツ「気になってたとこがあってな…この街には有名なパン屋があるらしいんで、とりま腹ごしらえかねえ」
ラブカス「…ま、ちょっと腹も減ってきたしな」フヨフヨ
ムンナ「ぱん、あまいのがいいです」フヨフヨ
ニャオニクス「ちっ…」トテトテ
372.うるさらX - 25/07/14 23:48:15 - ID:GoQc+Wutag
「そこのお前!」
ナッツ「えっ」
ヤクザモブ「黙って金を渡しな!」
ナッツ「あわわ、またなんか急に絡まれた」
チコリータ「さっき戦ったのと似たよーなのチコ」
ムンナ「やーさんですね」
ヤクザモブ「フヘヘ…さあ、どうする?」
373.うるさらX - 25/07/14 23:53:09 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「えーっと…んじゃまたポケモンバトルで…お前らいける?」
チコリータ「えーもう時間外労働チコ」
ムンナ「ムンナもつかれましたよお」
ナッツ「んー…じゃあラブカス、戦えるか?」
ラブカス「…しゃーねえ、やってやろうじゃんか」フヨッ
ナッツ「よし、決まりだな」
ヤクザモブ「ほう、ポケモンバトルで反抗する気か…おもしれえ!」
ヤクザモブ「骨のありそうなガキだ…そう来なくっちゃなァ!」スチャ
374.うるさらX - 25/07/14 23:58:02 - ID:GoQc+Wutag
ヤクザモブ「さあ、かかってきやがれ!」
ナッツ「よし…!早速この前覚えたハイドロポンプが火を吹くぜ!」
ラブカス「水だけどな」
ニャオニクス「…」スッ
ナッツ「…ん?ニャオニクス??」
ニャオニクス「…」ビシュッ!
ジュッ
ヤクザモブ「ぐああああっ!?」ビリビリ
ナッツ「ちょっ…何やってんだ!」
チコリータ「ダイレクトアタックチコ!」
ムンナ「いたそうですね」
375.うるさらX - 25/07/15 00:04:42 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「おいおい…流石にまずいって、なんで撃っちゃうかなぁ」
ニャオニクス「…これくらいで一々騒ぐな、やかましい」
ニャオニクス「単に目障り、それだけ。殺してないだけありがたいと思いなさい」
ナッツ「え…えぇ……いやあねぇ、気持ちはわからないこともないような気もしなくもないけどさぁ」
ヤクザモブ「く…くそぉ…まだ顔がヒリヒリしやがる」プルプル
ヤクザモブ「今日は他の仲間もヘンなヤツに氷漬けにされたとか聞いたし…散々だ!覚えてやがれっ」ダッ
ナッツ「あっ…行っちゃった」
ラブカス「結局オレは戦わずじまいかよ」
376.うるさらX - 25/07/16 07:46:55 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「…ま、ちょっとしたハプニングはあったがとりあえずパン屋だな」スタスタ
ムンナ「たのしみです」フヨフヨ
ナッツ「えーっとここの曲がり角を曲がれば…」
ドンッ
ナッツ「ぎゃっ」ドテッ
「わっ」ドテッ
チコリータ「おい…何やっとんチコ」
ラブカス「大丈夫か?」
ナッツ「いてて…すまねえです、ちょっとよそ見してて」フラフラ
「いや…こちらこそ、怪我はないかい」スクッ
ナッツ「はい………ん?」
「それなら良かった、じゃあ…失礼」スタスタ
377.うるさらX - 25/07/16 07:51:34 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「ちょ、ちょっと待って!ください」
「…うん?」ピタッ
ナッツ「もしかして貴方は…」
ナッツ「チョコレー地方のチャンピオンじゃないですか!?」
「……」
ラブカス「……チャンピオン?それって」
チコリータ「何チコ?食いもん??」
ナッツ「おいおい、この前お前らにも話しただろ、めちゃくちゃ強くて…この地方でいっちばん強い人」
ナッツ「それがこの方…チャンピオンの“ スサノー ”さん!」
ナッツ「……ですよね?」
「……ふっ」
378.うるさらX - 25/07/16 07:56:47 - ID:GoQc+Wutag
「ああ…間違いない」
スサノー「まさか…サングラスをしているのに気づかれちゃうなんてね」チャッ
ナッツ「や、やっぱり〜!俺感激〜!!」
ラブカス「…ふーん、よくわからんがホンモノなんだな」
チコリータ「人違いだったらどうしてたチコ…」
ナッツ「いやいや〜俺数百回チョコレーカップ観戦してた男だぜ?舐めんじゃねえぞ〜」
スサノー「それで…僕に何か用かい?」
ナッツ「え?えーっと…えーっと……」
ナッツ(ど、どうしよう突然のエンカウントで何から話せば…この機会を逃せば次はいつになるやら……)
379.うるさらX - 25/07/16 08:08:45 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「ねえ」
ナッツ「!」
スサノー「…何かな?」
ニャオニクス「アンタ…この地方で一番強いんだってね」
スサノー「……うーん、どうかな」
ニャオニクス「ふん…後ろで突っ立ってるだけの存在がチャンピオン呼ばわり、ねえ」
ナッツ「な…お前お前お前!!!今回ばかりは……」
ニャオニクス「黙ってろ」ビシュッ!
ナッツ「あいたっ」ジュッ
380.うるさらX - 25/07/16 08:13:20 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「さて…茶番はどうでもいいの、一度私とバトルしてくれない?」
ナッツ「お…おい急に何言い出すんだよ」プスプス
スサノー「……」
ナッツ「す…すんませんスサノーさん!あの…無視していいんで…」
スサノー「…ああ、オッケーだよ」
ナッツ「え?」
ニャオニクス「…そう、だったら話は早いわ」
ナッツ「え?え?」
ナッツ「い…いいんすか?ですか?」
スサノー「ああ、こんなにも僕たちと戦いたがっているポケモンがいる…」
スサノー「それに応えないのは…失礼だからね」スチャ
381.うるさらX - 25/07/16 08:20:29 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「…よし」ザッ
スサノー「ここなら…広いし、人を巻き込む危険もないだろう」
ニャオニクス「ふん…無敵のチャンピオン様が恥をかいたら面倒ですものね」ザッ
チコリータ「よくわからんが…なんか勝手に始まったチコ」
ラブカス「オレ達どういう感情で観ればいいんだよこれ」
ナッツ「ど…どうしようかなあ」
ラブカス「…とかいいつつ…お前、なんか嬉しそうじゃねえか?」
ナッツ「お、おう…だって、チャンピオンの戦いをナマで観られるなんて滅多にないしよお」
ナッツ「テレビでよく出してた…スピアーとか出してくんのかなぁ」ワクワク
ムンナ「ポップコーンもってきましたよお」ドッサリ
ナッツ「お、気が効くねえ」
チコリータ「え、どっから持ってきたチコ…?」
382.うるさらX - 25/07/16 08:22:44 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「……」
______________________________
色ジラーチ「確かに…俺もかつてトレーナーのポケモンになった時、『あれ…これ一匹で戦った方が早くね?』とか思うこともちょくちょくあった」
色ジラーチ「…アイツの指示はいつも無茶で、俺のことなんか知ったこっちゃない指示ばっかだった」
色ジラーチ「だが…なんだかんだその指示通りにすれば上手くいくことも多かったんだ」
______________________________
ニャオニクス「……ちっ」
ニャオニクス(絶対に私は間違っていない…)
ニャオニクス(それを…この地方のチャンピオンとやらに勝って…証明してみせる!)
383.うるさらX - 25/07/16 22:29:58 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「さぁ…始めよう」
スサノー「頼んだよ…相棒!」シュッ
ボ ム ッ
「……すぅ」
モスノウ「すのぅ」キラキラ…
ナッツ「……モスノウ?」
ラブカス「こりゃまた意外なポケモンだな…」
384.うるさらX - 25/07/16 22:40:38 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「どうやら、チャンピオン様のポケモンのお出ましのようね……」
ニャオニクス「じゃ…まずは軽く小手調べといかせてもら…」
______________________________
色ジラーチ「だが…一発一発の威力は足りないな、手数任せになってる」
______________________________
ニャオニクス「…ちっ!」
ニャオニクス(なんなんだ…アイツの発言が一々頭を…!)
スサノー「…どうした、こないのかい?」
モスノウ「すぅ?」パタパタ…
ニャオニクス「……」
385.うるさらX - 25/07/16 23:40:17 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「…お望み通りいかせてもらうわ」スッ
ニャオニクス「はぁぁ…!!!」グググ
ゴゴゴゴゴ……
スサノー「…!」
ラブカス「あれは…!」ボリボリ
ナッツ「うおっ、超巨大なシャドーボールじゃねえか…!」ボリボリ
チコリータ「初っ端から飛ばしすぎチコ〜!」ボリボリ
ムンナ「きあい、はいってますね」ボリボリ
386.うるさらX - 25/07/17 09:21:03 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「一撃で決めてやる…!」グググ…
スサノー「…」
モスノウ「…」パタパタ…
ニャオニクス「くら…ええッッ!」ブンッ
ゴゴゴゴゴ…
ラブカス「直撃するぞ…!」
ナッツ「……」
ドドドォォォ………ンッ
387.うるさらX - 25/07/17 09:26:59 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「はぁ…はぁ…」
スサノー「……見事」
スサノー「いいシャドーボールだ」
ニャオニクス「ふ、ふふ…余裕ぶってる場合かしら…?」
シュウウウ……
モスノウ「すぅ」パタパタ…
ニャオニクス「…!」
スサノー「…さぁ、次はどうくる?」
388.うるさらX - 25/07/17 09:38:14 - ID:GoQc+Wutag
ラブカス「あれを受けて無傷か…!」
ムンナ「かっちかちですねえ」
チコリータ(正直この流れ2度目だしなんとなく結果見えてたとか言っちゃダメなやつチコかねえ)
ナッツ「やっぱり…テレビで観てた通りだ、スサノーさんのポケモンは…強い」
スサノー「…弾切れかい?」
ニャオニクス「な、舐めんなよ…!」
ニャオニクス「と…特殊防御に余程自信がおありのようだけど…これはどうかしら」ググッ
ニャオニクス「“サイコショック”!!」バッ
ドドドドド…
389.うるさらX - 25/07/17 09:44:09 - ID:GoQc+Wutag
シュウウ…
モスノウ「…」パタパタ…
ニャオニクス「う…うそ……」
スサノー「“こおりのりんぷん”に守られている僕のモスノウは…我慢強さに自信があるんだ」
スサノー「さて…こちらもいかせてもらうよ」
スサノー「モスノウ!」
モスノウ「すぅ!」ビュンッ
ニャオニクス「!」
390.うるさらX - 25/07/17 09:58:19 - ID:GoQc+Wutag
サッ!
ニャオニクス「ふん…スピードで私に勝負を挑むつもり?」
スサノー「……」
ニャオニクス「…ってあれ?ど、どこに__」
ナッツ「おい、上上!」
ニャオニクス「!」ハッ
スサノー「ふぶき!」
モスノウ「すのーっ!!」ビュオオオオ
ニャオニクス「くっ!」バッ
391.うるさらX - 25/07/17 10:07:10 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「はぁ…はぁ…」
スサノー「…よく躱したね」
モスノウ「のぅ」
ニャオニクス「ふ…ふん、勝ったつもり?」
ニャオニクス「アンタの攻撃じゃ私に傷一つつけられないわ…!」
スサノー「……そうは言ってられないんじゃないかな」
ニャオニクス「な、何を…ぐっ!?」フラッ
ナッツ「? なんだ、急にアイツの動きが…」
ラブカス「あっ…あれだ!」
チコリータ「尻尾が凍りついてるチコ!」
ムンナ「しっぽがじゃくてんなんですねあの人」
392.うるさらX - 25/07/17 10:16:13 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「…降参するかい?」
モスノウ「のぅ」パタパタ…
ニャオニクス「! だ、誰がっ…!」
ナッツ「ぉーぃ、ニャオニクス」
ニャオニクス「ああ!?」
ナッツ「あの…耳についてる目みたいなの出すやつやったら?なんちゃらパワー全開〜みたいな…」
ニャオニクス「うっさい!言われなくても今やるわ!!」
ニャオニクス「え〜とサイコパワー…全開…!!」ググ
ニャオニクス「しねんの…ずつきッ!」ビュンッ
393.うるさらX - 25/07/17 10:28:27 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「…モスノウ」
モスノウ「すっ」スッ
ガキィン!
モスノウ「…」ググ
ニャオニクス「な…!」ガガガ…
チコリータ「受け止められたチコ!」
ムンナ「あんなちっちゃいおててでやりますねえ」
スサノー「…とても威力に長けた技の数々、本当に素晴らしいよ」
スサノー「だが…」
モスノウ「…」グググ
スサノー「防御が甘い!」
モスノウ「すのっ」ドンッ
ニャオニクス「がっ!」ドサッ
ラブカス「弾き返した…!」
スサノー「…終わりにしよう」
394.うるさらX - 25/07/17 22:46:51 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「“アイススピナー”!!」
モスノウ「す…のォォォ!!!!!」ギュインッッ
ビュオオオオオオ
ラブカス「な…なんだあれは…!」
チコリータ「自分の回転でトルネード起こしてるチコ!」
ニャオニクス「…!」ヨロッ
ガガガガッ…ガガガガガガガ
ナッツ「…!ニャオニクス、逃げろ!!」
ニャオニクス「ひっ…」
ガ ッッッ
395.うるさらX - 25/07/17 23:15:45 - ID:GoQc+Wutag
シーン……
モスノウ「……」
モスノウ「のぅ」パタパタ…
ニャオニクス「……」ガク…ガク…
ナッツ「ニャオニクスの目の前で、止まった……」
ラブカス「わざと寸止めした…ってところか」
ムンナ「やさしいですね」
スサノー「……続けるかい?」
ニャオニクス「……」ガクガク
ニャオニクス(あ…足が震えてう…動けなかった…)
ニャオニクス(な…なんで私がこ…こんなやつなんかに……)
396.うるさらX - 25/07/17 23:20:25 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「………こ、降参」ボソッ
ニャオニクス「…」トテトテ
ナッツ「?」
ニャオニクス「…」カチッ
シュルルルル……
ナッツ「あらら…自分からボールに入っちゃった」
チコリータ「よっぽど悔しかったチコね…」
ラブカス「……ま、あれだけ一方的にやられたんだ…アイツの性格上無理もない」
397.うるさらX - 25/07/17 23:25:24 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「さて…どうやら僕たちの勝ちのようだね」
モスノウ「すー」
ナッツ「や…やっぱ…スサノーさんは格がちげぇぜ」
スサノー「ところで一つ気になったんだけど…」
スサノー「キミ…ニャオニクスにほとんど指示を出してなかったよね?」
ナッツ「ぎくっ…それは〜その〜…」
スサノー「ふっ…指示を出さずとも信頼し合っている…といったところかな?」
ナッツ「ぇ、ぃゃ……ぁ…はい」
ラブカス「おい…なんか勝手に納得してるぞ」ヒソヒソ
チコリータ「あれでホントにチャンピオンなんかチコ…?」ヒソヒソ
398.うるさらX - 25/07/17 23:29:04 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「せっかくだしキミのバトルも…ちょっと気になってきたな」
ナッツ「え?ということはつまり……」
スサノー「もう一戦、バトルがしたい…キミたちの事をもっと知りたくなってきたんだ」
ナッツ「………わかりました」
ナッツ「よし…いくぞ……ラブカス!!」
ラブカス「…え、オレなの?」
ナッツ「おうよ、今日一度もバトルできてないだろ」
ナッツ「それに…チャンピオン…スサノーさん相手にどこまでいけるのか知りたいからな」
ラブカス「……わかったよ」
ラブカス(結果が見えてる勝負はしたくない…とつい最近言ったはずなんだがねえ)
399.うるさらX - 25/07/18 23:20:48 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「…さぁ、見せてくれ!」
モスノウ「……」パタパタ
ナッツ「じゃあ…やるぞラブカス」
ナッツ「…ハイドロポンプ!」
ラブカス「おら…よッッ!!」ドババババ
バシャアアア
モスノウ「……」パタパタ
ナッツ「やっぱ…効かねえか」
ラブカス「…ま、予想はついてたけどな」
400.うるさらX - 25/07/18 23:24:17 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「それなら…物理技で攻めてけ、アクアジェット!」
ラブカス「やるだけ…やってやらァ!」ザパァァァ
バシャッッ
モスノウ「……」パタパタ
ラブカス「くっ、受け流された…!」
ナッツ「まだまだァ!連続でいったれ!!」
バシャッ バシャッッ ザバシャッッッ…
401.うるさらX - 25/07/18 23:29:29 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「……」
スサノー「ふぶき!」
モスノウ「すのぅ」ビュオオオオオ
ナッツ「! お前の身体なら…」
ラブカス「避けられると言いてえんだろ!」サッ
チャッ
ラブカス「ぐ…!?」フラ
ナッツ「あっ…!」
チコリータ「ちょっと掠ったチコ!」
ムンナ「つめたそうです」
402.うるさらX - 25/07/18 23:33:04 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「おい…大丈夫か?」
ラブカス「大丈夫なわけ……ん?」ピクッ
ナッツ「…どうした?」
ラブカス「は…はぁぁ……」プルプル
ナッツ「くしゃみ?鼻かむ?」
ラブカス「はぁぁぁ…ッッ!!」カッ
ビビビビビ
ナッツ「うおっ!?これって…」
スサノー「れいとうビームだね」
スサノー「モスノウのふぶきに感化された…のかもしれないな」
403.うるさらX - 25/07/18 23:37:53 - ID:GoQc+Wutag
ラブカス「なんか…また新しいの出たわ」ゼェゼェ
ナッツ「やったなオイ!よ〜しじゃあ早速覚えたれいとうビームで攻撃…」
ナッツ「…と言いたいところだが、直接撃っても効果薄いだろうし…ここは」
ナッツ「モスノウの周りの…地面に連発しろ!」
ラブカス「おらァ!おらァ!!」ビビビビビビ
ビビビビビ…バキバキバキバキ
チコリータ「おお〜氷の柱チコ」
ムンナ「きれいです」
404.うるさらX - 25/07/18 23:40:58 - ID:GoQc+Wutag
モスノウ「すの〜」キョロキョロ
スサノー「…へえ、動きを封じた…というわけかい?」
ナッツ「今度こそ…本気でアクアジェット!」
ラブカス「まるでさっきまでのオレが本気じゃなかったみてーな言い方やめろやァ!」ザパァァァァァ
405.うるさらX - 25/07/18 23:44:21 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「…受け止めてくれ」
モスノウ「…」スッ
ザパシャッ
モスノウ「…」ググ
ラブカス「!」
チコリータ「つかまったチコ!」
ムンナ「ニャオニクスさんのにのまいです!」
ナッツ「まずい…押し切れ!」
ラブカス「うおおおお!!!」ザバシャアアア…
スサノー「ふぶき!」
モスノウ「もすっ」ビュオオオオオオ
バキバキ…バキバキバキバキ
406.うるさらX - 25/07/18 23:47:37 - ID:GoQc+Wutag
バキッ…
ラブカス「」シーン…
ナッツ「あっ…ラブカス!」
チコリータ「凍っちゃったチコ!」
スサノー「…勝負あったようだね」
モスノウ「…すぅ」
……ピシッ
スサノー「…?」
バリーンッッッ!!!
ラブカス「うぉらァァァ!!!」バシャアアアアア
407.うるさらX - 25/07/18 23:50:45 - ID:GoQc+Wutag
ザパシャッッッ
モスノウ「すっ…!?」グラッ
スサノー「な…!」
ナッツ「うおおおお!!!ラブカス!!」
チコリータ「あのヤロー、氷から脱出しやがったチコ!」
ムンナ「すごいです!」
408.うるさらX - 25/07/18 23:56:31 - ID:GoQc+Wutag
ベシャッ
ラブカス「はぁ…げほっ……」ゼェゼェ
ナッツ「お…おいおい、ラブカス…」
ラブカス「……わりぃ、もう動けん…限界だわ」
ナッツ「いや〜…よーやったよ、チャンピオン相手に一矢報いたな!」
409.うるさらX - 25/07/19 00:05:48 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「…まさか、最後の最後で油断が仇となるとは」
スサノー「チャンピオンとして恥ずかしい…僕もまだまだだな」
モスノウ「すのすの」パタパタ…
スサノー「でも、モスノウの氷から自力で抜け出すとは…ただものじゃないな、あのラブカス」
スサノー「…おっとそうだ、これを」ポイッ
ナッツ「お、これは…」パシッ
スサノー「げんきのかたまりだ、大抵の傷はそれで完全に治せる」
ナッツ「え、いいんすか…ありがとうございます!」
ナッツ「ほれ、ラブカス」スッ
ラブカス「……ちょっと待て、それどうやって使うんだ」
ナッツ「飲み込め」
ラブカス「マジか」
コリィ…コリコリ…ゴクンッ
410.うるさらX - 25/07/22 18:01:36 - ID:GoQc+Wutag
〜
スサノー「…いいバトルだった、ありがとう」
モスノウ「すぅ」ペコリ
ナッツ「いえいえこちらこそ〜マジ光栄っす」
ラブカス「やれやれ…死なずに済んで良かったぜ」
チコリータ「ふ〜…あんなのと戦わなくて良かったチコ〜」
ムンナ「さすがちゃんぴおんさんですね」
411.うるさらX - 25/07/22 18:12:44 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「でも…気になった事があるんすけど」
ナッツ「モスノウが相棒だったんすか?ちょっと意外」
スサノー「まぁね、ユキハミの頃から一緒さ」
モスノウ「もすぅ」
ナッツ「へぇ〜」
スサノー「僕が昔…キミより幼いくらいの頃既に、ユキハミは共に戦ってくれていた」
ラブカス「…その頃から、アンタは強かったりしたのか?」
スサノー「……ううん、全然」
412.うるさらX - 25/07/22 18:15:32 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「自分でも…嫌になるくらい、ポケモンバトルが上手くいかなかった」
スサノー「あの時はライバルにも負けてばかりで…苦難の連続だった」
スサノー「……」
スサノー「もし…あの夏、あのポケモンに出会わなかったら、僕らは……」
モスノウ「…」
ナッツ「?」
スサノー「あっ…いやなんでもない」
スサノー「ふと、昔のことを思い出しちゃって…」
413.うるさらX - 25/07/22 18:20:22 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「その…あのポケモンっていうのはどういう__」
ザワ…ザワ……
スサノー「!」
ミテヨアレ チャンピオンジャネ? ナンデコンナトコロニ…
チコリータ「わっ、なんかいつの間にか人がたくさん集まっとるチコ」
ムンナ「さすがちゃんぴおんさん、もてもてですね」
414.うるさらX - 25/07/22 18:37:23 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「おっと…サングラスを外してたのを忘れていたよ」スチャ
スサノー「ムクホーク!」ボムッ
ムクホーク「ピョエエエエ!今回はどんなご用件で?」
スサノー「サイオクシティまで…頼んだよ」バッ
モスノウ「もすっ」ピトッ
ムクホーク「あいよっ!お安いご用だぜ!」バササッ
415.うるさらX - 25/07/22 18:43:59 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「え、あ…もう行っちゃうんすか」
スサノー「うん…そろそろプライベートでいられる時間も限界だしね」
スサノー「…でも、最後に一つ」
スサノー「トレーナーは…ポケモンとの信頼関係を築くのも大切な役割だ」
スサノー「少しずつでもいい、あのニャオニクスとも…いつか打ち解けられることを願ってるよ」
ナッツ「え?あ……はい」
ラブカス「…やっぱバレてたんだな」
チコリータ「チャンピオンナメたらイカんチコね…」
416.うるさらX - 25/07/22 18:46:17 - ID:GoQc+Wutag
スサノー「この話の続きは…またいつか!」
ナッツ「は、はい…!」
ムクホーク「談笑は済んだようだな…飛ばしますぜご主人!」バサッッ
スサノー「おうっ!」
バサッ…バサッ……
417.うるさらX - 25/07/22 18:47:57 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「……行っちゃった」
ムンナ「ですねえ」
チコリータ「なんか…思ったよりマイペースな人だったチコ」
ナッツ「…ってあああああ!」
ラブカス「どうした?」
ナッツ「サイン貰うの忘れた!」
ラブカス「ああ、そう…」
〜
418.うるさらX - 25/07/23 01:38:34 - ID:GoQc+Wutag
ービターシティ 宿屋ー
ナッツ「いや〜まさか今日はチャンピオンにナマで会えるなんて」
ラブカス「…結局、工事は終わらないまま夜になっちまったけどな」
チコリータ「いつまでこの街に居ればいいチコよぉ」
ムンナ「ムンナはもうちょっとこのまち、みてまわりたいです」フヨフヨ
ナッツ「ま、その辺は明日になればわかるだろ」
ナッツ「……それより」スッ
419.うるさらX - 25/07/23 01:43:52 - ID:GoQc+Wutag
カチッカチッ
ナッツ「……ニャオニクス、ボールから出てこなくなっちまった」カチカチ
チコリータ「毎度毎度お手本のような拗ね方チコねえ…」
ムンナ「みんなで『そとはたのしいですよ、こわくないですよ』ってはげましましょう」
ラブカス「…それはガチでやめとけ」
ナッツ「うーんまぁ、本人の意思を尊重して…そっとしといてやるか」スッ
ナッツ「…じゃ、そろそろ寝るとしようぜ」
チコリータ「おやすみチコ〜」
ムンナ「きょうもいいゆめだしてくださいね」
420.うるさらX - 25/07/23 01:48:52 - ID:GoQc+Wutag
〜深夜
チコリータ「ぐーぐごご…zzz」
ムンナ「ゆめたくさんたべて…おなかいっぱいで…zzz」
ラブカス「…zzz」
ナッツ「…」パッチリ
ナッツ(こいつらのいびきのせいで…なんか目ェ覚めちまった)
421.うるさらX - 25/07/23 01:51:02 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「…」スッ
ナッツ「ニャオニクス…まだ出てこないのか」
ナッツ「……ってあれ?このボール、空じゃん」
ナッツ「……」
ナッツ(…窓が開いてる……もしかして)
422.うるさらX - 25/07/23 01:55:11 - ID:GoQc+Wutag
-ビターシティ はずれの空き地-
ナッツ「……」ザッザッ
ナッツ(アイツ…どこ行ったんだ……)
ベシッ…ベシッ……
ナッツ(? なんだこの音…)
「…!…!」ベシッ…ベシッ……
ナッツ(! あそこにいるのは……)
423.うるさらX - 25/07/23 01:56:46 - ID:GoQc+Wutag
ベシッ…ベシッ……
ニャオニクス「はぁ…はぁっ…!」ベシッッ
ニャオニクス「……」ヒリヒリ
ニャオニクス「イテテ…やっぱ、ムリかな…」
ナッツ「おい」
ニャオニクス「うわーっ!?」ビクッ
424.うるさらX - 25/07/23 01:59:38 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「…」ハッ
ニャオニクス「……ふん、なんだ…アンタか」
ニャオニクス「こんなところまで…何しに来た?」
ナッツ「いや…お前こそ何やってたんだよ、探したんだぞ」
ニャオニクス「アンタには関係ない…とっとと消えろ」
ナッツ「岩に…何度も尻尾打ちつけてたけど、なんかの特訓なのか…? それ」
ニャオニクス「…ちっ、見てて聞いたのかよ」
425.うるさらX - 25/07/23 02:04:21 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「まぁまぁ…ちょっと話聞くくらいええやんけ」
ニャオニクス「……」
ニャオニクス「アイアンテール…」ボソッ
ナッツ「ア、アイアンテール?」
ニャオニクス「…もういいだろ」
ナッツ「いや…もうちょい詳しく」
ニャオニクス「……」
ニャオニクス「攻撃だけでなく防御にも使える技…」
ニャオニクス「昔、母も父も使って見せてくれた…」
ナッツ「……攻撃だけでなく防御にも」
ナッツ「あっ…そうか!もしかしてスサノーさんに『防御が甘い!』って言われたのを__」
ニャオニクス「…」ビシュッ!
ナッツ「いてぇ!」ジュッ
426.うるさらX - 25/07/23 02:08:38 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「ふーん…アイアンテールねぇ」プスプス
ニャオニクス「……用は済んだだろ、今度こそ…失せろ」
ナッツ「いや…もしかしたら俺でも教えられるかもしれない」
ニャオニクス「…あ?」
ナッツ「昔なんとなくこの技かっこいいな〜…って感じで、コツとか…ポケモンがどういう風に撃ってるのかとか勉強したんだ」
427.うるさらX - 25/07/23 02:13:23 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「…ふざけているのか?」
ニャオニクス「そもそも…尻尾が無いやつに何がわかるというんだ」
ナッツ「いやいや…大丈夫だって」
ナッツ「世の中には…尻尾が無いのにアイアンテールを教えられるオコリザルもいるっていうぜ?」
ニャオニクス「…それはポケモンの話だろ」
ニャオニクス「人間のお前に…できる事なんて一つもない」
ナッツ「…かもしれんな」
428.うるさらX - 25/07/23 02:16:53 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「俺には当然尻尾もないし…ポケモンですらねーし…お前らの感覚なんてわかんねえや」
ナッツ「それを踏まえた上で…やるだけやってみて、ダメだったら…好きなように言えばいい」
ナッツ「一応、試してみる価値はありそうだろ?」
ニャオニクス「ちっ…」
トテトテ
ニャオニクス「……で、どうすりゃいいんだ?」
429.うるさらX - 25/07/23 02:20:15 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「え〜と確か…まずは力を込めて…尻尾を硬くするんだ」
ニャオニクス「はぁぁ…!」ググッ
ナッツ「んでそれを維持させたまま…」
ニャオニクス「振ればいいんだろ!」ブンッ
ベシッ
ニャオニクス「っつ…あ、あ〜…!」ヒリヒリ
ナッツ「おいおい…ちゃんと聞けって」
ニャオニクス「やっぱ…ムリでしょ、帰れ」
ナッツ「いやいや…ワンモアワンモア」
430.うるさらX - 25/07/23 02:24:07 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「さっきは…そもそも力が溜まりきってなかったっぽい、振るのは十分に尻尾を硬くしてからだ」
ニャオニクス「…一応、指示通りにしてやる」
ニャオニクス「はぁぁ…!!」グググ
ピキーン
ニャオニクス「え…!?なんか…できた!」
ニャオニクス「……で、どうすりゃいいんだ?」
ナッツ「それを維持させたまま…振る!」
ニャオニクス「おりゃァ!」ブンッッ
431.うるさらX - 25/07/23 02:28:19 - ID:GoQc+Wutag
ベシィ!!!
ニャオニクス「がっ」
ニャオニクス「お…ぉ……」(言葉にならない痛み)
ナッツ「あらら…振りの途中で力が抜けたっぽいな」
ナッツ「アイアンテールは…力を込めるタイミングが重要だと聞いた事がある」
ナッツ「実際のバトルでは…力を込めるフェーズ…振るフェーズの両方を瞬時に行わないといけないからな」
ナッツ「よし…もっかい!」
ニャオニクス「…これで習得できなかったら…後で覚えとけよ」ヒリヒリ
432.うるさらX - 25/07/23 02:31:08 - ID:GoQc+Wutag
ベシッ
ナッツ「あ〜失敗、早い!」
ベシィ
ナッツ「今度は時間かけすぎ!」
ガスッ
ナッツ「制御ができてねーぞ!」
ペチッ
ナッツ「お?お?どうした、お前の根性はその程度か?」
ビシュッ!
ナッツ「痛っ、八つ当たりやめろや!」
〜
433.うるさらX - 25/07/23 02:33:06 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「はぁ…はぁ…」ゼェゼェ
ナッツ「……」
ニャオニクス「はぁぁ…」カッ!
ニャオニクス「これで…どうだ!」ブンッッ
ガンッ…
434.うるさらX - 25/07/23 02:38:02 - ID:GoQc+Wutag
バゴーンッッッ!!!
パラパラ…
ニャオニクス「……」
ニャオニクス「…で、できた…!」
ニャオニクス「あ…あれだけ…あれだけ長い時間かけて練習してもできなかったのに…!!」
ナッツ「オイオイやったじゃんかよぉ」
ニャオニクス「うん!ありが……」
ニャオニクス「……」
ニャオニクス「……まぁ、アンタも少しは役に立つようね」
ナッツ「…いや、今のは流石に言い逃れできねえだろ」
435.うるさらX - 25/07/23 02:42:39 - ID:GoQc+Wutag
ナッツ「…まぁとにかく、今のコツを忘れないようにな」
ナッツ「あと…これでわかったろ、一人…一匹でやれることなんて限界が……」
ナッツ「…ん?」
サンサン…
ナッツ「…あぁ夜が明けたのか、随分と長い時間やってたんだな」
ナッツ「さて…アイツらも起きる頃合いだし、俺らも戻るか」
ニャオニクス「……ちょっと待って」
ナッツ「…へ?」
ニャオニクス「あの…ナッツ……だったよね」
ナッツ「お、おう」
436.うるさらX - 25/07/23 02:46:10 - ID:GoQc+Wutag
ニャオニクス「その…ええと」
ニャオニクス「………ゴメン」
ナッツ「?」
ニャオニクス「…さ、さっさと戻りましょ」
ナッツ「いや…待て、今の『ゴメン』は何に対してだよ」
ニャオニクス「…何でもいいだろ、一々突っかかるな鬱陶しい」
437.うるさらX - 25/07/24 09:38:42 - ID:Me9pz8SUuQ
ニャオニクス「それより…私は腹が減った」
ニャオニクス「さっさと飯を食わせろ…それも“トレーナー”とやらの役目でしょ」
ナッツ「…!」
ナッツ「おう…わかった、宿屋に帰ったらすぐ飯にしようぜ」スタスタ
ニャオニクス「ふん…」トテトテ
ガサッ…
ラブカス「……」
438.うるさらX - 25/07/24 09:40:54 - ID:Me9pz8SUuQ
-(再び)ビターシティ 宿屋-
ナッツ「ただいま〜」ガチャ
ムンナ「おかえりです〜」フヨフヨ
チコリータ「まったく…どこ行ってたチコ、朝起きたらいねーし…」
ニャオニクス「…」
チコリータ「って…えっ、そいつも一緒だったチコ…?」
ムンナ「ふたりでなにしてたんですか?」
ナッツ「まぁ…色々とな」
ニャオニクス「…」
チコリータ「な、何やってたんチコかね…よりによってアイツと…」
ムンナ「かつあげでもされてたんでしょうか」
チコリータ「しっ」
439.うるさらX - 25/07/24 09:46:50 - ID:Me9pz8SUuQ
ナッツ「…あれ、ラブカスは?」
チコリータ「…え、あのヤローは一緒じゃないチコ?」
ムンナ「ラブカスさんもおきたらいなかったんですよ」
ナッツ「えぇ…今度はアイツかよまったく、どこに……」
ラブカス「ここにいるぜ」フヨフヨ
ナッツ「あ、いた」
チコリータ「てめーはどこ行ってたんチコ」
ラブカス「……トイレ」
ナッツ「あっそうなんだ」
ムンナ「といれいくんでしょうかあの人」
チコリータ「ウチに聞かれても知らねーチコ…」
ナッツ「ま、とにかく…全員揃った事だし飯にしようぜ!」
440.うるさらX - 25/08/18 01:20:48 - ID:DoxGlWf2Qw
ナッツ「ふー…腹も膨れたな」
ナッツ「さてと、昨日の工事は終わってんのかねえ」
ラブカス「そうだといいがな」
ムンナ「たのしみですね」フヨフヨ
チコリータ「お、おい…それより」
チンピラA「…」
チンピラB「…」
チコリータ「なんかあの人間ども…めっちゃウチらを見てねーかチコ?」ヒソヒソ
ナッツ「しっ…気づかないフリしてんだよ」ヒソヒソ
ナッツ「無関心を装ってれば、大丈夫…」
チンピラA「ちょっと待ちな!」
ナッツ「…とはいかないんだよなぁ」
441.うるさらX - 25/08/18 01:26:20 - ID:DoxGlWf2Qw
チンピラA「てめえら…俺らのボスに無礼を働いたんだってな」
チンピラB「そのケジメはキッチリとつけてもらわんとあかんのぉ」
ナッツ「え、ボス?ケジメ??」
スタ スタ
ヤクザモブ「……よぉ」
ナッツ「あ、昨日の…」
ヤクザモブ「あれから一晩経ったが…」
ヤクザモブ「まだ鼻の辺りがヒリヒリしてな…腹の虫が治らねえんだよ」
ヤクザモブ「俺も…舐められっぱなしで終われるほど、優しくないんでな」スチャ
チコリータ「あわわ…なんかめっちゃ怒ってるチコ」
442.うるさらX - 25/08/18 01:34:12 - ID:DoxGlWf2Qw
ヤクザモブ「出てきやがれ…メタグロス!」ボムッ
チンピラA・B「「お供しやすぜ、ボス!!」」ボムッ
メタグロス「私の勝つ確率…99%」
スワンナ「おう、ちょっとそこ立ってみろや」
オトスパス「触手です、ぬるぬるしてます」
ナッツ「わ…なんか沢山出てきた!」
ムンナ「ぽけもんさんいっぱいです」
ヤクザモブ「さぁ今度こそ…覚悟しな!」
443.うるさらX - 25/08/18 01:43:09 - ID:DoxGlWf2Qw
ラブカス「なんか面倒な事になっちまったな…」
チコリータ「どうするチコよ〜これ!」
ナッツ「う、う〜ん…」
ニャオニクス「…」トテトテ
ナッツ「…?お、おいニャオニクス」
ニャオニクス「他の奴らは下がっていろ…ここは私一匹で片付ける」
ナッツ「え…一匹で?」
ラブカス「相手は…三匹だが」
ニャオニクス「ふん…これは私が撒いた種だ」
ニャオニクス「それに…あんな奴ら、何匹いようが変わりはない」
444.うるさらX - 25/08/18 01:45:14 - ID:DoxGlWf2Qw
ナッツ「そうか、それなら…」
ムンナ「だいじょぶですかねえ」
チコリータ「まあ…確かにアイツのせいだし、一匹で何とかしてくれた方が安心チコ」
ヤクザモブ「…ほう、昨日の奴じゃねえか」
ヤクザモブ「なんだ、今更…詫びるつもりか?」
ニャオニクス「ふん…誰がお前たちなんかに」
ヤクザモブ「…嫌でもその気持ちにさせてやんよ」
ヤクザモブ「メタグロス…コメットパンチだ!」
メタグロス「分析結果…力こそ正義!」ブンッッ
445.うるさらX - 25/08/18 01:49:39 - ID:DoxGlWf2Qw
サッ!
メタグロス「…!?」ピタッ
ヤクザモブ「! 後ろだ、メタグロス!」
ニャオニクス「…」
メタグロス「馬鹿な…私のデータに無いぞ!?」
ナッツ「おお、流石のスピード…」
ニャオニクス「…」チラッ
ナッツ「…?」
ニャオニクス「…何をしている、早く指示を出せ」
ナッツ「え…し、指示?俺に言ってる?」
ニャオニクス「当たり前だ…アンタ以外に誰がいる」
ナッツ「……!ああ、わかった」
446.うるさらX - 25/08/18 01:54:41 - ID:DoxGlWf2Qw
ヤクザモブ「お、おい!お前らもボサっとしてんじゃねえよ!」
チンピラA「あっ…へい!スワンナ、つばさでうつ!」
スワンナ「何としてでも立たせてやるわーッ!」バッ
ナッツ「よし…チャージビーム!」
ニャオニクス「はあっ!」ビシュッ!
バチィッ
スワンナ「」ドサッ…
チンピラA「な、何っ!?」
ナッツ「っしゃあ!」
ニャオニクス「まずは…一匹」
447.うるさらX - 25/08/18 01:57:24 - ID:DoxGlWf2Qw
ヤクザモブ「あ、あの野郎…!」
チンピラB「任せてくやさい!オトスパス…たこがため!」
オトスパス「同人誌みたいにしてさしあげます」ニュルッ
ナッツ「手数には手数で勝負じゃあ!サイコショック!!」
ニャオニクス「はっ!」バッ
ズドドドド…
オトスパス「」バタッ
チンピラB「な…!」
チコリータ「アイツ…なんか言うこと聞いとるチコ!」
ムンナ「ほんとですね」
448.うるさらX - 25/08/18 02:01:37 - ID:DoxGlWf2Qw
ヤクザモブ「…なるほど、少しはやるようだな」
ヤクザモブ「だが…俺のメタグロスには勝てねえぜ!」
メタグロス「私の勝利する確率…90%!」ピピッ
ヤクザモブ「ラスターカノン!」
メタグロス「やはり…力こそ正義!」ドガガガ
ナッツ「真下に滑り込め!」
ニャオニクス「ちっ…!」ザザッ
ヤクザモブ「想定内だ…サイコファング!」
メタグロス「うがーっ!」カパッ
449.うるさらX - 25/08/18 02:07:01 - ID:DoxGlWf2Qw
ナッツ「…シャドーボール!」
ニャオニクス「食らえっ!」バシュッ
ボボムッ
メタグロス「がっ…!」ゲホッ
ヤクザモブ「しまった…口の中に!」
ナッツ「もう一度…真下からシャドーボールだ!」
ニャオニクス「はああっ!」バシュッ
ドゴォ
メタグロス「ぐああああ…!」ゴォッ
ヤクザモブ「ば、馬鹿な…!あのメタグロスを空に打ち上げただと…!?」
ニャオニクス「…」バッ!
ナッツ「トドメだ…“アイアンテール”で叩き落とせ!」
ニャオニクス「お…りゃあッ!!!」ブンッッ
メタグロス「わ…私の勝つ確率…80…70…60……」
バゴーンッッッ!!!
450.うるさらX - 25/08/18 02:09:19 - ID:DoxGlWf2Qw
ズズーンッ……
ヤクザモブ「メタグロス!」
メタグロス「」
ヤクザモブ「くっ…」シュルルルル…
ヤクザモブ「覚えてやがれ!」ダッ
チンピラA「ひえ〜っ」ダッ
チンピラB「待ってくやさいよ、ボス〜!」ダッ
ナッツ「や、やった…」
ニャオニクス「ふー…」
451.うるさらX - 25/08/18 02:13:29 - ID:DoxGlWf2Qw
ナッツ「あ〜…朝っぱらから疲れた」ペタッ
ナッツ「…で、どうかな…?指示通りにするってのは」
ニャオニクス「ふん…まどろっこしいことこの上ない」
ムンナ「おつかれさまです〜」フヨフヨ
ラブカス「お疲れさん」
チコリータ「あ〜ハラハラしたチコ」
452.うるさらX - 25/08/18 02:19:40 - ID:DoxGlWf2Qw
チコリータ「…にしても、お前らいつの間に指示出しできる関係になってたチコ」
ムンナ「たしかにですねえ」
ニャオニクス「…別に、コイツがどうしてもって言うから…」
ナッツ(あれ…そんな事言ってたっけ)
ムンナ「そういえばさいごのあいあんてーる?かっこよかったです」
チコリータ「おう…あんなんいつの間に覚えてたチコ?」
ナッツ「それは…」
ニャオニクス「は?最初から覚えてたんだけど」
ナッツ「……あ、そうだったね」
チコリータ「え…今まで使ってたっけチコ」
ラブカス「…」
453.うるさらX - 25/11/20 22:49:39 - ID:LqTCutGBow
-ビターシティ 橋前-
[この先工事中 本日も立入禁止!]
ラブカス「…まだ終わってないみてーだな」
ナッツ「そ、そんなあ」
チコリータ「どないするチコ、街一つに幽閉なんてやーチコ」
ナッツ「とりあえず…今日もブラブラしような」
454.うるさらX - 25/11/20 22:54:06 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「にしても広いなー…この街は」スタスタ
ムンナ「せっかくですし、いってないとこみてまわりましょうよお」フヨフヨ
チコリータ「こんだけだだっ広いならポケモンが暮らせるエリアとかほしいチコねえ」
ラブカス「都会にんなもん作るわけねーだろ」
ニャオニクス「…おい、私の目的忘れてないだろうな?」
ナッツ「わ、わかってるって…」
455.うるさらX - 25/11/22 23:56:36 - ID:LqTCutGBow
「…君たち、ちょっといいかな」
ナッツ「? あ、はい」
ビター警官「…突然ですまない」
ビター警官「ここ数日、この街で盗電が相次いでいてね」
ビター警官「それも…特定の者による犯行という可能性が高いんだ」
ナッツ「へぇ…」
456.うるさらX - 25/11/22 23:58:04 - ID:LqTCutGBow
ビター警官「君のポケモンは…」
ラブカス「ども」フヨフヨ
チコリータ「さっきから何話しとんねんチコ」
ムンナ「あっちいってみましょうよお」フヨフヨ
ニャオニクス「…」
ビター警官「…どうやら、でんきタイプのポケモンはいないみたいだな」
457.うるさらX - 25/11/23 00:01:05 - ID:LqTCutGBow
ビター警官「申し訳ない…無駄な時間を取らせてしまったね」
ナッツ「いえいえお構いなく〜」
ビター警官「それでは…失礼するよ」
ニャオニクス「ちょっと待って」
ビター警官「うん?」
ナッツ「…?おい、またどうかしたか」
ニャオニクス「アンタ…この街のケイサツ…とやらでしょ?」
ビター警官「ああ」
458.うるさらX - 25/11/23 00:04:08 - ID:LqTCutGBow
ニャオニクス「アーマー団…っていう連中について何か知らない?」
ナッツ「あっ…そうか」
ビター警官「…アーマー団か、あの悪名高い」
ビター警官「先日、ブラウニータウンやコロネタウンで目撃されていたらしいが…」
ビター警官「…そうだ、つい最近もこの辺りでらしき人物を見かけたとの報告があった」
ナッツ「え…この街にも?」
459.うるさらX - 25/11/23 00:31:36 - ID:LqTCutGBow
ニャオニクス「…場所は?」
ビター警官「ビタートレーニングジム、パン専門店『ユーメーパン』、アルミ通り商店街付近の宿屋」
ビター警官「この3つ…いずれも入り口前だ」
ナッツ「…結構いろんな場所に出没してるんだな」
チコリータ「ブッソウチコねえ」
ラブカス「…さっき言ってた、盗電事件とやらとはなんか関係あんのか?」
ビター警官「さあ…今のところ詳しいことは不明」
ビター警官「僕が教えられる情報は…以上だね」
ニャオニクス「そう……ありがと」
460.うるさらX - 25/11/23 00:40:28 - ID:LqTCutGBow
ビター警官「あ…でも一応忠告しておく」
ビター警官「万が一アーマー団と接触しても戦ってはいけないよ、すぐに逃げるんだ」
ナッツ「あ、はい」
ビター警官「あの連中にはつくづく手を焼かされているからね…」
ビター警官「おっと…長くなってしまったね、それではまた!」ザッザッ
ナッツ「お疲れ様っす〜」
ナッツ「……」
ナッツ「ブラウニータウンとかで俺らが退治した事、意外と知られてないんだな…」
チコリータ「あの時頑張ったのはウチチコ」
ラブカス「オレな」
ニャオニクス「…アンタらどうせヒマなんでしょ?」
ナッツ「…言われなくてもわかってるって」
ナッツ「とりあえずまずは…ビタートレーニングジムに行ってみようぜ」
461.うるさらX - 25/11/23 00:47:16 - ID:LqTCutGBow
-ビタートレーニングジム-
〜ポケモンがメキメキ強くなると評判の施設、他地方でいうポケモンジムではない
受付「…え、この辺りで怪しい人物を?」
ナッツ「え、ええ…なんか目撃例があったらしいんすけど」
ニャオニクス「…心当たりはない?」
受付「いえ、お役に立てず申し訳ないのですが…私は目にしていないですね」
ナッツ「そうっすか…ありがとうございます」
ラブカス「…情報はないみたいだな」
ムンナ「かんしかめらとかついてないんですねえ」キョロキョロ
チコリータ「とんだ無駄足チコ」
462.うるさらX - 25/11/23 01:01:51 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「んじゃ、次はパン屋に…」
受付「…ちょっとお待ちください」
ナッツ「へ?」
受付「見たところ貴方は…ポケモントレーナーですね?」
ナッツ「あ…はい」
受付「それなら丁度良いです!」
受付「当施設では、あらゆるポケモンに合わせたトレーニング器具が充実しており…」
ナッツ「えっ」
受付「超効率的な経験値上昇、それに伴うレベルアップ、また新たな技の取得まで図る事ができ…」
ナッツ「いやあの」
受付「なんと今なら初回お試しコース95%割引!ここに来たからには一度体験しないとソンソン損です!さらに…」
ナッツ「…」
〜
463.うるさらX - 25/11/23 01:09:23 - ID:LqTCutGBow
-ビタートレーニングジム 内部-
ナッツ「…なんか圧に負けちゃった」
ニャオニクス「いや…何やってんの?」
ムンナ「いろいろおもしろそうなのがありますねえ」フヨフヨ
チコリータ「こんなとこまで来て運動なんてしたくねーチコ!」
ナッツ「ま、まぁこの際ここで鍛えていこうぜ」
ナッツ「このダンベルとか…あれ、ラブカスは?」
ラブカス「ふー…」チャポ
ナッツ「あ…あんなところで泳いでる」
ムンナ「ぷーるもあるんですねここ」
464.うるさらX - 25/11/23 01:18:17 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「ぉーぃラブカス、一応ここトレーニング施設なんだからよお」
ラブカス「…んなこといったってよ」スイーッ
ラブカス「こうやって水ん中にいられる機会も野生時代より減ったからな、たまには休みたいぜ〜」プカーッ
ナッツ「つい最近ココア湖で泳いだばっかやんけ…」
チコリータ「やれやれ…変な魚ととれえにんぐ?は無縁チコねえ」トテトテ
ゴンッ
チコリータ「痛っ!何チコこの変な置き物!」
ムンナ「なんかのおおきいすいっちみたいですね、うえからおすやつ」
チコリータ「ほーん…上からねえ」ピョンッ
チコリータ「……」
チコリータ「…ウチが乗ってもなんも起きねーぞチコ!」
チコリータ「このっ!このっ!」ドスッドスッ
ガコンッ
ラブカス「…ん?」
ザパパパパ
ラブカス「うおっ!?なんだこれ」
ナッツ「あ、なんかプールが流れ出した…」
465.うるさらX - 25/11/23 01:22:12 - ID:LqTCutGBow
ムンナ「…なるほど、ムンナわかりました」
ムンナ「このすいっちをおせばおすほどぷーるがながれるしくみになってるんです」
チコリータ「ほーん…」ニヤリ
チコリータ「おらおら!もっと流れ強くしてやるチコ〜!」ドスッドスッ
ザパパ…ザザザザザ
ラブカス「へ…へへっ、この程度の流れに逆らえねえとでも思ったか?バーカ!」ザザザ
チコリータ「んだと…!?」
チコリータ「じゃあもっともっと苦しめてやるチコ!」ドスッドスッ
ザパパパパ…ザザザザザ…
466.うるさらX - 25/11/23 01:29:12 - ID:LqTCutGBow
ラブカス「うぉぉぉぉぉ!!!」ザザザザザ
チコリータ「おらおらおらァ!!!」ドスッドスッドスッ
ナッツ「なんか両方運動になってる…」
ナッツ「この施設…ここまで想定してたりする?」
ムンナ「ふたりともたのしそうでよかったです」フヨフヨ
ムンナ「ムンナは、このだんべるさんをサイコキネシスでうごかしてあそんでます」グググ
ナッツ「まぁ…いいのかこれで」
ニャオニクス「…」
ナッツ「…お前は鍛えないの?」
ニャオニクス「やるわけないでしょ…こんなバカみたいなもん」
ナッツ「うん…まぁそうだよな」
ニャオニクス「…」
ニャオニクス(こんなんで本当に強くなったら、私の今までの努力を否定されるみたいで嫌だわ…)
467.うるさらX - 25/11/23 01:32:37 - ID:LqTCutGBow
ラブカス「はぁ…はぁ…!」ザザザ…
チコリータ「このっ…このっ…!」ドスッ…ドスッ…
ムンナ「むん〜!」グググ
フッ
ナッツ「わっ!?なんだ、電気が消えた…」
ラブカス「おっ…急に流れも止まった」ピタッ
チコリータ「おいスイッチが反応しなくなったぞチコ!」ドスッドスッ
ニャオニクス「くだらない、ただの停電じゃない」
「…!……!」コソコソ
ムンナ「む?」
468.うるさらX - 25/11/23 01:36:52 - ID:LqTCutGBow
パチン
ナッツ「あ、電気ついた」
チコリータ「つ…疲れたし今日のところはこれくらいにしてやるチコ…!」
ラブカス「お…おうよ…!」
ニャオニクス(こいつら仲良いの…?悪いの?)
ムンナ「…」ジー
ナッツ「ん…ムンナ、なんかあったのか?」
ムンナ「む〜、たぶんじゅうぎょういんさんですね」
ナッツ「…?そう…」
469.うるさらX - 25/11/23 01:41:44 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「…てか、いつの間にかお昼だな」
チコリータ「うう…腹減ったチコ」グゥゥ
ラブカス「これくらいで情けねえなテメェは」
ラブカス「ヴッ」グギュルルル
ニャオニクス「…で、そろそろいいだろ」
ナッツ「あ…そうだったね、えーと次は…『ユーメーパン』っていう有名なパン屋…」
ナッツ「…ってそういや昨日行こうとして結局行ってないとこじゃんここ」
ナッツ「ついでだし…そこで昼飯にしようぜ」
470.うるさらX - 25/11/26 01:39:39 - ID:LqTCutGBow
-パン専門店 ユーメーパン-
〜ビターシティの中でも有名なパン専門店
店員「…え、うちの店の前に怪しい人物かい?」
ナッツ「はい…見てないっすか?」
店員「確かにそんな話はチラホラ聞くけど…見てはないねえ」
ナッツ「そっすかぁ」
471.うるさらX - 25/11/26 01:45:04 - ID:LqTCutGBow
店員「…で、注文というのは情報収集だけかい?」
ナッツ「あっ!いえ…パンも買うんで」
ナッツ「…ほらお前ら、決めたか?」
ラブカス「オレは…このビターチョコパンで」
ムンナ「めろんぱんたべたいです」
ニャオニクス「…」キョロキョロ
ニャオニクス(あっ…カレーパンとかあるんだ)
ニャオニクス「私は…」
チコリータ「ウチカレーパンよろチコ、辛いやつ」
ニャオニクス「…」
ニャオニクス「じゃあ…同じやつで」
チコリータ「お、ウチの注文聞いて食ってみたくなったチコ?」
ニャオニクス「…」ギロッ
チコリータ「ご、ごめんなさい」
472.うるさらX - 25/11/26 01:53:34 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「さてと、いただきまーす」パクッ
ラブカス「店内にも食えるスペースがあるってのはいいな」ムシャムシャ
チコリータ「カラいものは元気出るチコ〜」ガツガツ
ムンナ「かりかりふわふわでおいしいです」モッモッ
ニャオニクス「…」モグモグ
ナッツ「流石名店だぜ、味も違うな」パクパク
チコリータ「…ところでお前の食ってるそれは何チコ」
ナッツ「え?なんか別の地方の名物らしい…おおきいマラサダってやつ」
チコリータ「ほーん…」
473.うるさらX - 25/11/26 01:57:12 - ID:LqTCutGBow
チコリータ「なぁ、ちょっとウチにも分けろチコ〜」グイッ
ナッツ「ちょっ…これは俺のなんだが、結構な値段したんだぞ」
チコリータ「いーじゃんチコ!そんなにでかいのならちょっとくらい…」
ナッツ「いや…お前まだカレーパン残ってるやろがい!」
チコリータ「んな事関係ねーし、よこせチコ〜!」
ナッツ「おい、やめ…」
474.うるさらX - 25/11/26 02:04:58 - ID:LqTCutGBow
フッ
ナッツ「わっ停電」
ラブカス「またかよ」
ニャオニクス「…」モグモグ
チコリータ「よし、隙ありチコ〜!」バッ
ナッツ「させるかァ!」サッ
「……♪」シュタタ
ムンナ「む?」
475.うるさらX - 25/11/26 02:07:49 - ID:LqTCutGBow
パチン
ラブカス「…電気ついたな」ゲプッ
ニャオニクス「…」フキフキ
ムンナ「む〜…」
ナッツ「ふー…執拗に狙いやがって」
チコリータ「ちぇ…しょーなっチコ、カレーパン食うチコ」パク
ナッツ「最初からそうしろや…」
ナッツ「…ってあれ?俺のマラサダ…無いんだけど」
ラブカス「え?」
チコリータ「えっ」
476.うるさらX - 25/11/26 02:12:09 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「あの…おい、チコリータさん?」
チコリータ「ウ、ウチじゃねーし!勝手に人疑うのやめろチコ!」
ナッツ「いや、でも…直前まで食おうとしてたのは事実じゃん?」
チコリータ「か、軽いジョーダンチコ!ほんとに知らねえし…」
チコリータ「てか…ウチだけ疑うのはおかしいチコ!」チラッ
ラブカス「な…オレが食ったとでも言いてえのかよ」
ナッツ「…そういやラブカスって、見た目に反して結構食うよな」
ラブカス「おい…お前まで疑うつもりか?」
477.うるさらX - 25/11/26 02:23:43 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「いや…疑ってるとは言ってないじゃん、事実を述べただけじゃん」
ラブカス「…じゃあ、その目はなんだ?」
チコリータ「正直にハクジョーしろチコ〜!」
ニャオニクス「はぁ…くだらない、どうせ自分で食べたってオチでしょ」
ナッツ「…」ジー
ニャオニクス「…な、なに?」
ナッツ「そういやお前って、この前サンドイッチ作った時に俺の分残してくれなかったよな…」
ニャオニクス「それとこれとは何の関係もないでしょ」
ナッツ「うん、そうだと良いんだけどね〜」
ニャオニクス「…何?その態度は」
478.うるさらX - 25/11/26 02:29:30 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「…で、結局犯人は誰なんだよ」
チコリータ「ウチ以外の誰かってとこまでは確定チコねえ」
ラブカス「犯人ってそうやって自分だけ逃れようとするよね」
ムンナ「あわわ…みなさんおちついてください」
ニャオニクス「お前ら全員…一回黙らせてやる」ググ…
ニャオニクス「サイコパワー…全
ダァン!!!
全員「」ビクッ
店員「…お客さん、うちの店はポケモンバトルの会場じゃないんだよ」ニコニコ
ナッツ「あ…え、えっと…」
チコリータ「い、いや…ウチら楽しくお喋りしてただけですチコ」
ラブカス「お、おう」
ニャオニクス「そ、そうね」
ナッツ「じゃ…ご馳走様でした〜」ソソクサ
479.うるさらX - 25/11/26 02:32:38 - ID:LqTCutGBow
-ビターシティ ハーコ通り-
ナッツ「…」スタスタ
チコリータ「…」テクテク
ニャオニクス「…」トテトテ
ムンナ「あわわ…」オロオロ
ラブカス「…」フヨフヨ
ラブカス「……はぁ」
ラブカス(…どうすんだこの空気)
480.うるさらX - 25/11/28 07:41:27 - ID:LqTCutGBow
「おうい、そこのポケモンたち」
ラブカス「…ん?」ピタッ
ムンナ「む?」
ニャオニクス「?」
老婆「そう、お前さんたちじゃ」
ラブカス「……ばあさん、どこかで」
老婆「ほっほ、覚えておったか」
老婆「わしじゃよ、ティラミスシティにいた占い師じゃ」
481.うるさらX - 25/11/28 07:43:30 - ID:LqTCutGBow
老婆「そして…」
ムンナ「む…」
ニャオニクス「…!」
老婆「そちらの御二方は…初めましてじゃな」
ムンナ「こ、こんにちはです」
ニャオニクス「…」
ムンナ「むむむ…」
ニャオニクス「…アンタもなんか気づいた?」
ムンナ「あ…はい、あのごろーじん…」
ニャオニクス「…ええ」
ニャオニクス「あのおばあさん…只者じゃないわ」
482.うるさらX - 25/11/28 07:46:30 - ID:LqTCutGBow
老婆「ほっほ…御二方はエスパータイプだけあって何かを感じ取ったようじゃな」
老婆「だが…あまり固くなりなさんな、肩の力を抜きなされ」
ニャオニクス「え?あ…はい」
ムンナ「わ、わかりました」
ナッツ「…おい、こんなとこで何やってんだお前ら」スタスタ
チコリータ「…とっとと行くチコ」トテトテ
ナッツ「ってあれ…?そっちのお婆さん」
チコリータ「なんか前に…会ったようなチコ?」
老婆「……ふむ」
483.うるさらX - 25/11/28 07:52:19 - ID:LqTCutGBow
老婆「お前さん達…どうやら喧嘩の真っ最中らしいな」
ナッツ「ギクッ…な、何の事でしょうか」
ラブカス(ギクッて声に出てんじゃねえか…)
チコリータ「このばーさん、読心術使えるチコ…?」
老婆「…こうしている時間も気まずくてかなわんじゃろ」
老婆「意外と難しいことではあるが…悪いと思ったら謝る、これ基本じゃ」
ナッツ「…」
チコリータ「…」
484.うるさらX - 25/11/28 07:59:35 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「えーと…その〜……」
ナッツ「みんな、さっきはゴメンな」
チコリータ「ウチも…スマンチコ」
ラブカス「いや全然いいけど」
ニャオニクス「ふん…くだらない、まだそんなの気にしてたの?」
ムンナ「ほっ…よかったです〜」
485.うるさらX - 25/11/28 08:07:23 - ID:LqTCutGBow
老婆「ほっほ、無事いつもの関係に戻れたようじゃの」
ナッツ「あはい、なんかありがとうございます」
ナッツ「…で、えーと確か占い師?のお婆さん…ですよね」
老婆「ほほ、お前さんも覚えておったか」
老婆「ちなみにあたしは…宗教だとか詐欺とかでもない、ごく普通の占い師じゃよ」
ナッツ「ギクッ」
チコリータ「あの時思ってた事もお見通しだったチコね…」
486.うるさらX - 25/11/28 08:11:09 - ID:LqTCutGBow
老婆「どうやら、あの時よりも仲間が増えたようじゃな」
老婆「いい機会じゃ、今回こそ…お前さんたちを占ってやるぞよ」
ナッツ「え、あ…」(やべえ…今回は断れねえ)
ナッツ「んじゃ…お願いします」
老婆「心得た」
老婆「はぁぁぁぁ…!!!」グググ
487.うるさらX - 25/11/28 08:15:38 - ID:LqTCutGBow
老婆「マジフル⭐︎マジフル⭐︎アワセッチ🌟マジフル⭐︎マジフル⭐︎チョビリンキ🌟」グググ…
ナッツ「?????」
ラブカス「な、なんか急に呪文唱え始めたな」
チコリータ「頭イカれたチコ?」
ニャオニクス「な、なんてサイコパワーなの…!」
ムンナ「うぅ、まぶしいです」
ナッツ(なんかこいつらだけ反応してるし…)
老婆「パーヘクチ!!!」カ ッ
488.うるさらX - 25/11/28 08:22:08 - ID:LqTCutGBow
老婆「……見えたぞい」
老婆「そこのはっぱポケモン」
チコリータ「え、ウチチコ?」
老婆「お前さん…今まで、自分の殻を破ってみたいと思った事はあるかの?」
チコリータ「へ?自分のカラ?」
老婆「そうじゃ、誰にも言えないような…自分だけの悩みじゃ」
チコリータ「ウチにんなもんねーチコ!」
チコリータ「……って言っても、どうせばあさんにはお見通しなんだろチコ」
老婆「ほっほ、よくわかってるじゃないか」
489.うるさらX - 25/11/28 08:29:14 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「え、お前に悩みなんてあるの?」
ムンナ「きになります」
ラブカス「教えろよ」
チコリータ「うっせーうっせーチコ!」
老婆「ほほ…それは自分の中にだけ留めておけばよい」
老婆「ただし…もうすぐ試練が訪れる」
チコリータ「シ、シレン?」
ムンナ「ろーぐらいくげーむですか?」
老婆「そこで自分の殻を破る事ができれば…それは大きな一歩になりそうじゃ」
490.うるさらX - 25/11/28 08:33:08 - ID:LqTCutGBow
チコリータ「ちょ、ちょっとタンマ、もうすぐっていつチコ」
老婆「さぁ、今日かもしれんのう」
チコリータ「え」
老婆「…と見せかけて、1年後かもしれん」
ラブカス「振れ幅デカすぎだろ」
老婆「いずれにせよ…頑張る事じゃな」
チコリータ「なんか投げやりチコ!」
491.うるさらX - 25/11/28 09:04:51 - ID:LqTCutGBow
老婆「ふう…疲れた、これにて占い終了じゃ」
ナッツ「あれ…チコリータだけなんすか?」
老婆「うん?2匹目以降は料金をいただくぞい」
ナッツ「あ、結構です」
老婆「じゃが…久しぶりに占えてあたしも満足じゃ」
老婆「お近づきの印じゃ、これをやろう」スッ
ナッツ「え?別に…」
ナッツ「!!! ってこれは…!?」
492.うるさらX - 25/11/28 09:13:43 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「キーストーン!こんな貴重なもん貰っちゃっていいんすか…?」
老婆「ほっほ、なあにいくらでも余っておる」
ムンナ「きーすとーん、ですか?」
チコリータ「それって…なんチコ」
ナッツ「メガシンカには特定のポケモンと対応したメガストーンが必要なんだけど…」
ナッツ「それにはこのキーストーンも要るんだよ」スッ
ムンナ「きれいないしです」
493.うるさらX - 25/11/28 09:19:41 - ID:LqTCutGBow
チコリータ「そもそもメガシンカって何チコ!専門用語ばっかほざいてんじゃねーぞチコ〜」
ナッツ「うーんと俺も原理は上手く説明できないんだけど」
ナッツ「なんか…キズナのチカラ?みたいなのでポケモンが強化形態になって…なんか強くなるやつ」
ラブカス「メガシンカ…聞いた事はあるな」
ムンナ「きずなのちから、かっこいーです」
ニャオニクス「くだらない…キズナってほど薄っぺらい言葉もないわ」
494.うるさらX - 25/11/28 09:23:25 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「おっとそうだ、ありがとお婆さ…」
ナッツ「…あれ?」キョロキョロ
ラブカス「いつの間にか…いなくなってるな」
チコリータ「え、今まで見てたばーさんはウチらの幻覚だったチコ…?」
ムンナ「きゃ〜こわいです」
ニャオニクス「…集団幻覚とでも言いたいの?」
ナッツ「いや、キーストーンはこうして手元にあるわけだし…また会えるっしょ」
ナッツ「とりあえず…アルミ通りの宿屋だったな、次はそこへ行こうぜ」
495.うるさらX - 25/11/28 18:43:23 - ID:LqTCutGBow
-アルミ通り 宿屋-
宿屋受付「え、怪しい人物ですかー?」
ナッツ「うん、見てないっすか?」
宿屋受付「それは見てないけど…変わった人なら時々見ましたねえ」
ニャオニクス「…どんな?」
宿屋受付「最後に見たのは3日前くらいですかね、入り口前でしばらくウロウロして…メモみたいなの取ってた男の人が」
ナッツ「いや、めっちゃ怪しいじゃん…」
496.うるさらX - 25/11/28 18:45:52 - ID:LqTCutGBow
宿屋受付「うーんそうですかねー…そう言われると怖くなってきましたねえ」
ナッツ「…実は俺たち、その怪しい人を追ってまして」
チコリータ「でも…そいつとなんちゃら団とかいうのが同じとは限らないチコよ」
ナッツ「だからそれを今日確かめればいいんだろ」
ナッツ「すみません、張り込み目的みたいになっちゃうけど…今から泊まらせてもらいます」
宿屋受付「おおっ、それは頼もしいです!窓から覗きやすい部屋紹介しときますよお」
497.うるさらX - 25/11/28 18:50:22 - ID:LqTCutGBow
-宿屋内-
ナッツ「さてと…ここから怪しい奴が来ないか見張ってようぜ」
ラブカス「…でも、本当に来るのか?最後に怪しい奴がいたという情報は3日前だぞ」
ムンナ「たしかにきびしいですねえ」
ナッツ「いやいや来るって…犯人はまた現場に戻ってくるってやつだよ」
ラブカス「だといいんだが…現れるまで待つつもりか?」
チコリータ「何日かかってもおかしくないチコ、そもそもそこまでしてウチらとなんちゃら団は関わる理由が__」
ニャオニクス「…」キッ
チコリータ「ご、ごめんなさい」
ナッツ「さてと…今日はちょっと早いけど宿屋から出ずに過ごしましょうかね」
498.うるさらX - 25/11/28 19:12:46 - ID:LqTCutGBow
〜夜
ムンナ「いきますよお、えーっと…“せ”かいにあいされていたウ」
チコリータ「はいチコ!」バシッ
ナッツ「くそ…かるたは妙に強いんだなお前」
ラブカス「誰にでも一つくらい才能はあるもんなんだね」
ニャオニクス「…」ジー
ナッツ「あ…ちょっとタイム」
スタスタ
ナッツ「なぁ、窓の外に怪しい奴いたか?」
ニャオニクス「…うるさい、いたらとっくに言ってる」
ナッツ「そっかぁ…」
チコリータ「おーい早く続きやるチコ〜」
ムンナ「えーとつぎは…」
499.うるさらX - 25/11/28 19:21:30 - ID:LqTCutGBow
フッ
「わっ停電」
「いやまたまたかよ」
「うるさい、三度目だいい加減慣れろ」
「……」シュタタ
「む…!」バッ
「でも…今度は夜だからマジで何も見えねーチコ!」トテトテ
ドンッ
「ってぇ!てめー何やってるチコ!」
「んだと?お前の方からぶつかってきたんだろうが」フヨフヨ
「あ?声でわかるチコ!変な魚ヤローが〜!」
「お前こそさっきから変な語尾でわかんだよ大根野郎がよ!」
「おいおいこんな時に喧嘩すんなって…」ギュッ
「ぎにゃーーーーーーー!!!?!!?!?」
「あ、ごめんなんか踏んじゃった…」
「いや誰だ今の声」
500.うるさらX - 25/11/28 19:26:00 - ID:LqTCutGBow
パッ
ナッツ「あ、電気ついた」
ラブカス「今回は時間かかったな」
チコリータ「いきなり明るくなるとまぶしーチコ」
ニャオニクス「ぅ…」グスッ
ナッツ「……あれ?」
チコリータ「さて、明るくなったし決着つけたるチコ〜!」
ナッツ「…ちょ、ちょっと待てストップ」
ナッツ「ムンナは…どこ行った?」
チコリータ「え?」
ヒュオオ…
ラブカス「よく見ると、窓も開いてる…さっきまで閉まってたよな?」
チコリータ「つーことは…外でなんかあったチコ?」
ラブカス「…よし、見てくるか!」バッ
チコリータ「あ!待てチコ〜!」バッ
ナッツ「よし…ニャオニクス!俺たちも行くぞ!」
ニャオニクス「…」ヒリヒリ
ナッツ「…あれ、尻尾がどうかしたか?」
ニャオニクス「…次、やったら殺すからな」
ナッツ「えっ…?」
501.祝500レス突破 - 25/11/28 19:38:55 - ID:LqTCutGBow
-宿屋外-
ムンナ「がんせきがらがらです〜!」ガラガラ
「ぐっ…邪魔するなンネ!」
チコリータ「あっ…いたチコ!」
ラブカス「誰かとやり合ってるみてーだな」
ナッツ「ぉーぃムンナ、何やってんだ」
ニャオニクス「ふー…ふー…」ヒリヒリ
ムンナ「あ、みなさん!」
ムンナ「ムンナ、あやしいやつがいたのであしどめしておきました」
ナッツ「ええっ、偉すぎ!」
チコリータ「お手柄チコ!」
「く…くそぉンネ」
ナッツ「で…そいつが怪しい奴か?」
ラブカス「見た感じ…“デデンネ”のようだが」
502.うるさらX - 25/11/28 19:43:32 - ID:LqTCutGBow
チコリータ「じゃあ…このデデンネが犯人チコ?」
犯人デデンネ「な…ンネが犯人だと!?どこに証拠があるンネ!」
ナッツ「いや…左の方におもっきし犯人って書かれてるけど」
犯人デデンネ「ンネー!?」ガーン
ラブカス「しかし…目撃情報では怪しい奴というのは男の人間なんだろ、こいつと関係あんのか…?」
ナッツ「うーん…少なくとも警察の人が言ってた盗電事件の犯人とやらはあいつで間違いなさそうだな」
ナッツ「それに…もしかしたらアーマー団に何か関係があるかもしれねえ」
ニャオニクス「…なるほどね、とりあえず」
503.うるさらX - 25/11/28 19:47:05 - ID:LqTCutGBow
ニャオニクス「サイコパワー…全開…!!」ググッ
ズォォォォ…
犯人デデンネ「ンネー!?これは何ンネ!」
ニャオニクス「半殺しにして…情報を吐かせましょ」グググ…
ナッツ「ま…待て!それは流石にまずい」
ニャオニクス「…なんで?」
ナッツ「いや、なんでって言われても…ちょっと良くないじゃんそういうの」
ニャオニクス「むぅ…じゃあアンタが何とかしろ」
ナッツ「わ、わかった」
504.うるさらX - 25/11/28 19:54:34 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「あのな、デデンネ」
犯人デデンネ「ンネ?」
ナッツ「いや〜その〜…お前が何のためにこんな事してるのか知りたくてさあ」
犯人デデンネ「…」ジロジロ
ナッツ「え、何」
犯人デデンネ「お前…どこかで見たンネ」
犯人デデンネ「あー思い出した!今日お昼パン屋にいたやつンネ!」
ナッツ「あれ、知ってんの?」
犯人デデンネ「そうそう、お前が食ってたマラサダは美味かったンネ〜」
ナッツ「えっ」
犯人デデンネ「いや〜お前みたいなのには勿体ないしンネの腹に相応しい食事だったンネ、褒めてやるンネ」
ナッツ「…」
505.うるさらX - 25/11/28 19:57:10 - ID:LqTCutGBow
ナッツ「…よし!」
ナッツ「ムンナ、サイコキネシス」
ムンナ「はーい」ググッ
犯人デデンネ「!?」ピキーン
ナッツ「チコリータ、くさのちかい」
ズバババババ
犯人デデンネ「ぐああああああンネ!!!!!」
ナッツ「ラブカス、ハイドロポンプ」
ドパパパパパ
犯人デデンネ「ごごぼっごぼぼぼンネ!!!!!」
ナッツ「ニャオニクス、サイコショック」
ズドドドドドド…
犯人デデンネ「ごふっ」
バタッ…
506.うるさらX - 25/11/28 20:01:35 - ID:LqTCutGBow
犯人デデンネ「」
犯人デデンネ「いきなり何するンネー!💢」ガバッ
チコリータ「あ、生きてたチコ」
ラブカス「思ったよりタフだな…」
ナッツ「うるせー!あのマラサダ高かったんだぞボケがァ!」
犯人デデンネ「くっ…このままでは任務失敗ンネ!」
犯人デデンネ「かくなる上は…」ポチッ
ジャキッ
犯人デデンネ「これで逃げるンネー!」ゴゴゴゴゴ
ラブカス「な…!ロケットのブースターみたいなの生やしやがった!」
チコリータ「本当にデデンネなのかチコ…!?」
ナッツ「逃すかァ!ムンナ、サイコキネシス!」
ムンナ「むんっ!」ググッ
犯人デデンネ「ばっはは〜いンネ」ヒュゴゴゴゴゴ…
ムンナ「だ…だめです、しゃていけんがいです」
ナッツ「くっ…追うぞ!」ダッ
507.うるさらX - 25/11/29 10:12:48 - ID:LqTCutGBow
犯人デデンネ「ンネ〜笑笑笑」ゴゴゴゴゴ…
チコリータ「あいつ…速すぎチコ!」ゼェゼェ
ムンナ「とてもおいつけないです〜」
ニャオニクス「…弱音を吐くな、見失わないようにしろ」
ラブカス「デデンネは一体どこに向かってるんだ…?」
ナッツ「あの方角…“ビターワー”があるところだ」
チコリータ「び…びたあわー?」
ナッツ「おう、ビターシティのシンボルで…観光客が街を一望できるように造られた塔らしい」
ラブカス「…そこに何か黒幕がいるのかもしれんな」
ナッツ「とにかく…そこへ向かうぞ!」ダッ
508.うるさらX - 25/11/29 10:20:50 - ID:LqTCutGBow
-ビターワー-
〜ビターシティのシンボルだが、あまりにも登るのがしんどいため観光客からの評価は高くない
犯人デデンネ「ンネ〜〜〜」ビュゴゴゴゴゴ
ナッツ「やっぱり…ここのてっぺんに飛んでいったな」
ムンナ「おっきいとうです」
ニャオニクス「早くとっちめないと…」
ナッツ「よし…登るぞ!」
チコリータ「おう、で…エレベーターはどこチコ」
ナッツ「ないぞ」
チコリータ「えっ」
ナッツ「中は螺旋階段になってるから…ダッシュで駆け上がるぞ!」ダッ
チコリータ「おいマジかよチコ〜!?」
ラブカス「ま、オレらは浮いてるけどな笑」フヨフヨ
ムンナ「チコリータさん、がんばってくださいね」フヨフヨ
チコリータ「きぃぃ〜!!!!!」ダッ
509.うるさらX - 25/11/29 14:07:47 - ID:yfwygMwpKQ
-ビターワー 最上部-
シャイク「まだかな♪まだかな〜♪わくわく」
ビュゴゴゴゴゴ
犯人デデンネ「ただいま到着しましたンネ〜」スタッ
シャイク「おお〜っ!デデクンエラい!天才っ!はなまるっ!」ナデナデ
シャイク「どうだい〜ボクが改造してあげた身体で優雅に空の旅、楽しんでるかい?」
犯人デデンネ「ンネネ〜おかげさまでンネ、いやぁ飛べるってのはいいもんですンネ」
シャイク「ま、そんなコトどうでもいいんだケド…頼んだものとっととよこしてよね〜」
犯人デデンネ「お待ちどうンネ!」スッ
シャイク「おお〜っ、いい子だねヨシヨシ!」ナデナデナデナデ
犯人デデンネ「この超小型蓄電池の中に大量の電気が詰まってますンネ!」
シャイク「うんうん、電気をちょー貯められるボク自慢の特別蓄電池がここまでいっぱいになるなんてそーとー頑張ったんだね〜」ガチャガチャ
犯人デデンネ「いやぁ苦労したけど…この身体のお陰ですぐに電気が集まりましたンネ」
シャイク「うんうん、一瞬で電気を吸収できるようにもしといて正解だったよ〜」ガチャガチャ
510.うるさらX - 25/11/29 14:15:51 - ID:yfwygMwpKQ
シャイク「ええと、ここにホール発生装置を取り付けて」ガチャリ
シャイク「ぱんぱかぱーん!かんせーい!」
シャイク「えい、ポチッとな」ポチッ
…バチバチバチバチィッ!!!
シャイク「準備かんりょー!楽しみだなあ、早く会いたくてドキドキ〜⭐︎ワクワク〜⭐︎」
犯人デデンネ「あ…あの」
シャイク「ん、キミまだいたの?」
犯人デデンネ「その…この仕事を終えたらンネの願いをなんでも叶えてくれるって話」
犯人デデンネ「それは…いつになりますンネ?」
シャイク「ん?あぁ」
シャイク「キミ、もう要らない」
犯人デデンネ「え」
カラマネロ「ネテロッ!」バッ
ズバシィ!!!
511.うるさらX - 25/11/29 14:18:41 - ID:yfwygMwpKQ
犯人デデンネ「ンネ〜〜〜闇バイトだったンネエエエェェェ〜〜〜…」ヒュルルルルル……キラーン
バチバチバチバチ…
シャイク「ドキドキ⭐︎ワクワク⭐︎ソワソワ⭐︎」
ザッザッザッ
シャイク「…ん〜?」
ナッツ「よ…よし…登り切ったぞ!」ハァハァ
チコリータ「し、死ぬチコ〜…」ゼェゼェ
ムンナ「おつかれさまです、たおるいりますか?」
ラブカス「…そんな事より見ろお前ら」
ニャオニクス「あ…あそこにいるのは…!」
512.うるさらX - 25/11/29 14:25:43 - ID:yfwygMwpKQ
シャイク「おっ、キミたち!コロネタウンにもいた愉快な仲間たちじゃーん!」
シャイク「二回も会いに来るなんて…やっぱりボクのファンなんだね?うれし〜な〜」
ナッツ「あ…ジラーチの時の!」
ムンナ「はくいきたひとです!」
チコリータ「うげ、あいつ苦手なんだよなぁチコ」
ニャオニクス「お前…絶対許さない…!」
ニャオニクス「今度こそ…」ググ…
カラマネロ「……」ジッ…
ニャオニクス「あ…!?ひっ……」ビクッ
513.うるさらX - 25/11/29 14:34:27 - ID:yfwygMwpKQ
シャイク「どうしたの?そっちの猫ちゃん…ボクのプリティなカラマネロがそんなにコワい?」
シャイク「そんな…ボクはみんな仲良くしてほしいのに、悲しいよお」ウルウル
ニャオニクス「だ、誰がお前ら如きに…!こ…この前は油断しただけだ…!」ギュッ
チコリータ「ちょ、ちょっ…ウチを盾にするのやめろチコ!」
ナッツ「てか…デデンネを追ってきたはずなのに…シャイクがいるって事は」
ラブカス「ああ…間違いないな、今回の盗電事件は…こいつの仕業だったって事だ」
514.うるさらX - 25/11/29 14:45:00 - ID:yfwygMwpKQ
ムンナ「でも…なんででんきなんてぬすんだんですか?」
シャイク「お、この地方ではスーパーレアな存在であるムンナクン、いい質問だねえ」
シャイク「ボクはね、会いたいコがいるんだよ」
ナッツ「…どういう事?」
シャイク「ボクの会いたいコ達は、別の世界に住んでいるんだ」
シャイク「今回は…でんきタイプの“ウルトラビースト”クンに会いたくてね」
シャイク「それには大量の電気が必要になっちゃう、そこでバールクン…とかいう下見役のニンゲンと実行員のデデクンに頼んだんだよ」
ナッツ「バール…昨日ビターブリッジで戦った」
ラブカス「あいつが怪しい男の正体だったのか…」
シャイク「ま、要らなくなったから両方ポイしちゃったけどネ」
シャイク「そうやって集めたありったけの電気と、“ウルトラホール”を発生させる装置でお迎えしてあげようと思ってサ」
チコリータ「う、うるとらほうる?」
シャイク「キミたちも会ってみたいでしょ?一期一会!お友達はつくっといた方がいいよ〜♪」
515.うるさらX - 25/11/29 14:48:51 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「よ…よくわからんが、あの機械…ぶっ壊した方がいいんじゃないか?」
ラブカス「オレも…そう思う」
ナッツ「よし…頼むムンナ!」
ムンナ「むんっ、サイコキネシスです!」ミワワワワ
カラマネロ「ネロ」ヌッ
ナッツ「うわっ!?」ビクッ
ムンナ「ああ、ふせがれちゃいました」
シャイク「うーん…ゴメンネ、ボクのカラマネロ優しいから…ボクの作ったおもちゃは守ろうとしてくれるんだ」
シャイク「あと、機嫌を損ねると…ちょっとチクッとしちゃうカモね」
カラマネロ「ネテロ」ウネ…
516.うるさらX - 25/11/29 14:57:36 - ID:yfwygMwpKQ
ラブカス「ど…どうするんだナッツ」
ムンナ「た、たたかいますか?」
ナッツ「く…全員でかかればなんとか」
ニャオニクス「や、やめときなさい!」
ナッツ「!」
ニャオニクス「あ…アンタ達が勝てる相手じゃない…臆病者は下がってなさい!」
チコリータ「…ってウチの後ろで言われても説得力ないチコ」
シャイク「ウンウンやっとわかってくれたかぁ」
シャイク「みんな仲良く!それが一番だよね〜⭐︎」
バチッ…バチバチバチ
ナッツ「あっ…!?」
ラブカス「なんだ…?」
シャイク「お、もうすぐ来るね」
バチバチバチバチ…バチッ__
517.うるさらX - 25/11/29 15:07:08 - ID:yfwygMwpKQ
ブゥゥゥ……ン
「デンショック!!」バチィッ
ナッツ「うわっ!?」
ラブカス「なんだ…あれは?」
ムンナ「“そら”がさけて…おっきいひとがでてきました」
シャイク「はいカーット!ご紹介た〜いむ!!」
シャイク「UB03 LIGHTNING…って言うよりわかりやすく呼んだ方がいいかな?」
シャイク「遠い遠いところから遥々来てくれた…でんしょくポケモン、“デンジュモク”クンだよ!」
巨大デンジュモク「デンショック!!!」バチバチ
518.うるさらX - 25/11/29 15:21:04 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「縺薙s縺ー繧薙o」ウネウネ
チコリータ「な…なんチコあいつ…気味が悪い」
ムンナ「ぷらぐとかこーどみたいですね」
巨大デンジュモク「縺ソ縺ェ縺弱▲縺ヲ縺阪◆」バリバリバリ…
ラブカス「な…何をする気だ…!」
ニャオニクス「…! ナッツ、危ない!」
ナッツ「えっ」
バチバチバチバチィッ!!!
519.うるさらX - 25/11/29 15:26:31 - ID:yfwygMwpKQ
シュウウ…
ナッツ「あ…あぶねー…なんとか避けられた…」
ニャオニクス「ちっ…ボサっとしやがって」
シャイク「うふふ、今のはデンジュモククンの軽いご挨拶だよ」
巨大デンジュモク「縺斐a繧薙ロ繧ィ」ウネウネ
ラブカス「な…なんてヤローだ」
シャイク「でも…このコを一匹だけこの世界に連れてきちゃうのはかわいそーだなあ」
シャイク「仲間がいないと寂しいよねえ、そうだよねえ」
シャイク「……だから」
520.うるさらX - 25/11/29 15:29:49 - ID:yfwygMwpKQ
ブゥ…ン
ナッツ「…な、何の音だ?」
ラブカス「お…おい、街を見てみろ!」
ナッツ「へ?」
ブゥゥ…ン
チコリータ「な…なんチコ!あちこちで空が…」
ムンナ「さけています!」
521.うるさらX - 25/11/29 15:34:39 - ID:yfwygMwpKQ
-ビターシティ 橋前-
ビターモブA「おいゴラァ!いい加減5万返せやァ!」
ビターモブB「アァ?だから借りたのは3万じゃボケェ!」
ビターモブA「…ん?」
ビターモブA「お…おい」
ビターモブB「アァ?んだよ……って」
デンジュモクA「縺翫∪縺溘○縲√∪縺」繧ソ縺」ウネウネ
デンジュモクB「繧ヲ繧ヲ繝ウ縲√>縺セ縺阪◆縺ィ縺薙m」ウネウネ
デンジュモクC「繧ゅ≧窶ヲ縺翫○繝シ繧セ」ウネウネ
ビターモブAB「「う、うわぁぁぁぁぁ!?」」
522.うるさらX - 25/11/29 15:37:46 - ID:yfwygMwpKQ
『緊急事態!緊急事態!ただいま街中に謎のポケモン大量発生中!!』ファンファン
ナッツ「ま、街中にあの変なポケモンが…沢山」
ムンナ「たいへんなことになってきちゃいました」
シャイク「アハハハハ!みんな楽しそうだね!」
シャイク「ボクの思った通り!このおっきいデンジュモククンにつられて遊びに来たみたいだ」
シャイク「キミたちもデンジュモククンと戯れてみなよ」
シャイク「そーゆーことで…んじゃ、またね〜」
カラマネロ「ネロロ〜」
フッ
ラブカス「! アイツら…」
ナッツ「また消えやがった!」
チコリータ「引っ掻き回すだけ引っ掻き回しといて何がしたいチコ〜!!」
523.うるさらX - 25/11/29 15:41:27 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「繧ヲ繧ェ繧ェ繧ェ繧ェ」バリバリ
ラブカス「あぶねっ…!」サッ
チコリータ「どうするチコ〜!この状況」
ナッツ「と、とりあえず…こいつにつられて大量にやって来た…ってのが本当ならこいつをどうにかすればなんとかなる!…と思いてえ!」
ナッツ「あいつには悪いが…このまま野放しにしとくとヤバそうだしな」
ブゥ…ン……
ナッツ「とりあえず、ウルトラホール…とかいう穴は閉じちゃいねえ、あそこに押し込めば良さそうだ」
ナッツ「…よし、やるぞお前ら!」
ニャオニクス「ふん…言われなくても」
ラブカス「やるしかないみてーだな」
ムンナ「むんっ!がんばります」
524.うるさらX - 25/11/29 15:43:33 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「おい、チコリータもやるぞ」
チコリータ「え?えーっと…ウチはいいチコ」
チコリータ「邪魔になるかもしれないし…何かあった時のために後ろで待機してますチコ〜」
ニャオニクス「情けない…プライドとか無いの?」
チコリータ「おめーが言うなチコ!」
ナッツ「……まぁ無理にとは言わんけど」
ナッツ「じゃあいくぞ…一斉攻撃!」
ラブカス「オルルァ!!!」ドババババ
ムンナ「むんっ」ミワワワワ
ニャオニクス「はぁぁぁぁ…!」ググッ
525.うるさらX - 25/11/29 15:46:26 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「縺ッ繧、縺ー繝ェ繧「繝シ」バリバリバリ
ドォォォ…ン
巨大デンジュモク「〜♪」バリバリ
ナッツ「な…電気をまとって全部防ぎやがった!」
巨大デンジュモク「縺薙s縺ゥ縺ッ縺薙▲縺。縺九i」ググ…
ラブカス「こ…今度は何をする気だ?」
ムンナ「なんか…やばそうです」
526.うるさらX - 25/11/29 15:49:58 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「繧、繧ッ繝ィ繝シ」バッ
ナッツ「あっ…!逃げろお前ら!」
ムンナ「む!?」
ニャオニクス「えっ」
ガシッ ガシッ
ムンナ「あっ…!つかまっちゃいました」ジタバタ
ニャオニクス「こ…このっ…離せ!」ジタバタ
ナッツ「しまった…!ムンナとニャオニクスが!」
ラブカス「あのままじゃまずいぞ…!」
チコリータ「どうするチコ!」
ナッツ「そ、そうだ…早くボールに」ゴソゴソ
巨大デンジュモク「♪」バチ…
527.うるさらX - 25/11/29 15:52:53 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「繧ヲ繧ァ繧ァ繧ァ繧、」バチバチバチバチバチバチバチバチ
ムンナ「むびびびびびびびびびび」バリバリ
ニャオニクス「ギャーーーー!!!!!!」バリバリ
ナッツ「あっ…!?二人ともー!」
巨大デンジュモク「繧、繝ゥ縺ュ」ポイポイッ
ドサッ ドサッ
528.うるさらX - 25/11/29 15:56:13 - ID:yfwygMwpKQ
ムンナ「」プスプス
ニャオニクス「」プスプス
ラブカス「かなりのダメージだぞ…!」
ナッツ「お、おい二人ともしっかりしろ!」
ムンナ「ぅ…イキテマス」ピク…
ニャオニクス「し…死ぬかと思ったわ……」
ナッツ「よ、良かった…二人とも生きてる」
巨大デンジュモク「♪♪♪」ルンルン
ラブカス「あいつ…完全に遊んでやがる」
チコリータ「もう打つ手なしチコ!」
ナッツ「くそ…どうすれば」
ニャオニクス「あ…アンタ達……」
ニャオニクス「に…逃げなさい……アイツも…勝てる相手じゃないわ…!」
529.うるさらX - 25/11/29 15:59:27 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「そ…そんな…」
ラブカス「…ニャオニクスの言う通りだ」
ラブカス「ここでオレ達が全滅したらもうどうしようもねえ…ここは逃げるぞ」
チコリータ「う、うんチコ!そうした方がいいチコ!」
ナッツ「……そうだな、ムンナとニャオニクスはボールに戻ってくれ」シュルルルル…
ナッツ「よし…あの螺旋階段、駆け降りるぞ!」ダッ
ラブカス「ああ!」バッ
チコリータ「そうだ…これ降りなきゃダメだったチコ〜!」ダッ
巨大デンジュモク「!」
530.うるさらX - 25/11/29 16:09:32 - ID:yfwygMwpKQ
-ビターワー 螺旋階段-
ナッツ「はぁ…はぁ…!」ダダダ
チコリータ「登りほどじゃないけど、帰りもキツいチコ〜…」ドドド
タンッ タンッ
ラブカス「…!おい、後ろ!」
巨大デンジュモク「縺セ縺」縺ヲ繧医♀」タンッタンッ
チコリータ「ぎゃーなんかスキップしながら追いかけてきたチコ!」ドドド
巨大デンジュモク「繧、繧ッ繝ィ繝シ」バチ…
ナッツ「や…やべえ!」ダダダ
チコリータ「ヤケクソチコ!これでもくらえチコ〜!!!」ズババババ
巨大デンジュモク「…!」グラッ
ラブカス「よし、動きが止まった!」
ナッツ「でかした!一気に逃げるぞ!」ダダダ
チコリータ「うぉぉぉぉチコ〜!!!」ドドド
ドドドドド…
巨大デンジュモク「…」
531.うるさらX - 25/11/30 13:25:42 - ID:yfwygMwpKQ
-ビターシティ アルミ通り-
ワーワー ギャーギャー
デンジュモクD「縺ゅ◎繧薙〒縺ゅ◎繧薙〒」タンッタンッ
逃げるモブ「ヤダーッ!」ダッ
デンジュモクE「縺九∪縺」縺ヲ縺九∪縺」縺ヲ」バリバリ
助けを乞うモブ「お助けー!」ブルブル
ナッツ「や…やべえ」
ラブカス「ここは地獄か…?」
チコリータ「ど…どーするチコどーするチコ!もう終わりチコよ〜!」オロオロ
ラブカス「人助けしてやりたいけど…オレ達じゃどうする事もできねえな」
ナッツ「くそっ…見殺しにするしかできねえのか」
ナッツ「今やれる行動は…そうだ、まずムンナとニャオニクスを回復してやらないと」
ナッツ「あいにく回復する道具は切らしてる…ここの商店街を一気に駆け抜けてポケセンに向かうぞ!」
532.うるさらX - 25/11/30 13:28:54 - ID:yfwygMwpKQ
-アルミ通り 商店街-
ナッツ「はぁ…はぁ…!」ダダダ
「縺ェ縺ォ縺薙l繝シ」
「さ…触るなー!」
ラブカス「…」ビュンッ
「縺ソ縺溘%縺ィ繝翫う」
「誰かー!化け物ー!!」
チコリータ「ひ、ひぇぇ」ドドド
「繧、繝ュ繧、繝ュ縺、繧峨¥縺ヲ繧オ」
「そうか…おまえも大変なんだな」
ドドドドド…
533.うるさらX - 25/11/30 13:38:43 - ID:yfwygMwpKQ
-ビターシティ ポケモンセンター-
ナッツ「み…見えてきた!」ダッ
ラブカス「短い距離なのに…長く感じたぜ」バッ
チコリータ「は…早くヒナンするチコー!」ダッ
ウィーン(自動ドア音)
ラブカス「無事…到着したな」
チコリータ「ふう…屋内はアンシンチコ」
ナッツ「す、すみませーんポケモンの回復を」
「……」ゴソゴソ
ナッツ「…? あの、回復を…」
534.うるさらX - 25/11/30 13:42:23 - ID:yfwygMwpKQ
色デンジュモク「繧、繝ゥ縺」縺励Ε繧、繝槭そ」ヌッ
ナッツ「うわぁ!?!?」ビクッ
ラブカス「こ、ここにもいたのか…!」
チコリータ「ど…どうなってるチコー!?」
ポケセンお姉さん「ちょっと!?キミたち!」ダッ
ナッツ「あ、モノホンのお姉さん」
ポケセンお姉さん「この施設は奴に乗っ取られた…私以外は出て行ったわ!キミたちも早く逃げなさい!」
ナッツ「で、でも…」
色デンジュモク「縺ェ繧薙°縺ァ縺昴≧」バチ…
535.うるさらX - 25/11/30 13:51:11 - ID:yfwygMwpKQ
色デンジュモク「繧ヲ繧ェ繧ェ繧ェ繧ェ繧ェ」バリバリババリバリッシュ!!!
ドガッ バキッ バゴォォォン!!!
ナッツ「うわっ!?」
チコリータ「壁が穴だらけになっちまったチコ!」
ガラガラ…ガラガラガラガラ
ラブカス「く、崩れるぞ!」
ポケモンお姉さん「キャー!閉店、閉店ですぅ〜!!」ダッ
チコリータ「ウ、ウチらもはよ逃げるチコ〜!」ダッ
ラブカス「ああ…!」バッ
ナッツ「くっ…」ダッ
536.うるさらX - 25/11/30 13:55:05 - ID:yfwygMwpKQ
ガラガラ…ガラガラガラガラガシャン
ラブカス「あ…危なかったな」
チコリータ「潰されるところだったチコ…」
ナッツ「く…でもこいつらの回復が」
ガララッ
ナッツ「!」
色デンジュモク「繧ソ繝弱す繧、繧シ」ユラッ
チコリータ「ギャーあいつまだいる!」
ラブカス「ど…どうすんだナッツ!」
ナッツ「えええっと…この先の通りに路地裏が沢山ある!」
ナッツ「とにかく、そこへ逃げるぞ!」ダッ
ラブカス「わかった!」バッ
チコリータ「ちょっ、おいてくなチコ〜!!」ダッ
537.うるさらX - 25/11/30 14:01:07 - ID:yfwygMwpKQ
-路地裏-
「縺ャ繧九⊃」ウネウネ
「繧ャ縺」」キョロキョロ
ナッツ「とりあえず…ここなら見つかりにくそうだ」
ラブカス「おう、しかし…一時凌ぎにしかならなさそうだぞ」
ナッツ「ああ…外のアイツらがいなくなった頃を見計らって出ていこう」
チコリータ「こ…怖い怖い怖い…アタシもうダメかも…」ブルブル
ナッツ「お、落ち着け…!」
ラブカス「語尾も一人称も忘れてんじゃねーよ」
チコリータ「はっ…ウチ今一瞬自分を見失いかけてたチコ」
538.うるさらX - 25/11/30 14:12:26 - ID:yfwygMwpKQ
チコリータ「で…でも、ホントに恐怖でおかしくなりそうチコよ!どうするチコ〜!!」ガタガタ
ナッツ「ど…どうするって言われても」
ラブカス「…まぁ無理もない、こんな状況でパニックになるのは」
ラブカス「特に…お前みたいな骨無しチキン野郎じゃな」
ナッツ「お、おい…」
チコリータ「アァ!?んだとゴラー!」
ラブカス「ほら、元気出ただろ」
チコリータ「……」
539.うるさらX - 25/11/30 14:32:45 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「…」
ナッツ「…なぁ、チコリータ」
チコリータ「え…何チコ」
ナッツ「今日昼間、占い師の婆さんに殻を破れって言われてたじゃん」
ナッツ「お前の破りたい殻というか…悩みってなんだ?」
ラブカス「あ、それオレもずっと気になってた」
チコリータ「あ?なんで急に聞くチコ、しかもこんな時に…」
ナッツ「いや…別に嫌ならいいんだけどよ」
ナッツ「むしろこんな状況だからさ…こういう時は自分の悩みとか打ち明けたらちょっとは軽くなるんじゃないかな…って」
540.うるさらX - 25/12/05 15:32:48 - ID:yfwygMwpKQ
チコリータ「…」
チコリータ「……笑わんチコ?」
ナッツ「おう」
ラブカス「保証はできない」
チコリータ「おい」
ラブカス「ウソだよ」
チコリータ「……」
チコリータ「…ウチには…昔カゾクがいたチコ」
ナッツ「え?」
ラブカス「家族…?」
541.うるさらX - 25/12/05 15:36:10 - ID:yfwygMwpKQ
チコリータ「そこからの話になるけど…」
ナッツ「ちょ、ちょっと待てよお前って…」
ラブカス「前に川で話した時…生まれてからずっと一匹だったとか言ってたじゃねえか」
チコリータ「ん?あぁ」
チコリータ「あれ…ウソチコ」
チコリータ「そう、あれは…お前らと出会うより前の話になるチコ」
______________
542.うるさらX - 25/12/05 16:35:23 - ID:yfwygMwpKQ
-過去 とある草原-
サンサン…
過去チコリータ「zzz…」
過去チコリータ「ん…」
過去チコリータ「んん〜!お日様ぽかぽか、今日も天気チコ〜」ノビー
仲間チコリータ「おーい」トテトテ
過去チコリータ「んぁ?」
仲間チコリータ「もう…また寝てるの?ご飯の時間だよ」
過去チコリータ「あっ…すぐ行くチコ〜!」ダッ
543.うるさらX - 25/12/05 23:50:01 - ID:yfwygMwpKQ
母メガニウム「では…今日も母なる自然に感謝して」
「「「いただきます!!!」」」
ウチには…同じメガニウムサマから生まれた、ニクシン…と呼べる存在が沢山いたチコ。
ベイリーフA「うまー」モグモグ
ベイリーフB「うめー」モグモグ
過去チコリータ「ふー…美味しかったチコ」
仲間チコリータ「ちょっと…またいただきます言う前に食べ始めてたね?」
過去チコリータ「あれってニンゲンの真似事でしょ、アタシそんなん知らんチコ」
過去チコリータ「てか、なんか量減ったチコ?」
仲間チコリータ「もう…気のせいだよ、いつも食い意地だけは張ってんだから」
仲間チコリータ「…それより」
母メガニウム「……」
仲間チコリータ「メガニウム様、召し上がらないのですか?」
母メガニウム「…ええ、大いなる緑のお告げです」
母メガニウム「この豊かな資源は未来ある貴方たちが命を繋いでいく為の架け橋…」
母メガニウム「今日も…自然のカミサマは我々を見守ってくださっています」
仲間チコリータ「う、うん…?それならいいですけど」
過去チコリータ「んー?何の話してるチコ」
仲間チコリータ「…あんたには関係ないよ」パク
544.うるさらX - 25/12/05 23:57:58 - ID:yfwygMwpKQ
過去チコリータ「ふー…沢山食べたし寝るチコ」
仲間チコリータ「…まだ寝るの?」
過去チコリータ「だって…ウチのイチバンの楽しみチコ」
仲間チコリータ「もう…みんなは向こうで技の特訓してるってのに」
仲間チコリータ「…そんなんだから弱いままなんだよ?」
過去チコリータ「ぐぅ…」
仲間チコリータ「もう寝てるし…」
過去チコリータ「ぐーぐー…」
仲間チコリータ「…ワタシ知らないからね、弱いままでも」トテトテ…
過去チコリータ「ぐー…ぐ……」
過去チコリータ「……」
過去チコリータ「わかってるチコ…アタシが弱い事なんて」
ろくに働いてもいないのに、食っちゃ寝る……今思えば、ウチはとんでもないゴクツブシチコねえ。
545.うるさらX - 25/12/06 00:11:42 - ID:yfwygMwpKQ
……そして、時には
グラエナA「おうおう、美味そうなきのみの山じゃねえか」
グラエナB「リーダー、奪っちゃいますか!?」
グラエナC「奪っちゃいましょうよ!」
ベイリーフA「渡すか〜!」
ベイリーフB「やんのか〜!」
自然界の厳しさ…食料で争ってた事も多かったチコ。
食えば生きる、食わなきゃ死ぬ…みんなギリギリで生きてたチコ。
ベイリーフA「くらえーっ!」ズババ
グラエナA「当たるかよ!」ヒラリ
仲間チコリータ「ほら、お兄さんたち戦ってる!今日は一緒にいくよ!」
過去チコリータ「い…いや、アタシは…」ブルブル
仲間チコリータ「いつもこうなんだから…みんながどうなってもいいの!?」
過去チコリータ「そ…そういうわけじゃないけど」
仲間チコリータ「もう、ホントに知らない!ワタシは戦うからね!」ダッ
過去チコリータ「……」
546.うるさらX - 25/12/06 00:17:48 - ID:yfwygMwpKQ
過去チコリータ「んな事言われたって…アタシには……」
ガサッ
過去チコリータ「!」
グラエナC「おっ、弱そうなのがいるじゃねえか…」グルル…
過去チコリータ「え!?待って!や…やめ」
グラエナC「ぐあーっ!」バッ
過去チコリータ「ぎゃー!タベラレルー!!」
ガブッ
グラエナC「…!?」
過去チコリータ「あれ…?」
母メガニウム「……」ジッ…
過去チコリータ「メ、メガニウムサマ!」
グラエナC「ペッ…なんだお前!?」
グラエナB「どうした?」ガサッ
グラエナA「ほう…てめえがこやつらのボスですかい」ガサッ
547.うるさらX - 25/12/06 00:23:04 - ID:yfwygMwpKQ
母メガニウム「申し訳ありません、グラエナの皆様」
母メガニウム「私も、守るべきもののため…力を解放します」コォ…
グラエナB「あ…?」
グラエナC「何する気だ?」
グラエナA「! ま、まずい…!」
母メガニウム「ソーラービーム…発射!」
カ ッ
548.うるさらX - 25/12/06 00:33:19 - ID:yfwygMwpKQ
グラエナ達「「「ちくしょう、覚えてやがれ〜!」」」プスプス…
過去チコリータ「に、逃げてったチコ…」
母メガニウム「…また、力を使ってしまった」
母メガニウム「力に対抗するには力しかない…私も本来、これを良くは思わない」
母メガニウム「しかし…私は私の家族を守る、その為にも強くあらねばなりません」
母メガニウム「あのグラエナ達とて…例外ではないでしょう」
過去チコリータ「メ、メガニウムサマ…」
過去チコリータ「アタシ…もっと強くなるチコ!」
母メガニウム「…ええ」ニコッ
母メガニウム「私もカミサマも…その決断を止めはしませんよ」
母メガニウム「では…戦い、傷ついた我が同胞達の回復を……」グラッ
ズズーン…
過去チコリータ「!? メガニウムサマ!?」
過去チコリータ「メガニウムサマ、メガニウムサマ〜!」
過去チコリータ「早く…みんなを呼んでこないと…チコ!」ダッ
549.うるさらX - 25/12/06 00:45:51 - ID:yfwygMwpKQ
母メガニウム「…」
ベイリーフA「こ、これは…」
ベイリーフB「ど…どうだ?」
仲間チコリータ「メガニウム様…」
過去チコリータ「もしかして、アタシを庇ったせい……チコ?」
ベイリーフA「それもあるかもしれないが…」
ベイリーフA「…栄養失調だ」
ベイリーフA「メガニウム様は…いつも僕たち優先で、自分を大切になさらなかった」
ベイリーフA「ただでさえ減少している食料を…僕たちにばかり分け与えていた」
ベイリーフA「気づけば、こんなに痩せ細っている…」
ベイリーフB「クソっ…俺たちがもっと早く察してりゃあ…」
仲間チコリータ「ううっ…」
過去チコリータ「……」
この日…食うのは控え、食料争いに勝つ為にもサボらず特訓する……そう強くケッシンしたチコ。
でも、そのケッシンが意味を成すことはなく…次の日……あの日がやってきてしまったチコ。
550.うるさらX - 25/12/06 01:04:33 - ID:yfwygMwpKQ
過去チコリータ「えっ…」
過去チコリータ「群れから…アタシを……追放?」
ベイリーフA「…ごめん、これしかないんだ」
ベイリーフB「メガニウム様を元気にする為だ、悪く思うな」
ベイリーフB「十分な食料の確保は最優先だが…足りねえんだよ、このままじゃな」
過去チコリータ「こ、このままじゃ…?」
ベイリーフB「…そうだ」
ベイリーフB「一匹いなくなれば何とかなりそうだからな」
過去チコリータ「ま…待ってチコ!」
過去チコリータ「これからは食べるのも控えるし…これからは戦闘にも参加するチコ!あと、これからは…」
ベイリーフB「これからは、これからは…って」
ベイリーフB「今までがしっかりしてなかった奴の言葉を信用すると思うか?」
過去チコリータ「そ、それは…」
ベイリーフB「…優しく言ってもダメか」
ズバッ!
過去チコリータ「痛っ!?」
ベイリーフB「とっとと出てけって言ってんだよ!」
551.うるさらX - 25/12/06 01:15:08 - ID:yfwygMwpKQ
過去チコリータ「で…でも……」
ズバッ!
過去チコリータ「あいたっ!」
ベイリーフA「ご…ごめん!」
過去チコリータ「み、みんな…」
仲間チコリータ「…」トテトテ
過去チコリータ「あっ…!?助けてほしいチコ!」
仲間チコリータ「…」ブンッ!
ズバッ!
過去チコリータ「…!?」
仲間チコリータ「ワタシ、散々忠告したよね」
仲間チコリータ「ちゃんと聞いておけば…こんな事にはならなかったのにね」
元仲間チコリータ「あんたなんか…もう、仲間じゃないから」
ズバババババッ!!!
過去チコリータ「いたたっ!わ…わかったチコ」
過去チコリータ「で、出ていくチコ〜!」ダッ
552.うるさらX - 25/12/06 01:21:55 - ID:yfwygMwpKQ
…その日の夜は、鮮明に覚えてるチコねえ。
仲間から見捨てられたショック、自分への怒り、やるせなさ……そして何より
過去チコリータ「うぅ……」グスッ
過去チコリータ「寂しいチコ……ひとりぼっちの夜なんて初めてチコ」
過去チコリータ「…」グゥゥゥゥ
過去チコリータ「は…腹減ったチコ、ひもじいチコ〜…」
「これを食うがいい」スッ
過去チコリータ「わあ!?辛いきのみチコ!」
過去チコリータ「食っていいのかチコ、あ〜」
過去チコリータ「…ん?」ピタッ
「……」ジッ
そんな時……ウチを助けてくれたのは、ぶっとい柱?を持った…おじいさんみたいなポケモンチコ。
553.うるさらX - 25/12/06 01:31:44 - ID:yfwygMwpKQ
過去チコリータ「じーさん…誰チコ」モグモグ
「…名乗る程の者ではない」
「小さきポケモンよ…お主は一匹なのか?」
過去チコリータ「それは…その……」
過去チコリータ「今日から…イッピキチコ」
過去チコリータ「カゾク……“ウチ”と呼べるものは、もうないチコ」
「……なるほど」
「それは…辛かろう」
過去チコリータ「…わかってくれるチコ?」
その日は一晩中、自分の境遇について話したチコねえ。
どこのウマのホネだかわかんねーポケモンだけど…ただただ黙って話を聞いてくれたチコ。
……今思えば、まったく知らないポケモンにあれだけベラベラ喋ってる事に疑問を抱かないのはおかしいけど…それだけ追い詰められてたってことチコね。
554.うるさらX - 25/12/06 01:45:20 - ID:yfwygMwpKQ
過去チコリータ「……という事で自分への戒めとして、アタシ…ウチはこれから強くならなきゃいけないチコ」
「……ほう」
「しかし…あまり過去に囚われるでないぞ」
「適度に頑張って…気づいた頃にはなりたい自分になっている、その程度でいいのだ」
「トラウマを乗り越えるべく…背負い込みすぎて、悪い結果になれば…元も子もない」
過去チコリータ「…わかってるチコ」
過去チコリータ「でも…過去を忘れるなんてムリチコ」
過去チコリータ「生きる上での目標ができた、と捉えて…ウチは一匹でもやっていくチコ」
555.うるさらX - 25/12/06 02:00:29 - ID:yfwygMwpKQ
「…そうか」
「小さきポケモンよ…決意を見せてもらった」スック…
ズシン…ズシン…
過去チコリータ「…もう行くチコ?」
「一匹でも…生きていくのだろう?」
過去チコリータ「そうじゃなくて、きのみのお礼とか…」
「ただの気まぐれだ…そんなものは要らぬ」
「まぁどうせいずれは出すものだ、その時ついでに忘れてくれ」
過去チコリータ(嫌な言い方チコ…)
「おっと…もう一つ」
「さっき、お主は“一匹でもやっていく”…そう言ったな?」
「予め決意を固めるのはいいが…群れるのは決して悪い事ではない」
「仲間というものは、お互いを高め合い、カバーしてくれる存在…とはよくいったものだ」
「もしもの話にはなるが、お主が新たな仲間との邂逅…それを果たした際にも、しっかりとやっていけ」
「“郷に入っては郷に従え”…だ」
「…では、達者でな」
ズシン…ズシン……
過去チコリータ「……」
過去チコリータ「…ありがとチコ、どこの誰かも知らないじーさん」
556.うるさらX - 25/12/06 02:18:59 - ID:yfwygMwpKQ
そしてウチは、故郷を離れ…一匹で旅に出たチコ。
森を越え山を越え…海まで越えたチコ。
一匹で自由きままに旅するのも悪いもんじゃなかったチコね……勿論自分にこう言い聞かせてた面はあるけど。
…で、肝心の強くなる目標はというと……
オニドリル「調子乗ってんじゃねー!」バサッ
過去チコリータ「ひぃぃ!すみません…」
アゲハント「うまいうまい」ズゾゾゾゾ
過去チコリータ「あ゛〜なんか吸われてるチコ〜」
ガマゲロゲ「お前もコブだらけにしてやるよオラァン!」ブンッ
過去チコリータ「うわーん草四倍相手でもダメチコ〜!」
特に、何も進展がないまま…時間だけが過ぎてったチコ。
______________
557.うるさらX - 25/12/06 02:31:55 - ID:yfwygMwpKQ
チコリータ「…その後ぶらうにーたうん?とかいう町近くで休憩してて…」
チコリータ「で、そしたら誰かさんにどつかれて…」
チコリータ「後はもう…お前らの知ってる通りチコ」
ナッツ「お、お前そんな過去があったのかよ…」
ラブカス「…」
チコリータ「ま、長々とジブン語りしちゃったけど要するに」
チコリータ「強くなりたい…そう思っているチコ」
ラブカス「…でもよォ、お前って」
チコリータ「うっせえチコ!言わんとしてる事はわかるチコ!」
チコリータ「どうせ『強敵相手だといつもビビりまくってる臆病者じゃん』とでも言いてえんだろチコ!」
ラブカス「おお 大体合ってる」
558.うるさらX - 25/12/06 11:57:27 - ID:ylbKGP3DXA
チコリータ「…わかってるチコ」
チコリータ「ウチはいつも怖い目に遭うのが嫌で逃げてきた卑怯なヤツチコ」
チコリータ「変なサイホーンの時には思い切って戦ってみたけど…やっぱりダメ」
チコリータ「イワークの時も、ニャオニクスの時も、さっきの変なウネウネした奴の時もそうだったけど…どうしても身がすくんじまってたチコ」
ナッツ「う〜ん、性根は中々変えられるものじゃないし…難儀な」
ラブカス「…ふっ」
チコリータ「あー!今鼻で笑いやがったチコ!」
ナッツ(鼻どこ?)
ラブカス「わりぃわりぃ、こいつ人生楽しそうだな〜ってヤツにも意外と悩みはあるもんなんだなって」
ラブカス「…でもよォ」
ラブカス「お前の悩みは…やってみれば変えられるんじゃねえのか?」
チコリータ「あ…?」
559.うるさらX - 25/12/06 12:11:07 - ID:w8GBIlErSw
チコリータ「さっき言ったはずチコ、変なサイホーンの時には戦ってみたけど_」
ラブカス「それはその時ダメだっただけだろ?」
ラブカス「…何百回でも、何千回でも」
ラブカス「何万回でも…望む結果になるまでやってみりゃあいいじゃあねえか、当たって砕けろってやつだ」
チコリータ「そ…そんなん身体がもたんチコ〜…」
ラブカス「ま、それくらいの気概でやれってこった」
ラブカス「恐怖心から実戦経験をろくに積まず実力がつかない…実力がつかないから負ける…負けるから恐怖心が強くなっていく」
ラブカス「この悪循環を食い止めたいなら何かしら変えなきゃいけねーだろ、お前の場合」
チコリータ「それはそうだがチコ…それで負けまくったら……」
560.うるさらX - 25/12/06 12:16:50 - ID:lP5MiqX6EA
ナッツ「まぁまぁ…急に変われって言われても難しいだろうし」
ナッツ「なんか…チコリータの会ったポケモン?も言ってたらしいじゃねえか、適度に頑張れって」
ラブカス「…ま、それもそうか」ス…
チコリータ「……」
チコリータ「まぁ、打ち明けたら…なんか気持ちもスッキリしたし」
チコリータ「ウチはこれから…ちょっとずつ変えていくとするチコ」
ナッツ「おう、何はともあれ…頑張れよ」
561.うるさらX - 25/12/06 12:48:24 - ID:jYEvK+Va/A
ナッツ「で、そろそろデンジュモク…とやらはこの辺からいなくなってるんじゃねえか?」
チコリータ「あ、そうだった…今そういう状況だったチコ」
シーン…
ナッツ「さっきと比べて静かになったな…」
チコリータ「ウネウネ集団はどっか行ったかチコ」
ラブカス「…」
ナッツ「今がチャンスか…?」キョロキョロ
チコリータ「よ、よし…!ウチに恐れをなしたかチコ〜!」シュッシュッ
ナッツ(さっきまであんな事話してたのにすーぐこれだよ…)
ナッツ「見た感じ…いなさそうだな、出ていくぞ」コソコソ
ラブカス「…」
ナッツ「おうい、ラブカスも行くぞ」
ラブカス「…」グラッ
ドサッ…
562.うるさらX - 25/12/06 12:54:02 - ID:WMkUxtgYhA
ナッツ「!? ラブカス…?」
チコリータ「お…おい、どうしたチコ」
色デンジュモク「縺セ縺滉シ壹▲縺溘ロ」ヌッ
ナッツ「うわぁ!?!?」
チコリータ「で、出たチコー!!!」
ナッツ「しかもこいつはさっきの……」
ラブカス「」プスプス…
ナッツ(ラブカスは電撃でやられてたのか…!?いつの間に…)
色デンジュモク「繧「繧ス繝懊え繝ィ」ウネウネ
ナッツ(くそっ…ラブカスをボールに戻したいのに、あいつが邪魔で回収できない…!)
ナッツ(ど、どうすれば…)
チコリータ「……」トテトテ
ナッツ「! お、おいチコリータ…」
563.うるさらX - 25/12/06 13:00:21 - ID:WMkUxtgYhA
ザッ…
チコリータ「や、やろうってのかチコ」
チコリータ「ウ…ウチを甘く見んじゃねーぞチコ…」
ナッツ「ちょっ…待て!ああ言われたからっていくらなんでも…」
チコリータ「うおお当たって砕けろチコ〜!」バッ
色デンジュモク「!」
チコリータ「くらえチコ、ウチの新ヒッサツ技!のしかか…」
色デンジュモク「縺医>」ブンッ
ベシィ!
チコリータ「ぎゃー!」
ドサッ
ナッツ「ま…まずい!」ダッ
564.うるさらX - 25/12/06 13:54:03 - ID:yfwygMwpKQ
チコリータ「うぅ…流石にムチャだったかチコ」
ナッツ「おい…大丈夫かよ」
チコリータ「おうチコ、このくらいどうってこと………」
チコリータ「ナッツ、前」
ナッツ「へ?」クルッ
色デンジュモク「縺ァ繧薙″縺溘a縺ヲ繧九h」ジジジ…バチバチバチバチ
ナッツ「あっ おわったみたいね。」
チコリータ「あの…これって」
ナッツ「…うん」
ナッツ「今までお前らと一緒に冒険できて…楽しかったぜ」ニカッ
チコリータ「ちょっ…そんな爽やかな笑顔されたら死にきれないチコ〜!!!」
565.うるさらX - 25/12/07 17:30:40 - ID:yfwygMwpKQ
色デンジュモク「縺溘a縺九s繧翫g繧ヲ」バチバチバチ
ナッツ「すまん…!」
チコリータ「いやー!チコー!!」
色デンジュモク「縺ッ縺」縺励c…」バチバチバチバチッ…
「アイススピナー!」
ギュイイイイイン…ガガガガガッ!!!
色デンジュモク「…!?」グラッ
チコリータ「え!?な、なんチコ!」
モスノウ「…すぅ」パタパタ
ナッツ「モスノウ…?も、もしかして…!」
566.うるさらX - 25/12/07 17:39:39 - ID:yfwygMwpKQ
スサノー「君達! 無事か?」
チコリータ「あ?あれって昨日の…」
ナッツ「やっぱしスサノーさん!なんでここに…」
スサノー「説明は後だ…来い、ウルトラビースト!」ダッ
モスノウ「す〜」パタパタ…
色デンジュモク「縺ェ繧薙ム縺ェ繧薙ム」バッ
チコリータ「え?え??どーゆーことチコ」
ナッツ「よし、ラブカスを戻して…」シュルルルル…
ナッツ「俺たちも行ってみるぞ!」ダッ
チコリータ「ちょっ…なんでウチらも一緒に行く必要があるチコ〜!」ダッ
567.うるさらX - 25/12/07 17:45:33 - ID:yfwygMwpKQ
ブゥゥ……ン
スサノー「よし…ウルトラホールが開いている」
スサノー「ここならいいだろう…!」ザッ
色デンジュモク「!」バチ…
色デンジュモク「縺上i縺医∴ー!!」バリバリバリッ!
スサノー「モスノウ!」
モスノウ「す!」バッ
バリッッッ
モスノウ「…」パタパタ…
スサノー「ミラーコート!」
モスノウ「すっ」バシュッ!
色デンジュモク「!」
568.うるさらX - 25/12/07 17:50:49 - ID:yfwygMwpKQ
シュウウ…
色デンジュモク「…?」フラッ
スサノー(決定打にはなってないが…想定内)
スサノー(ここまでは位置を調整する為の段取り…本命は次の技にある!)
色デンジュモク「蛟崎ソ斐@縺ォ縺ッ蛟崎ソ斐@」バチバチ…
スサノー「今だ…ふぶき!」
モスノウ「すぅー!!!」ビュオオオオオ
色デンジュモク「…!?」バチ…
569.うるさらX - 25/12/07 17:55:33 - ID:yfwygMwpKQ
ビュオオオオオオ
色デンジュモク「繧オ繝ィ繧ヲ繝翫Λ〜〜〜」ヒュルルルルル…
バ…シュッ
スサノー「よし…無事ウルトラホールに押し込めた」
モスノウ「すー」
スサノー「手荒だがすまない…街の為だ」
ナッツ「ぉーぃ、スサノーさん」
チコリータ「はぁ…はぁ…」
スサノー「おや…君達」
570.うるさらX - 25/12/07 18:01:19 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「あの…助かりました、マジ命の恩人っす」
チコリータ「で…でも、ちゃんぴおん…とやらがなんでこんなとこにいるチコ」ゼェゼェ
スサノー「…つい先程までサイオクシティにいたんだ」
スサノー「街の一大事と聞いて…文字通り飛んで来たよ」
モスノウ「すぅ」
ナッツ「さ、流石チャンピオン…」
スサノー「ウルトラホールにウルトラビースト…想像以上に大変な事になっていたようだ」
ナッツ「え…あいつらを知ってるんですか?」
571.うるさらX - 25/12/07 18:12:24 - ID:yfwygMwpKQ
スサノー「…ああ、奴らの名はデンジュモク」
スサノー「この世界とは別の世界に住んでいる…ウルトラビーストと呼ばれる生物の一匹」
スサノー「本来僕たちが出会うはずのない…いや、出会ってはいけないはずの生物」
スサノー「しかし…何かの拍子に次元に穴が開き、こっちに迷い込んでしまう事もあるんだ」
ナッツ「やっぱり、別の世界から来た…」
チコリータ「そういやあのカガクシャも似たような事言ってたチコね」
スサノー「…科学者?」
ナッツ「はい、実は俺たち、ビータワーの屋上でアーマー団のシャイクという科学者に会って…そいつが街の電気を使い、デンジュモクを呼び寄せて…」
チコリータ「長い、かくかくしきじかでええチコ」
スサノー「……なるほど、やはりか」
572.うるさらX - 25/12/07 18:31:54 - ID:yfwygMwpKQ
スサノー「…おかしいと思ったんだ」
スサノー「時空の歪みによって生じるウルトラホール…それがここまで一斉に開くなんて自然現象とは考え難い」
スサノー「ウルトラホール関連で…以前タイル地方で混乱があった際にも同様に首謀者がいたらしいからね」
スサノー「そして僕も先程ビターワーの屋上にて…不審な装置を確認した」
ナッツ「え?あれ見つけてたんすか」
チコリータ「で、装置はぶっ壊しちゃったチコ?」
スサノー「ああ…でも、完全には停止させていない」
スサノー「どうやら、電力を何十倍にも増幅させ、デンジュモクを呼び寄せていたシステム…その部分だけは無力化させてもらった」
スサノー「ホールが閉じ、デンジュモク達を帰す手段を失う可能性を考慮してね…現時点、ホール発生装置は弱める形で残してもらっているよ」
573.うるさらX - 25/12/07 19:26:59 - ID:yfwygMwpKQ
スサノー「しかし…釈然としないんだ」
スサノー「どうしてここまでのデンジュモクがやって来たのか」
スサノー「あの装置だけ…とすると明らかに出力不足だと考えられるが…」
ナッツ「あっ…それについては、シャイクが多分それっぽいこと言ってました」
スサノー「…うん?」
ナッツ「あの“巨大なデンジュモク”につられてやって来た…とかなんとか」
チコリータ「まあ普通のも4mくらいあるような気がするからみんな巨大チコ」
スサノー「巨大なデンジュモク…?」
ナッツ「はい…タワーにいませんでした? 更に一回り大きい…」
スサノー「いや…ビターワーには装置以外何も残されていなかった」
スサノー「それに何度かデンジュモクはホールに押し込んだが…いずれも同程度のサイズだったな」
ナッツ「…それって」
チコリータ「どっか行っちゃったチコね…あいつ」
ナッツ「そういや、螺旋階段の途中まで俺たちを追ってたな…」
574.うるさらX - 25/12/07 19:49:46 - ID:yfwygMwpKQ
スサノー「ううむ、巨大なデンジュモクか」
スサノー「科学者…とやらの仮説が正しければ、そのデンジュモクが鍵を握っている可能性は0ではないな」
ナッツ「はい…俺もその僅かな可能性に賭け、戦ってみましたけど…」
ナッツ「ムンナも、ニャオニクスも、そしてさっきラブカスも……みんなやられちゃって」スッ
チコリータ「生き残りはウチだけチコ…」
スサノー「そうか…すまない、慌てて来たもので回復道具は持ち合わせていないんだ」
スサノー「街のポケモンセンターが破壊されたとの通報もあり…出張ポケモンセンターは向かっているらしいが」
ナッツ「そ、そうですか…3匹とも、もう少しの辛抱だ」
スサノー「…何かわかるかもしれない、僕はその巨大なデンジュモクを捜索する」
スサノー「街の人々は“ビターホール”という建物に避難している…君もそこに」
ナッツ「いや…待ってください」
ナッツ「俺たちも…スサノーさんについてっていいですか?」
575.うるさらX - 25/12/07 20:05:45 - ID:yfwygMwpKQ
チコリータ「お…お前何言い出すチコ!」
ナッツ「いや…俺たちは一度あのデンジュモクと会ったわけだろ」
ナッツ「解決に向けて…何かの役に立てるかもしれねえ」
チコリータ「何かって何チコ!ふわふわした言葉で行動を決めてんじゃねーぞチコ〜」
ナッツ「いいじゃんいいじゃん…言葉より気持ちだよ」
スサノー「……ああ、わかった」
スサノー「実際にそのデンジュモクと接触した君たちもいれば…より早く問題解決に繋がるかもしれない」
スサノー「だが…僕のムクホークも控えている、危険を感じたらこいつに乗ってすぐに離脱…いいね?」
ナッツ「…了解です」
チコリータ「しゃーねえ…ウチもついてってやるチコ」
〜
576.うるさらX - 25/12/07 23:14:06 - ID:yfwygMwpKQ
スサノー「よし…そこでふぶき!」
モスノウ「すー!!!」ビュオオオオオ
デンジュモク達「「「縺セ縺溘ロ〜」」」ブゥ…ン
ナッツ「スサノーさんすっげー!」
チコリータ「やかましーチコ」
チコリータ「……」
チコリータ(でも実際、ウチもあれくらい強かったら…)
スサノー「ふう…この辺はもう大丈夫そうだな」
ナッツ「でも…肝心の巨大デンジュモクは見当たらないっすね」
スサノー「…ああ、それにまだこの街にはかなりのデンジュモクがいそうだ」
チコリータ「キリがないチコねー…」
577.うるさらX - 25/12/07 23:28:40 - ID:yfwygMwpKQ
スサノー「次は…向こうのエリアを」
バチュル「バチュ!バチュ!」ピョンピョン
ナッツ「…ん?バチュル」
チコリータ「何チコ、こいつ」
スサノー「バチュル、どうかしたか?」
バチュル「バチュチュー!」ピョンッッ
ナッツ「あれ、スサノーさんのポケモン?」
スサノー「ああ、試合に出すメンバーではないけど…小さい身体を活かして色々と解決してきたんだ」
スサノー「もっとも今回は…電気ポケモンに反応を示す習性を利用させてもらっているけどね」
バチュル「バチュー!」ピョンピョンッ
スサノー「…どうやら向こうでより一層強い電気エネルギーを感知したみたいだ、行ってみよう」ダッ
モスノウ「すー」パタパタ…
ナッツ「もしかして…」ダッ
チコリータ「はぁ〜今日走ってばっかチコ」ダッ
578.うるさらX - 25/12/07 23:47:59 - ID:yfwygMwpKQ
ザッ…
ナッツ「! あれは…」
巨大デンジュモク「デンショック!!」バチィ
チコリータ「出たー!アイツチコー!!」
スサノー「…バチュル、ご苦労様」シュルルルル…
スサノー「なるほど、あれが巨大なデンジュモク…」
スサノー「確かに…ただでさえ巨体なデンジュモクより、更に大きい」
スサノー「あいつがデンジュモク達のボス、と仮定すれば…他のデンジュモクがつられてやって来たのも辻褄が合う」
ブゥゥ…ン
スサノー「丁度ウルトラホールも開いている、一か八か…あいつをホールに押し込めば、他のデンジュモク達も…」
スサノー「試してみる価値はありそうだ…今度も頼むよ、モスノウ!」
モスノウ「っす!」パタタッ
巨大デンジュモク「…」
579.うるさらX - 25/12/07 23:58:04 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「…」ジー
スサノー(…なんだ?)
ナッツ「?」
チコリータ「なんか…こっち見てるチコ?」(目どこかわからんけど)
巨大デンジュモク「驕翫⊂驕翫⊂」チョイチョイ
ナッツ「よくわからんが…話しかけてきてる?」
チコリータ「……」
580.うるさらX - 25/12/08 00:02:17 - ID:yfwygMwpKQ
チコリータ「もしかしてお前…」
チコリータ「ウチとやりてえのか…チコ?」
巨大デンジュモク「♪♪♪」スキップ
スサノー「…うーん、どうやら正解みたいだね」
ナッツ「あら〜…別世界の生き物と意思疎通してら」
ナッツ「でも…どうすんだ?あまりに無謀じゃ」
チコリータ「……」
チコリータ「…いや、ここで逃げてたら成長できねーチコ」
チコリータ「この勝負…受けて立つチコ」
581.うるさらX - 25/12/08 00:08:29 - ID:yfwygMwpKQ
ザッ
チコリータ「どうやら…あの時ウチが咄嗟に放ったくさのちかいに、惚れちまったようチコね」
巨大デンジュモク「♪」バチッ…
チコリータ「…これは今までの自分を変えるため、己との戦いでもある」
チコリータ「チャンピオンとやら、手出しはするなチコ!」
スサノー「…言われなくとも、君の意思を尊重するつもりだ」
モスノウ「すっ」コクリ
ナッツ「よし…覚悟はできたようだな」
ナッツ「いくぞ、チコリータ!」
チコリータ「おうよチコ!」バッ
巨大デンジュモク「縺九°縺」縺ヲ縺薙>」バチバチ…
582.うるさらX - 25/12/08 00:17:14 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「繧、繧ッ繧セ」バリバリバリ!
ナッツ「走れ、電気よりも速く!」
チコリータ「ムチャな指示…チコねえ!」ダッ
巨大デンジュモク「!」
ナッツ「ある程度接近したら…つるのムチ!」
チコリータ「うおおチコ〜!!」ニュルッ
巨大デンジュモク「縺医>縺」」ブンッ!
ベシィ!
チコリータ「ぐぁぁチコ〜!」ドシャッ
ナッツ「あっ…しまった!」
スサノー「今の技は…ぶんまわすだ!」
583.うるさらX - 25/12/08 00:25:15 - ID:yfwygMwpKQ
チコリータ「だ…ダメチコ、リーチが違いすぎチコ」ヨロッ
ナッツ「く…どうすれば」
チコリータ「…待つチコ」
チコリータ「ウチにはとっておきの新技がある…さっきは失敗したけど、なんとか隙を作ればいけそうチコ」
ナッツ「…なるほど、じゃあ賭けてみるかその新技に」
ナッツ「まずは…くさのちかいだ!」
チコリータ「おらぁ!」ズババババ
巨大デンジュモク「♪」ヒラリ
チコリータ「ぐ…避けられたチコ!」
ナッツ「まだまだ…一か八か、どくのこな!」
チコリータ「おら〜!!」サッー!
巨大デンジュモク「!」
584.うるさらX - 25/12/08 00:32:59 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「…!…!!」ブンブンッ
ナッツ「必死に振り払ってる…今だ!」
チコリータ「今度こそ…決めるチコ、のしかかり!」バッ
ボスッ!
巨大デンジュモク「!」グラッ…
ナッツ「いいぞ…決まった!」
巨大デンジュモク「〜!」グ…
ガシッ
チコリータ「あ」ブラーン…
ナッツ「しまった…頭の葉っぱを!」
チコリータ「こ、こら〜!そこ持つなチコ〜!!」ジタバタ
巨大デンジュモク「♪」ブンッッ
チコリータ「わっ」
ビタァン!!!
585.うるさらX - 25/12/08 00:42:40 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「やべっ…チコリータ!」
チコリータ「ぅ…ま、まだ……」フラフラ
ナッツ「も、もう無理だろ…よく頑張ったと褒めてやるから」
ナッツ「スサノーさん、すみませんけど…」
スサノー「いや、ナッツ君」
スサノー「チコリータをよく見るんだ」
ナッツ「へ?」
チコリータ「………ぅ」プルプル
チコリータ「うおおおおおチコーーー!!!」ゴオッ
カ ッ
ナッツ「こ、これってもしかして…!!」
スサノー「……そう、進化だ!」
586.うるさらX - 25/12/08 00:56:14 - ID:yfwygMwpKQ
シュウウ…
「…待たせたチコね」
ベイリーフ「さあ、第2ラウンドの開始…チコ!」
ナッツ「おおっ、ベイリーフ!」
巨大デンジュモク「!!!」
ナッツ「おっと、感動してる暇はないな」
ナッツ「いくぞ…くさのちかい!」
ベイリーフ「うおおチコーーー!!!」ズバババババッ
巨大デンジュモク「…!」グラッ
スサノー「流石だ…!技の威力も発射速度もアップしている」
587.うるさらX - 25/12/08 01:01:41 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「今度こそ…あれをかましたれ!」
ベイリーフ「やったるチコ〜!」ダッ
巨大デンジュモク「!」ジジジ…
バリバリバリッ!!!
ベイリーフ「へっ、効かねえッ…チコ!」バッ
巨大デンジュモク「縺セ縺倥°繝ィ」タジ…
ベイリーフ「三度目の正直…パワーアップしたのしかかりチコ〜!」ゴオッ
ドゴォ!
巨大デンジュモク「…!」グ…
ベイリーフ「まだまだ〜!!」バッ
ドゴッ!!
ベイリーフ「もういっちょチコ〜!!!」バッ
ドゴォッ!!!
588.うるさらX - 25/12/08 01:06:54 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ(あの動き…今日トレーニングジムで…!)
巨大デンジュモク「縺翫i縺」」ブンッ!
ベイリーフ「よっと…」スタッ
ナッツ「…決めるぞ」
ナッツ「くさのちかい!」
ベイリーフ「これが…ウチの…パワーチコ……!!」ググッ
巨大デンジュモク「…!!」
ズバババババババッ!!!!
589.うるさらX - 25/12/15 22:23:30 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「繝、繝ォ繝、繝ウ繧ア」フラフラ
巨大デンジュモク「繧ー繝上ャ」グラッ…
ズズーン…
ナッツ「や…やった!」
ベイリーフ「はぁ…はぁ…」
スサノー「ああ…君たちの勝ちだ!」
ベイリーフ「は…ははは!強くなったウチに敵なしチコ〜!」
ナッツ「…」ジー
ベイリーフ「ん? な、何チコ」
ナッツ「お前…語尾そのまんまでいいの?」
ベイリーフ「あっ……ベイ〜!」
ナッツ「いや、無理に合わせなくていいけど」
590.うるさらX - 25/12/28 22:00:52 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「……」
巨大デンジュモク「繧ェ繝上Κ繧ヲ」ムクッ
ナッツ「あれ…アイツ、起き上がった!」
ベイリーフ「な…何チコ、割とピンピンしてるし」
巨大デンジュモク「縺輔※縺ィ」バチ…
巨大デンジュモク「蜈ィ蜩。繧キ繝・繧ヲ繧エ繧ヲ繝シ」バチバチバチバチ
バリバリバリバリバリィ!!!
ナッツ「うわっ!? 空に向かって電撃を…」
ベイリーフ「ま、まだやる気かチコ〜!?」
スサノー「いや…違うみたいだ」
591.うるさらX - 25/12/28 22:10:22 - ID:yfwygMwpKQ
「蟶ー繝ォ」ガサッ
ナッツ「…ん?」
デンジュモクA「蟶ー繧九ヮ」ウネウネ
デンジュモクB「蟶ー繧翫∪繧ケ」ウネウネ
デンジュモク達「「「縺セ縺溘ロ」」」ゾロゾロゾロ
ナッツ「うわ、すごい数のデンジュモクが集まってきている」
ベイリーフ「お?お? や…やんのかチコ」
デンジュモク達「「「繝舌う繝舌う」」」バイバイ
ブゥゥゥ…ン バシュッ…バシュッ…
ナッツ「あれ…みんなウルトラホールに帰っていく」
スサノー「…やはり、巨大なデンジュモクが先程放った電撃」
スサノー「あれはデンジュモク達にとって…帰りの合図だったようだ」
592.うるさらX - 25/12/28 22:19:01 - ID:yfwygMwpKQ
巨大デンジュモク「♪」ユラユラ
ナッツ「お、お前…」
巨大デンジュモク「讌ス縺励°縺」縺溘h」バイバイ
ベイリーフ「あっ…またな〜!チコ」
巨大デンジュモク「…」コクリ
ブゥゥゥ……ン バシュッ…
ナッツ「あいつも…帰ってったな」
ベイリーフ「あ゙〜疲れたチコ」
ベイリーフ「でも…アイツとはまたいつかやりてえチコ」
593.うるさらX - 25/12/28 22:34:27 - ID:yfwygMwpKQ
スサノー「ナッツ君もベイリーフも…よく立派に戦った」
モスノウ「すすぅ」
スサノー「さてと…」ザッ
ナッツ「…? スサノーさん、どっか行くんすか」
スサノー「ああ…ボール内のバチュルも反応していない、どうやら街のデンジュモクはみんないなくなったようだからね」
スサノー「僕はこれからビターワーのホール発生源を止めて…街の皆に安泰を伝えに行く」
スサノー「もうすぐ出張ポケモンセンターが到着するはずだ…仲間を回復させた後、ゆっくり休んでくれ」
ナッツ「あっ…はい!」
スサノー「よし…ムクホーク!」ボムッ
ムクホーク「話は把握済み…飛ばしますぜご主人!」バサッ
バサッ…バサッ……
ナッツ「…行っちゃった」
ベイリーフ「ちゃんぴおん…だけあって大変そうチコねえ」
ナッツ「ってああ…またサイン貰ってねえや」
ベイリーフ「…それどころじゃなかったろチコ、諦めろ」
594.うるさらX - 25/12/29 10:22:58 - ID:yfwygMwpKQ
-ビターワー 最上部-
スサノー「モスノウ、アイススピナー!」
モスノウ「すっ!」ギャルギャル
バゴォォォン!!!
装置「」ビ…ガガガ
スサノー「よし…これでホールは閉じるはずだ」
モスノウ「すぅすぅ」
スサノー「それにしても装置一つで街中にウルトラホールを発生させるなんて…」
スサノー「目的はわからないが、アーマー団…科学力は想像以上か」
モスノウ「す…」
595.うるさらX - 25/12/29 11:26:21 - ID:yfwygMwpKQ
スサノー「さてと、次は街の皆に……と言いたいところだけど」
スサノー「さっきからそこにいる…キミは誰だ?」
「……」
「あ、バレちゃってるカンジ?」
ブゥン
シャイク「ビックリ、光学迷彩が通用しないなんて」
シャイク「ポケモンバトルのチャンピオンは…かくれんぼでもチャンピオンなのかなあ?」
596.うるさらX - 25/12/29 11:44:36 - ID:yfwygMwpKQ
シャイク「チャンピオンかあ…いいなー、ボクがシットしちゃうくらい目立ってて」
スサノー「…人違いなら悪いが、キミがアーマー団のシャイク…かい?」
シャイク「ええ〜っ、チャンピオンがボクのこと知ってるの!?光栄だなあ」
シャイク「…ってゆー茶番はおいといて…どーせさっきのコから聞いたってオチでしょ?」
スサノー「……」
シャイク「うーんやっぱあのコ、消しとくべきだったかなあ」
シャイク「ま、そんなことより…今その装置壊しちゃったよね」
スサノー「…ああ」
597.うるさらX - 25/12/29 11:55:03 - ID:yfwygMwpKQ
シャイク「困るな〜それ、ボクが苦労して造ったオモチャなのにさぁ」
シャイク「他人のものは勝手に壊しちゃいけないんだよ?学校で習わなかった??」
シャイク「それともチャンピオン特権ってヤツかな、楽でいいナ〜」
スサノー「…すまない、許可なく破壊してしまったことは詫びよう」
スサノー「僕はチャンピオンという立場を振りかざしているつもりはないんだ」
スサノー「ただ…僕にとっては誰かを恐怖に陥れる方が、よっぽど見過ごせないからね」
598.うるさらX - 25/12/29 12:01:37 - ID:yfwygMwpKQ
シャイク「……」
シャイク「ブフッ、ウフフフフフ…オモシロ!」
シャイク「こーんなジョーダンにも大真面目に答えてくれるなんて、流石チャンピオンサマだよ!」
シャイク「だいじょぶだいじょぶ、もう用は済んだしオモチャを壊した件についてはぜーんぜん怒ってないから!」
スサノー「用…?」
シャイク「さて、と」クルン
シャイク「超有名ゲストとの楽しいお喋りも済んだし…おいとましちゃおっかな」タッ
599.うるさらX - 25/12/29 12:19:15 - ID:yfwygMwpKQ
スサノー「…! モスノウ!」
モスノウ「す!」バッ
シャイク「ばいば〜い⭐︎」
バシュッ
モスノウ「…! すの…」
スサノー「くっ、逃げられたか…」
モスノウ「す…」キョロキョロ
スサノー「辺りに気配を感じない…恐らくテレポートだろう」
スサノー「アーマー団…奴らは一体何を企んでいるんだ」
モスノウ「…」
スサノー「……考えても答えは出せないな、今は街の皆を安心させる方が先決だ」
モスノウ「す」コクッ
〜
600.うるさらX - 25/12/29 13:11:49 - ID:yfwygMwpKQ
-アルミ通り 宿屋内-
ナッツ「ようし…出張ポケセンにも世話になったし、もういつでも寝られるな」
ラブカス「ったく…酷い目に遭ったぜ」
ムンナ「みなさんおつかれさまです」
ナッツ「今日は色々あったけど一番のニュースは…」
ベイリーフ「ウチの活躍によって街が救われたことチコ〜!」
ナッツ「チコリータが進化した事だな」
ラブカス「…随分とまぁ、デカくなったな」
ムンナ「かっこいーです!」
ベイリーフ「もっと褒めてくれたっていいんだぞ、チコ〜」
601.うるさらX - 25/12/29 13:28:52 - ID:yfwygMwpKQ
ニャオニクス「……」
ニャオニクス「アンタ…」
ベイリーフ「ん?何チコ」
ニャオニクス「あ…いや、なんでもない」
ナッツ「…で 結局語尾はそのままなの?」
ベイリーフ「長い間チコリータだったしやっぱこっちのがしっくりくるチコ〜」
ナッツ「まぁ、何はともあれ…進化して自信もついたようだし、これからバトルで大暴れしてくれよ」
ベイリーフ「おう、やったるチコ〜」
ベイリーフ「…でもまぁ進化したばっかだし」
チコリータ「誤字で戻っちゃう事があるかもしれんチコ、こんな風に」
ナッツ「そういう裏事情的なのはいいから」
602.うるさらX - 25/12/29 13:32:30 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「んじゃ、そろそろ消灯の時間だぜ〜」パチッ
ラブカス「へいへい」
ベイリーフ「泥のように寝るチコ〜」
ムンナ「みなさんおやすみなさいです」
ニャオニクス「…」
〜
603.うるさらX - 26/01/02 16:30:16 - ID:yfwygMwpKQ
-どこかの場所-
ウィーン
シャイク「あけおめ〜⭐︎」
「……」
シャイク「おや? 暗いね〜〜もっと明るくいきませんと」
「…随分と遊んでいたようだな」
「この世界とは違う次元に存在する“素材”…それを手中に収める、我はそう言ったはずだが」
シャイク「あーあ、結果も聞かずに」ゴソゴソ
シャイク「ちゃーんと、どさくさに紛れて一匹お持ち帰りしてるっての」スッ
シャイク「発電所を狙うのはどーも無理そうだったし…ボクなりに安定をとったつもりだけどね〜」
「…そうか」
「しかし、もう一つの使命を忘れたのではあるまいな」
「一刻も早く…早く我の」
シャイク「あ〜うっさい、だからそれが難しいんだって」
「…シャイクよ」
「我をあまり寛大だと思わない事だな」ギ…
シャイク「おぉコワイコワイ」スタスタ
シャイク「わかったわかった、探せばいーんでしょ」ウィーン
604.うるさらX - 26/01/02 16:44:05 - ID:yfwygMwpKQ
-どこかの場所 廊下-
スタスタ
シャイク「さ〜て、次はどこで遊ぼっかなぁ」
シャイク「…おっ?」
謎の男「……」スタスタ
シャイク「キグウだね〜こんなとこで会うなんて」
シャイク「今は行き? それとも帰り〜??」
謎の男「……」スタスタ
シャイク「ちょっとぉ無視ぃ? カンジワルー」
シャイク「…あっそうだ、ボク今日チャンピオンにエンカウントしたんだよね〜」
謎の男「…」ピクッ
シャイク「いや〜流石チャンピオンサマ、とってもマジメな好青年だったよ」
シャイク「そういや、誰かさんが昔チャンピオンのお友達だったらしいね〜」チラッ
謎の男「………」
謎の男「ふん…俺には関係のない話だな」
スタスタ…
シャイク「……」
シャイク「ウフフ、超気にしててカワイイな〜もう」
〜
605.うるさらX - 26/01/02 23:40:05 - ID:yfwygMwpKQ
-翌朝 橋前-
[工事完了 ご迷惑をおかけしました]
ラブカス「…ようやく工事が済んだみてーだな」
ムンナ「のんびりやさんでしたね」
ベイリーフ「もうこの街から出られないかと思ってたチコ…」
ニャオニクス「…で、次はどこに向かうつもり?」
ナッツ「えーとこの橋を渡った先に“フォンデュマウンテン”っていう火山があるらしい」
ナッツ「その火山を越えないと先に進めないらしいから…気張っていくぞ」
606.うるさらX - 26/01/02 23:48:56 - ID:yfwygMwpKQ
-ビターブリッジⅡ-
ラブカス「この前渡った橋とよく似てんな」フヨフヨ
ナッツ「この先に火山が待ってるからな…ここでバテちゃいられねえ」
ベイリーフ「その…なんちゃらマウンテンってどんなとこチコ?」
ムンナ「きになります」
ナッツ「いや…ちょっと待って、今調べるから」ペラッ
ナッツ「お…!? これは」
ラブカス「どうした?」
ナッツ「最近フォンデュマウンテンではすごい力をもったポケモンが現れている…らしい」
ラブカス「ふーん」
ナッツ「仮にこいつを仲間にできれば超頼もしい戦力に…」
ベイリーフ「なんか…嫌な予感がするチコ」
ナッツ「…よし決めた」
ナッツ「今日の目標はこいつを仲間にする…でどうだ?」
ラブカス「おう、頑張れよ」
ベイリーフ「いってらチコ」
ムンナ「おうえんしてます~」
ナッツ「あれ…この流れ前も見たな」
607.うるさらX - 26/01/02 23:59:18 - ID:yfwygMwpKQ
ニャオニクス「…おい、ナッツ」
ナッツ「いや…お前の言いたいことはわかるよ」
ナッツ「けどさ、シャイクもビターシティからいなくなっちまったみてーだし…また振り出しじゃん?」
ナッツ「これからもアイツらとの戦闘は避けられそうにない…かといって今の俺たちじゃ勝てそうにないしな」
ナッツ「要するにだ、まずは戦力を増やすってのは悪くないだろ?」
ニャオニクス「まぁ…一理あるけど」
ナッツ「よし…みんな納得してくれたな!頑張って捕獲するぞ〜」
ベイリーフ「都合の悪い事は通さないチコね」
ムンナ「わるいおとなみたいです」
ラブカス「…そもそも、そのすごい力を持ったポケモンとやらは本当にいるのか?」
ベイリーフ「いたとしても既に誰かが捕まえてる可能性大いにありチコ」
ナッツ「うーん…わかンネ、まあ行ってから確かめりゃいいだろ」
ナッツ「……って話してたらもうすぐ到着だな」
ラブカス「あ、さっきから見えてるあの山だったのね」
ベイリーフ「デカすぎて登るものと認識してなかったチコ…」
608.うるさらX - 26/01/03 01:51:21 - ID:yfwygMwpKQ
-フォンデュマウンテン-
〜チョコレー地方有数の観光スポットの一つだが、いつ噴火してもおかしくないので覚悟が必要
ナッツ「着いた〜」
ラブカス「…これを登るのか」
ベイリーフ「気が滅入る…ウチはボールに戻してくれチコ」
ナッツ「ダメ、楽したら運動にならないじゃん」
ベイリーフ「考え方が古くせーチコ!」
ムンナ「みなさんみなさん」
ナッツ「ん?」
ムンナ「ここ、かんばんありますよ」
ナッツ「あ、ホントだえーと…」
ナッツ「『注意!この先伝説級のポケモン 目撃情報相次ぐ』か…」
ラブカス「…さっきの話に出てたポケモンか」
ベイリーフ「マジでいるチコね…」
ナッツ「伝説級のポケモンか…ますます興味が湧いてくるぜ!」
609.うるさらX - 26/01/03 02:01:05 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「よ〜し、んじゃ早速…」
「待ちな!」ザッ
ナッツ「なんだ貴様」
タンパチ「オイラはたんぱんこぞうのタンパチだ!」
ナッツ「短パン小僧のタンパチ……!?」
ベイリーフ「知り合いチコ?」
ナッツ「いや全然」
タンパチ「おいコラー!!」
ラブカス「…前に会っただろ、こいつ」
ナッツ「え?………あ〜!あの時戦った」
610.うるさらX - 26/01/03 02:11:25 - ID:yfwygMwpKQ
タンパチ「…まぁいい! それよりお前、何かに興味を示していたよな?」
ナッツ「へ?」
タンパチ「お前はさっきなんて言った…? 言ってみろ!」
ナッツ「ダメ、楽したら運動にならないじゃん」
タンパチ「…そのもうちょい後!」
ナッツ「いや全然」
タンパチ「もっと前!」
ナッツ「伝説級のポケモンか…ますます興味が湧いてくるぜ!」
タンパチ「そう…それだ!」
タンパチ「伝説級のポケモン…そいつがフォンデュマウンテンには生息しているらしい」
タンパチ「恐らくお前もそいつを捕まえようとここを訪れたのだろうが…」
タンパチ「…その目的を持つ男はお前だけじゃない!ここにもいるってことだよ!!」ビシッ
611.うるさらX - 26/01/03 02:21:48 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「…」
ムンナ「なんだかとってもにぎやかなひとですね」
ベイリーフ「友達は選んだ方がいいチコよ…」
ニャオニクス「うん…私もそう思う」
ナッツ「いや友達じゃないから、一回戦っただけの相手だから」
ナッツ「んで…俺らを呼び止めたのは何?」
タンパチ「簡単に言うと…オイラもその伝説級のポケモンを求めている」
タンパチ「さらに言うとその伝説級のポケモンはほのおタイプらしい、これはもう運命だなと確信した」
タンパチ「しかしそこに…お前というライバルが出現した」
ナッツ「おっ丁度いいじゃん、一緒に行こうぜ」
タンパチ「…甘いな! 目撃されている伝説級のポケモンは恐らく一匹しかいないんだ」
タンパチ「よって! ここでどっちがそのポケモンに相応しいか…決める必要があったんだ!」スチャ
ラブカス(いうほどその必要あるか…?)
612.うるさらX - 26/01/03 02:30:32 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「…!」
タンパチ「わかってるよな? 目と目があったら…」
ナッツ「ポケモンバトル…だろ、受けて立つぜ」
タンパチ「見た感じ、お前もあの時より仲間を増やしたみてーだしな」
タンパチ「ここは…3vs3の勝ち抜き戦でどうだ?」
ナッツ「望むところだ…いくぞお前ら!」
ベイリーフ「え、なんか戦う流れになってるチコ」
ムンナ「じょうざいせんじょうですね」
613.うるさらX - 26/01/03 02:43:09 - ID:yfwygMwpKQ
タンパチ「いくぜ…!23勝12敗のオイラの実力、見せてやる!」
ラブカス(頑張ったんだな…)
タンパチ「いけ! ラッタ!!」ボムッ
ラッタ「ぢぢぢ」
ナッツ「……へ? ラッタ??」
ナッツ「お前って…ほのおタイプの使い手じゃなかったっけ」
タンパチ「うるせ〜!専門タイプ以外のポケモン使ってるジムリーダーだっているぞ!」
タンパチ「ほのおタイプ以外使っちゃ悪いか〜!」
ナッツ「いやごめん…そんなつもりじゃなくてちょっと疑問に思っただけ」
614.うるさらX - 26/01/03 13:59:04 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「気を取り直して…俺の初手は誰でいくべきか」
ニャオニクス「私がいくわ」トテトテ
ナッツ「…あれ、お前が?」
ニャオニクス「ええ、こんな意味のない勝負…とっとと終わらせたいもの」
タンパチ「…そっちの一体目も決まったようだな」
タンパチ「よし…ラッタ、絶対に勝つぞ!」
ラッタ「ぢ!」
ニャオニクス「ふん、ドブネズミ相手か…役不足ね」
ニャオニクス「ネズミが…ネコに勝てるとお思いで?」ペロ…
ラッタ「ぢ…」ブルッ
タンパチ(な…なんだ…!? あいつの気迫は)ゾクッ
タンパチ「いや、負けるな…お前の力を見せてやれ!」
ラッタ「ぢぢぢゃー!」
615.うるさらX - 26/01/03 14:19:59 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「さぁ、バトルスタートだぜ!」
タンパチ「よーし…まずはオイラの好きな環境に変えてやる!」
タンパチ「“にほんばれ”!」
ラッタ「あちゅちゅ〜!」カッ
サンサン…
ラブカス「うお…天候を操りやがった」
ベイリーフ「あ〜ポカポカで気持ちいチコ」
ナッツ「晴れ状態か…まぁいいや今は気にせず」
ナッツ「サイコショック!!」
ニャオニクス「(最初から)サイコパワー…全開…!」ググッ
ズオオォ…
ラッタ「ぢ!?」
タンパチ「な…なんだ!?あのファンネルみたいなの」
ズドドドドドド
ラッタ「アウチッチ!」
タンパチ「あっ…ラッタ〜!!」
616.うるさらX - 26/01/03 14:39:24 - ID:yfwygMwpKQ
ラッタ「ぢ…」ゼェゼェ
タンパチ「ラッタ…大丈夫か?」
ニャオニクス「…へえ、ドブネズミだけあってしぶとさだけは一流ね」
ラッタ「めちゅ…!」キッ
ニャオニクス「悲しいかな…知能の低い生き物は、戦意を失わぬまま死にゆく」
ニャオニクス「でも…こっちの身にもなってくれる?」
ニャオニクス「あまりに実力差が激しすぎる勝負を…楽しいと思えるほど感受性豊かじゃないの、私」
タンパチ「な…なんて野郎だ…!」
ナッツ「よし…もっかい、サイコショック!」
ニャオニクス「今…楽にしてあげる」ググ…
タンパチ「く…ここまでか」
タンパチ「……なんてな!“ふいうち”!!」
ラッタ「あたーっちゅ!」バッ
ニャオニクス「!」
617.うるさらX - 26/01/03 14:59:15 - ID:yfwygMwpKQ
ドゴォ!
ニャオニクス「おごぉ…っ!?」ズザッ
ナッツ「な…!」
タンパチ「へっへー!油断したな!」
ラッタ「まっちゅる」ムキッ
ニャオニクス「ぅ……す、少しはやるようね」ズキズキ
ナッツ「だ…大丈夫?」
ニャオニクス「ああ!?見りゃわかるだろ!」
ナッツ「あ、大丈夫そうね…サイコショック!」
ニャオニクス「この…」グ…
タンパチ「もう一度…ふいうち!」
ラッタ「もっちょ〜!」ドドド
ナッツ「今度は飛んでから撃て!」
ニャオニクス「同じ手に…!」バッ
タンパチ「かかったな…“かみくだく”!」
ラッタ「ぢぁ!」バッ
ニャオニクス「えっ」
618.うるさらX - 26/01/03 15:17:18 - ID:yfwygMwpKQ
ガブッッ
ニャオニクス「ア゙ーーーーー!?!!?!?!!?」
ナッツ「しまった…尻尾を!」
タンパチ「っしゃあ!上手くいったぜ!」
ラッタ「かしかし」ギ…
ニャオニクス「あだっ、あだだだだだだだ!バカ!!離せバカ!!!」ググ…
ナッツ「お…落ち着け!チャージビームで脱出しろ!」
ニャオニクス「こ…この…!」ビ…
タンパチ「させるかァ!そのまま地面に叩きつけろ!!」
ラッタ「ぢぃ!」ブンッ
ビターンッッ
ニャオニクス「が…はっ」
タンパチ「トドメだ…“かえんぐるま”!!」
ラッタ「バルッち!!」ゴオォ
ニャオニクス「や、やめ…」
ゴオオオオオォォォ…
ナッツ「やべっ…ニャオニクスー!」
619.うるさらX - 26/01/03 15:32:27 - ID:yfwygMwpKQ
ドサッ…
ニャオニクス「」
ナッツ「あっ…!?」
タンパチ「っしゃあ!これで一勝だぜ!!」
ラッタ「むっほっほ」
ナッツ「く…」
ベイリーフ「…アイツ、あんだけイキっといて何負けとんねんチコ」
ラブカス「これで2vs3か…次は誰を選出する気だ?」
ナッツ「大丈夫だ…もう決めてある、あのラッタに対抗するには」
ナッツ「進化したお前の力が必要だ…ベイリーフ!」
ベイリーフ「え、ウチ…? ま、やったるチコ」
ムンナ「ふぁいとです〜」
620.うるさらX - 26/01/04 11:55:18 - ID:yfwygMwpKQ
タンパチ「ほのおの使い手であるオイラにそいつをぶつけてくるとは…いい度胸じゃねえか」
ベイリーフ「甘く見んなチコ〜!」
ナッツ「おうよ見せてやれ! くさのちかい…」
タンパチ「ふいうち!」
ラッタ「クイッちゅ!」バッ
ナッツ「…と見せかけてどくのこな!」
ベイリーフ「おらよっ!チコ」サーッ
ラッタ「ぢ…!? ぢぢぢぃ〜!」ゲホッゲホッ
タンパチ「あっ…しまった!」
ナッツ「かかったなアホが! くさのちかい!!」
ベイリーフ「おらよチコ〜!!」ズバババババ
ラッタ「ぢぢぢぢぢ!? ぢっ…」
バタッ
621.うるさらX - 26/01/04 12:02:10 - ID:yfwygMwpKQ
ラッタ「」
タンパチ「くそ…やられたか」
ナッツ「どうだ!これでイーブンだぜ!」
ベイリーフ「おうおう、次に倒されるのはどいつチコ〜!?」
タンパチ「まぁいい、ラッタは十分仕事してくれた…」
タンパチ「次は…こいつだぜ!」ボムッ
リザード「あいよ!出番かい?」
ナッツ「お、今度は正真正銘のほのおタイプ…」
622.うるさらX - 26/01/04 12:09:04 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ(相性不利だし…とりあえず早めに毒状態にしておいた方が後々有利だよな)
ナッツ「よし…! 今度もどくのこな!」
ベイリーフ「おら〜!」サーッ
タンパチ「だいもんじだ!!」
リザード「焼かれちまいな!」ゴオオォォォ
ドガアァァァァァン!!!
ラブカス「あ、爆発した」
ベイリーフ「熱 あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」ゴオォ
ナッツ「ちょっ、ベイリーフ〜!」
623.うるさらX - 26/01/04 12:21:51 - ID:yfwygMwpKQ
ベイリーフ「」プスプス
ナッツ「マジかよ…一撃で」
タンパチ「ははは!ただでさえ抜群なのにこの天候で耐えられるわけねーだろ!」
ナッツ「ん?天候…」
サンサン…
ナッツ(あれ…まだラッタのにほんばれが続いてる)
ナッツ(そろそろ天候が戻っていいような気がするけど…)
ラブカス「…で、どうすんだナッツ」
ムンナ「ニャオニクスさんもベイリーフさんもやられちゃいました」
ラブカス「もう後がない…オレとムンナ、どっちでいくんだ?」
ナッツ「うーん…ムンナには悪いけど、ラブカスでいかせてもらう」
ラブカス「へいへい、んじゃ…やりますか」フヨフヨ
ムンナ「ムンナはおうえんしてますね〜」
624.うるさらX - 26/01/04 12:42:41 - ID:yfwygMwpKQ
タンパチ「遂にお出ましだな…ラブカス!」
タンパチ「オイラ達はあの日負けて以来、特訓に特訓を重ね…比べものにならないほどのパワーアップを得た!」
タンパチ「さあ、見せてやろうぜリザード!」
リザード「ま、あたいはそのバトル知らないんだけどね」
ナッツ「望むところだ…いくぜ!」
ナッツ「ハイドロポンプ!」
ラブカス「うぉらァァァ!!!」ドババババ
タンパチ「だいもんじ!」
リザード「燃えちまいな!!!」ゴオオオオォォォ
カ ッ
625.うるさらX - 26/01/04 12:55:41 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「くっ…! どうなった!?」
ラブカス「うぉぉぉぉぉ!!!」ドババババ
リザード「おらぁぁぁぁ!!!」ゴオオオオォォォ
タンパチ「こりゃすげぇ…! 二つの技がぶつかり合ってるぜ!」
タンパチ「だが…いつまでもつかな!?」ニヤ
ゴオオオオォォォォォォ
ラブカス「ぐっ…!?」ドバババ…
ナッツ「な…!ラブカスが押されている」
ナッツ「そうか…天候のせいで力が満足に出せねーのか!」
626.うるさらX - 26/01/04 13:06:55 - ID:yfwygMwpKQ
タンパチ「ま、そういうこった!今度こそオイラの勝ちだ〜!」
タンパチ「……ん?」
サンサ…ン……
タンパチ「あやべっ、天候が元に」
ナッツ「…! 今だ!!!」
ラブカス「ぬぉらァァァァァ!!!」ドババババババ
リザード「ぐ…!?」ゴオオォォ…
リザード「ぐああああああ!!!!!」ザパァァァ
ナッツ「っしゃあ、どうだ!」
627.うるさらX - 26/01/04 13:15:28 - ID:yfwygMwpKQ
リザード「」
タンパチ「く…オイラも2体ダウンか」
ラブカス「へぇ…へぇ…」ゼェゼェ
ナッツ「えらいぞラブカス〜!」
ラブカス「…もう一体倒さないといけない状況で褒められても嬉しかねーんだわ」
ムンナ「あとひとり、あとひとり、です」
タンパチ「やっぱ…最後はお前に賭けるしかねえな」スッ
タンパチ「出てこい!」ボムッ
628.うるさらX - 26/01/04 20:24:16 - ID:yfwygMwpKQ
ブーバー「ブバァァァァァ!!!」
ナッツ「お、ブビィ…進化してたのか」
タンパチ「ああ、苦労したぜ…!」
タンパチ「今度はこの前のようにはいかねえ…覚悟しな!」
ブーバー「ブバァ…!」
ナッツ「そうかい…だが天候が元に戻った以上、速攻でカタをつけさせてもらうぜ!」
ナッツ「ハイドロポンプ!」
ラブカス「オルルァ!!!」ドババババ
629.うるさらX - 26/01/04 23:11:54 - ID:yfwygMwpKQ
タンパチ「伏せろ!」
ブーバー「ブバッ」サッ
ラブカス「ぐッ!」ドババババ…
ナッツ「ああ、躱された」
タンパチ「そのまま接近しろ!」
ブーバー「ブババァ!」シュババ
ナッツ「よ…四足歩行のまま!?」
タンパチ「下から撃て…ほのおのパンチ!」
ブーバー「バァ!」ブンッ
ナッツ「! お前の身体なら…」
ラブカス「避けられる…ってかぁ!」サッ
タンパチ「逃がすかよ!」
ブーバー「ブッ!」ブンッッ
ラブカス「なっ…!」
630.うるさらX - 26/01/04 23:28:13 - ID:yfwygMwpKQ
ドスッ
ラブカス「ぐああ…ッ!」
ナッツ「あっ…!?避けたと思ったのに」
タンパチ「オイラのブーバーが片手で攻撃して終わりだと思ったら大間違いだぜ…!」
タンパチ「2本の腕で狙った獲物は逃さねえ…あの敗北を活かして編み出したパンチだ!」
ナッツ「ちっ…なら!ハイドロポンプ!!」
ラブカス「おらァァァ!!!」ドババババ
タンパチ「無駄だぜ!今度も伏せろ!!」
ブーバー「ブバッ」サッ
ナッツ「今じゃあ!れいとうビーム!!」
ラブカス「ほうら 凍れ!」ビビビビビ
ブーバー「バッ!?」
バキバキバキ…
631.うるさらX - 26/01/04 23:39:44 - ID:yfwygMwpKQ
ブーバー「ブッ…!?ブバッ!」グッ ググッ…
タンパチ「しまった…!手足が凍りついた!」
ナッツ「地面をハイドロポンプで濡らしといたのが功を奏したぜ…!」
ナッツ「よ〜しもういっちょ…ハイドロポンプ!!」
タンパチ「させるか!かえんぐるまで氷を溶かして…」
ラブカス「おせぇんだよ!!」ドババババ
バッシャアアアアア
ブーバー「ブバッブババババ」ゴボボボ
632.うるさらX - 26/01/04 23:46:34 - ID:yfwygMwpKQ
タンパチ「くっ…ブーバー!」
ブーバー「ブバッ…」ゼェゼェ
タンパチ「よく耐えた…だいもんじ!!」
ブーバー「ブババァ!!」ゴオオオオォォ
ナッツ「避けろーっラブカス!」
ラブカス「こんなもん…!」サッ
タンパチ「…想定内だぜ」
タンパチ「“やけっぱち”だ!!」
ブーバー「ブッ…バァァァァァ!!!」ゴオッッッッッ
ラブカス「!」
ドゴシャア!!!
633.うるさらX - 26/01/04 23:59:53 - ID:yfwygMwpKQ
ラブカス「がっ…」
ドサッ…
ナッツ「おい…ラブカス!」
ラブカス「まだま…だ!」フラッ
タンパチ「相手は虫の息だぜ、ほのおのパンチ!」
ブーバー「バァァ…!」ブンッ
ナッツ「一か八か…じたばた!」
ラブカス「こっちも自棄っぱちじゃァァァ!」ジタバタ
スカッ スカッ
ブーバー「ブバッ!」
タンパチ「へっ…当たるかよ!」
634.うるさらX - 26/01/05 00:15:40 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ(ラブカスの動きがおかしい…まさか、陽炎で視界が歪んでるのか…!?)
タンパチ「突き上げろ…アッパーカット!」
ブーバー「ブッ!」ブンッッ
ドゴォ!
ラブカス「ぐああああ…!」ヒュルルルルル…
ナッツ「あっ…!ラブカスが宙に…」
ナッツ「…いや、これは逆にチャンスだ」
タンパチ「リベンジを果たすぞ! 追いかけて…ほのおのパンチ!!」
ナッツ「させるかよ!急降下…アクアジェット!!」
ブーバー「ブッ…バァァ!!」バッッッ
ラブカス「ぐ…おらァァァ!!!」ザパァァァァァ
カ ッ
635.うるさらX - 26/01/05 00:22:10 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「うわっ…!」
ムンナ「むむむ、まぶし〜です!」
ドサッ ドサッ
ナッツ「ど…どうなった!?」
タンパチ「こ、これは……」
ラブカス「」
ブーバー「」
ナッツ「あ…あらら」
ムンナ「だぶるのっくあうとですね」
636.うるさらX - 26/01/05 00:49:17 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「つーことは…引き分けか」
タンパチ「いや…この勝負、オイラの負けだ」
タンパチ「実はオイラ、ラッタに晴れ状態を長くする“あついいわ”を持たせていた…にも関わらず引き分けとは」
ナッツ「ああ、どおりでにほんばれの時間が長かったと…」
タンパチ「あと23勝12敗1分みたいな感じでカウントしてくの長くて面倒だしな」
ナッツ「そっちが本音だろ」
ムンナ「じゃあ、ひきわけはのーかんでいいんじゃないですか?」
タンパチ「な…お前天才か!?」
ナッツ「……」
637.うるさらX - 26/01/06 18:09:56 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「ま、いい勝負だったし…またやろうぜ」
タンパチ「おう!」
ナッツ「…で、3体を回復させねーといけねーんだが」
タンパチ「あ、それなら…あそこにポケモンセンターが見えるぞ」ユビサシ
ナッツ「あ、ほんとだ…便利な位置にあるもんだな」
ナッツ「んじゃまずは…ポケセンだな」ザッ
ムンナ「いきましょいきましょ〜」フヨフヨ
タンパチ「オイラもブーバー達を回復しに行くぜ〜」
638.うるさらX - 26/01/06 18:16:44 - ID:yfwygMwpKQ
-フォンデュマウンテン ポケモンセンター-
ワーワー
「僕のポケモンはまだですか!」
「私のポケモンが先!」
「おれのポケモンの傷が酷くて…」
「並んで並んで、最後尾はこちらー!」
ナッツ「…なんかやたら混んでるな」
タンパチ「こりゃ時間かかりそうだぜ…」
ムンナ「ぎょーれつはなんだかわくわくしますね」フヨフヨ
ナッツ「…しゃーねえ、並んで待つか」
639.うるさらX - 26/01/06 18:36:16 - ID:yfwygMwpKQ
ポケセンお姉さん「はい〜次の方ど〜ぞ〜」
ナッツ「こいつらおなしゃす」スッ
タンパチ「オイラのも頼むぜ」スッ
ポケセンお姉さん「は〜い、お預かりしま〜す」
ナッツ「あの、ここやたら混んでるけど…なんかあったんすか?」
ポケセンお姉さん「う〜んそうですね〜皆さん火山に現れたっていうポケモンにやられちゃったって聞きますね〜」
タンパチ「おー、やっぱりそうなのか」
ナッツ「そんだけ強いのか…そのポケモンって」
ポケセンお姉さん「おっと忘れるところでした〜 お二人にこれを〜」スッ
ナッツ「ん?なんすか…これ」
ポケセンお姉さん「見てわかる通り〜ただいまポケセン内ちょ〜混み合ってて少々お時間いただきま〜す」
ポケモンお姉さん「ので〜ポケモンの治療が終わりしだ〜いお渡しした番号が書かれたブザ〜でお呼びするので〜それまでお待ちくださ〜い」
ナッツ「そんな飲食店みたいな」
タンパチ「中は混んでるしよぉ、外で待ってようぜ」
ナッツ「あ、ポケセン外で待っててもいい感じなのね」
ナッツ「ほら、いくぞムンナ」
ムンナ「りょ〜か〜いで〜す」フヨフヨ
ナッツ「お姉さんの口調真似なくていいから…」
640.うるさらX - 26/01/06 18:52:20 - ID:yfwygMwpKQ
-フォンデュマウンテン 洞窟の入り口-
ナッツ「で、待ち時間ヒマだから先に視察しに来てみたけど…」
タンパチ「ここが入り口だな! 熱気が伝わってくるぜ〜」
タンパチ「あ〜早く会いてえな、伝説級のほのおポケモン」
ナッツ「おいおい…流石にあいつらの回復待たねーと」
タンパチ「わかってらぁ…でも、待ち遠しいぜ」
ムンナ「…む?」
「…」ノソッ
ナッツ「てか…どっちが伝説ポケモンに相応しいか決める話はどうなったんだよ」
タンパチ「え? 引き分けだったしこの際早い者勝ちでいいだろ」
ナッツ「急に適当だなオイ」
641.うるさらX - 26/01/06 19:00:07 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「…ってあれ、ムンナは?」
タンパチ「へ?オイラは知らんぞ」
ムンナ「む〜」フヨフヨフヨ
ナッツ「あー! 勝手に洞窟内に入っちまってる!」
ナッツ「こらこら、ムンナ…!」ダッ
ムンナ「む?」
ナッツ「はぁはぁ…おい、何勝手に入ってんだ」
ムンナ「あ、すみません〜だれかいたもので」
ナッツ「ほら…さっさと戻るぞ」ザッ
ガラッ…
ナッツ「…ん?」
ガラガラ…ガラガラドンガラガッシャーン!
642.うるさらX - 26/01/06 20:24:27 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「げほっ…一体何が…」
ムンナ「けほけほ…あっ、みてくださいナッツさん!」
ナッツ「…!入り口が岩で塞がれちまった!」
「おーいお前ら、無事かー!」
ナッツ「あ、タンパチの声…こっちは大丈夫だぜ〜!」
ムンナ「ムンナもです〜」フヨフヨ
タンパチ「おお、良かった…って隙間はちょっと開いてるな」ヒョコ
ナッツ「それならこの隙間から脱出は…無理か」ググ…
643.うるさらX - 26/01/06 20:37:08 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「完全に閉じ込められちまったな…なんとかならねーもんか」
タンパチ「すまねえ…オイラ回復中の3体しか手持ちがいねーんだ」
ナッツ「うーん…そうだ、ムンナ何とかしてくれ」
ムンナ「むんっ!なんとかします!」フンス
ムンナ「サイコキネシスです!」ググッ
ナッツ「…ビクともしねえな」
ムンナ「がんせきふうじです!」ガラガラ
ナッツ「ヲイ!岩増やしてどーすんだ!」
ムンナ「マジカルシャインです!」カッッッ!
ナッツ「ぐおおおおお!?目が、目が〜!!!」ジタバタ
ムンナ「これでトドメです!しねんのずつきです〜!!」バッ
ゴチーンッッッ
644.うるさらX - 26/01/06 20:56:23 - ID:yfwygMwpKQ
シーン…
ムンナ「い…いたいです」ジーン…
ナッツ「ぉ…ぉぉぉ……」プルプル
タンパチ「くそ…やたら頑丈だぜ、この岩」
タンパチ「…ん?」ブーッ
ブーッ! ブーッ!
タンパチ「あっ…オイラのブザーが反応してる、回復が終わったみてーだ」
ナッツ「あ…俺のも」ブーッブーッ
タンパチ「よし…オイラの手持ちを連れてきてどうにかする!」
ナッツ「ちょっ…待ってくれ!」
ナッツ「この隙間から俺のブザーも渡すから…ラブカス達も連れてきてくれ」スッ
タンパチ「よし…わかった!」
タンパチ「んじゃ…そこで待ってろよ!」ダッ
ナッツ「悪いけど頼む、待ってるぜ〜」
645.うるさらX - 26/01/06 21:12:06 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「さて…戻ってくるまで大人しく待ってようぜ」
ムンナ「ナッツさんごめんなさい、ムンナのせいで」
ナッツ「大丈夫だって、何事もなかったんだし」
ナッツ「まぁこれに懲りて勝手な行動は……ってあれ?」
ムンナ「む〜」フヨフヨ
ナッツ「おい、言ってる側から…」
ムンナ「おくにはいきませんよお、ちょっとあちこちきになるだけです」
ナッツ「まったくよお…」ザッザッ
ズボッ!
ナッツ「…へ?」
ガコンッ…ガラガラガラガラガラ
ナッツ「うああああぁぁぁ……」ヒュー…
ムンナ「む…!? どうしたんですか!」
646.うるさらX - 26/01/11 22:49:50 - ID:yfwygMwpKQ
ヒュー………
ナッツ「ぐはっ」ドサッ
ナッツ「お〜…ケツ打った、あんなとこに落とし穴があるなんて」ジンジン
ムンナ「ナッツさん〜」フヨフヨフヨ
ナッツ「あ、ムンナ」
ムンナ「だいじょぶですか、たべすぎにはちゅういですよ」
ナッツ「いや…体重のせいで沈んだとかじゃないからね?」
ナッツ「でも…一体どこまで落ちてきちまったんだ」スック
647.うるさらX - 26/01/11 23:04:08 - ID:yfwygMwpKQ
ナッツ「ここは…誰かの住処だったりするのか?」キョロキョロ
ムンナ「あっちにみちもありますね」
ナッツ「にしてもあっつ…さっきも若干暑かったけど、ここは更に暑いぞ……」
ナッツ「てか…タンパチに助けを求めたのに俺らがいなかったら色々拗れるんじゃ」
ムンナ「それなら、ムンナがうえにもどってつたえにいってきますね」フヨフヨ
ナッツ「わり、頼むわ」
ムンナ「…あっ!」ピタッ
ナッツ「どうした?」
ムンナ「ごめんなさい、ムンナがとおったあと、あのあなくずれちゃったみたいです」
ナッツ「あっそっかぁ…」
ムンナ「たびたびごめんなさい、です」
ナッツ「それなら、他に出口がねーのか?」
ムンナ「む、それならあのみちをすすんでみたらどうでしょう」ピシッ
ナッツ「うーん…それしかねえよな」
ナッツ「第一、ここは暑くて敵わん…とっとと上の階に戻らねーと」
648.うるさらX - 26/01/11 23:22:54 - ID:yfwygMwpKQ
ザッ ザッ
ナッツ「ふー…さっき念のため自販機でおいしいみず買っといて良かった〜」ゴクゴク
ムンナ「からだにしみわたります」コクコク
ナッツ「…でも」
ムンナ「なまぬるいですね」
ナッツ「って、おっと…分かれ道だ」
ムンナ「こういうときはみぎえらんだほうがいいらしいですよ」
ナッツ「えー普通左じゃないの?」
ズン…ズン…
ナッツ「…ん、なんか左の方から聞こえない?」
ムンナ「むむ? だれかのあしおとみたいです」
ズン ズン ズン…
〜
649.うるさらX - 26/02/27 22:15:09 - ID:YT250TTiuw
タンパチ「よし…戻ってきたぞ!」ザッ
タンパチ「おっとこいつらにも手伝ってもらうし…事情は説明しとかないとな!」
タンパチ「出てこい、オイラのポケモン…じゃないけど!」ボムボムボムッ
ラブカス「お、治療が終わったか」
ニャオニクス「ちっ、酷い目に遭ったわ…」
ベイリーフ「だから歩くのめんどいからボールで運んでくれって言っとるチコ…」
ベイリーフ「…ってあれ?」
タンパチ「よう、さっきぶり」
ラブカス「なんでお前が…ナッツとムンナはどこだ?」キョロキョロ
ベイリーフ「へ?もしかしてウチら…捨てられたチコ?」
ニャオニクス「えっ…」
ラブカス「…んなワケねーだろ」
650.うるさらX - 26/02/27 22:18:32 - ID:YT250TTiuw
ラブカス「で、どういう状況なんだ?手短に頼むぜ」
タンパチ「それは…かくかくしきじかってワケだ!」
ラブカス「なるほどね」(超速理解)
ベイリーフ「なーんだ、まぁわかってたけどチコ」
ニャオニクス「……」
ラブカス「んじゃ…この岩をぶっ壊せばいーんだな?」
タンパチ「おう、オイラのポケモンも加勢させて…」スッ
ラブカス「いや待て、こんな岩くらい…」
ベイリーフ「ウチらだけで…じゅーぶんチコ」
ラブカス「…アクアジェット!」ザバァァァ
ベイリーフ「のしかかりチコ〜!」ゲシッ
ニャオニクス「アイアン…テール!」ドガッ
バゴォォ……ォォン
651.うるさらX - 26/02/27 22:22:25 - ID:YT250TTiuw
パラパラ…
ベイリーフ「どうチコ!」
タンパチ「す…すげー」
ラブカス「…てかつい派手にぶっ壊しちまったけど、あいつらは無事なのか?」
タンパチ「あっそうだ…事前に離れておくよう言っとくべきだった」
タンパチ「おーい、生きてるか〜」チラッ
タンパチ「…あれ?」
ラブカス「誰も…いねえな」
ベイリーフ「も、もしかして今のでバラバラになっちまったかチコ…?」
ラブカス「アイツらがこれくらいで死ぬと思うか?」
タンパチ「うーん、考えられるのは別の出口を探してどっか行ったか…」
タンパチ「もしくは、オイラが帰ってくるまでの間に何かあったか…だな」
652.うるさらX - 26/02/27 22:26:23 - ID:YT250TTiuw
ベイリーフ「な、何かって…何チコ」
ニャオニクス「……」トテトテ
ベイリーフ「あっ…ニャオニクス」
ニャオニクス「あいつら…この中にいるんでしょ?とっとと連れ戻しましょ」
ラブカス「…それしかなさそうだな」フヨフヨ
ベイリーフ「え〜…ま、しゃーねえかチコ」
タンパチ「オイラも同行させてもらうぜ」
653.うるさらX - 26/02/27 22:36:41 - ID:YT250TTiuw
-フォンデュマウンテン 洞窟-
ザッザッザッ
ベイリーフ「あち〜…葉っぱしおれるチコ〜…」
ラブカス「毎度毎度だらしねえなぁおめーは」フヨフヨ
ベイリーフ「はァー?焼き魚にしたろうかテメー」
ニャオニクス(ほんとなんなのこいつら…)
タンパチ「オイラはほのおをこよなく愛する男だ、これくらいへっちゃらだぜ」
ラブカス「……なぁ、一回目に戦った時から思ってたが、なんでほのおタイプが好きなんだ?」
タンパチ「それは…なんとなくだ!」
ラブカス「へ?」
タンパチ「なんか好きだから極めている!そこに理由なんていらねえぜ」
ラブカス「ああ、そう」
ベイリーフ「意味わかんねーチコ、ウチとほのおタイプは一生分かり合えんチコ」
ラブカス「…まぁ何かしらモチベにすることは大切だと言うからなぁ」
654.うるさらX - 26/02/28 01:15:52 - ID:YT250TTiuw
タンパチ「っと…もうすぐ出口っぽいな」
ラブカス「おかしいな…一本道なのにあいつらと遭遇できてねえ」
ベイリーフ「もう火山抜けちまってるんじゃねーかチコ〜?」
ニャオニクス「いや…それはないと思うわ」
ベイリーフ「なしてチコ」
ニャオニクス「え? ほら…その…エスパータイプのカンってやつ」
タンパチ「なら…そこの階段で下の階層に向かったのかもなぁ」
ラブカス「あ、こんなとこに階段あったのか」
ベイリーフ「なんだこの階段わぁ! チコ」
タンパチ「んじゃ、次はここから下に降りてみるとすっか〜」
ラブカス「…いや待て」
タンパチ「なんだ、どうかしたか」
ラブカス「タンパチはここで待機しててくれねえか?」
タンパチ「へ? なんでだよぉ」
ラブカス「もし、下の階層が入り組んだりしててあいつらと行き違いに…なんて事になったらメンドーだしな」
タンパチ「おお そゆことか」
655.うるさらX - 26/02/28 01:26:19 - ID:YT250TTiuw
タンパチ「…いやでもよ、お前ら3匹だけってのは……」
ニャオニクス「…杞憂ね、甘く見ないでいただける?」
ラブカス「こっちのトレーナー(とムンナ)の問題だ、オレらの事はオレらで責任を取る」
ニャオニクス「ふん、まぁそういうコト…」
ニャオニクス「それに…ペットの後始末は飼い主がするっていうじゃない」
タンパチ「…ん、ペット? 逆じゃなくて?」
ニャオニクス「あ?誰がペットじゃコラ」
タンパチ「えっ、すいません…???」
656.うるさらX - 26/02/28 01:35:02 - ID:YT250TTiuw
ラブカス「…話は纏まった、早速アイツらを探しにいくぞ」
ベイリーフ「…なんかこっちにいる前提で話進めてるけど、出口に向かった可能性はねーのかチコ?」
タンパチ「その点は任せてくれ、オイラの手持ちにも捜索を頼んでおくから」
ラブカス「そうか…わりぃ、頼んだぜ」
ラブカス「んじゃ、行きますか」フヨフヨ
ニャオニクス「ふん…」トテトテ
タンパチ「気をつけろよな〜」
ベイリーフ「行ってらチコ〜」
ラブカス「おめえも来んだよ!」
ベイリーフ「とほほチコ〜 ; ; 」
タンパチ「さーて、向こうはブーバー達に探してもらって…」
タンパチ「……あれ、なんかオイラ重要な事を忘れているような…」
〜
657.うるさらX - 26/02/28 02:00:11 - ID:YT250TTiuw
ズン…ズン……
ナッツ「……」
ムンナ「わっしょいわっしょい、です」フヨフヨ
バクーダ「あんたら、よ〜こんなとこまできたのお」ズン…ズン…
ナッツ「ああ、それはどうも…」
ナッツ「で…なんで俺、背中に乗せられてんの? ほんでなんで運ばれてんの?」
バクーダ「ま〜いろいろあんだよ、まずはおら達の住処に案内すっからよお」
バクーダ「おら達あんたらのような連中が来るのを待っていたんだあ」
ムンナ「ナッツさん、よかったですねえ」
ナッツ「いやよくないが、よくわからんままよくわからないところに連れていかれそうになってるが」ギュッ
バクーダ「おっとぉ背中のコブにはちときぃつけろよお、たまにそっからマグマ吹き出しちまうから」
ナッツ「ひえっ…」パッ
バクーダ「さあて、そろそろ到着だぞぉ」ノソッ
ムンナ「とーちゃくですって、わくわくですね」
ナッツ「いや…どこへ??」
658.うるさらX - 26/03/14 01:25:13 - ID:YT250TTiuw
-火山の洞窟 広場-
ワーワー
バクーダ「さぁ着いたぞぉ」
ナッツ「あっつ…こ、ここは…」
タンドン「いえーい」ブイーン
ダルマッカ「まてまて〜」テテテ
ムンナ「ポケモンさんがいっぱいです」
ナッツ「火山の中にこんなエリアが…」キョロキョロ
トロッゴン「おおっ、お客さんじゃねえか」
ナッツ「あ、どうも」
トロッゴン「人間とは珍しいな…うちらも鉱山から越してきたんだけどよ、中々良い場所だぞここは」
タンドン「人間さん、遊んで〜」
トロッゴン「こらこら、この方だってきっと用事があるんだから…」
ナッツ「あはは…いえいえ」
ムンナ「むじゃきでかわいいこですね」
659.うるさらX - 26/03/14 01:28:05 - ID:YT250TTiuw
バクーダ「ここのもんたちと触れ合うのもいいけどよう、まずはあのお方に会ってきてくれねえかあ」
ナッツ「へ?あのお方って…」
バクーダ「ほら、あそこにいる」
ナッツ「あそこって言われても…誰もいないじゃん」
バクーダ「まあ行けばわかる、よろしくな〜」
ナッツ「…よくわかんねーけど、行けばいいんだな」スタスタ
ムンナ「れっつごーです」フヨフヨ
660.うるさらX - 26/03/14 01:33:42 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「…言われたとこに来たが、やっぱし誰もいなさそうだけど…」
ムンナ「ようがんがたくさんながれてますね」
ドンッ
ナッツ「いてえ!」ズザッ
ムンナ「ああっ、だいじょぶですか」
ナッツ「なんなんだよ一体…」
コータス「ほっほっほまだまだじゃの若いの、ワシの華麗なる甲羅攻撃は見切れんか」
ナッツ「いや…マジで何?」
コータス「ワシはコータス、この広の長じゃ」
コータス「ちな今みたいにここを通る若いもんのジャマをする事で鍛えておる」
ナッツ「迷惑」
661.うるさらX - 26/03/14 01:46:32 - ID:YT250TTiuw
ムンナ「このかめさんがあのおかたでしょうか」
ナッツ「あっそうか…あんたがバクーダの言ってた?」
コータス「ほ? もしやお主らがバクーダに案内された連中か」
コータス「……うむ!確かに条件に合致しておる、合格じゃ」
ムンナ「ごーかくです! うれしいです〜」
ナッツ「なに?なに??話が見えてこねーんだが」
コータス「おっと…ついワシとした事が、肝心の話をしてなかったわい」
コータス「お主らは…この洞窟に巣食う、伝説のポケモンについてご存知かの?」
ナッツ「へ?伝説のポケモン…」
662.うるさらX - 26/03/14 01:55:40 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「それって…最近この洞窟で話題になってるらしい…ほのおタイプの?」
コータス「そう…そのポケモンの名は“ヒードラン”」
コータス「壁や天井を自在に這い回り、高熱の炎で全てを焼き尽くすともいわれておる」
ナッツ「ヒードランか…聞いた事あるな」
コータス「最近…そのポケモンが姿を現し、洞窟内で暴れ回っておる」
コータス「ワシらもつくづく手を焼かされていてのう…そこでヒードランを鎮める事が可能な、条件に合致する者たちを探していたのじゃ」
663.うるさらX - 26/03/14 02:04:53 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「なるほど…で、さっきも言ってたけどその条件って何?」
コータス「ワシの発見した伝説によると…強大な力をもつポケモン現し時、“一人のトレーナー”と“一匹のポケモン”が鎮めるとされておる」
コータス「さらにそのトレーナーが連れたポケモンは口が尖っておる…ほのおポケモンじゃ」
ナッツ「…ん?ほのおポケモン?」チラッ
ムンナ「む?」
コータス「そこでじゃ、条件を満たしておるお主達に…」
ナッツ「いやちょっと待てよ、口の形は知らんがムンナはほのおタイプじゃなくって…」
コータス「ほ? ワシから見たら暖色系は全部ほのおタイプじゃ」
ナッツ「う、う〜ん…?」
ムンナ「ムンナ、ほのおタイプです」ガオー
664.うるさらX - 26/03/14 02:19:11 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「………この際まあいいや、そんで具体的に何すりゃいいの?」
コータス「そうじゃな…お主達にはまずあそこにある台に立ってもらって」
ナッツ「おう」
コータス「その次は檻に入ってもらって」
ナッツ「ん?」
コータス「最後に…その檻を火口から沈めれば完了じゃ、これであのポケモンを鎮める事ができ…」
ナッツ「いや、ちょっと待って」
コータス「なんじゃ?」
ナッツ「それって…生贄だよね?」
コータス「そうかの? ワシらはマグマの中も平気じゃが…」
ナッツ「……一応聞くけど、さっき言ってた伝説のソース is 何?」
コータス「無論ワシが数日前に見た夢に決まっておる」
ナッツ「……」
ナッツ(ダメだ…この人、自分の正しいと思った事はぜってー曲げないタイプだ)
ムンナ「たのしそうですね、やってみましょうよ」フヨフヨ
ナッツ「ああ、早くラブカス達と合流してえ…」
665.うるさらX - 26/03/14 02:25:16 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「……あっそうだ、その前に俺たち仲間とはぐれちゃってさ」
コータス「…ほう、仲間と?」
ナッツ「うん、その〜…怒りを鎮めるとかいうのは後でもいいよね?」
コータス「なんじゃ、早く言えばいいものを」
コータス「出番じゃ!モグリュー」
モグリュー「へい! 呼んだかい?」ボコッ
ナッツ「わお、地中から」
コータス「ほっほ…モグリューはこの洞窟内一の穴掘り名人でな、どこへでも連れてってやれるぞ」
ナッツ(もしかしてさっき落ちたのってこいつが穴掘って地盤緩んでたせい…?)
モグリュー「さあお客! どこ希望だ!?」
ナッツ「あ…んじゃ、地上に帰りたいんだけど」
モグリュー「了解! 坂道を作るんで少々時間貰うぜ!」ギャルル
ナッツ「お、サンキュー」
ムンナ「げんきのいいひとですねえ」
〜
666.うるさらX - 26/03/14 02:31:17 - ID:YT250TTiuw
タンパチ「おーい、いたか?」
ラッタ「ぢぢぢ…」フルフル
タンパチ「うーんそっちにもいねーか、つーことはやっぱりこの階段で…」
タンパチ「ま、オイラがここに陣取ってる時点で行き違いになる事はありえねーけどな」
ノソッ
タンパチ「…ん? 誰だ」
「……人間か」
タンパチ「お前は…クイタラン?」
クイタラン「…如何にも」
クイタラン「俺はしがない一般ポケモン…旅の途中だ」
タンパチ「おう、オイラはタンパチ」
クイタラン「タンパチか…その名前、覚えておこう」ノソッ
タンパチ「…待てよ」
タンパチ「ほのおポケモンを愛するオイラだからわかる…お前、只者じゃないだろ?」
クイタラン「……ほう」
667.うるさらX - 26/03/14 02:35:21 - ID:YT250TTiuw
クイタラン「…奇遇だな、俺も同じ意見だ」
クイタラン「ほのおタイプを極めし強者、俺はそれと相見える日をずっと望んでいた」
タンパチ「へっ…こうなったら、待ったはナシだ」
クイタラン「…ああ」
タンパチ「バトルだ! いくぞラッタ!」
ラッタ「ぢ!」バッ
〜
668.うるさらX - 26/03/14 02:39:14 - ID:YT250TTiuw
ザッ ザッ
ラブカス「…」フヨフヨ
ニャオニクス「…」トテトテ
ベイリーフ「…」ザッザッ
ベイリーフ(き、気まずいチコ…)
ラブカス(あいつらがいないだけでこんなに違うんだな…)
ベイリーフ「…なんか話題振れチコ」ヒソヒソ
ラブカス「そう言うおめーが手本見せろや」
ベイリーフ「ちっ………あっそうだ」
669.うるさらX - 26/03/14 02:45:31 - ID:YT250TTiuw
ベイリーフ「おい、ニャオニクス」
ニャオニクス「……何?」
ベイリーフ「昨日言おうとした事…何チコ?」
ニャオニクス「昨日?何のこと?」
ベイリーフ「え、ほら…寝る前にウチに何か伝えようとしてたやんけ、あれずっと気になってたチコ」
ニャオニクス「あ〜…うん」
ニャオニクス「えーと…その〜……」
ニャオニクス「……アンタ、色々大変だったのね」
ベイリーフ「……」
ベイリーフ「もしかして…あの時話したウチの過去、全部聞かれてたチコ?」
ニャオニクス「うん…ボールの中でね」
670.うるさらX - 26/03/14 02:50:44 - ID:YT250TTiuw
ニャオニクス「家族に裏切られるとか…私、ちょっと想像もつかなくて…」
ベイリーフ「……」
ベイリーフ「…まぁ聞かなかった事にしてくれとは言えんけど」
ベイリーフ「あれは結局ウチの自業自得だし…あんまし掘り返さないでくれチコ」
ニャオニクス「あ…わかった」
ラブカス「…ま、人には触れられたくない過去が一つ二つあるもんだしな」
ベイリーフ「…そういうテメーはなんかあんのかチコ、ウチの聞いといて」
ラブカス「お前が勝手にベラベラ喋ったんだろ?オレが話す筋合いはねえ」
ベイリーフ「はァー!?ウチはお前らが気になる気になる言うからしゃーなしで話しただけチコ!」
ラブカス「…ま、いずれ話してやるよ、いずれな」
ベイリーフ「その言い方だと、お前もなんかあるチコねえ…」
671.うるさらX - 26/03/14 03:00:00 - ID:YT250TTiuw
ニャオニクス「……あのさ、ちょっと気になってるんだけど」
ニャオニクス「ふたりは…アイツの事どう思ってるの?」
ベイリーフ「アイツ?」
ニャオニクス「ほら……ナッツ」
ベイリーフ「ああアイツね、了承もなしにウチを捕獲しやがった事は今でもムカつくけど…」
ベイリーフ「ま、飯くれるし悪いヤツではないチコ」
ニャオニクス「えーと…ラブカスは?」
ラブカス「…オレがトレーナーをどうこう言う資格なんてねーよ」
ラブカス「それに…大して仲良しってわけでもないし、まだまだアイツについては知らねえ事が多い」
ベイリーフ「でもお前…アイツの最初のポケモンだろチコ、ウチが加わった時お前しかいなかったし」
ラブカス「最初のポケモンだろうがなんだろうが、それだけで特別ってわけでもねーよ」
ベイリーフ「はー、最初のポケモンがこんなんとかアイツもとんだ貧乏くじを引かされたチコねぇ」
ラブカス「はいはい」
672.うるさらX - 26/03/14 03:08:40 - ID:YT250TTiuw
ベイリーフ「…で、話を戻すけどお前こそアイツの事どう思っとるチコ」
ニャオニクス「へ? わ、私?」
ベイリーフ「おう、聞いといて自分だけ言わんのは許さんチコ」
ニャオニクス「あ〜…まぁ、思ったより使える……しもべ?みたいな」
ベイリーフ「ほーん、チコ」
ラブカス「使えるしもべねぇ…」
ラブカス「夜が明けるまで技の特訓に付き合ってくれるようなしもべなんて、他にいねーわなそりゃ」
ニャオニクス「えっ!?な、なんでそれを…」
ラブカス「どうした? オレは例えで言っただけだが」
ベイリーフ「? 何の話しとるチコ」
ニャオニクス「い、いや…なんでもないから」
ラブカス「そういや、さっき岩を砕いた“アイアンテール”、気合い入ってたよな〜」
ニャオニクス「ちっ…アンタ意外と、いい性格してんのね…」
ベイリーフ「???」
〜
673.うるさらX - 26/03/14 03:14:54 - ID:YT250TTiuw
クイタラン「…」バッ!
タンパチ「ふいうちか…こっちもふいうち!」
ラッタ「ぢぃ!」
ズバッ!
ラッタ「もうさァッ無理だよ」ドサッ
タンパチ「あっ…ラッタ!」
クイタラン「…この程度で終わるはずなかろう」
クイタラン「見せてみろ…お前の熱き闘志を!」
タンパチ「…ああ、わかってらぁ!」
タンパチ「次はお前だ…リザード!」ボムッ
リザード「あいよっ!!」
〜
674.うるさらX - 26/03/14 03:20:50 - ID:YT250TTiuw
ラブカス「…分かれ道だな」
ニャオニクス「道なりに進むのと…右斜め方向ね」
ラブカス「なんとなくだが…あいつらはこっちを通った気がする」
ベイリーフ「あー? ウチは道なりに進んだ方がいいと思うがチコ」
ラブカス「…お前、とりあえずオレと逆の意見言ってねえか?」
ベイリーフ「とーぜんチコ、なんとなくで道決めてるようなヤツの言う事なんて信用できねーし」
ラブカス「おめーだってなんとなくで決めてんだろ何が違うのか説明してみろよ」
ニャオニクス「あーもう、またしょうもない事で…」
ベイリーフ「よし、ここは公平にジャンケンで決めるチコ」
ラブカス「ジャンケンできると思ってんのか?オレが」
ベイリーフ「あー…普通にすまんチコ」
ニャオニクス「……」
675.うるさらX - 26/03/14 03:23:26 - ID:YT250TTiuw
「おい、うるせえぞ」
ニャオニクス「ほら…怒られたじゃない」
ラブカス「すまん」
ベイリーフ「メンゴチコ〜」
ベイリーフ「………いや今の誰チコ?」
ニャオニクス「え?」
ラブカス「……あっ」
ラブカス「お、おい…上、上」
ベイリーフ「うえ?」
「…ったく俺様のテリトリーで騒ぎやがって」
ヒードラン「覚悟はできてんだろうなガキどもがァ!!?!!!??」ゴボボ
676.うるさらX - 26/03/14 03:29:53 - ID:YT250TTiuw
ベイリーフ「ど…どちら様チコ〜?」
ヒードラン「アァ〜〜〜?この俺様を知らねえとはな」
ヒードラン「ゴボボッ…俺様はヒードラン、この火山最強の存在だ…!」
ニャオニクス「ご…ご丁寧にどうも…」
ベイリーフ「それじゃウチら、用事があるんで失礼しますチコ〜…」
ヒードラン「おう待てや」
ヒードラン「さっきも言った通り…ここは俺のテリトリー、そんな場所で騒ぎやがった代償は…」
ヒードラン「高くつくぜ〜〜〜???ゴラァーーーーーー!!!!!!!」ゴゴボボボボ
677.うるさらX - 26/03/14 03:43:04 - ID:YT250TTiuw
ベイリーフ「なんかめっちゃ怒ってるチコー!」
ニャオニクス「や、厄介な事になってきたわ…」
ヒードラン「くらいやがれ…必殺!必ずブッ殺マグマストームじゃボケェ〜〜〜!!!!!!!」ダンッ
ゴオオォオォオォッッッ
ラブカス「やべっ…!」サッ
ベイリーフ「ひいぃ地面からなんか出てくるチコ〜!?」バッ
ヒードラン「避けてんじゃねえぞ骨無しチキン共がァ〜〜〜〜〜!!!!!!!」ゴボボ
ベイリーフ「な、なんとかするチコ!」
ラブカス「やるしかねえ…ハイドロポンプ!!」ドバババ
ジュワァァァァァ
ニャオニクス「げほげほ…な、何!?」
ベイリーフ「あっづ!蒸しあっづ〜!!!チコ」ゲホゲホ
ラブカス「す、すまん…一瞬で蒸発してサウナ状態になっちまった」
ベイリーフ「このドアホが〜!」
678.うるさらX - 26/03/14 03:53:36 - ID:YT250TTiuw
ニャオニクス「それなら、私が相手だ…!」
ニャオニクス「サイコパワー…全
ヒードラン「邪魔じゃァ!!!メタルクロォォォ!!!!!!!」ザシュッ
ニャオニクス「ぎゃんっ!!」ドサッ
ベイリーフ「お、おいしっかりしろチコ!」
ヒードラン「終わりじゃボケ共!アイアンヘッドで砕け散りやがれやァ〜〜〜!!!!!」ドドドドド
ラブカス「アクアジェット!!」ザパァ
バシャッ!
ヒードラン「ちいッ生意気な…!」グラ…
ラブカス「今だベイリーフ!」
ベイリーフ「くさのちかいチコ〜!!」ズバババ
ヒードラン「へっ、んなモン…効くかよ!」
ベイリーフ「時間は稼いだ…後は任せたチコ、ニャオニクス!」バッ
ニャオニクス「はぁぁ……!!!」ゴゴゴゴゴ
ヒードラン「んなッ…!?」
ニャオニクス「巨大……シャドーボール!!!」ブンッッ
カ ッ
679.うるさらX - 26/03/14 04:07:10 - ID:YT250TTiuw
ドガァァァァァン!!!
ニャオニクス「はぁ…はぁ…」
ベイリーフ「やったか!?チコ」
シュウウウウウ…
ヒードラン「脅かしやがんなやクソがァ〜〜〜!!!!!!」ゴボッ
ベイリーフ「ギャー!ダメだったチコ」
ラブカス「ピ…ピンピンしてやがる」
ニャオニクス「…ふーん、流石に最強の存在を自負するだけの事はあるのね」
ニャオニクス「こうなったら…やる事は一つ、あの手しかないわ」
ラブカス「あの手…?」
ベイリーフ「ま、まさか何かとっておきの新しい技とかあんのかチコ!?」
ニャオニクス「…決まってるでしょ」
ニャオニクス「逃げろーーー!!!!!」ダッ
ラブカス「お、おう!」バッ
ベイリーフ「えっ、ちょっ…えっ!?」ダッ
ヒードラン「ゴボボボボ!!!待たんかいガキ共がゴラァ〜〜〜!!!!!」ドドドドド
680.うるさらX - 26/03/14 04:14:19 - ID:YT250TTiuw
ベイリーフ「な、なんであの流れで逃げるチコ〜!」ドドド
ニャオニクス「だ…だって!勝ち目ないし!私まだ死にたくないし!」ダダダ
ラブカス「…! 前を見ろ!」
ベイリーフ「行き止まりチコ!?」
ニャオニクス「うそー!?」
ベイリーフ「お前〜!なんでこっちの道選んだチコ!」
ニャオニクス「ア、アンタが選んでた道じゃないの!さっき!」
ラブカス「お、おい…」
ザッ…
ヒードラン「ゴボボ…チョロチョロと逃げ回りやがって」
ヒードラン「潔く覚悟の準備しとかんかい、ゴルァ〜〜〜〜〜!!!!!!!」ゴボッ
681.うるさらX - 26/03/14 11:47:40 - ID:YBG8r7Xftw
ベイリーフ「ひ、ひぃぃ」
ニャオニクス「あの…なんとか、ならない?」
ラブカス「…わり、無理だわ」
ヒードラン「とっとと臓物ぶち撒けて死にやがれやゴルルァ〜〜〜!!!!!!!!」ゴゴボッ
ヒードラン「今度こそ必殺技で地獄に送ってやんよォ!!!有り難く思うんだなァ!?!!??」ゴゴゴ
ラブカス「く…」
ベイリーフ「誰か助けてチコ〜!」
ニャオニクス「ナ、ナッツ…!」
682.うるさらX - 26/03/14 11:55:42 - ID:YBG8r7Xftw
ガラッ…ガラガラ……
ラブカス「…? なんの音だ?」
ニャオニクス「へ?」
ベイリーフ「チコ?」
ヒードラン「…アァ?」ゴゴゴ…
ガララッ…ガラッ ガラガラガラガラ
ナッツ「ぐはっ」ドサッ
ヒードラン「がッ!?!?」グラ
ナッツ「お〜…またケツ打った、てかさっきと同じ場所じゃんここ…」
ラブカス「ちょ…」
ニャオニクス「ナッツ…!?」
683.うるさらX - 26/03/14 12:01:33 - ID:YBG8r7Xftw
ベイリーフ「今までどこほっつき歩いてたチコおめー!」
ナッツ「あっ…みんな久しぶり、こんなとこにいたんだ」
ラブカス「おい…何してたんだよマジで」
ナッツ「いや〜…かくかくしきじかでさ、どうにかモグリューに地上へ送ってもらったはいいけど、また落とし穴に…」
ナッツ「おっとそうだ、ちゃーんとムンナも無事だぜ」
ムンナ「あ、みなさんここにいたんですね」フヨフヨ
ラブカス「おう、事情はわかった…けど」
ニャオニクス「…ナッツ、下」
ナッツ「へ、下?? そういやさっきからケツが熱いような…」ジュー…
ナッツ「あ゙っ゙づ!?」バッ
ヒードラン「んなろォ…頭上からの不意打ちとはいい根性してんなオォン!?!?!?」
ヒードラン「テメェもあの世に送ってやんよグォラァ〜〜〜〜〜!!!!!!!」ゴゴゴゴゴ
684.うるさらX - 26/03/14 12:13:16 - ID:YBG8r7Xftw
ナッツ「うおっ!?まさかこいつがヒードラン…こんなとこにいたのか!」
ムンナ「とってもつよそうです」
ラブカス「知ってんのか…?ナッツ」
ナッツ「ほら、ここに来る前に話してた…伝説のポケモンがこいつだよ」
ベイリーフ「えぇ…こんなガラ悪いのが」
ナッツ「よ〜しムンナ、がんせきふうじ!」
ムンナ「がんせきがらがらです〜!」ガラガラ
ヒードラン「燃えカスにしてくれるわ!!!かえんほうしゃじゃァ〜〜〜!!!!!」ゴオオォォオォ
ドロドロドロ…
ナッツ「ああっ、全部溶かされちまった…」
ムンナ「ざんねんです」
ヒードラン「おらおらァーーー!!!その程度かァ〜〜〜!!!???!?」ゴボボ
ナッツ「……てかさ、もしかしてだけど」
ナッツ「結構…ピンチな感じ?」
ラブカス「Yes」
ニャオニクス「見りゃわかるでしょ」
ベイリーフ「こいつらが来てもなんも状況変わんねえじゃねーかチコ〜!!」
685.うるさらX - 26/03/14 13:47:02 - ID:YT250TTiuw
ヒードラン「テメェら…よくも舐めたマネしてくれたなァ、オ゙ォ゙!?!!?」ゴゴゴ…
ヒードラン「今度こそ一瞬であの世に送ってやる…必殺…!!ブチ殺マグマストー…」
「ふいうち!」
ズバッ!
ヒードラン「がッ……!?」ズザッ
ベイリーフ「な…何チコ!」
ナッツ「今の声は…」
「…見つけたぜ」
タンパチ「オイラの探し求めていた、伝説のほのおポケモン!」
ラブカス「タンパチ!」
ナッツ「お前も来てくれたのか!」
686.うるさらX - 26/03/15 00:04:35 - ID:YT250TTiuw
タンパチ「地下からすげー音が聞こえたんでな…」
タンパチ「それと…こいつはオイラの新たな仲間だ!」
クイタラン「…」ザッ
ナッツ「クイタラン…?」
タンパチ「おう、戦いの末に分かり合えた…強敵(とも)だぜ!」
ヒードラン「ぐゥゥ…!次から次へと目障りな…!!」ゴボッ
タンパチ「おっと…ヒードラン、お前の相手はオイラたちだぜ!」
タンパチ「いくぞ…クイタラン!」
クイタラン「…ああ」
687.うるさらX - 26/03/15 00:10:03 - ID:YT250TTiuw
ヒードラン「舐めたマネを…!灰になりやがれコンチキショウがァーーーーー!!!!!!」ゴオオォォオォオォオォ
クイタラン「ふっ…」ゴオオォォ…
ナッツ「すっげ…あの炎が効いてねえのか…?」
タンパチ「特性もらいびだ…!炎相手なら敵なしだぜ!」
ヒードラン「んだとォ!?!?」
ヒードラン「なら…アイアンヘッドで叩き割ってくれらァーーーーー!!!!!」ドドドドド
タンパチ「けたぐり!」
クイタラン「…はっ!」シュバッ
ガスッ!
ヒードラン「ぐああッ…!!!」ズザァ…ッ
タンパチ「よ〜しトドメだぜ!ねっさのだいち!!」
クイタラン「はぁーっ!!」ザザザ
ヒードラン「ぐ…!?ぐるァーーーーーーッッッ!!!!!!!!」ザザザザザ
688.うるさらX - 26/03/15 00:17:54 - ID:YT250TTiuw
タンパチ「今だ…!この時のために用意しておいた、ダークボール!」スッ
タンパチ「いけーっ!!!」ブンッ
ヒードラン「」ゴツンッ!
ティウン…ティウン…ティウン……
……カチッ
タンパチ「っしゃーーーッ!!!ヒードランゲーット!!!」
ナッツ「す…すげー」
ベイリーフ「異常な手際の良さだったチコ…」
タンパチ「当然だ!オイラはこの日の為に準備してきたからな…!」
タンパチ「これからこいつと共に勝率を高めていくぜ〜!」スリスリ
ラブカス「どこまでも勝率気にしてんのな…」
タンパチ「おっと…サンキュー、クイタランもこれからよろしくな!」
クイタラン「…無論」
689.うるさらX - 26/03/15 00:21:01 - ID:YT250TTiuw
ニャオニクス「…まぁ何はともあれ丸く収まって良かったわ……」
ムンナ「みなさんぶじでなによりです」
ナッツ「…で、また上の階層に戻らなくっちゃならねえな」
ラブカス「あ、それならこの先の分かれ道を右に行けば階段があるぞ」
ナッツ「マジか…あの時左じゃなくて右行っときゃこんな事には」
ムンナ「ムンナのいうとおりでしたね、えへん」
ベイリーフ「んじゃ、こんなクソ暑い火山とっとと抜けちまうチコ〜」
タンパチ「オイラも出口まで案内するぜ〜」
〜
690.うるさらX - 26/03/15 00:29:14 - ID:YT250TTiuw
-なんかフォンデュマウンテンを抜けた後の道-
ナッツ「は〜っ、やっと出てこられた」
ベイリーフ「空気がうめぇチコ〜」
ニャオニクス「しんど…とっとと休みたいわ」
ラブカス「…で、次の宿屋はどの辺だ?」
ナッツ「ここからそう遠くもない場所だ…もう一踏ん張りだな」
ムンナ「ふぁいといっぱあつ、です」
ナッツ「…で、タンパチはどうすんだ?」
タンパチ「わり、オイラは一旦ここでさよならだ」
タンパチ「まだ火山で気になる場所もあるし…他にも仲間にしたいほのおポケモンがいるからな」
ナッツ「そうか…ま、頑張れよ!」
タンパチ「ああ、次戦う時は勝つからな! 覚えておけ!!」
ナッツ「おうよ!」
691.うるさらX - 26/03/15 00:40:54 - ID:YT250TTiuw
-宿屋-
ナッツ「あ〜もう喉カッラカラだよ」ゴクゴク
ベイリーフ「マジで死ぬかと思ったチコ〜…」グビグビ
ムンナ「おつかれさまです、ぬれたおるいりますか〜?」
ラブカス「結局、伝説ポケモン…ヒードランは捕獲できなかったが大丈夫か?」
ナッツ「ああ、まぁ…実際全然歯が立たなかったわけだし」
ナッツ「正直見くびってたのもあった、タンパチの方がヒードランに相応しかったってわけだ」
ナッツ「…てかお前らこそ、俺とムンナがいなかった間大丈夫だったのかよ?」
ラブカス「それは…まあな」
ベイリーフ「大丈夫…だったチコよね〜」
ニャオニクス「あ…うん、そうね」
ナッツ「…なんか皆微妙な反応してるけど、見えないところで俺の陰口とか叩いてないよね?」
692.うるさらX - 26/03/15 00:52:57 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「…にしても、伝説のポケモンか」
ナッツ「あんな形ではあったけど、また生で見られて良かったな〜…」
ラブカス「…また?」
ベイリーフ「前にも見た事あるチコ?」
ナッツ「おう、昔…と言うほどでもねえ、一年前だか二年前だか……」
ナッツ「夜、窓の外を眺めてたら巨大な鳥みたいなのがばさーって」
ナッツ「後でその姿のポケモンを調べてみたら…“イベルタル”っていう伝説のポケモンだという事がわかったんだ」
ニャオニクス「ふーん…」
ラブカス「その…イベルタルってのはどんなポケモンだ?」
ナッツ「そうだな…なんでも破壊を司る存在で…あらゆる生命を吸い尽くすんだとか」
ベイリーフ「ブ…ブッソウチコねぇ」
ナッツ「まぁ一回見たっきりだからそのイベルタルがどうなったのかは知らねーけど…」
ナッツ「生きてさえいりゃ、いずれはそんなすげーポケモンと出会えるっつーワケだ」
ムンナ「ろまんをかんじますね」
ベイリーフ「…まあ、この前のレックウザだとかジラーチだとかみたいにパチモンの可能性だってあるがなチコ」
ナッツ「いいじゃんよぉちっとくらい夢見たってよぉ」
693.うるさらX - 26/03/15 00:56:41 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「さ、話も終えたし今日はもう寝るとすっかぁ」
ベイリーフ「布団はウチのもの〜!チコ」ボフッ
ニャオニクス「あ…ずるい!」
ラブカス「進化してからスペース取んだよおめえ!」
ナッツ「おいおい喧嘩すんなや…」
ムンナ「みなさん、よいゆめを〜」
〜
694.うるさらX - 26/03/15 13:03:20 - ID:YT250TTiuw
____________
ど…こに……
どこに………いるのだ…………
早く…早く……我の………
____________
695.うるさらX - 26/03/15 13:06:31 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「……ん?」パチッ
ナッツ(な、なんだ夢か……ヘンな夢)
ナッツ(でも…今の声、どこかで……)
ムンナ「ナッツさん」
ナッツ「うわっ、ムンナ!? まだ寝てなかったのかよ」
ムンナ「かわったゆめをみてましたね」フヨフヨ
ナッツ「……へ? 俺の夢の内容わかるの??」
ムンナ「はい、いつもたべてますから」
ナッツ「??? そ、そう……」
ムンナ「それより、ナッツさん」
ムンナ「いま……しあわせですか?」
ナッツ「………へ?」
696.うるさらX - 26/03/15 13:10:00 - ID:YT250TTiuw
ムンナ「ムンナは、いまみんなとであえてすごくしあわせです」
ムンナ「でも、ナッツさんはどうですか」
ムンナ「いま…“今の方”が……幸せですか?」
ナッツ「い、今の方…?急に何言ってんだ、なんかいつもと話し方違うし」
ムンナ「む〜…つまりですねえ」
ムンナ「………いや、なんでもありません、わすれてください」
ナッツ「え、何…? 忘れろったって」
ムンナ「ではムンナもねます、おやすみなさい〜」
ナッツ「ま、待てよ! もう少し詳しく…」
ムンナ「すや…zzz」プクー
ナッツ「あ…寝ちゃった」
ナッツ「………」
ナッツ「お…俺も…寝るか……」
697.うるさらX - 26/03/15 14:35:39 - ID:YT250TTiuw
-翌朝-
チュンチュン…
ナッツ「……」
ムンナ「ナッツさん、おはようございます〜」
ナッツ「あ、おはよう…」
ナッツ(夜中のあれも、夢だったのか…?)
ニャオニクス「…ったくいつまで寝てんの?」
ベイリーフ「ウチでさえとっくに起きてんだぞチコ」
ラブカス「んで、今日はどこに向かうつもりだ?」
ナッツ「あ、そうだなえーと……」
ナッツ「あっ…!?こうしちゃらんねえ!!」ガバッ
ナッツ「いくぞお前ら!!」ダッ
ニャオニクス「ちょ…ちょっと!?」
ベイリーフ「まだ朝飯食ってねーチコ!」
ムンナ「れっつごーですー」フヨフヨ
ラブカス「やれやれ…」フヨフヨ
698.うるさらX - 26/03/15 14:40:32 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「はぁっ、はぁ…!」ダッ
ベイリーフ「お…おいナッツ!」
ニャオニクス「なんでそんな急いでんの!」
ナッツ「つ…次の目的地に向かうには海を渡る必要があるんだけど」
ナッツ「その渡るための船がもうすぐ出港しちまうんだよ!」
ベイリーフ「はぁー!?チコ」
ニャオニクス「計画性なさすぎでしょアンタ!」
ナッツ「ご、ごめんって…それに昨日は」
ラブカス「あっ…?おい、あれは…」
ムンナ「みちのまんなかにだれかいますね」
699.うるさらX - 26/03/15 14:47:31 - ID:YT250TTiuw
「オー…ミーの大切な……」
ナッツ「な、何やってんだろうあの人…」
ベイリーフ「で…でも今はそれどころじゃねーチコ」
ナッツ「いや…!」ダッ
ベイリーフ「あっ…!?おい!チコ」
ナッツ「すみませーん、なんかあったんすか?」
「オー…?アナタたちは」
ナッツ「俺ナッツっす、あと俺の手持ちたち」
ラブカス「ども」
ムンナ「こんにちはです〜」
ニャオニクス「あの…ナッツ、人助けもいいけどさ……」
ナッツ「困り事なら力になりますぜ、俺たち」
「オー…なんて親切な」
イリングス「ミーの名前はイリングス、世界中でスリルを求めて旅をする冒険家デース」
700.うるさらX - 26/03/15 14:52:05 - ID:YT250TTiuw
イリングス「実はミー、ちょっとしたアクシデントがありましてネ…」
イリングス「ミーの相棒が…大変な事に」
ラブカス「相棒…?」
ニャオニクス「まさか、ポケモンが深い傷を負ったとか…」
イリングス「いえ、これデース」
ベイリーフ「じ…自転車ァ?」
ムンナ「かっこいいでざいんですね」
イリングス「ミーの自転車はかる〜い力で漕ぐ事が可能な半自動自転車デース」
イリングス「さらに陸だけでなく水上も渡れるスグレモノデース、なんでもとある地方の自転車を開発されたとか」
イリングス「その自転車が、急に動かなくなってしまってデスネ…」
ラブカス「それは…う〜ん……」
ニャオニクス「私たちじゃどうする事も…」
ベイリーフ「そうチコ、ムリなものはムリだから見捨てる他ねーチコ」
ナッツ「……いや」
701.うるさらX - 26/03/15 14:57:05 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「ちょっとこの自転車…触らせてもらえますか?」スッ
イリングス「え?ドウゾ…」
ナッツ「…うん、ここをちょっといじって…あ、ここをきも〜ち伸ばしとけば……」
ナッツ「電力が必要だな…ニャオニクス!」
ニャオニクス「え!?」
ナッツ「ここ、かる〜くチャージビーム」
ニャオニクス「あ…はい」ビシュッ
バチバチ…
ナッツ「よし、これで一回動かしてみてください」
イリングス「わ…わかりマシタ…」ブイン
イリングス「お…お……!?動きマス!直りマシタ!!」ブインブイン
702.うるさらX - 26/03/15 15:02:19 - ID:YT250TTiuw
ラブカス「え、えぇ…?本当に直ったのか?」
ベイリーフ「…お前、そんな才能あったチコか……?」
ナッツ「え?自分でもよくわからんけどなんとなーく…」
ムンナ「……」
ニャオニクス「ま…まぁ解決したのなら良かったわ…」
イリングス「アナタ方は恩人デス!助かりマシター!!」
イリングス「何かお礼をしなくてはなりませんネ……そうデス!!」
イリングス「これ、受け取ってくだサーイ!」グイッ
ラブカス「も…もう一つの自転車??」
ベイリーフ「どっから出したチコ…?」
イリングス「ボタン一つでどこでも呼び出せるので、荷物にならなくて便利デース!」
イリングス「さらにこの万能自転車と同等の機能を備え付けておりマース!!」
703.うるさらX - 26/03/15 15:10:31 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「えっ…いや、そんな貴重なもん……」
イリングス「イエイエ…こうでもしないと気が済みマセーン!!」
ナッツ「そ、それではお言葉に甘えて…有り難く受け取っちゃいます」
ニャオニクス「…てか、もう一台自転車あるならそっち使えば良かったんじゃないの…?」
イリングス「……アッ」
イリングス「マ…マァいいんデス、ミーはまたスリルを求めて旅に出マース」
イリングス「その自転車、存分に活用してくだサイ、バーイ!」ブイーン
ベイリーフ「な、なんかやかましい人だったチコ…」
ナッツ「よし…この自転車があれば、まだ船に間に合うかも」ガシッ
ナッツ「飛ばすぜお前ら〜!!!」ブイーン
ベイリーフ「なっ…おい!ウチらボールにしまってからにしろチコ〜!!」
ラブカス「やれやれ…オレらも全速力で追いかけるぞ」
704.うるさらX - 26/03/15 17:48:23 - ID:YT250TTiuw
-ガナッシュハーバー-
〜海と共に暮らす者たちが生きる、港湾
『出港、出港致します…』プオーン…
ナッツ「し、しまった〜!間に合わなかった」
ラブカス「け…結局ダメだったのかよ」ゼェゼェ
ベイリーフ「は、走って損したチコ!」ゼェゼェ
ナッツ「ど…どうしよっかなぁ……」
ニャオニクス「…一応聞くけど、次に船が出るのはいつなの?」
ナッツ「い…一週間後……です」
ニャオニクス「なるほど…遺言はそれでいいかしら」ビビビ…
ナッツ「わー待って!全力で詫びるから命だけは…」
ニャオニクス「…うっ」フラッ
バタッ…
ナッツ「…!? お、おいニャオニクス、どうした…」
ニャオニクス「お…お腹」
ニャオニクス「お腹空いた……」グゥゥゥ
ナッツ「……」
705.うるさらX - 26/03/15 17:51:47 - ID:YT250TTiuw
ベイリーフ「ウ…ウチも、もう限界チコ」グー
ラブカス「…どうせ遅れるなら、朝飯食ってから来るべきだったな」グギュルルルルル…
ムンナ「ムンナはだいじょぶですけどね」フヨフヨ
ナッツ「……そういや、俺も腹減ったしまずは腹ごしらえだ、船の事はその後で考えるか」
ナッツ「一人1000円やるから、ここの店で好きなもん食ってこい」スッ
ベイリーフ「こんなんもらっても美味かねえチコ」モシャモシャ
ナッツ「食うなや!ヤギかお前は!!」
ラブカス「一匹で店行けって事かよ…」
ニャオニクス「お金なんて初めて使うわ…」
ムンナ「たまにはいいじゃないですかこういうのも」
ナッツ「でぇじょうぶだって、お釣りとかわかる?」
ラブカス「…なんか後から貰えるやつ?」
ナッツ「ヨシ大丈夫!さあ行った行った」
ベイリーフ「…しゃーねえ、食ってくるか〜チコ」
706.うるさらX - 26/03/15 17:55:29 - ID:YT250TTiuw
スタスタ
ナッツ「さて…アイツらが他んとこで食ってる間に、俺はどこで腹を満たそうか」
ナッツ「……ん?ダイニング…バー?」
カランカラン
ナッツ「ちわー」
ナッツ(……ってあれ、入っちゃったけど未成年が来ていいとこなのか…?)
ナッツ「ま…まぁいいでしょ、どこに座ろうか…」キョロキョロ
「…少年」
ナッツ「へ?」
謎の男「俺の隣…空いてるぜ」
ナッツ「え? あ…はい、どうも……」
ナッツ(他の席ガラガラなんだけど…なんか断りづらいし…)
707.うるさらX - 26/03/15 18:01:30 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「……」
謎の男「……」
ナッツ「…え〜と」
謎の男「…どうした? お前の頼んだクリームパスタだ、食え」
ナッツ「あ、どうも…」チュルチュル
ナッツ(な…なんだ? この人……)
謎の男「少年」
ナッツ「は、はい!」
謎の男「お前は…十数年前に起きた事件を知っているか?」
ナッツ「へ? いや、十数年前とか生まれてるかどうか…」
謎の男「…フッ、仮に生まれていても知らなくて当然だ」
ナッツ(じゃなんで聞いたの?)
謎の男「なんせ地方が隠蔽した…最悪の事件」
謎の男「少しでも歯車がずれていれば…今の平穏は無かったであろう」
708.うるさらX - 26/03/15 18:11:20 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「…? それってどういう??」
謎の男「……少し話をしよう」
謎の男「あるところに、一人の男がいた」
謎の男「その男は少々変わり者で、他者には理解されない研究に没頭していた」
謎の男「しかし…研究の目的には、“世界中のポケモンを意のままに操る”という野望があった」
謎の男「あろうことか…男はその野望を実現寸前まで完成させていた」
謎の男「だが、その男の詰めは甘かった。あと一歩…あと一歩のところで一人のトレーナーに敗れ、男の野望は露と消えた」
ナッツ「……それって、事実なんすか?」
謎の男「さあな」
謎の男「…この話には、まだ続きがある」
謎の男「野望達成を失敗した男…行方をくらまし、生死不明となった」
謎の男「だが、その男は姿を変え…生きていた。さらにかつて自身の野望を打ち砕いたトレーナーを……殺した」
謎の男「そして今も、何者にも邪魔されず研究を続けている」
謎の男「失敗した野望を、次こそ達成するためにも……」
709.うるさらX - 26/03/15 18:21:21 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「……」
ナッツ「…アンタ、何者っすか?」
謎の男「…名乗る程の者でもない」
謎の男「さらに…もう一つ話しておこう、ポケモンについてだ」
謎の男「お前は…言葉を発するポケモンを知っているか?」
ナッツ「えっ、そりゃあ今まで沢山見てきましたし…」
ナッツ「俺の手持ちだってみんな喋るんすよ?ラブカスもベイリーフもムンナもニャオニクスも……」
謎の男「…そう、我々と同様の言葉を発するポケモンの存在は今でこそ当たり前となっている」
謎の男「だが…本来ポケモンは、人語を発する生物ではなかった」
謎の男「しかし、そのような常識を覆す出来事が起きた」
謎の男「ある時を境に…突然ポケモンは人類と同じ言葉を発し始めた」
謎の男「この事について人々は頭を抱えたが…“突然変異”であるという結論に至った」
710.うるさらX - 26/03/15 18:28:07 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「……その、ある時を境にってのは?」
謎の男「…鋭いな」
謎の男「先ほど…ある男が起こした事件について述べただろう」
謎の男「…その事件を境にだ、ポケモンが言語を発し始めたのは」
ナッツ「じゃあ…男が起こした事件とポケモンが喋り始めたのは何か関係が?」
謎の男「……さあな、単なる偶然に過ぎないかもしれない」
謎の男「強大な野望を持った男…言語を発するポケモンたち」
謎の男「今日俺が話した事は…雑音として忘れてもらっても構わない」
謎の男「しかし…これだけは覚えておいてくれ」
謎の男「いつまでも…ポケモンといられる時間を大切にな」
711.うるさらX - 26/03/15 18:35:08 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「あっ…はい」
謎の男「さて…俺は行く」
謎の男「パスタの代金は気にするな…既に払っておいた」
ナッツ「へ? い、いつの間に…ありがとうございます」
謎の男「…気にするな、お前を見ていたら昔…俺のライバルだった存在を思い出してな」
謎の男「お前とはそう遠くはないうちにまた会える予感がする…達者でな」
ナッツ「ちょっ…ちょっと待って…ください」
ナッツ「最後に名前……聞かせてもらっていいっすか?」
謎の男「…先程言ったであろう、名乗る程の者ではない」
ナッツ「いや…おなしゃす」
謎の男「………ロマ」
ロマ「…俺の名だ」
ナッツ「……俺はナッツっす」
ロマ「………」
ロマ「……やはりか」
ナッツ「え?」
ロマ「いや…なんでもない、また会おう」ザッ
ナッツ「あっ…はい」
ナッツ「……」
ナッツ(ロマか…本当に何者だったんだ、あの人は…)
712.うるさらX - 26/03/15 20:46:30 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「…アイツらも飯終えたかな」スタスタ
ラブカス「お、ナッツやっと来たか」
ベイリーフ「あ〜…食った食ったチコ」
ナッツ「あ、みんないる…」
ナッツ「……喋るポケモン、か」ポツリ
ムンナ「む、どうかしました?」フヨフヨ
ナッツ「あ…なんでもないなんでもない」
ナッツ「おっとそうだ…まずはみんなの飯代のお釣り回収しとくね」
ナッツ「あれ……合計138円しか残らなかったの?マジ?」
713.うるさらX - 26/03/15 20:52:49 - ID:YT250TTiuw
ラブカス「…で、船の話はどうすんだ」
ニャオニクス「調べた感じアーマー団の情報も無いし…もうこんなとこ用ないんだけど」
ナッツ「どうしよっかな〜…わざわざ一週間待つってのもアレだし」
ナッツ「そうだ…なみのりを覚えたポケモンなら海を渡れるらしい」
ナッツ「よし、誰か泳げる人〜」
ベイリーフ「泳げるわけねーチコ」
ニャオニクス「私も」
ムンナ「ムンナもです」
ラブカス「……」
ナッツ「ね、ラブカスくん」
ラブカス「んだコラ」
ナッツ「なみのりとか…できない?」
ラブカス「種族的には覚えられるんだろうが…少なくともオレは覚えてねーよ」
ナッツ「…やっぱダメかあ」
ニャオニクス「じゃあどうすんの…」
ムンナ「はっぽうふさがりですね」
ベイリーフ「今朝の自転車ヤローを見殺しにしとけばワンチャン間に合ったんじゃねーかチコ」
ナッツ「でもよお、そのお陰で自転車も貰えたんだし」
ナッツ「……ん、自転車…?」
714.うるさらX - 26/03/15 20:57:40 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「そうだ…これで」カチッ
ポンッ
ニャオニクス「そ…それは今朝貰ってた自転車…」
ベイリーフ「そんなんで何しようって気チコ?」
ナッツ「イリングスとかいう人が言ってた事、覚えてるか?」
ナッツ「あの人の自転車は水上を走る事ができる」
ナッツ「そして…俺の貰った自転車も同等の機能が備わっている」
ラブカス「…まさか」
ナッツ「……そうだ」
ナッツ「この自転車で…海を渡るんだよ!」
715.うるさらX - 26/03/15 21:03:53 - ID:YT250TTiuw
ニャオニクス「そ、それは流石に……」
ベイリーフ「ム…ムチャなんじゃねーかチコ…?」
ラブカス「…お前さ、あんまし海を舐めんじゃねーぞ」
ナッツ「でもよお、他に方法ないじゃん」
ナッツ「無理かどうかは、やってみなきゃわかんねえしな」
ムンナ「ばんゆうっていうらしいですね、こういうの」
ラブカス「……まあ、どうしてもと言うなら強く止めはしないけどさ」
ニャオニクス「イヤな予感がしてきたわ…」
ベイリーフ「うう…勝手に死ぬならともかく、ウチらの命もかかってんだぞチコ」
716.うるさらX - 26/03/15 21:08:31 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「よーしみんな納得してくれたし、早速しゅっぱーつ!」
ナッツ「と、その前に…みんなボールに戻った戻った」シュルルルルル……
「うう…私死にたくない…」
「ナムアミダブツ、ナムアミダブツチコ…」
「ちょっとわくわくします」
ラブカス(ボールの中からめっちゃ声漏れてる…)
ナッツ「ほら、ラブカスも」
ラブカス「バーカおめえ、オレは泳げるんだから後ろからついてくよ」
ナッツ「あそっか、海で暮らしてたんだっけお前、故郷じゃん」
ラブカス「………まあな」
ナッツ「でも…まあ多分大丈夫だからあんま心配はすんな!」
ナッツ「んじゃナッツ、行きまーす」ブイーン
ザッパーン!
ナッツ「うお〜浮袋みたいなの出てきた!マジで水上走ってる〜」ザザザ
ラブカス「やれやれ…」スイーッ
717.うるさらX - 26/03/15 21:17:06 - ID:YT250TTiuw
-ガナッシュすいどう-
〜海。
ナッツ「お〜ホントにあんま力入れなくていいから楽チンだな」ザザザ
ナッツ「これならあっという間に着いちまうかもな〜ガハハ」
ラブカス「あのなぁ……」スイーッ
バシャーッ!
ナッツ「うわっ、な…なんだ!?」
ラブカス「今のは…みずのはどうだ!」
ペリッパー「立派〜」パタパタ
ナッツ「あれは…ペリッパー!」
ラブカス「…どうやら、オレが標的らしいな」
ナッツ「あそっか…天敵がペリッパーっていつぞやに話してたなお前」
ペリッパー「ご立派ァ!」バッ
ナッツ「く…来る!」
718.うるさらX - 26/03/15 21:24:39 - ID:YT250TTiuw
ペリッパー「……」ゴクンッ
ナッツ「…あれ?」
ラブカス「のみこむだな」
ペリッパー「ぐえっ」カハッ
ラブカス「はきだすだ」
ナッツ「どっちもたくわえるを使わないと意味のない技じゃん…」
ラブカス「野生のペリッパーはよくわからん行動繰り返すのも多いからな」
ラブカス「それより…今がチャンスだぞ」
ナッツ「あ、そっか…れいとうビーム!!」
ラブカス「おらァ!」ビビビビビ
ペリッパー「り…!?立派ァ〜!」バサバサ
ナッツ「あらら、逃げ帰っていく…」
ラブカス「…オレも野生時代は、あんなのにも苦戦してたんだよ」
ナッツ「そ…そういうもんなの?」
719.うるさらX - 26/03/15 21:33:13 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「さ〜て進め進め〜」ザザザ
ラブカス「…! おい、後ろ!!」
ナッツ「なんだ、またペリッパーか?」
ラブカス「いや…」
サメハダー「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ザザザザザ
ラブカス「サメハダーだ!!」
ナッツ「え!?」
ラブカス「今度の標的はお前だ…!このままじゃ追いつかれるぞ!」
ナッツ「く……それなら」
ラブカス「一か八か、オレのアクアジェットで食い止めるぞ!」
ナッツ「いや…ここは任せてくれ!」ザザザ
ナッツ「引きつけて………こうっ!!」グイッ
サメハダー「おおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……………」ザザザザザ…
ナッツ「よーし…どっか行っちまった」
ラブカス「咄嗟のカーブで避けたのか……」
ナッツ「どうだ、神のドライビングテクニック」
ラブカス「マジで命知らずだよな〜…お前」
720.うるさらX - 26/03/15 23:22:06 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「なーんだ、ペリッパーもサメハダーも案外ちょろいもんだし」
ナッツ「海ってのもてえした事ないな!」ザザザ
ラブカス「いやあの…お前らにとって海の本当に恐ろしいところはだな」
ナッツ「はいはいみなまで言うな、何言おうとしてるかなんてなんとなくわかるから」
ラブカス「…本当か?」
ナッツ「おうよ、それもしっかり乗り越えてみせるから心配しなさんな〜」
ラブカス「……」
721.うるさらX - 26/03/15 23:27:31 - ID:YT250TTiuw
ザァァァァァォァ ビュゴオオオオオォォォ
ナッツ「やっ…やっべ! 急に天気が〜!!」ザザパッ
ラブカス「だっ、だから…言ったろ!海を舐めんなって!」
ラブカス「お前らにとって…海の恐ろしさは…こういう事なんだよ!!」
ナッツ「そ、そんなん聞いてねえよォ〜〜〜ッ!!!!!」
ラブカス「いや聞く気なかっただろうがボケェ〜〜〜ッ!!!!!」
ナッツ「やっ…やっべ!波でうまく漕げなっ…ごぷっ!?」ドプッ
ナッツ「は、早く…早くどっかの島に上陸しねえと……!」
ラブカス「あっ…おいナッツ!波が__」
ナッツ「えっ…ちょ
ザブーーーーーーーーンッッッ!!!!!
ラブカス「お、おい!!ナッツー!!!」
722.うるさらX - 26/03/15 23:32:11 - ID:YT250TTiuw
「……ナッツ、おいナッツ」
「も…もしかして死んじゃったチコ……?」
「私のせいだわ…私があの時止めておけば……」
「あんしんしてくださいよ、ふつうにいきしてます」
「……あほんとだ、よく見たら寝てるだけチコ」
「ったくよぉ…いい加減に」
ラブカス「起きやがれーッッッ!!!!!」
ナッツ「うわあっ!?」ビクッ
ムンナ「あ、おきました」
ベイリーフ「まったくしぶといヤローチコ」
723.うるさらX - 26/03/15 23:40:12 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「あ、あれ…俺生きてんの?」
ムンナ「はい、おはようございます」
ニャオニクス「だから言ったじゃない…こんなマヌケ心配しなくてもいいって」
ベイリーフ(お前が一番取り乱してたやろチコ…)
ラブカス「ここまで運ぶの…めちゃめちゃ大変だったんだぞ?」
ナッツ「え、お前が?」
ベイリーフ「おう、今回ばかりはこの魚ヤローに感謝チコね」
ナッツ「マジか〜サンキューな!」
ラブカス「………」
ナッツ「…ゴメンナサイ」
ラブカス「……まぁいいよ、こうして全員無事なんだし」
ラブカス「でも、もしこいつらの入ってたボールが一つでも行方不明に…とかなったら大事だったからな?」
ナッツ「ハイ…イゴキヲツケマス……」
724.うるさらX - 26/03/15 23:54:32 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「で…ここはどこなんだ?」キョロキョロ
ラブカス「さあな、とりあえず…一番近い島まで運んだんだ」
ベイリーフ「人間どころかポケモンも住んでるのか怪しいチコ」
ニャオニクス「とりあえず…探索してみる?」
ムンナ「みちのしま、わくわくします」
ベイリーフ「お前ワクワクしてばっかチコね」
ラブカス「…まあ、島から出るための手段も考えねえとな」
ナッツ「……あれ、そういや俺の自転車は流石に…ダメだったんでしょうか」
ラブカス「ああ、それも一応運んでやったぞ」
ラブカス「ほら…そこにある」
ナッツ「おっ! これがあれば脱出できるじゃーん!」
ラブカス「…このヤロー」
ベイリーフ「全然懲りてねえチコ…」
725.うるさらX - 26/03/15 23:58:08 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「……ってあれ、壊れてる?」
ラブカス「…ああ、オレでもなんとなく壊れてるのがわかった」
ナッツ「なんとか乗れたり……ダメだ、一応動かせるけどちょっと進んだらマジでぶっ壊れそう」プスプス
ベイリーフ「今朝みてーに直せないチコ?」
ナッツ「いや、ここまで壊れてたら流石に…てか今朝のあれは自分でもなんで直せたのかよくわからんし」
ムンナ「…それじゃ、しまのぼうけんにしゅっぱつしましょうよ〜」フヨフヨ
ナッツ「そうだな、島の中にあるもので…なんとかなるかもしれない」
ベイリーフ「楽観的チコね〜…」
ニャオニクス「…どんな生物がいるかわかったもんじゃないからね、用心しましょ」
726.うるさらX - 26/03/16 00:05:34 - ID:YT250TTiuw
ー謎の島ー
〜何もかも謎の島。
ザザーン…
ナッツ「おお…白い砂浜、青い海」
ベイリーフ「言っとる場合かチコ」
ムンナ「なにかおちてませんかね〜」フヨフヨ
ニャオニクス「あっ…みんな、あれ見て」
ラブカス「何かあるな」
ザッ ザッ
ナッツ「うーん…これは、木の板?がたくさん……」
ベイリーフ「変なもんが流れ着いてるチコねえ」
ラブカス「……いや、待てこれって」
ニャオニクス「手漕ぎボートの…残骸?」
ムンナ「このしまにこれできたひとがいるんでしょうか」
ナッツ「え〜…この大海原をこんなボートで越えようとするとか正気かよ」
ラブカス「………」
ナッツ「はい…すみません、私の言えた事じゃないですね、はい」
ニャオニクス「でもさ…ここにボートの残骸が流れ着いてるって事は」
ムンナ「このしまにもちぬしがいるかのうせいもありますね」
727.うるさらX - 26/03/16 00:13:43 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「んじゃ…その持ち主は一体どこに」
「…お前の…せ………!」
ラブカス「!」
ナッツ「い…今の声、聞こえたか?」
ニャオニクス「…ええ」
ムンナ「きこえました」
ベイリーフ「お前の…とか言ってたチコ」
ナッツ「よし…声のした方向に、行ってみるぞ!」ダッ
ニャオニクス「ちょっ…待ちなさいよ!」ダッ
ベイリーフ「もし凶暴なポケモンとかだったらどーするチコ〜!!」ダッ
ムンナ「たんけんたい、しゅつどーです!」フヨフヨ
ラブカス「……」フヨフヨ
ラブカス(オレたちの他に、一体誰が…?)
728.うるさらX - 26/03/16 10:58:13 - ID:YT250TTiuw
ザッ…
ナッツ「…この洞窟からだな」ヒソヒソ
ベイリーフ「確かに…なんか話し声がするチコ」
ニャオニクス「岩の後ろから…こっそり覗いてみる?」
ラブカス「一体どんなヤツなんだ…」
ムンナ「わくわくのれんぞくです」
(o'~'o)「全部お前のせいメラ!」
(o'~'o)「前もそうだったけど、いっつも僕を巻き込みやがって……」
「わーったわーった、謝るから許してちょって言ってんじゃんよ〜」
(o'~'o)「つかそもそもなんで毎度毎度ピンポでリトレ村に落ちてくるメラ、テメーなんか海のど真ん中に捨てられて魚や蟹の餌になっちまえ」
「あー相変わらずうっせーなこの人、前にも言ったけどさーこっちの世界のが居心地いいんだって」
(o'~'o)「だからって僕を巻き込んでいい理由にはなってねーよ!野垂れ死ぬなら一人でやってろチ◯カスがよお!!」
「ひ、ひどいよー、誰か助けてよー ; ; 」
(o`~´o)「大体トレジャー地方の時のあれは何メラ!散々こちとら巻き込んどいて最後はぬぁーにが『最高の宝だぜ…!!』じゃ!!何勝手に自分だけ満足してんだゴラ!!!あの時空気読んで黙ってたけど正直海に突き落としてやりたかったからな!?ア゙ァ゙!?!?」
「うっ…うっ……😢」
729.うるさらX - 26/03/16 11:09:06 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「ひ…ひえっ」
ベイリーフ「人間が…ポケモンに襲われてるチコ…」
ニャオニクス「み…見なかった事にしない?」
ラブカス「……いや、アイツらの会話内容的に、仲間…?なんじゃないか」
ナッツ「そ…そうか?仲間要素が微塵も感じられなかったけど」
ラブカス「……もう少し話を聞いてみようぜ」
(o'~'o)「…ったくよォ、こんな使えんカスみてえなトレーナーといるより、リトレ村でぬくぬくしてたかったメラ」
「お…俺だってよォ!」
「その…バトルでの指示とか今まで…なんか…頑張ったし!!あと…二度この世界を救った英雄ぞ!もっと褒めてくれたっていいじゃんよ〜」
(o'~'o)「世界を救ったのは僕と他の手持ちメラ、おめーはなんもやってねーメラ」
「い…いやそんな事言うけどよ!」
「カジュツ?だか忘れたけどアイツ倒す時はやたらベラベラ喋ってたじゃん!なんか楽しかったとか言ってくれたじゃん!!最後には仲間の大切さを説いてたじゃん!!!あれはなんだったんだよ」
(o'~'o)「……」
「お、お、何も言い返せねえか?何も答えられないんですか?」
(o'~'o)「………」
「もしかして…思い出して照れ臭くなったとか?可愛いなぁヌメラちゃん♡」
(o`~´o)「うるせええええええええ死ねビーーーーーーーーーーム!!!!!!!!!メラ」ゴオオォォォォォォォォォォ
「おっと危ねっ…!」ヒラリ
🪨 ======(~'o〜)
💥=========(~'o〜)
730.うるさらX - 26/03/16 11:15:35 - ID:YT250TTiuw
ドガァァァァァンッッッ!!!
ナッツ「うわーっ!?」ドサッ
ラブカス「岩がバラバラになっちまった…!」
ムンナ「きゃ〜!!!」
「……ん?」
(o'~'o)「…メラ?」
「悲鳴聞こえたよな?」
(o'~'o)「聞こえたメラね」
(o'~'o)「そこにいるのは…誰メラ」ヌチャヌチャ
ベイリーフ「あ…あのおっかないのが来る!早よう逃げるチコ〜!!」
ニャオニクス「ま…待って!腰が抜けて……」
ナッツ「…こ、こうなったら……」ザッ
ベイリーフ「ちょっ、真っ正面から対話するつもりチコ!?」
ニャオニクス「こ…殺されちゃうわ!」
ラブカス「……」フヨフヨ
ベイリーフ「な…お前も行くのかよチコ!」
731.うるさらX - 26/03/16 11:23:37 - ID:YT250TTiuw
ザッ……
ナッツ「……」
ラブカス「……」
(o'~'o)「……」
「……」
「お…お前らは……」
「…………誰?」
(o'~'o)「さぁ?」
ナッツ「あ…俺ナッツって言います」ペコペコ
ラブカス「ちっす、オレラブカス」
(o'~'o)「あ、わざわざどうも…僕ヌメラですメラ」
(o'~'o)「ちなみに…こっちのカスは“スラグ”っていうメラ、変な名前メラね笑」
スラグ「いや本名じゃないし、お前が付けたようなもんやろがい」
732.うるさらX - 26/03/16 11:38:43 - ID:YT250TTiuw
スラグ「…で、こいつら本当に知らないの?」
(o'~'o)「おう、だからそう言ってんだろ」
スラグ「へー…まさかこんなところ俺ら以外に来るとは」
スラグ「お前らは何?観光で来た感じ?」
ナッツ「あ、いえ…色々とありまして」
ナッツ「ヌメラさん達は…どうしてこの島にいるんすか?」
スラグ(え、今俺と喋ってたよね?そこスラグさん達じゃないの?なんでヌメラさん達なの?)
(o'~'o)「それが…なんやかんやあってこいつが『手漕ぎボートで海を旅する!』とか言い出して…」
(o'~'o)「んで最終的に僕も巻き込まれる形で、この島に漂流メラ」
スラグ「だ…だって!船のチケットの期限とっくに切れてて…万策尽きたから…」
ラブカス「…ヌメラさんのその気持ち、痛いほどわかるっす」
(o'~'o)「あはは…そっちも似た感じで遭難しちゃった感じですメラ?」
スラグ「そうなんです」
(o'~'o)「黙ってろ」
ラブカス「はい…こいつが水陸両用自転車で海渡る!とか言い出しちゃって…」
(o'~'o)「まぁ〜お宅もそうなんですかメラ、うちのスラグもですねぇ……」
ラブカス「大変っすね…こっちのナッツもよくわんないところあってねぇ……」
スラグ「……」
ナッツ「……」
733.うるさらX - 26/03/16 11:50:08 - ID:YT250TTiuw
(o'~'o)「なんだか僕ら、他人同士とは思えませんメラ」
ラブカス「いやーオレも同じこと思ってたっす」
(o'~'o)つ旦「せっかくだし一緒にお茶でもするメラ」
ラブカス「おーいいっすねえ、苦いお茶大好きっす」
(o'~'o)「おい下僕、ちゃぶ台用意するメラ!」
スラグ「承知しました」ズザザザザ…
(o'~'o)「歓迎するメラ。何なら他の仲間も呼んだらどうメラ?」
ラブカス「あ、それではお言葉に甘えて」
ラブカス「おーい、お前らも隠れてないでこっち来たらどうだ」
ムンナ「わかりました〜」フヨフヨフヨ
ベイリーフ「えっと、多分大丈夫…チコよね?」ザッ
ニャオニクス「なんか…ラブカスのテンション微妙におかしくない?」ザッ
スラグ「うわあまたなんか変なの増えた」
ナッツ「……え〜と」
ラブカス「ふぅ〜…」ズズズ
ベイリーフ「べぇっふ!にっが!!」ブハッ
ムンナ「むぶ〜…ムンナもこのあじにがてです」
(o'~'o)「それでちょっと前の冒険ではムキムキマッチョのダゲキがねえ〜…」
ニャオニクス「へ〜…??」ズズ…
ラブカス「そりゃ凄い………あれどっかで見た事あるような」
734.うるさらX - 26/03/16 12:14:41 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「ま…待って!ストップ!!」
ラブカス「ん?」
(o'~'o)「メラ?」
ナッツ「…今、俺たちどうにかこの島から脱出する方法を考えてるんすよ」
ナッツ「その…ヌメラさんはこの島から出たいとは思わないんすか?」
スラグ(あれ…“達”すら無くなったんだけど、俺ガン無視されてる?)
(o'~'o)「うん、そらまぁ今すぐにでも脱出したいメラ」
(o'~'o)「ここで遭難してから数日経って、若干慣れてきちゃったってのはあるけど…」
(o'~'o)「そろそろ僕の食料と下僕のエサも尽きるメラ。確かにこんな事やってる場合じゃないメラね」
ナッツ「それなら…この島から脱出するため、今こそ力合わせて頑張りませんか? ね??」
(o'~'o)「確かにそうメラね…互いが互いのためにも、何か策を考えるメラ」
(o'~'o)「とりあえずまずは…砂浜にでも出るメラ」ヌチャヌチャ
ナッツ「あ、はい」スタスタ
ラブカス「了解っす」フヨフヨ
ベイリーフ「マイペースな人チコね…」ザッザッ
ニャオニクス「なんか振り回されてばっかだわ…」トテトテ
ムンナ「みちとのそうぐう、だいはっけんです〜」フヨフヨ
ワイ ワイ
スラグ「……」
スラグ「俺いないものとされてる…?」
735.うるさらX - 26/03/16 14:35:38 - ID:YT250TTiuw
ザザーン…
(o'~'o)「なるほど…この自転車でこの島に」
ラブカス「はい…こいつがね」
ナッツ「お恥ずかしながら…」
ベイリーフ「ワンチャン直せねーかチコ?」
(o'~'o)「うーん…申し訳ないけど僕、機械はサッパリメラ」
ムンナ「ざんねんです」
ザッ ザッ
スラグ「ったくよぉ俺を置いてくなよなァ」
スラグ「……ん? それさっき言ってた水陸両用自転車か…ふつーにまだ使えそうじゃね?」
ナッツ「え? いや…」
ガシッ
スラグ「こうなったら俺だけでも島から生還してやるぜーーー!!!」ブイーン…
ナッツ「あ…あの」
スラグ「ヒャッハーーーッ!!!」ザザ…ザ
ザッパーン!
スラグ「がっ…ぶっ……助けっ……!」バシャバシャ
ナッツ「あ、あ〜あ……」
ベイリーフ「…どうするチコ?」
(o'~'o)「別に放っておいてもいいメラよ」
ニャオニクス「とことんドライなのね…」
ラブカス「……一応助けてやろうぜ」スイーッ
736.うるさらX - 26/03/16 14:54:32 - ID:YT250TTiuw
スラグ「へぇ…へぇ……」ゼェゼェ
ナッツ「うーん…こいつの手漕ぎボートの残骸からイカダ作るってのはどうっすかね?」
スラグ(こいつ?)
(o'~'o)「ダメメラね…材料とか足りないし、工具もないメラ」
ナッツ「そっかぁ…」
ムンナ「ふねとかとおりかからないんですか?」
ニャオニクス「確かに…その時助けを求めれば」
(o'~'o)「それもダメメラね…ここ数日、なーんも通りかからないメラ」
ナッツ「え…今朝、ガナッシュハーバーからの船が通ったりしなかった?」
(o'~'o)「あ、その時多分寝てたメラ」
ナッツ「おいおい…」
(o'~'o)つ📱「あっそうだ…一応携帯ならあるメラ」
ベイリーフ「え、早く出せチコ」
(o'~'o)「でも、あいにく充電切れてんだよなぁ…メラ」
ナッツ「おっとそういう事なら…ニャオニクス!」
ニャオニクス「はいはい、かる〜くチャージビームね」
ビシュッ
(o'~'o)「おっ! 電源ついたメラ〜!」
ナッツ「お〜良かった」
ベイリーフ「これで助けを呼べるチコ〜!」
(o'~'o)「あ…圏外メラ」
ナッツ「……」
ベイリーフ「……」
737.うるさらX - 26/03/16 15:01:55 - ID:YT250TTiuw
ラブカス「なら…オレが直接助けを求めに行ってやるよ」
ナッツ「あ、よく考えたらその手があった」
(o'~'o)「頼むメラ〜」
ラブカス「任せろ」フヨッ
ラブカス「……ヴッ」パタッ
ナッツ「あれ、どうした?」
ラブカス「すまん…腹減って力出ねえ」グギュルルル
ナッツ「え、えぇ…?」
ベイリーフ「今朝食ったばっかだろうがチコ…」
ラブカス「…そうは言うけどさ、この島に誰かさんを運んだせいでオレめっちゃくちゃ疲れたんだぞ?」
ナッツ「ごめんて」
ニャオニクス「なんか…食料とか残ってないの?」
(o'~'o)「それならあと僅かだけどあそこに…」
スラグ「あーうめ、うめ」クッチャクッチャ
ナッツ「……」
(o'~'o)「おい」
738.うるさらX - 26/03/16 15:12:56 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「うーん…俺のバッグの中には、バーに行った時サービスで貰ったきのみが一つだけ」スッ
(o'~'o)「お、それはリンドのみ…」
スラグ「それもくれよ」ガシッ
ナッツ「あっ…ちょっ」
スラグ「うめ、う……」クッチャクッ…
スラグ「」ブハッ
スラグ「ショッペエエエーーー!!!??!?なんつーもん食わすんだ!」ゲホゲホ
ナッツ「まぁ、そら海水に濡れたもんだからね…」
(o'~'o)「お前は人様の貴重な食料を…」
ニャオニクス「ま…まぁどうせ食べられたもんじゃないならいいじゃないの」
ラブカス「いや…オレ……海水とか平気なんだけど」
ナッツ「あ…そういやお前、海の生物だからね」
スラグ「………え?」
スラグ「場にいる全員に睨まれてんだけど…もしかして俺の味方、いない?」
739.うるさらX - 26/03/16 15:22:30 - ID:YT250TTiuw
ベイリーフ「どうするチコ…もう打つ手なしチコ」
ナッツ「うーん…緑のヒゲのおっさんをサーフボードに変形させるとか…」
ニャオニクス「真面目に考えなさいよ」
ザザザザザ…
ナッツ「ん?あそこに見えるのは……」
(o'~'o)「船メラ! やっと通りかかってくれたメラ!」
ベイリーフ「お〜い!!ここチコ〜!!!」
ムンナ「こっここっこ、ここにいます〜!!!」
ニャオニクス「そんなんで気づくわけないでしょ…」
ベイリーフ「じゃあどうしろっていうチコ!」
ニャオニクス「……決まってるでしょ、こういう時は」
ニャオニクス「はぁぁぁ…!!!」ビ…
ビシュッッ!!!
ナッツ「な…なんだ、空に向けてチャージビーム撃って」
ニャオニクス「これで…気づいてもらうってわけ!」ビビビビビ
ナッツ「な…なるほど」
ムンナ「“のろし”みたいなかんじですね」
740.うるさらX - 26/03/16 15:31:28 - ID:YT250TTiuw
(o'~'o)「…そういう事なら、僕も協力するメラ!」
(o`~´o)「りゅうのはどうメラ〜!!!」ゴオォォォォォ
ムンナ「マジカルシャインです〜!!」カッッッッ
ベイリーフ「くさのちかいチコ〜!!」ズババババ
ラブカス「ハ…ハイドロ……」フラッ
ナッツ「ああっ…お前は無理しなくていいから」
ザザザザザ…
ベイリーフ「い、行っちゃうチコよ〜!」ズババババ
ニャオニクス「あ…諦めちゃダメ!!」ビビビビビ
ザザ…ザザザザザ
ムンナ「む!ちかづいてきます!」カッッッッ
(o'~'o)「ということは…気づいたみたいメラ!」ゴオォォォ
ナッツ(それ口から撃ちながらどうやって喋ってんだ…?)
ラブカス「よ…良かったぜ……」
741.うるさらX - 26/03/17 10:42:37 - ID:YT250TTiuw
ザザ…ザッパーン
ナッツ「き、来てくれた〜助かった」
ナッツ「……でも、よく見るとこの船」
ベイリーフ「すっげー厳つくないかチコ…?」
ムンナ「どくろまーくとかついてますね」
(o'~'o)「海賊…みたいメラね」
ニャオニクス「…中から誰か出て来るわ」
ザッザッザッ
ふなのりA「おうおう、俺たちを呼びやがったのはてめえらか!?」
ふなのりB「つまらん事で呼んだんじゃねえよなァ!?ああ!?」
ナッツ「わっ、ガラ悪っ!?」
ムンナ「がたいのいいひとがふたりでてきました」
742.うるさらX - 26/03/17 10:46:19 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「えーと…そのー……呼んだ理由はですねー……」
(o'~'o)「僕らを船に乗せてほしいメラ!」
ふなのりA「…何ぃ?」
ふなのりB「乗せてほしいだと?」
(o'~'o)「僕ら、訳あって遭難して…ここに流れ着いた身メラ」
(o'~'o)「だから…どこかの大陸に行くまで頼むメラ!」
ふなのりA「……なるほどな、事情は分かった」
ふなのりB「だが…お前らを乗せるか決めるのは、俺らじゃないんでな」
コツ コツ
ふなのりA「あっ…キャプテン!」
ふなのりB「来てくれましたか!」
743.うるさらX - 26/03/17 10:54:05 - ID:YT250TTiuw
「…だから何度も言っているだろう、今の私はキャプテンではなく、“元”キャプテンだと」コツコツ
キャレア「申し遅れたな…私は“キャレア”」
ナッツ「ナッツっす、あと愉快な仲間達」
ラブカス「ち…ちわ…」
(o'~'o)「ヌメラですメラ」
スラグ「俺スラグ、ヨロ」
ナッツ(あ、この人まだいたんだ)
キャレア「…話は聞かせてもらった、大変な目に遭ったようだな」
キャレア「ここでお前たちに出会ったのも何かの運命、私で良ければ…喜んで船を貸そう」
ナッツ「やった〜!」
ベイリーフ「脱出できるチコ〜!」
キャレア「……ただし、条件がある」
744.うるさらX - 26/03/17 11:02:24 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「…条件?」
ベイリーフ「何チコ」
スラグ「金か? あ?? やっぱり世の中金なのかよ???」
(o'~'o)「お前ちょっと黙ってろ」
キャレア「…そこの二人の人間」
ナッツ「え、はい」
スラグ「へ?」クルッ
(o'~'o)「お前だよお前、後ろに誰もいねえよ」
キャレア「二人は…トレーナーだろう?」
キャレア「私はポケモンバトルがマイブームでな…熱いバトルを観戦するのも大好きなんだ」
キャレア「そこで! 二人のポケモンバトルを観せてほしい、ルールは1vs1のタイマンだ」
ナッツ「な〜んだ、それならお安いご用っすよ」
スラグ「だる…ま、適当にやっかぁ」
キャレア「…ただし」
キャレア「船に乗せてやるのは…バトルに勝ったトレーナーと、その手持ちポケモンだけだ」
745.うるさらX - 26/03/17 11:09:25 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「え…!?」
ニャオニクス「そ、そんなのってアリ…?」
ベイリーフ「喜ばせといて落とすスタイルやめろチコ!」
ムンナ「よのなかそううまいはなしはありませんね」
スラグ「やっべ…どんな手を使ってでもぜってー勝たないと」
スラグ「おい、毒薬とか持ってねえか?こっそりアイツらに飲ませてさ…」ヒソヒソ
(o'~'o)「あるわけねえし、持ってたら秒でお前の口にぶち込んどるわ」
スラグ「ちぇ、使えんやつよのォ」
スラグ「………あっそうだ💡」
746.うるさらX - 26/03/17 11:19:08 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「ここは…誰でいくか」
ナッツ「ラブカスがあの状態だし……そうだ、この前進化したベイリーフで」
ベイリーフ「えっ」
ベイリーフ「あ…あいたたー、急に頭が腹痛で痛いチコー、あいたたたー」
ニャオニクス「みっともない、全員の責任負うからって逃げるのはやめなさいよ…」
ナッツ「じゃ…ニャオニクス行く?」
ニャオニクス「おーイタタタ…お腹が頭痛でイタくてオオイタケンだわ…(?)」
ベイリーフ「おめーも人の事言えねーだろうが」
ナッツ「なら…ムンナだな」
ムンナ「ムンナ、みんなのためにがんばります!!」フンス
747.うるさらX - 26/03/17 11:29:37 - ID:YT250TTiuw
キャレア「…二人とも、お互いに勝負させるポケモンは決まったか?」
スラグ「おう、俺は今ヌメラしかいないんで」
ナッツ「俺は…ムン
スラグ「あーーーーーっ!!!!!待ってください!!!!!」
ナッツ「!?」ビクッ
スラグ「ナッツさんの…あそこで寝てる…えーと……(名前なんだっけ)……ハートの形したやつ、めっちゃ強いんですよーーー!!??!!?!」
ラブカス「……へ?」フラ…
スラグ「だから…キャレアさんの満足できる、本当に迫力のあるバトルを見せるには……あのハートのやつを戦わせた方がいいんじゃないですか…戦わせた方がいいですよーーーッ!!!??!?」
748.うるさらX - 26/03/17 11:40:54 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「ア…アイツ!」
ベイリーフ「卑怯チコ!」
ニャオニクス「ラブカスがどういう状態か知ってて…!」
ナッツ「…え、じゃあ君たちが戦う?」
ベイリーフ「……」
ニャオニクス「……」
スラグ(グヘヘ…さっきの話をこっそり聞いていたが、あのハートの形した変なヤツは腹ペコで力が入らないはず!俺が食い尽くしたお陰で食料も無いしな)
スラグ(そこにつけこんで…パッパと瞬殺!俺の勝ちは間違いなし!こんな島からおさらば!!悪く思うなよナッツ御一行さん…!)
(o'~'o)「お、お前…!ラブカスは今
スラグ「あーーーーー!!!!!聞こえないなーーーーーー!!!!!!ヌメラくんの声小さすぎてなんも聞こえないなーーーーーーー!!!!!!!」
749.うるさらX - 26/03/17 11:55:20 - ID:YT250TTiuw
キャレア「ふむ…そこまでいうなら」
キャレア「よし…そのラブカスのバトルを見せてくれ!」
ナッツ「ええっ…!?」ガーン
スラグ「ククク…さっすが〜話のわかるお方だ」
(o'~'o)「待ってほしいメラ!ラブカスは…」
スラグ「あーーーーー!!!!!とっとと始めちゃいま
(o`~´o)「くたばれメラ!!!」ゴオォォォォォォォォ
スラグ「」プスプス
(o'~'o)「ラブカスはお腹ペコペコで動けなくて、とても戦闘できた状態じゃないメラ! だから…」
キャレア「…なあに、それくらい見ればわかる」ゴソゴソ
キャレア「ほれっ!」ポイッ
ラブカス「ん…?お、これは……!!」ムクッ
キャレア「バンジのみだ、見た感じ…このきのみが好きそうなツラをしてるからな」
ラブカス「お…!お…!!」ガツガツ
750.うるさらX - 26/03/17 12:21:59 - ID:YT250TTiuw
ゴックン
ラブカス「はーーーっ 完全復活だっ」ガバッ
キャレア「どうだ、これで戦えるだろう」
ナッツ「あ…あざっす!」
キャレア「なあに、こういう時は一番付き合いの長いポケモンで戦いたいものだろう」
ベイリーフ「ひ…一目見ただけでそこまでわかってたチコ…?」
ムンナ「まるでえすぱーですね」
ニャオニクス「ふー…まずは一安心だわ」
スラグ「な…何ィ〜ッ!? あのヤロー余計な事しやがって」
ふなのりA「…おい、今の“あのヤロー”は誰に向けて言ったんだ」
ふなのりB「返答次第では今すぐ海に沈めるぞコラ」
スラグ「あっ…イエ、ナンデモナイデス」
(o'~'o)「よーし…ラブカスが元気になったのなら、僕も遠慮なく戦えるメラ!」
751.うるさらX - 26/03/17 12:33:56 - ID:YT250TTiuw
キャレア「…さぁ! 両者位置についてくれ!!」
ザッ ザッ
ナッツ「ヌメラさんには悪いけど、みんなの為だ…勝つぞ!」
ラブカス「手加減しないっすよ…ヌメラさん!」
(o'~'o)「望むところメラ!」
スラグ「…ヌメラさんヌメラさんって、どいつもこいつも俺を無視しやがって生意気なクソガキ共が」
スラグ「もうこうなったらヤケじゃ! 主人公らしく正々堂々と勝ったるわ!」
(o'~'o)(もうあんた主人公じゃないんだよ…)
ベイリーフ「おいラブカス、わかってるよな〜!?チコ」
ニャオニクス「ま、負けても責めたりしないから…リラックスして……ね?」
ムンナ「ふぁいとです〜!」
752.うるさらX - 26/03/17 20:49:50 - ID:YT250TTiuw
キャレア「……それでは」
キャレア「始め!!!」
ナッツ「アクアジェット!!」
ラブカス「おらァ!!!」ザパァ
バシャッッ!!!
(o'~'o)「メラッ…!」ザザッ
ナッツ「命中!……したけど」
(o'~'o)「中々の攻撃メラね」
ラブカス「…あまり効いてなさそうだな」
スラグ「お、その程度か…ならお返ししてやれ!」
(o'~'o)「ったく言われなくてもわかってるメラ」
753.うるさらX - 26/03/17 21:02:23 - ID:YT250TTiuw
ラブカス「…なぁ、ヌメラさんの弱点とか何か知らねえのか?」
ナッツ「いや、チョコレー地方で馴染みのないポケモンだから…完全に初見の相手だよ」
ナッツ「…けど」
スラグ「◯ねーッ!りゅうのはどう!!」
(o'~'o)「メラーーーッ!!!!!」ゴオォォォォォォ
ナッツ「避けろ!」
ラブカス「はっ…!」サッ
ナッツ(使ってる技から察するに、こいつが効くかもしれねえ…!)
ナッツ「れいとうビーム!!」
ラブカス「凍れーーーッ!!!」ビビビビビ
(o'~'o)「…!」
754.うるさらX - 26/03/17 21:11:20 - ID:YT250TTiuw
ビシャア!!!
(;o'~'o)「メラッ…!?」ベチャッ
ラブカス「効いてるぞ!」
ナッツ「やっぱりな…ドラゴンタイプ!」
スラグ「おいしっかりしろや!」
(o'~'o)「うっせえ!しっかりしてるわ!」
スラグ「くっそ〜バッチリ弱点突いてきやがって…小賢しい」
ナッツ「よ〜し一気に攻め立てるぞ!れいとうビーム!!」
ラブカス「二度撃ちじゃー!!!」ビビビビビ
スラグ「味を占めやがって…りゅうのはどう!」
(o'~'o)「メラーーー!!!!!」ゴオォォォォォォォ
🩷🧊🧊🧊💥====(~'o〜)
755.うるさらX - 26/03/17 21:16:53 - ID:YT250TTiuw
ドガァァァァァン!!!
ナッツ「うわっ…!」
ラブカス「煙で何も見えねえ…!」
スラグ「ちぃッ互角か!」
スラグ「……なんてな!りゅうのはどう!!」
(o'~'o)「メラァーーー!!!!!」ゴオォォォォォォォ
🩷💥=======(~'o〜)
ラブカス「ぐあッ…!?」
ナッツ「なっ…!ラブカス!」
ナッツ(…てかさっきからこの謎のaaは何?)
スラグ「どうだ!ざまあみやがれ!」
(o'~'o)「…僕の頭のツノは生存能力に特化したレーダーのようなもの」
(o'~'o)「見えなくとも…相手の居場所くらいなんとなくわかるメラ!」
756.うるさらX - 26/03/17 21:21:37 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「くっ…れいとうビーム!!」
ラブカス「三度目じゃコラー!!!」ビビビビビ
スラグ「学習しねえな…りゅうのはどう!!」
(o'~'o)「メラァ!!!」ゴオォォォォォォ
ドガァァァァァン!!!
ナッツ「また相殺……いや」
ナッツ「今度は…迎え撃つぞ!」
ラブカス「おうよ!」
ナッツ「……」
ラブカス「……」
ナッツ「…あれ、何も仕掛けてこないな」
ラブカス「そろそろ…煙が晴れるぞ」
シュウウウウウ……
757.うるさらX - 26/03/17 21:29:00 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「…晴れた!どこに……」
ナッツ「………って、え?」
(o'~'o) (o'~'o) (o'~'o)
ナッツ「な、なんか増えてるー!?」
ラブカス「どうなってんだ…!」
スラグ「…“かげぶんしん”、だ」
スラグ「さ、マヌケなお前らに本物の居場所がわかるかな?ククク…」
ナッツ「…なるほどな、そういう事か」
ナッツ「こうなったら…れいとうビームで片っ端から薙ぎ払え!」
ラブカス「はああ…ッ!」ビビビビビ
758.うるさらX - 26/03/17 21:33:39 - ID:YT250TTiuw
(o'~'o) (o'~'o) (o'~'o)
💥 💥 💥
ラブカス「な…何!?全部ニセモノ…」
ナッツ「はっ…!後ろだ!れいとうビーム!!」
ラブカス「そこかァ!」ビビビビビ
(o'~'o) (o'~'o) (o'~'o)
💥 💥 💥
ナッツ「こ…こっちも全部分身か!」
ラブカス「ちっ…じゃあ、本体は……」
759.うるさらX - 26/03/17 21:41:01 - ID:YT250TTiuw
バッ
ナッツ「…!上だ!!」
ラブカス「!」
(o'~'o)「くらえメラ…!」ゴゴゴ…
ナッツ(…まずい、れいとうビームじゃ間に合わない!ここは…)
ナッツ「アクアジェット!」
ラブカス「オラァ!」ザパァ
スラグ「かかったなアホが!“まもる”!!」
【(o'~'o)】「鉄壁の守り」ガッチリ
ラブカス「…!?」ザパパパ
キィン!
ラブカス「ぐっ…!」
ナッツ「防がれた…!?」
スラグ「りゅうのはどう、発射ァ!!」
(o'~'o)「メラーーー!!!!!」ゴオォォォォォォォ
ドガァァァァァン!!!
760.うるさらX - 26/03/17 21:48:18 - ID:YT250TTiuw
ドサッ
ナッツ「おい、ラブカス!」
ラブカス「ぐ…」ピク
ナッツ「なんて奴らだ…思ったより息ピッタリだぞ」
スラグ「…ほう、しぶといな…まだくたばってねーのか」
スラグ「ま、そんな状態ではもう何もできねーだろうし…とっとと楽にしてやらァ!」
スラグ「……おい、あの技で決めるぞ」
(o'~'o)「ちっ…わかったメラ」
(o`~´o)「はぁぁぁぁ……!!!!!」グオッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ナッツ「…!?」
ニャオニクス「な…なんなのあのパワーは!?」
ベイリーフ「ヤツの戦闘力がどんどん上がってやがるチコ…!!」
ムンナ「あわわ…ラブカスさん、だいぴんちです」
761.うるさらX - 26/03/17 21:50:38 - ID:YT250TTiuw
(o`~´o)「く…らえメラァァァ!!!」バッ
ナッツ「や、やばい…ラブカス!逃げろ!!」
ラブカス「む…ムチャ……いうなよ」フラ…
(o`~´o)「これが…これが僕の必殺技!!!」ボウッ
+(o`~´o)「“おんがえし”!!!!!」
カ ッ
ナッツ「ラ…ラブカス〜!!!」
762.うるさらX - 26/03/17 21:54:18 - ID:YT250TTiuw
ポフッ!
ラブカス「…………あれ?」
ナッツ「…え?」
スラグ「え?」
ベイリーフ「え?」
ニャオニクス「え?」
ムンナ「む?」
(o'~'o)「………」
763.うるさらX - 26/03/17 21:56:27 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「………え〜と」
ナッツ「じたばた」
ラブカス「あ、おう」ジタバタ
バシィ!!!
(o'~'o)「ぐぁぁぁ〜〜メラ〜〜〜」ヒュルルルルルル
ベチャッ
スラグ「えっ…あの、ちょっと?」
(o´~`o)「」
764.うるさらX - 26/03/18 00:17:22 - ID:YT250TTiuw
キャレア「…どうやら、決着がついたようだな」
キャレア「ナッツ、ラブカス…お前たちの勝ちだ」
ナッツ「あ…はい!」
ラブカス「……」
ベイリーフ「おい…ナッツ」
ナッツ「ん?」
ベイリーフ「最後のアレ…何だったのチコ?」
ナッツ「えっと…確かおんがえしってのはトレーナーに懐いてるほど威力が上がる技…だったはず」
ベイリーフ「ああ、どーりで…」
ニャオニクス「まぁ…あのふたり、全然仲良さそうじゃなかったものね……」
ナッツ「逆に“やつあたり”を使われてたらヤバかったかもなあ…」
765.うるさらX - 26/03/18 00:25:39 - ID:YT250TTiuw
スラグ「お…お前、お前お前お前!!!なんであそこから負けとんねん!!!」
(o'~'o)「いやぁ〜すまんメラ笑」
スラグ「てか…マジなんなんだよあのカス威力のおんがえし!俺とお前の友情はどこへ消えたんだよ!?」
(o'~'o)「んなもん元々存在しねーメラ」
スラグ「やだやだぁ〜〜〜!!ぼくの勝ちなの〜〜〜!!!」ジタバタ
(o'~'o)「前作主人公の姿か…?これが」
ラブカス「あの…ヌメラさん」フヨフヨ
(o'~'o)「あ、ラブカス…いいバトルだったメラよ」
ラブカス「あぁそいつはどうも…」
ラブカス「…でも、オレはそうは思わないっすけどね」
(o'~'o)「?」
ラブカス「アンタ…最後」
ラブカス「なんで…本気を出さなかったんだ?」
766.うるさらX - 26/03/18 00:35:28 - ID:YT250TTiuw
(o'~'o)「…何のことメラ?」
ラブカス「見くびらないでもらいたい、流石にあんな露骨に手を抜かれたらわかりますよ」
ラブカス「最後に放った“おんがえし”…今まで感じた事がない、恐ろしいほどのパワーを感じた」
ラブカス「あのパワーのまま攻撃されていれば、オレは間違いなくやられていただろう」
ラブカス「だが、アンタはオレにぶつかる寸前…急激に力を抜いていた。周りの連中にも悟られぬよう、ほんの一瞬のうちに……」
ラブカス「……違いますかね?」
(o'~'o)「………ふっ」
(o'~'o)「流石僕の見込んだポケモン、よく見破ったメラね」
ラブカス「…ですよね」
ラブカス「やはり…オレたちがこの島から出られなくなる事を危惧して、自己犠牲的な…」
(o'~'o)「あ、そうじゃないメラ。単に…」
(o'~'o)「……あんなカストレーナーに懐いてるとか思われたら…ちょっと……恥ずいメラ」
ラブカス「………」
ラブカス「……え、えぇ…それだけ? じ、自分で必殺技とか言っといて??」
(o'~'o)「最初は本気でやろうかと思ったけど途中で思いとどまっちゃってね〜メラ」
767.うるさらX - 26/03/18 00:38:55 - ID:YT250TTiuw
ナッツ「…ラブカス、ヌメラさんと何話してんだろ」
ムンナ「こぶしでなぐりあったことでおたがいをわかりあったんじゃないですかね」
ベイリーフ「どっちも拳ねえだろ」
ニャオニクス「…でも、ヌメラさんがこの島から出られないってのは…ちょっと可哀想だわ」
ナッツ「確かに…ヌメラさんだけでも船に乗せてあげたいんだけどな」
ベイリーフ「そういう決まりだから仕方ないけど…気の毒チコね、ヌメラさんが」
スラグ「ぉーぃ」
768.うるさらX - 26/03/18 11:44:48 - ID:YT250TTiuw
キャレア「さて…船に乗せる事について、お前たちも異論はないな?」
ふなのりA「も…もちろんっすよ!あんな凄いバトル…」
ふなのりB「俺…ちょっと感動しちゃったよ…」グスッ
ベイリーフ(泣く要素あったかチコ…?)
キャレア「さぁ…いいものを見せてもらった礼だ!遠慮なく船に乗ってくれ」
ナッツ「あ…あの!」
キャレア「ん?」
ナッツ「ヌメラさんも…特別に船に乗せてもらう事ってできないっすかね?」
キャレア「? 最初からそのつもりだ」
ナッツ「え」
ニャオニクス「でもさっき…船に乗れるのは勝った方だけって」
キャレア「あ、単に熱いバトル観たかったから…ああいう言い方すればいい勝負してくれるかなって」
ナッツ「な、なんだよ…」
ベイリーフ「ハラハラして損したチコ、人が悪い…」
ニャオニクス「ま…まぁ恩人なんだから、文句言わないの」
769.うるさらX - 26/03/18 11:49:50 - ID:YT250TTiuw
キャレア「…というわけでお前も遠慮なく船に乗ってくれ!」
(o'~'o)「おお、ありがたいメラ〜!」
ラブカス「良かったっすね〜」
(o'~'o)(…まぁ、こういう流れだろうなとは思ってたメラ)
キャレア「…ただし」
キャレア「次は…本気のバトルを観せてくれよ」コソッ
(o'~'o)「あ…わかったメラ」
ラブカス(ヌメラさんが手を抜いてたこと、この人にもバレてたんだな…)
スラグ「あ…あの〜…」
キャレア「ん?」
スラグ「俺も…乗せてくれますよね?」
キャレア「あっ………勿論だ、熱いバトルを観せてくれたトレーナーだからな」
スラグ(…今なんでちょっと迷ったの?)
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