【ソウル=時吉達也】韓国の不法占拠が続く竹島(島根県隠岐の島町)で長年生活していた88歳の韓国人女性が死去し、住民登録上の韓国人住民が40数年ぶりに「ゼロ」となった。韓国メディアが12日までに報じた。
報道によると、女性は1960年代後半、夫とともに竹島に居を移し、自身は海女として活動。韓国の地元自治体は91年、夫婦の住民登録を認めた。夫は2018年に死去。女性も台風被害で住宅が損壊した20年以降は島外での生活が続いていたが、今月2日に老衰で死去したという。
竹島の住民登録がゼロになるのは、1981年以来。現在、竹島には韓国警察や郡職員など約30人が居住しているが、いずれも一時居住者で住民登録は行われていない。
中央日報は、女性ら登録住民が韓国による竹島の実効支配を証明する「象徴的役割」を果たしてきたと指摘。住民の「不在」が続けば「日本の領有権主張に口実を与えるだけだ」とする市民団体関係者の発言を紹介し、韓国政府に対策を促した。