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サテライトキャンパスとは何か
こんにちは。Reihou19です。
普段はスーパークリークの絵を描き続ける狂人ですが マンガワン事件と呼ばれる一連の胸糞悪い事件において、通信制高校が話題に上がっていたため、この記事を書きました。
長年、株式会社立通信制高校に努め、いわゆるサテライトキャンパスみたいなヤツの責任者をしていた事もあります。
今回の事件で特に気になるのが、民事訴訟の判決において学校法人の責任を認めなかったという部分です。
恐らく多くの方は「自分の学校内で起きたことに責任を持たんとは何事だ!」と怒っておられると思います。
そこで、ちょいと図を作ってきたのでこちらをご覧ください。
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これは、いわゆる株式会社立高等学校から学校法人化したところの運営形態として、よくある形式を図にしたものです。
いま、多くの方が「株式会社立高校ってなんやねん!」って思ったかと思いますが、話すと長くなるので簡単に言います。
かつて安倍政権下でおこなわれた構造改革特区によって作られた、株式会社によって運営される学校の事です。
当時沢山設立されたのですが、文科省の締め付けが厳しくなったり、私学助成が無いなどの関係で運営コスト上不利だったり等の事情がありました。
そこで、次々と株式会社立を返上し「学校法人を立ち上げ」て、いわゆる普通の私立通信制高校のような存在へと変化していきました。
ですが、実態は普通の私立通信制とは異なります。
なぜならば、株式会社が寄付をして学校法人を立ち上げて運営しており、あくまで株式会社視点で言えば「通信制高校はイチ収益部門」なのです。
ですが、学校法人を連結決算に入れる事はできません。
そこでキャンパスの運営であったり、教材の納品等の業務を業務委託するという形をとって、会社側にお金を還流させる仕組みを多くのところがとっています。
もちろん全ての学校が必ずこれという訳ではなく、件の学校法人がこの形かどうかはわかりません。
なので、ここから先は「仮定の話」となります
今回、マンガワンの事件における民事訴訟で、学校法人の責任は授業外で行われた事であるから責任を問わないような判決になっています。
憤る気持ちを抑えて、図をもう一度見てみましょう。
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通信制のキャンパスで行われる授業はいわゆる「学校の授業」ではありません。
そして、この図の通りの組織体制だったと仮定すると、そもそも通信制キャンパスの職員に対して、学校法人側は監督責任が無いどころか、指揮命令する立場にすらない可能性もあります。
この事件の発端が、キャンパス内のデッサンの授業であり、そこから始まっていたとしても、この授業は本校から見たら「授業外」なのです。
(もっとも裁判所がそこまで考えて授業外であると認めたかどうかはわかりませんが…)
別に、この体制が良いとか悪いとか言うつもりは無いのですが… いざこのような事件が起きてみると、いったいどこに責任があるのか非常に曖昧になってしまうように思います。
個人的には、キャンパス長に第一義的責任があるとも思います。 今回のように外部講師を入れている形で、そもそも外部講師が生徒を帰りに送っていくようなシチュエーションが発生しているのは、キャンパス長の監督責任と言って良いかと思います。
しかしながらキャンパス長というのは、私が居た組織では社内ではいわゆる「課長級」の立場でした。サラリーマン店長です。
そう考えると、その上に居る株式会社側にも責任があるように思えます。 でも、生徒はその学校法人の生徒として集めていて、学校法人のサテライトキャンパスとして通わせているわけで…。
とはいえ、この学校法人の人事権も、半ば株式会社側が持っているわけで、部長級の人とかが学校法人のトップに立っていたりするワケです。
じゃあやっぱ会社の責任じゃないのか?とかも思える訳です。

まあ、ここまで全部、キャンパス運営を業務委託していると仮定してのお話ではあるのですが、なんとなく「この仕組みの深さを」ご理解いただけたのではないかと思います。
通信制高校の学校法人、キャンパスが出てくるニュースを見られる際に、この構造を頭の片隅に置いておかれると理解しやすいのではないかと思います。
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