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ぶつかりおじさん追いかけて抗議して謝罪させた話👹
5日前―3月9日、西武新宿駅。 JRと違って、西武鉄道はそんなに混んでいない月曜日。 改札を出てゆっくり歩く。 その日は、長い間相互フォローで作業通話もしているけれど、まだ一度も会ったことがなかった女性漫画家さんと 初めてお会いできる嬉しい日だった。
彼女に渡すために、サインイラストを描きいれた単行本とバレンタインとホワイトデーが一緒になったチョコレート菓子を可愛くラッピングした。 ちらりと桜柄の袋を見る。🌸うん、可愛い。

その時である。       ・・・バ ゴ ン!!! !?

右後方から強い衝撃。 グシャけるプレゼントの袋。 私を一瞥して立ち去ろうとする見知らぬおじさん。

そう、ぶつかりおじさんである。

オイオイオイオイちょっとちょっとなになになに?ぜんぜん混んでないのにそれはちょっと言い逃れできない動きだぞ!?

許さんぞ!!!!! 「許さんぞ!!!!!」

思ったことが声に出てた。 私らしくない。私らしくないがその勢いのまま走った。
「謝るまで許さんけェな!!!」 ぶつかりおじさんの背面にぴったりついて大声を出した。 大声は盛り過ぎかも。中声くらい。
「おいッ!おまぁ(お前)だがン!!!」 「止まりィ――や!!!絶対許さんがッ!!!」 「こんッ(なに)ガラガラでよぉやったな!?おいッ!!!」 怒りで方言丸出しである。中声くらい。
「謝るまでやめん!絶対やめん!!えぇ加減にせェよ!!!謝れ謝れ謝れッ!!!」

「・・・スイマセン・・・」

あ、あ、あ、あ、謝った――――

えっ・・・ ぶつかりおじさんって謝れるの かすれた弱々しい声。当惑したような顔。 当惑しとんのはこっちだがや。えぇ加減にせぇよ。
「…ンなんでやったんッ言え‼️なんで‼️言えや‼️返答があったことにびっくりしてしまったが、この勢いは止めてはいけない。ええい、ままよ。

「(髪の)毛が・・・」 「黒いと思って・・・スイマセン・・・」
急に聞かれてつい本音ポロリしたぶつかりおじさん。 私の派手なピンク髪を見ていた。目は合わない。 この日は、黒髪を三つ編み後方おさげにして ピンク前髪ウィッグを付けていた。
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こうだ。髪の毛・・・だと? 確かに、後ろから見ると黒三つ編み女だ。
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前から見ると、中野ブロードウェイを愛するサブカルクソメガネオタク女・・・というところだろうか。 2重つけまつげも相まって、気が強そうなギャルにも見える。
「・・・スイマセン・・・」 「撮らないで・・・」
撮ってないけど 改札出たばっかりだから、モバイルPASMOですけど。 ぶつかりおじさん、どうやらスマホで撮影されていると思い込んで怯えているもよう。いいぞ、誤解しとけ。 「ちゃんと‼️大きい声で‼️謝れ‼️」 「・・・すみませんでした」 「二度とせんのよ(するなよ)‼️」 「・・・はい・・・すみませんでした」 今はもう、これ以上できることはない。 慌てた様子で階段を駆け降り逃げていくぶつかりおじさんを見送った。家族もいるだろうに、何をしているのよ。 悲しいよ、ぶつかりおじさん。 しっかし、黒髪て何よ今時その判断基準古いでしょ‼️ 髪が黒くても気が強い人種いっぱいいるでしょ。 アップデートしろよ、ぶつかりおじさん。 とっぴんぱらりのぷう。
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