【カープ】平成のエース・佐々岡真司さん 「チームが勝つなら、どこでも投げる」 フォア・ザ・チームの精神で達成した大記録の秘話
11月29日に開催される『カープレジェンドゲーム』に出場する、カープレジェンドたちの今明かされる秘話に迫ります。今回は、山本浩二さんが監督を務めた時に入団した平成のエースで、プロ野球で6人しかいない通算100勝100セーブを達成した、佐々岡真司さんです。
背番号「18」を背負った佐々岡は、中国山地の山あいに位置する、島根県浜田市金城町出身で、少年時代からカープの帽子で過ごしていました。
■カープOB 佐々岡真司さん
「山本浩二さんとか、衣笠さんとか人気選手のユニフォームはなかなか手に入らず、シェーンとかホプキンス、5番6番とかね。そういうユニフォームは、パジャマで着て寝ていた記憶はありますね。」
1989年のドラフト1位で、社会人(当時のNTT中国)を経て、カープに入団します。プロ初登板は、1年目の4月。先発し、完投で初勝利をつかみました。入団当時の監督は、山本浩二さん。指揮官は5月に、佐々岡を守護神に抜てきします。
■カープOB 佐々岡真司さん
「1年目の僕に、山本浩二さんが「おまえ、あしたから抑えしろ」と。すごい度胸だなと思いながら。すごく必要としてくれたんだなという気持ちもあって。」
ルーキーイヤーに13勝17セーブ、激戦の新人王こそ逃しますが、リーグ特別賞を受けています。2年目は、先発を担い17勝。優勝決定試合にも登板し、MVPや沢村賞など5冠に輝き、ピッチャーの頂点に立ちました。
池谷公二郎さんは、当時の投手コーチでした。
■カープOB 佐々岡真司さん
「厳しい方だったんでね。それがあったからこそ、今の僕があると思いますし。若いときは、言い合いになったこともあるくらい。厳しかったですけどね。」
先発と抑えの両方で才能を見せた佐々岡は、チーム事情に応じて役割を変えながら、シーズンに挑みました。先発完投にこだわることなく、どんな状況でも右腕を振り抜きます。ひたすらにカープの勝利を求める「フォア・ザ・チーム」。平成時代の新たなエース像を、佐々岡は見せました。