北朝鮮が日本海に向け弾道ミサイル十数発 米韓軍事演習に反発か
韓国軍の合同参謀本部は14日、北朝鮮の平壌近郊にある順安(スナン)付近から同日午後1時20分ごろ、日本海に向けて弾道ミサイル十数発が発射されたと発表した。北朝鮮が一斉に10発超のミサイルを発射するのは異例。9日に始まった米韓合同軍事演習への反発とみられる。
日本政府によると、北朝鮮西岸から北東に発射され、高さ約80キロまで上がり、約340キロ飛んだ後、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられるという。船などの被害は確認されていない。韓国軍合同参謀本部も飛距離は約350キロとし、韓米の情報当局がミサイルの詳細な種類などを分析しているとした。
北朝鮮の金与正(キムヨジョン)朝鮮労働党総務部長は9日から始まった米韓合同軍事演習について「想像を絶するひどい結果を招くかもしれない」と警告する談話を発表しており、韓国の複数の専門家は、ミサイル発射は演習に対抗するものだと分析している。
北朝鮮は10日、駆逐艦「崔賢(チェヒョン)」から戦略巡航ミサイルの試射を実施。朝鮮中央通信によると、金正恩(キムジョンウン)総書記はこの際、「国家の核戦力は多角的な運用段階に移行した」と述べた。多様な形態のミサイル発射を通じて核兵器を含めた戦力を誇示する狙いだとの見方もある。
北朝鮮は1月27日にも同国の西岸付近から東方向に向けて2発の弾道ミサイルを発射していた。