日本のバリアフリーは「遅れている」のか?
連日、同じ件に関する投稿となってしまい、申し訳ありません。私にとっては一番のこだわりどころと言っても過言ではない問題なので、いましばらくお付き合いください。
前回の投稿で、私はこう書きました。
本来語られるべきことは、「公共交通機関におけるバリアフリーはどうあるべきか」、また「それをどのように実現していくべきか」ということだったように思います。しかし、多くの方が話題にしたのは、「伊是名さんが取った行動の是非」、そして「伊是名さんの人間性」といった部分でした。
しかし、そんななかでも、本質的な議論=バリアフリーはどうあるべきかを議論してくださろうとする方もいました。
そうした議論のなかで、特に私が気になっていたのがこちらです。
まずは、英国在住の著述家「めいろま」こと谷口真由美さんが、伊是名さん騒動の直後にこんなツイートをされていました。
バリアフリーねぇ、実は他の先進国より日本の方がはるかに進んでるのを知らない奴が多すぎだ…欧州なんかエレベーターすらねえよ。スロープだの手すりだのすらない。だから実は障害者はあまり外出してない。さらに北米の場合は車外出主だからやはり日本みたいな細かいのがあまりない。
— めいろま 「世界のニュースを日本人何も知らない2」12月9日発売 (@May_Roma) April 7, 2021
これを受けてジャーナリストの津田大介さんが引用リツイート。
僕がいったドイツの街(複数)はどこもめちゃくちゃ車椅子フレンドリーで、街のレストランにいけば、たくさん車椅子の人が来て楽しんでるし、とにかく街でたくさん車椅子の人いるしで、日本とのあまりの違いに衝撃を受けた記憶があるんですが、ドイツは欧州じゃないのでしょうか……。 https://t.co/fE3a2Zd586
— 津田大介 (@tsuda) April 7, 2021
それに対して、再びめいろまさんが下記の反論をし、さらには海外経験のある方が続々と参戦して、「私が見た海外のバリアフリー事情」を開陳していくという流れとなっていったのです。
津田さんは短期間滞在しただけだし、住んでるわけじゃないんだからわからないと思いますよ。ワッケン村なんて移動なんかほぼ不可能だし、ハンブルグの裏道とかヤバイ場所が山盛り。短期は綺麗な場所しか行きませんから。毎日通勤したり病院行ったり、要するに生活しないとわからないのですよ。 https://t.co/WYkhIy6J4F
— めいろま 「世界のニュースを日本人何も知らない2」12月9日発売 (@May_Roma) April 7, 2021
あえて対立構図を作りだすわけではありませんが、「バリアフリーは日本のほうが進んでいる」と語るめいろまさんと、「ドイツは日本よりも車椅子フレンドリーだった」と言う津田さんと、いったいどちらの主張が正しいのでしょうか。
もちろん、私も「海外在住」ではありませんが、ロンドンにはAirbnbで部屋を借りて3ヶ月ほど滞在してみましたし、これまで90カ国を訪問した経験から、また何より車椅子ユーザーであるという当事者目線から、この問題についてお話ししてみたいと思います。
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