整骨院での不同意わいせつ事件 不起訴から一転、検察が再捜査して起訴 被害女性「泣き寝入りしなくてすむ」
●就活と裁判の両立、被害者の苦難は続く
事件の影響は、いまも彼女の日常生活に影を落としている。 被害女性は就職活動を控えているが、事件後の精神的不安定により、1月はほとんど大学に通えなかった。学校で人と話すことさえつらいときがあるという。 「声をかけられても、『性犯罪にあった』とは言えないですから…」 パニックを抑えるために薬を服用し、動物の動画を見たり料理に没頭したりして、かろうじて日常を保っている。 「春から始まる国家試験や就職活動と裁判のスケジュールが重なります。裁判にいつ呼ばれるのか、どうなるのかという不安が常に頭の片隅にあって、勉強に集中できない日も多いです」 安心して生活できる環境には、まだ戻れていない。 「加害者とは近所なので、出会わないようにしていますが、加害者の家族を見かけてしまうことはあります。そんなときは精神的不安定になります」 母親もこう語る。 「就職活動という人生の岐路に立っているときに、まだ裁判が続いています。裁判と就活の同時進行は本当に大変です。 でも、不服申し立てをしなかったら再捜査は絶対にされなかったと思います。記者会見をして、ニュースになり、反響が広がったことも大きかったと思います。 『致傷』が外されたことで判決が軽くなるのではないかと心配しています。私たちは刑事責任をきちんと問われてほしいと望んでいます」
弁護士ドットコムニュース編集部