「高鬱」と揶揄の常葉大・濱川栄教授に大学が厳正対処 批判と悪口の境界線

一般ユーザーからも、「権力=悪、反権力=善」という短絡的な図式に乗り、病気や死を侮辱することが「健全な権力批判」と見なされることへの強い拒絶感が示されている。

「権力への悪口」が通用した時代の終焉

一方で、大学側の処分方針には慎重な声もある。法政大の河野有理教授や明治大の飯田泰之教授らは、X上で発言の愚かさは認めつつも、職場による身分処分には「キャンセルカルチャー」や「権力批判の規制」に繋がる危険性を指摘する。

常葉大では先の声明で「人格と人権を尊重し、差別を排除する」という行動規範を重視し、今回の投稿を明確な「誹謗中傷」と定義している。

言葉の暴力が「批判」という隠れ蓑を失ったとき、教育者には厳しい社会的責任が突きつけられるのは当然ではないのか。

(zakⅡ編集部 霞蓮刃)

濱川 栄(はまかわ さかえ)
常葉大学 教育学部 学校教育課程
教授 / 学校教育課程長 / 教職支援センター副センター長
文学博士(中国古代史)
(大学公式サイトのメッセージから)
ブルース・リーと文化大革命を10歳で知って以来、「中国って何だ?」という疑問を抱き、その答えを見つけるべく右往左往しています。黄河と中国史との関係を中心に自然環境がいかに歴史の展開に関わったかを長年考えてきましたが、最近はさらに文化・思想に関心を広げ、反戦思想や「自由」の概念の盛衰を通じて、「なぜ中国は今のようになったのか」をじわじわ研究しています。

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