インド、国境問題の「恒久的解決」呼びかけ 中印国防相が会談

インド、中国に国境問題の「恒久的解決」呼びかけ 国防相会談
 6月27日、インドのシン国防相(写真中央)は26日、中国の董軍国防相と会談し、長年の中国との国境問題について「恒久的な解決策」を模索すべきだと述べた。写真は、中国山東省青島で開催された上海協力機構(SCO)国防相会議に出席するシン国防相。26日撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)
[ニューデリー 27日 ロイター] - インドのシン国防相は26日、中国山東省青島で開催された上海協力機構(SCO)国防相会議に合わせて中国の董軍国防相と会談し、長年の国境問題について「恒久的な解決策」を模索すべきだと述べた。インド国防省が27日発表した。
インドと中国はヒマラヤ山脈で3800キロメートルにわたり国境を接する。2020年に両軍が衝突し、インド側で20人、中国側で4人の死者が出た。
インド国防省は、国境問題を巡る中国との協議プロセスに言及し、「シン国防相は、国境管理と、この問題に関する既存のメカニズムを活性化させることで国境画定の恒久的な解決策を持つことを強調した」とした。インドはこれまで、紛争の早期解決を求めるといった表現をしていたが、今回は恒久的な解決策に踏み込んだ。
シン氏は、20年の軍の衝突で損なわれた信頼関係の回復を呼びかけた。双方は「撤退、緊張緩和、国境管理、最終的に境界画定」に向け協議を継続することで合意したという。
広告 - スクロール後に記事が続きます
中国国防省は、会談について発表していない。中国外務省はインドの発表に関するコメント要請に応じていない。中国は、国境紛争が中印関係に影響を与えるべきでなく、相違を適切に管理し、対話を通じて相互に受け入れ可能な解決策が見出すべきとの立場をとっている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab