同志社国際高校の生徒らなぜ「抗議船」に 転覆2人死亡事故、学校側の責任も

沖縄・辺野古沖で転覆した船に生徒が乗船していた同志社国際高で、集まった報道陣に対応する学校関係者(中央)=16日午後5時53分、京都府京田辺市(恵守乾撮影)
沖縄・辺野古沖で転覆した船に生徒が乗船していた同志社国際高で、集まった報道陣に対応する学校関係者(中央)=16日午後5時53分、京都府京田辺市(恵守乾撮影)

沖縄県名護市の辺野古沖で船2隻が転覆し、同志社国際高(京都府京田辺市)の生徒を含む男女2人が死亡した16日の事故は、同校の研修旅行で実施された平和学習の中で起きた。関係者によると、生徒らが乗ったのは米軍普天間飛行場の移設に抗議する人たちが普段使用する船だった。生徒らはどのような経緯で船に乗り、事故に巻き込まれたのか。学校側の責任を問う声も上がりそうだ。

事故の発生を受け、同校には多数の報道関係者が集まった。同校は17日午前に記者会見を開催すると説明。保護者説明会についても後日開催するとした。

同校によると、研修旅行では2年生約270人が14~17日の日程で沖縄を訪問し、16日午前、7つのグループに分かれて沖縄の自然や文化、平和学習などを実施。このうち18人が「辺野古コース」に参加して転覆した船に乗り、死亡した武石知華(ともか)さん(17)を含む数人が病院に搬送された。

事故に遭ったグループは、同日午後0時半ごろまで辺野古基地の建設現場をボートから見学する予定だった。沖縄への旅行自体は開校当初から実施しているが、辺野古に行くようになった経緯などは不明と説明。転覆した船については「運航主体は把握していない」「抗議団体だからこの船を選んだということはない」(担当者)とした。

一報、辺野古移設に反対する団体のメンバーらによると、死亡した船長の金井創(はじめ)さん(71)も抗議活動の参加者で、生徒らに工事の状況などを説明していたとみられる。

同校は学校法人同志社の傘下で昭和55年、京都府京田辺市に開校。全校生徒のうち、帰国子女の生徒が半数以上を占め、卒業生の9割以上が系列の同志社大や同志社女子大へ進学している。

「抗議団体だから選んだわけではない」転覆船乗船の同志社国際、開校当初から沖縄へ旅行

会員限定記事

会員サービス詳細

産経WESTランキング

  1. 「抗議団体だから選んだわけではない」転覆船乗船の同志社国際、開校当初から沖縄へ旅行

  2. <独自>免許取り消し後にランボルギーニを購入、無免許運転繰り返した男を逮捕 大阪府警

  3. 転覆の同志社国際高生は「辺野古コース」に参加 昼過ぎまで基地をボートで見学予定

  4. 転覆事故で被害の同志社国際高 帰国子女が半数以上 平和学習で中学は長崎、高校は沖縄へ

  5. 同志社国際高校の生徒らなぜ「抗議船」に 転覆2人死亡事故、学校側の責任も

  6. ラグビー日本代表と外科医の二刀流追う 灘高出身、京大医学部の大鶴誠「努力で変われる」

  7. タワマン43階から飛び降り自殺 通行人死亡 住人の男を容疑者死亡で書類送検

  8. 希望と逡巡の医学部地域枠 偏差値45から2浪私立医・10UPで1浪自治医 2人の胸中

  9. 大阪拘置所で大学生生き埋め事件の死刑囚死亡 首に布団の襟カバー、自殺か

  10. 中学生と車内で性交、置き去りにして現金盗む 容疑で無職男逮捕「覚えていない」と否認

「産経ニュース」から最新情報を受け取れます。
この表示を閉じると通知が受け取れなくなりますのでご注意ください。