シードフィナハ【マビノギ】

ご無沙汰しております(?)

10月に入ってから、教授から「これ解析して♡今日中♡」というメール(悪意のある意訳)が平日休日問わず飛んでくるようになり、それをこなすだけで一日かかってマビに辿り着けない日が続いております(#^ω^)
しかもこれ、自分の研究と完全に別件なんだぜ……

それ以外でも来年の前半くらいまではバタバタするので、ひと段落するまでしばらくブログの更新頻度は減ると思います。
一、二週間に一回くらい書けたらいいな…。


最近のマビ、というと…
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「エコーストーン昇級イベント」が開催されていますね。

私はギルドに入るまで全く関心を持っておらず、最初にイベントお知らせ見たときも
「エコーストーン? シラネ、宿題やろ」
と完全スルーを決め込んでいました…w

ギルドに入ってからは、ちょこちょこ周回に同行させていただいています。
弱すぎて戦力には全くならないので、完全にご厚意に甘えさせてもらっています…!

朝も (注:エリン時間)
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夜も (注:エリン時間)
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フィナハを毎日ぐーるぐる (毎日ではない)
おかげさまで、黄色い石が27等級まで来れました。

たまにお魚の殲滅に手を出してみるのですが、成功したのはこれまで2回だけですね…(好奇心・ハード)
武器がチェーンだけだとなかなか難しいです。PSの問題かもしれませんが…ぐぬぬ。


以下、フィナハに関するケルト的雑学っぽいもの(?)。
というか完全に自分用書きなぐりです。
自分は書いてて楽しかったけど、人が読んでも楽しいかは分からん…。
私の考え(妄想)もてきとーですしね。





------------------------[完全に自分好みのダイマパート]------------------------
ここからは妖精のお話、すなわちフェアリー・テールになりますので、
ぜひとも2018年度さくら学院新曲『Fairy tail』を聞きながらお読みください。
このショートPV、ゆづみんのフォトジェニックさを存分に活用していて超好きなんですよ…
あとサビで中3が迷い込み、中2が出迎える感じの構図がエモい…
この二学年はほぼ同期なのも良き(語り出すと超長くなるのでカット)
-------------------------[ダイマパート 終]-------------------------


マビに関して言及するときは、この文のように水色のをつけてみます
フィナハっぽい色(個人の主観)



「ケルト神話のアイルランドパートが知りたい!」ってなったときに、一番とっつきやすくてずっと使える入門書といったら、この本だと思います。

『ケルトの神話ー女神と英雄と妖精とー』 井村君江
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毎回書名を記すと長いので、この記事では①と略します。

この本の「ダーナ神族と妖精と常若の国」の項のp78に、
「リール(ダーナ神族の一員)がアーマのニュータウン・ハミルトンにあるシー・フィネハ(白原の妖精の丘)に宮殿を持っている」
というようなことが書かれています。

アーマってどこだろう、と思ったら、北アイルランドの地名みたいですね。
近くにベルファストもあります。
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ケルトでは「シー」や「シード」と書いて、「妖精の丘」のことを表すようです。
そのため、「シー・フィネハ」は「シード・フィネハ」と言ってもいいかもしれません。
ちょっとマビノギの「シードフィナハ」に語感が近くなりましたね。

妖精の丘とは、ダナーン神族が彼らの後にエリンにやってきたミレー族に敗れた後に住むようになった場所・異界です。
「ケルト神話に出てくる妖精は全てダーナ神族か」というと私はよく分からないのですが、『指輪物語』の著者J・R・R・トールキンは「シードに退いたダーナ神族が零落して妖精になった」という解釈をしていたそうです。

マビノギのペットの妖精ディナシーなんかも、この辺から由来していそうですね。
マビのNPCはトゥアハ・デ・ダナンじゃなかったか、などと突っ込んではいけない。
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妖精の丘は地下や石塚の下、西方の海上や波の下にある島にあると考えられているようです。

「シー・フィネハ」は地下にあるようですが、妖精の丘として総括して見た場合に、マビノギのシードフィナハが水の満ちたフィールドっていうのは「ぽい」ですね。

エンがいるのは湖の前ですが…。
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余談になりますが、Mabinogi用語辞典Wikiのシドスネッターの項目では、英語表記"Sidhe Sneachta"から、シドスネッターも妖精の丘の一つではないかと考察されていますね。
あそこの奥の平原部分はタルラークが作った結界内みたいなんですが、トゥアハ・デ・ダナン族(=ダナーン族)のタルラークが戦いに敗れ傷の療養に引きこもっているので、シドスネッターも「妖精の丘」の意味で合っていると思います。
移動のゲートのようなアレを「石塚」と捉えその向こうに移動するというのも、ティルコ北辺からシドスネッターで突然雪原に変わるのも、異界感ありますね。
ドラマのところはまだ進んでなくてよく知らないので保留で!


ここまで前置きでかなり長くなってしまったのですが、このケルト神話での「シー・フィネハ」についての記述って、他の手持ちの本では見つけられなかったんですよ。

それもそのはず、と言って良いのか。
①の著者、井村君江さんは非常に妖精について詳しいらしく、妖精についての本をたくさん書かれています。
そんな方が書かれたので、①にも「シー・フィネハ」の名称が登場したと思われます。

他の本も読んでみたら、シー・フィネハについてもっと詳しく分かるだろうか…。
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買ってしまった。
本は自分への投資だから実質タダ! ヨシ!!(ガバ)
こんなだからすぐ本を積むんだよ……

というわけで流し読みしてみたのですが…。

残念ながらシー・フィネハについては、
前述した「リールがシー・フィネハに宮殿を持っている」という記述が、
『アーマーの書』という古文献に記載されている
ということしかわかりませんでした。
まあ、LOTRの復習とFGOLB6の予習になるからいいか…

『アーマーの書』は、アイルランドの最高学府トリニティ・カレッジにて展示されているそうです。
ただたとえそれを読めたところで、そういう名前の設定が存在しているということしか分からないだろうな…


なのでこの先は、マビノギのシードフィナハの設定がケルト周辺のどこから由来しているのだろう、というのを考えて(というより妄想?)みることにします。


1.マビノギのフィールド「シードフィナハ」
まずは足元を固めておかねば話になりません。
というわけでうろ覚え(おい)シードフィナハのクエの復習です。
最初のクエスト名は「風が奏でる夜想曲」。幻想的ですね。
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シードフィナハとは?:
 精霊のエンの心象空間。エンにとっての安全地帯だった。
エンって誰?:
 風鈴の精霊。人間の吟遊詩人エンと旅をしていた。
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なんでフィナハに行くことになったの?:
 イヴォナが「湖から風鈴の音がしてうるせ~調べろ」してきたから。
誰が吟遊詩人のエンを殺したの?:ザブキエル
ザブキエルって誰?:マウラスと隕石バトルやった人。
 ※人間だが魔族側についてイウェカを地上に落とす魔法を唱え、マウラスが阻止しようとしてなんやかんやでエリン各地にムーンゲートができた。

結局何があったの?:
 ザブキエルが吟遊詩人エンの持っていた古代のオルゴールを狙う 
 →エンが精霊のエンにオルゴールを託して死ぬ
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 →ザブキエルが精霊のエンに自分の思念(悲嘆の歌?)を植え付ける
 →精霊エンがオルゴールを守るために忘却の魔法を自分にかける
 →アブネア湖ふらふら
 →プレイヤーが記憶を取り戻すのを手伝う、ついでに悲嘆の歌を弱らせる
 →お礼に詩人のエンが研究していたエコーストーンをもらう
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 →エコーストーンの昇級しようぜ ←イマココ

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エコーストーンの原理って、フィナハの奥に沈んでいる古代のオルゴールに会いに行って、エコーストーンにオルゴールの音色という不思議パワーを貯めている、みたいな感じなのでしょうね。
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他、クエストを進める過程でイヴォナやネイルが関わってきたり、演奏系バフスキルが習得できたりするので、音楽や演奏と縁深いフィールドなのでしょう。


2.リールの宮殿
冒頭にも出しました。唯一のケルト的手がかりの
「リールがシー・フィネハ(という異界)に宮殿を持っている」
の記述です。
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マビのフィナハも宮殿みある気がする

このリールさん本人について、詳しいことはよく分かりません。
アイルランドのゲール語で「マック〇〇」や「マク〇〇」だと、「〇〇の息子」という意味になるのだそう。
豆ですがマクドナルドも意味上は「ドナルドの息子」となる。アイルランドからアメリカへ渡る人は多かったと聞きますし、その辺が影響していそうです。

その流れで、ケルト神話によく登場する海神マナナン・「マク」リルさんも、意味上は「リルの息子」なんで、リールはマナナンの父親という説があったりなかったりするみたいです。


リールの名前が登場するお話は、①のp124にも収録されている「白鳥になったリールの子」ですね。
他、②ケルト文化事典では「リルの子たちの悲しい物語」と書かれています。

ごくごく簡単にあらすじを紹介すると、
リールの4人の子どもたちは、あるとき嫉妬した継母によって魔法で白鳥に変えられてしまいます。
さらに継母は彼らは白鳥のまま900年さすらうことになる、と予告します。
ただ、4羽の白鳥には「人間のことば」と「悲しく美しい歌声」だけは残されていました。
4羽の白鳥は最初の300年を湖、次の300年をモイル海、最後の300年をまた別の湖で過ごします。
長く辛い旅が終わるころ、白鳥たちは美しい歌声から「王への贈り物」として力づくで鎖で引きずって連れて行かれそうになったその時、白鳥たちは人間の姿に戻るのですが、長い年月で真っ白な髪の老人になってしまっていました。

このお話はアイルランドの三大悲話として数えられているようですね。

noteで詳しいあらすじを紹介されている方がいらっしゃいます。
ケルト神話・アイルランドの伝承あらすじ集④:鳥の物語三編
(ケルト神話翻訳マン様)

個人的な感想としては、白鳥になっても持ち続けた「歌声」が、長旅の中で互いに心の支えになっていたのに、その美しさが故に最後に「鎖で引きずられる」という不幸をもたらす要因になるというのが、悲劇として容赦ねぇな、と思います(好き)。

マビの中の「ぽい」要素を上げるなら、
  • 白鳥たちは水辺で過ごしていた 
  → シードフィナハの水っぽい地形
  • 悲しく美しい歌声
 1.歌 → 風鈴の音 = 風鈴の精霊エンの歌ともいえる?
 2.ボスの「悲嘆の歌」 

また、リールの子らの話自体が、歌=音楽が重要なポイントなので、マビのフィナハの音楽スキル習得との紐づけもありそうですね。

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テロップ入りのSSしか残ってない💢


3.悲嘆の歌
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フィナハのボスですね。私の万年ポーション中毒要因。
マビ中ではザブキエルが仕掛けた思念らしい。
なんか…魔法少女のソウ〇ジェムが砕けたとき感あるよな…

今回、購入した本の『ケルト妖精物語』という本に、『嘆きの歌』という詩が収録されていました。
この本はひたすら妖精や異界に関する小話・詩を収集したもので、『嘆きの歌』も中世ごろ誰かの死に寄せて書かれたもので、単に異界やバンシー(妖精)が詩に登場するから収録されただけっぽいです。
特にシー・フィネハとは関係ないかな…。

でもマビのボスの「悲嘆の歌」に名前が似てるなー、とか思ってみる。
本国でもこの本が翻訳されてるのか知りませんが…。

そうやって考えて(?)から読んでみると、なんとなくマビのボスっぽくも見えてきて面白いので、一部抜粋して紹介してみます。

(略)
その夜、グールの湖水の上を、
 一度、二度、いや三度までも――
勇者を悼む悲痛な鳴き声がひびき渡った
 その半ばは、月を写す波に水となって、
 渦を巻きつつ入って行った。
すると、多くの音色の荒狂う讃歌が起こった、
 オグラの暗い谷から湧き上がる合唱となって、
モギーリの幽霊の女たちが、
 ジェラルディン家を嘆き悲しんでいるのだ!
(中略)
高貴なアイルランド民族のためにだけ、
 バンシーの悲しみの音楽はいつも流れる!
殺された、古の王座の後継者のために、
 低く身を横たえている指導者のために!
聞け!……再びバンシーの鳴き声が聴こえるようだ、
 彼方に! あの時のように今この近くにいるのか?
それとも夜風が空ろな谷間を
 吹き下ろしているに過ぎないのか?




最後にこっそり懺悔しておこう。
私は人におんぶに抱っこで育てさせてもらっていた18等級の石を間違えて分解してしまいました(超小声)


参考文献:
①ケルトの神話ー女神と英雄と妖精と
井村君江 ちくま文庫

②ケルト文化事典
木村正俊・松村賢一 東京堂出版

③ケルト妖精物語
W・B・イエイツ編 井村君江編訳 ちくま文庫

④ケルト妖精学
井村君江 ちくま学芸文庫

⑤妖精学入門
井村君江 講談社現代新書




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