投稿日:2025年10月07日 00:21    文字数:4,714

kgty

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再投稿です
去年のハロウィンのkgtyです。

一部セリフとセリフの繋ぎ部分チャットGPT使用して手直ししています。

追記 Xなどでご連絡ありがとうございます。盗作が無断転載(盗用)されていたようです。該当の作品以外はとりあえず盗用防止のため消去致しました。(全てポイピクにあります。)
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ある日の深夜。
 加賀美は下半身に感じる違和感で目が覚めた。
「ん……」
 随分と深く眠っていたようだ、重く感じる瞼をなんとかこじ開け違和感の正体を確認しようと暗闇の中目を凝らす。
 しかし、視覚情報を得るよりも先に、彼の身体にある感覚が走った。
「ん……ッ!」
 ベッドで仰向けに横たわっている加賀美の身体を襲ったのは、強い快感だった。
「っぐ、なんだ、……一体何……っ⁉︎」
 うまく力の入らない手を必死に動かし、薄いブランケットを捲り上げ自身の股ぐらを確認する。
 そこにはある見慣れた人物の頭部があり、しきりに頭を上下運動させていた。
 それが何をしているかはすぐにわかる。如何せん、経験があるものだから。そう、そ・れ・をされることが。
 しかも、そ・れ・を自身へするのは、この世界で一人しかいない。
「刀也……さん……?」
 名前を呼ばれた人物は、ちゅぽ、と音を立てて唇を加賀美の陰茎から離すと、厚みのある唇で弧を描いてから感嘆の声を漏らした。
「あ、やっと勃った……!」
「とうやさん、何をして……っ!」
「え、あれ……?気づかれちゃいましたか」
 人の寝込みを襲っておきながら全くもって悪びれる様子もない刀也は、舌を出すと陰茎の根本から先端へ向かって見せつけるように舐め上げた。
「ん、やっぱおいひいれす……♡先っぽふっとい♡♡」
 そうしてまたペニスを根本まで咥え、ジュルジュルとわざとらしく音を立てて吸い上げる。
 喉を締めるようにして吸引を続けられ、加賀美の腰はカクカクと震え始めた。
「……っ、やめてください……!くっ……」
「ん、……っ♡♡♡」
 絶頂が近いことを知らせるように白い太ももが軽く痙攣するのを見逃さなかった刀也は、ペニスの吸引をやめるとあっさりとそこから顔を離した。
 すっかり唾液に濡れたペニスは、包まれていた温もりを失ってもまだ射精を待ち侘び天井へ向かっててそそり立っている。
「はぁ、まだ勃ってますね。かわいそう……」
 刀也は虚しく立ち上がるそれを右手で軽く握り、左の手のひらで先端をゆるゆると撫で回した。ぬちぬちと小さく水音が響き、再び腰に襲いかかる快感に加賀美は眉間へ皺を浮かべる。
「はぁ……っ、刀也さんは、さっきから何を……っ」
 訳のわからないまま快楽を与え続けられる加賀美の息は上がり、心臓は跳ね続ける。寝起きで頭が上手く回らないこともあり、弁の立つその口は、今や的を得ない質問を繰り返すことしかできなかった。
「えっと、まだ出させないです……すいません。社長の精液、美味しいけど口からじゃちょっと足りないっていうか……」
「……はい?」
「あの、僕、やっぱりこっちから飲んだほうが、お腹いっぱいになって五日くらいはゆっくり生活できるんで……」
 そう言って、加賀美の陰茎の先端から溢れ出す先走りを指で掬うと、背を向ける体勢になり尻を突き出した。
 張りのある尻肉に隠された、ある一部を見せつけるように器用に二本の指で広げると、指に纏わせていた先走りをその広げた穴へ塗りつけた。そしてそのまま中指をゆっくりと沈めていく。
「ん……っ♡はぁ、ぁ、っここ♡ここに、精液ほし……っ♡♡」
 くぷ、とナカが空っぽと言わんばかりの音を立てながら中指の抽送を繰り返す刀也。次第にその指は二本、三本と増えて卑猥な水音もさらに増していた。
「あ♡♡イっちゃ、……んぅ♡一人で……ッ♡♡♡指、とまらな……ぁ♡♡」
 不思議と目の前の異様な光景から目を離せなくなってしまった加賀美は、普段自身の陰茎が出入りしているそこを往復する彼の指をただ眺めていた。
「ぁッ♡は、ぁぅ、イく……♡♡♡おなか、きもち……♡♡♡」
 前立腺を刺激しているのであろう、腹側を刺激するように器用に指を動かし続ける刀也。絶頂が近いのか、腰が前後に揺れ始める。
「は……ぁ♡♡しゃちょっ♡♡ほし、ナカに……♡もうここ、ほら、みて……っ♡♡もうはいるように、なったからぁ♡♡ぐぽぐぽ、して……っ♡♡♡」
 アナルを左右の手で開いた刀也は、加賀美の中心で立ち上がったままの陰茎へ誘うように尻たぶを擦り付けた。
 ――もう限界だ。
 加賀美は媚びるようにゆらゆらと動く分厚い腰を両手で掴むと、そのまま自身の起立を彼のナカへ勢いよく突き立てた。
「んぁッ♡♡♡」
「ほら、動いて、ッ」
「ぁあっ、む、むり♡♡急にナカ、だめ……っ♡♡」
 突然叩き込まれた質量に、カクカクと小刻みに腰を痙攣させる刀也。おそらく軽く果てたのだろう。射精を伴わない絶頂の様子を見て満足した加賀美は、さらに追い込んでやろうと腰にのしかかる愛しい重量を前後に揺らすように両腕で揺さぶった。
「あっ、や、だめ……♡♡おく、だめで、す♡♡」
 背中越しに振り向いた彼の口角からは唾液が垂れている。どれだけ行為に夢中になっているのか。
「はっ、はしたないですよ刀也かん。唾液が垂れてる」
「んぅ、ゃ、ちゅーして……ぇっ♡♡♡」
 加賀美の陰茎が抜けないように器用に体勢を変えた刀也と向かい合う形になる。
「ほら顔を寄せて、刀也さん、っんむ」
「ん、んぅ♡♡」
 息を忘れるほど夢中で舌を絡め続けていると、刀也の太ももがぎゅうぎゅうと加賀美の細い腰を締め上げた。内腿に力を入れて離れまいとしているようなそれに、さらに愛おしさを感じた加賀美は長い髪に指を通して後頭部へ手を回した。
 さっきよりさらに互いの唇同士が強く重ね合わさる感覚と、鼻で息をすると香る頬の香り。
 唾液で濡れた唇が離れる瞬間、彼の下唇へ軽く歯を立てると自身を包み込む肉壁がびくん、と震えた。
「……はぁ、はは、生臭いな」
「あは、さっきまで、しゃちょーの♡♡舐めてたから……っ♡♡」
 そう言った後、上に跨る大きな獣は甘えるように唇を舐め上げた。加賀美は小さく口を開いてそれを受け入れる。
 厚い舌が開かれた隙間から器用に口腔内へ入り込んできて、歯列の裏側をくすぐった。そして焦らすように唇の裏側の粘膜を舌で一通り舐めた後、最後に唇を割く傷跡を舌先で優しくなぞられる。
「んっ、」
 思わず漏れ出てしまう声。加賀美は唇を彼の舌に舐められるのがいっとう好きだった。
 ひくり、と動いた薄い下腹を、刀也は目ざとく見つけるとあたたかい指先で腹筋を撫でる。
「ふふ、社長、唇よわいですね♡♡」
「……っ」
「ん、わかりますよ、僕、ちゃんと、見てるんで……っ♡」
 あなたのこと見てるから、と続けた刀也は、成人男性にしては大きく厚みのある身体をゆさゆさと上下に動かし始める。加賀美のそれを搾り取ろうと言わんばかりのその動きに、素直に反応する彼の陰茎。
 じわじわと熱が腰に集まりどんどん重くなっていく。
「っく、やめ……ッ」
「ん、ッだして、くださ……♡ナカさみし、ぃ♡♡」
「くそっ、この淫乱、」
「あなたのっ♡せいです……ッ♡♡♡」
 素肌同士のぶつかる音と、粘膜が擦れ合い体液が泡立つ音、男性二人の荒い息が寝室に響く。
 夢中で腰を上下運動させている刀也の頬は薄暗い部屋でもわかるくらいに紅潮しており、身体を揺するたびにその大きな胸筋はたぷんと揺れた。
 その胸筋に控えめについている乳首を加賀美は指でいたずらにつまみ上げる。
「んあぁッ‼︎♡だ、だ、めぇっ♡♡♡」
 力を入れすぎないように、揺れる胸の先にある飾りを指先で擦り続けると刀也の腰は不規則に揺れた。
「おっぱいだめ……ですっ……♡♡♡ちくび、とれる……ッ♡♡♡」
「そんな簡単には摂れませんよっ」
「あ、あ♡また、またイく、……ッ♡♡♡おっぱいで、イっちゃう……っ♡♡」
 背中を大きくのけぞらせた刀也は、緩く立ち上がった自身のペニスの先端からわずかに水分を発射して絶頂を知らせた。
「んぉッ……♡♡♡」
「刀也さん、、何回目ですか?」
 ガクガクと身体を震わせ続ける刀也の陰茎を加賀美は遠慮なく掴むと軽く擦った。彼の発した粘度の低い水分がカリ首に絡んでクチュ、と音が鳴る。
「ぁ、ぁ、だめ♡だめ……っ♡で、るッ……♡♡♡前やだぁ……っ♡♡」
 軽く腰を上下に動かして絶頂のその先へと促してやると、刀也は首をブンブンと左右に振って拒否の意を示した。
「らめ、社長の、せーえきっ♡♡欲しいから……まだだめ、ッ♡♡♡」
「さっきから何を言ってるんです、私の体液がそんなに重要ですか?」
「はぃ……♡♡♡もう七日も飲んでないから……んぅっ♡♡」
「は?」
「すいませ、ん♡動きますね……っ♡搾り取らせて……♡♡♡」
「は?」
 彼が何を求めているのか理解に苦しみ、困惑の色を浮かべ続ける加賀美をよそに、脱力していた腰を立て直した刀也は加賀美の腰を両太ももで挟み、グッと力を入れた。
 そしてその恵体を再び上下させ始める。なかなかの長い時間、彼の肉壁に包まれ続けていた加賀美のそれは、今にも精液を吐き出してしまいそうだった。
「くっ……出る……っ!」
「だして、出してっ♡♡♡僕のナカに、全部、くださいっ……♡♡♡」
 与えられ続ける刺激に抗う術もなく、加賀美は刀也のナカに吐精した。どくどくと陰茎が脈打つ感覚。それに合わせるようにアナルをひくつかせている刀也は、待望の精液を味わっているようだった。
「ぁ、しゅご……っ♡♡おなか、あっつい♡♡♡おいしい……っ♡♡」
 ガクガクと腰を振るわせながら加賀美の精液をアナルの奥で受け止める刀也。
 もっともっと欲しい、と言わんばかりにぐりぐりと股ぐらへ押し付けられるその重さに、加賀美の腰骨は砕けてしまうのではないかとうっすら思うほどだった。
 その重さで骨が多少イカれてしまっても構わないと思うくらいにこの大きな恋人のことを愛しく思ってしまっているのは言わないでおこう。
 射精による倦怠感がどっと襲ってきて、身体が鉛になってしまったかのように感じる。
 だんだんと遠のいていく意識の片隅で、ようやくペニスが恋人の体内から解放されたのがわかった。
「……はぁ、ごちそうさまでした、社長」
 唇に柔らかい感触。キスを落とされたのだろう。
 愛しい相手との行為であることに変わりはないものの、何やら様子のおかしい今晩の恋人の相手をしていつも以上の疲労感に加賀美は襲われた。
「あぁ、言ってなかった。僕、実はサキュバスで……って聞こえてないですよね、すいません。おやすみなさい、社長」
 ゆっくりと沈む意識の片隅、刀也の声が遠くでこだました。
 瞼が閉じる直前、彼の腰あたりから伸びた尻尾のようなものが視界の端でゆらゆらと揺れている気がした。
 おかしい。ハロウィンはもう三日前のはずだ。
 
 
 翌朝。
 朝の光で目を覚ました加賀美の身体はすっかり綺麗に整えられていた。
 やはり昨夜のことは夢だったのだろうか。
 なぜか妙なだるさが残っているのは悪夢……いや、淫夢を見たせいだろう。そう決め込むことにした加賀美は(柄ではないが)もうひと眠りしようと寝返りをうった。
 すると、隣で眠っていたはずの恋人、刀也と目が合う。一体いつから起きていたのだろう。
 そんな彼も昨晩のことなど何もなかったかのようにパジャマをしっかりと着込んでいる。
 「おはようございます」と、いつものようにふわりと微笑む愛しい恋人。こんな柔らかく笑う男が、あんなに激しく乱れるなど想像ができない。
(やはり昨日のことは夢だったのだ。自分の恋人が淫魔などという非科学的な存在なワケ……)
 加賀美が一人納得しようとしていると、横からある質問が飛んできた。
「社長。えっと、変な夢とか……見なかったですか?」
 
 その質問に加賀美は「いや」と答えるしかできなかった。
 その回答を聞いた刀也は安心したような笑みを浮かべた気がしたが、それもきっと加賀美の気のせいだろう。



 

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ほとんどの作者の方は、「萌えた」の一言でも、好意的なコメントがあれば次作品への意欲や、モチベーションの向上につながります。
コメントは作品投稿者とあなたにしかコメントの内容が表示されず、文字制限は140文字までとなりますので、あまり長いコメントを考える必要はありません。
是非、コメントを投稿して頂き、皆様と共にBLを愛する場所としてpictBLandを盛り上げていければと思います。
kgty
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ある日の深夜。
 加賀美は下半身に感じる違和感で目が覚めた。
「ん……」
 随分と深く眠っていたようだ、重く感じる瞼をなんとかこじ開け違和感の正体を確認しようと暗闇の中目を凝らす。
 しかし、視覚情報を得るよりも先に、彼の身体にある感覚が走った。
「ん……ッ!」
 ベッドで仰向けに横たわっている加賀美の身体を襲ったのは、強い快感だった。
「っぐ、なんだ、……一体何……っ⁉︎」
 うまく力の入らない手を必死に動かし、薄いブランケットを捲り上げ自身の股ぐらを確認する。
 そこにはある見慣れた人物の頭部があり、しきりに頭を上下運動させていた。
 それが何をしているかはすぐにわかる。如何せん、経験があるものだから。そう、そ・れ・をされることが。
 しかも、そ・れ・を自身へするのは、この世界で一人しかいない。
「刀也……さん……?」
 名前を呼ばれた人物は、ちゅぽ、と音を立てて唇を加賀美の陰茎から離すと、厚みのある唇で弧を描いてから感嘆の声を漏らした。
「あ、やっと勃った……!」
「とうやさん、何をして……っ!」
「え、あれ……?気づかれちゃいましたか」
 人の寝込みを襲っておきながら全くもって悪びれる様子もない刀也は、舌を出すと陰茎の根本から先端へ向かって見せつけるように舐め上げた。
「ん、やっぱおいひいれす……♡先っぽふっとい♡♡」
 そうしてまたペニスを根本まで咥え、ジュルジュルとわざとらしく音を立てて吸い上げる。
 喉を締めるようにして吸引を続けられ、加賀美の腰はカクカクと震え始めた。
「……っ、やめてください……!くっ……」
「ん、……っ♡♡♡」
 絶頂が近いことを知らせるように白い太ももが軽く痙攣するのを見逃さなかった刀也は、ペニスの吸引をやめるとあっさりとそこから顔を離した。
 すっかり唾液に濡れたペニスは、包まれていた温もりを失ってもまだ射精を待ち侘び天井へ向かっててそそり立っている。
「はぁ、まだ勃ってますね。かわいそう……」
 刀也は虚しく立ち上がるそれを右手で軽く握り、左の手のひらで先端をゆるゆると撫で回した。ぬちぬちと小さく水音が響き、再び腰に襲いかかる快感に加賀美は眉間へ皺を浮かべる。
「はぁ……っ、刀也さんは、さっきから何を……っ」
 訳のわからないまま快楽を与え続けられる加賀美の息は上がり、心臓は跳ね続ける。寝起きで頭が上手く回らないこともあり、弁の立つその口は、今や的を得ない質問を繰り返すことしかできなかった。
「えっと、まだ出させないです……すいません。社長の精液、美味しいけど口からじゃちょっと足りないっていうか……」
「……はい?」
「あの、僕、やっぱりこっちから飲んだほうが、お腹いっぱいになって五日くらいはゆっくり生活できるんで……」
 そう言って、加賀美の陰茎の先端から溢れ出す先走りを指で掬うと、背を向ける体勢になり尻を突き出した。
 張りのある尻肉に隠された、ある一部を見せつけるように器用に二本の指で広げると、指に纏わせていた先走りをその広げた穴へ塗りつけた。そしてそのまま中指をゆっくりと沈めていく。
「ん……っ♡はぁ、ぁ、っここ♡ここに、精液ほし……っ♡♡」
 くぷ、とナカが空っぽと言わんばかりの音を立てながら中指の抽送を繰り返す刀也。次第にその指は二本、三本と増えて卑猥な水音もさらに増していた。
「あ♡♡イっちゃ、……んぅ♡一人で……ッ♡♡♡指、とまらな……ぁ♡♡」
 不思議と目の前の異様な光景から目を離せなくなってしまった加賀美は、普段自身の陰茎が出入りしているそこを往復する彼の指をただ眺めていた。
「ぁッ♡は、ぁぅ、イく……♡♡♡おなか、きもち……♡♡♡」
 前立腺を刺激しているのであろう、腹側を刺激するように器用に指を動かし続ける刀也。絶頂が近いのか、腰が前後に揺れ始める。
「は……ぁ♡♡しゃちょっ♡♡ほし、ナカに……♡もうここ、ほら、みて……っ♡♡もうはいるように、なったからぁ♡♡ぐぽぐぽ、して……っ♡♡♡」
 アナルを左右の手で開いた刀也は、加賀美の中心で立ち上がったままの陰茎へ誘うように尻たぶを擦り付けた。
 ――もう限界だ。
 加賀美は媚びるようにゆらゆらと動く分厚い腰を両手で掴むと、そのまま自身の起立を彼のナカへ勢いよく突き立てた。
「んぁッ♡♡♡」
「ほら、動いて、ッ」
「ぁあっ、む、むり♡♡急にナカ、だめ……っ♡♡」
 突然叩き込まれた質量に、カクカクと小刻みに腰を痙攣させる刀也。おそらく軽く果てたのだろう。射精を伴わない絶頂の様子を見て満足した加賀美は、さらに追い込んでやろうと腰にのしかかる愛しい重量を前後に揺らすように両腕で揺さぶった。
「あっ、や、だめ……♡♡おく、だめで、す♡♡」
 背中越しに振り向いた彼の口角からは唾液が垂れている。どれだけ行為に夢中になっているのか。
「はっ、はしたないですよ刀也かん。唾液が垂れてる」
「んぅ、ゃ、ちゅーして……ぇっ♡♡♡」
 加賀美の陰茎が抜けないように器用に体勢を変えた刀也と向かい合う形になる。
「ほら顔を寄せて、刀也さん、っんむ」
「ん、んぅ♡♡」
 息を忘れるほど夢中で舌を絡め続けていると、刀也の太ももがぎゅうぎゅうと加賀美の細い腰を締め上げた。内腿に力を入れて離れまいとしているようなそれに、さらに愛おしさを感じた加賀美は長い髪に指を通して後頭部へ手を回した。
 さっきよりさらに互いの唇同士が強く重ね合わさる感覚と、鼻で息をすると香る頬の香り。
 唾液で濡れた唇が離れる瞬間、彼の下唇へ軽く歯を立てると自身を包み込む肉壁がびくん、と震えた。
「……はぁ、はは、生臭いな」
「あは、さっきまで、しゃちょーの♡♡舐めてたから……っ♡♡」
 そう言った後、上に跨る大きな獣は甘えるように唇を舐め上げた。加賀美は小さく口を開いてそれを受け入れる。
 厚い舌が開かれた隙間から器用に口腔内へ入り込んできて、歯列の裏側をくすぐった。そして焦らすように唇の裏側の粘膜を舌で一通り舐めた後、最後に唇を割く傷跡を舌先で優しくなぞられる。
「んっ、」
 思わず漏れ出てしまう声。加賀美は唇を彼の舌に舐められるのがいっとう好きだった。
 ひくり、と動いた薄い下腹を、刀也は目ざとく見つけるとあたたかい指先で腹筋を撫でる。
「ふふ、社長、唇よわいですね♡♡」
「……っ」
「ん、わかりますよ、僕、ちゃんと、見てるんで……っ♡」
 あなたのこと見てるから、と続けた刀也は、成人男性にしては大きく厚みのある身体をゆさゆさと上下に動かし始める。加賀美のそれを搾り取ろうと言わんばかりのその動きに、素直に反応する彼の陰茎。
 じわじわと熱が腰に集まりどんどん重くなっていく。
「っく、やめ……ッ」
「ん、ッだして、くださ……♡ナカさみし、ぃ♡♡」
「くそっ、この淫乱、」
「あなたのっ♡せいです……ッ♡♡♡」
 素肌同士のぶつかる音と、粘膜が擦れ合い体液が泡立つ音、男性二人の荒い息が寝室に響く。
 夢中で腰を上下運動させている刀也の頬は薄暗い部屋でもわかるくらいに紅潮しており、身体を揺するたびにその大きな胸筋はたぷんと揺れた。
 その胸筋に控えめについている乳首を加賀美は指でいたずらにつまみ上げる。
「んあぁッ‼︎♡だ、だ、めぇっ♡♡♡」
 力を入れすぎないように、揺れる胸の先にある飾りを指先で擦り続けると刀也の腰は不規則に揺れた。
「おっぱいだめ……ですっ……♡♡♡ちくび、とれる……ッ♡♡♡」
「そんな簡単には摂れませんよっ」
「あ、あ♡また、またイく、……ッ♡♡♡おっぱいで、イっちゃう……っ♡♡」
 背中を大きくのけぞらせた刀也は、緩く立ち上がった自身のペニスの先端からわずかに水分を発射して絶頂を知らせた。
「んぉッ……♡♡♡」
「刀也さん、、何回目ですか?」
 ガクガクと身体を震わせ続ける刀也の陰茎を加賀美は遠慮なく掴むと軽く擦った。彼の発した粘度の低い水分がカリ首に絡んでクチュ、と音が鳴る。
「ぁ、ぁ、だめ♡だめ……っ♡で、るッ……♡♡♡前やだぁ……っ♡♡」
 軽く腰を上下に動かして絶頂のその先へと促してやると、刀也は首をブンブンと左右に振って拒否の意を示した。
「らめ、社長の、せーえきっ♡♡欲しいから……まだだめ、ッ♡♡♡」
「さっきから何を言ってるんです、私の体液がそんなに重要ですか?」
「はぃ……♡♡♡もう七日も飲んでないから……んぅっ♡♡」
「は?」
「すいませ、ん♡動きますね……っ♡搾り取らせて……♡♡♡」
「は?」
 彼が何を求めているのか理解に苦しみ、困惑の色を浮かべ続ける加賀美をよそに、脱力していた腰を立て直した刀也は加賀美の腰を両太ももで挟み、グッと力を入れた。
 そしてその恵体を再び上下させ始める。なかなかの長い時間、彼の肉壁に包まれ続けていた加賀美のそれは、今にも精液を吐き出してしまいそうだった。
「くっ……出る……っ!」
「だして、出してっ♡♡♡僕のナカに、全部、くださいっ……♡♡♡」
 与えられ続ける刺激に抗う術もなく、加賀美は刀也のナカに吐精した。どくどくと陰茎が脈打つ感覚。それに合わせるようにアナルをひくつかせている刀也は、待望の精液を味わっているようだった。
「ぁ、しゅご……っ♡♡おなか、あっつい♡♡♡おいしい……っ♡♡」
 ガクガクと腰を振るわせながら加賀美の精液をアナルの奥で受け止める刀也。
 もっともっと欲しい、と言わんばかりにぐりぐりと股ぐらへ押し付けられるその重さに、加賀美の腰骨は砕けてしまうのではないかとうっすら思うほどだった。
 その重さで骨が多少イカれてしまっても構わないと思うくらいにこの大きな恋人のことを愛しく思ってしまっているのは言わないでおこう。
 射精による倦怠感がどっと襲ってきて、身体が鉛になってしまったかのように感じる。
 だんだんと遠のいていく意識の片隅で、ようやくペニスが恋人の体内から解放されたのがわかった。
「……はぁ、ごちそうさまでした、社長」
 唇に柔らかい感触。キスを落とされたのだろう。
 愛しい相手との行為であることに変わりはないものの、何やら様子のおかしい今晩の恋人の相手をしていつも以上の疲労感に加賀美は襲われた。
「あぁ、言ってなかった。僕、実はサキュバスで……って聞こえてないですよね、すいません。おやすみなさい、社長」
 ゆっくりと沈む意識の片隅、刀也の声が遠くでこだました。
 瞼が閉じる直前、彼の腰あたりから伸びた尻尾のようなものが視界の端でゆらゆらと揺れている気がした。
 おかしい。ハロウィンはもう三日前のはずだ。
 
 
 翌朝。
 朝の光で目を覚ました加賀美の身体はすっかり綺麗に整えられていた。
 やはり昨夜のことは夢だったのだろうか。
 なぜか妙なだるさが残っているのは悪夢……いや、淫夢を見たせいだろう。そう決め込むことにした加賀美は(柄ではないが)もうひと眠りしようと寝返りをうった。
 すると、隣で眠っていたはずの恋人、刀也と目が合う。一体いつから起きていたのだろう。
 そんな彼も昨晩のことなど何もなかったかのようにパジャマをしっかりと着込んでいる。
 「おはようございます」と、いつものようにふわりと微笑む愛しい恋人。こんな柔らかく笑う男が、あんなに激しく乱れるなど想像ができない。
(やはり昨日のことは夢だったのだ。自分の恋人が淫魔などという非科学的な存在なワケ……)
 加賀美が一人納得しようとしていると、横からある質問が飛んできた。
「社長。えっと、変な夢とか……見なかったですか?」
 
 その質問に加賀美は「いや」と答えるしかできなかった。
 その回答を聞いた刀也は安心したような笑みを浮かべた気がしたが、それもきっと加賀美の気のせいだろう。



 

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