騒動の引き金は、文芸評論家の斎藤美奈子氏が東京新聞のコラムで用いた「高市鬱」という造語だ。
高市早苗首相の就任に落胆し、体調を崩す人々の様子を綴ったが、これが「特定の個人を病名のように扱うのは不適切ではないか」との声や、言葉自体の流布状況を疑問視する反応を招いていた。
濱川教授はこれを引用し、「高鬱とか鬱市と呼ぼう」と投稿で呼びかけた。さらに保守派に対し「手足の1本も無くならないと気付かないだろう」と過激な言葉を連ねた。
執拗な揶揄と過去の安倍元首相「銃撃」言及
ネット上では、特定の疾患を揶揄の道具にする姿勢に「うつ病患者を傷つける」「教育者以前に人間として失格」との批判が殺到。一方、かつて濱川教授が安倍晋三元首相に対し「いきなり銃〇でもいいな」と投稿していた事実も発覚し、事態は教育倫理の根幹を揺るがす事態へと発展している。
こうした風潮に関連して哲学者・東浩紀氏の発言や投稿が多数シェアされている。東氏は、「AERA」(3月2日号)の自身の連載で、先の衆院選を「大学知識人とリベラルメディアが結託して権力の悪口を言っていれば通用した時代は、もう終わったのである。」と総括。
また、Xでは「高市鬱」を正当な批判と言い張る感覚そのものが世間と乖離しており、単なる「悪口」に過ぎないと断じた。