広島商高3年の1973年に広島東洋カープ元監督の達川光男さん(70)らとともに夏の甲子園で優勝し、法大、三菱重工広島でも日本一に輝いた法大野球部長の金光興二さん(70)が、3月末で法大理工学部教授(スポーツマネジメント学)を定年退職するのに伴い部長を退く。広島商高と法大で監督も務めた金光さんに、半世紀を超える野球人生を振り返ってもらった。(貞末恭之)
―広島商高で指導を受けた故迫田穆成(よしあき)監督の影響が大きいそうですね。
高2の夏が終わり、新チームになった時「日本一を目指す」と言う一方で「この代は史上最弱のチーム」と言う。主将だった自分を含め「なにくそ」と思う選手が多いのを見抜いていた。期待を込める言葉のかけ方、選手の動かし方がうまかった。
―指導者になってからも恩師からの学びが多かったそうですね。
広島商高の監督を務めていた93年ごろ、迫田監督が広島・三原工高(如水館高の前身)の監督に就任し合同練習した。髪は長いし練習着の着こなしもぎこちない。強豪校のそれじゃない。なのに、
