私は今、キーボード沼の入り口に立っている part1 品定め編
キーボード沼は突然に。理想を追い求めたら「QMK/VIA」という深淵に辿り着いた話【第1部】
「キーボードなんて、打てれば何でもいいじゃん」 昔は本気でそう思ってました。 実際、安くても高くてもやることは同じだし、今までいくつか使ってきた2,000円くらいのキーボードでも、タイピング速度にはそこそこ自信があったから。
ここ1年ちょいくらいはLogicoolの『K380S』を使っていました。 丸いキーのあれです。MacとWindowsの切り替えも簡単だし、電池は忘れるほど持つし、正直「これで完成形でしょ」と思っていました。可愛いし。
でも、毎日使ってると「小さな違和感」が溜まってくるんですよね。 私の場合はこの2つでした。
丸いキー、地味にミスタッチする
当たり前なんですが、丸いキーって外すんですよ。仮にストライクゾーンが丸かったら誰もストライク入らないと思う。打ちにくさは拭えませんでした。
Macの「CapsLock」切り替えが遅い
元々caps lockで英数かなを切り替える派閥だったのですが、なぜかK380Sだと、Macで日本語入力を切り替える時に一瞬ラグがあったんですよね。英数からかなに切り替わってないまま文字が入力されることがしばしば。これ相当ストレスでした。
「よし、次は四角いキーで、打鍵感が良くて、Mac/Win両方で快適なやつを探そう」 軽い気持ちでそう決めたのが、長い旅の始まりでした。
Lofree Flow Liteとの出会い
「Switch2ないかな〜」と立ち寄ったビックカメラで、運命的な出会いをしました。 『Lofree Flow Lite』。 見た目が最高にいい。薄型で、打つと「コトコト…」って上品な音がする。 「これだ! これが俺のゴールだ!」と店頭で興奮しました。
でも、家に帰って冷静に調べたら、いくつか問題が発覚。 まず、キー配列が独自でちょっとズレてるらしい。これに指が慣れると、他のキーボードが使えない体になってしまう。 あと、静かとは言っても会社で使うには音が気になるレベル。「JIS配列(静音版)」なら会社でもいけそうでしたが、右Shiftキーが豆粒みたいに小さいのがどうしても許せなかった…。
ここで私の「好み」がハッキリしました。 「やっぱり、JIS(日本語)配列は嫌だ」 あのちっちゃいShiftキーと、キーの表面にごちゃごちゃ印字されてる感じが苦手なんです。 どうせ買い替えるなら、昔Macで使って馴染んでいた、シンプルで合理的な「US配列」に戻りたい。
会社のPCという「高い壁」
「じゃあ、US配列のキーボードを買えば解決じゃん」 そう思いますよね? 私もそう思ってました。
でも、US配列を日本人が快適に使うには、普通はソフトを入れるんです。 Macなら『Karabiner-Elements』みたいなアプリで、スペースキーの横を「英数/かな」に書き換えるのが定番。
ここで致命的な問題に気づきました。 「会社のWindows PC、勝手なソフト入れられないじゃん…」 セキュリティが厳しいので、キー配置を変えるソフトなんて絶対NG。 つまり、家では快適でも、会社では「半角/全角キーどこだっけ?」って指が泳ぐことになる。1日の大半を過ごす仕事中に、それはキツすぎる。
さらに今のK380Sを使っていて気づいたのが、MacとWindowsの「コピペ」の違い。 Macの「Command」の位置にあるキーが、Windowsだと「Alt」になる。 「コピー!(Command+Cのつもり)」→ Windows「Alt+C(無反応)」 この**「物理的に同じ場所なのに、OSで挙動が変わる」**のが、一番のストレス源だったんです。
「QMK/VIA」しか勝たん
もう詰んだと思いました。 「US配列を使いたい」 「でも会社のPCにソフトは入れられない」 「MacでもWinでも、同じ手つきで操作したい」
こんなワガママ、叶うわけがない…と思ってたら、あったんです。 **「QMK/VIA」**という機能が。
これ、簡単に言うと**「キーボード本体に設定を保存できる」**機能です。 PC側にソフトを入れなくても、キーボード自体が「このキーが押されたら、Ctrlとして振る舞うよ」って覚えててくれる。
これならいける。
Windowsモードの時だけ、⌘キーを「Ctrl」にする
ControlキーをWindowsモードではWindowsキーにする
これを実現できるキーボードを探した結果、候補はKeychronの『Pro』か『Max』シリーズに絞られました。
最後の二択:薄さを取るか、バッテリーを取るか
条件は揃いました。あとはモデルを選ぶだけ。 ここで最後の迷いが生じます。
① K3(薄型)にするか
メリット:薄くてカッコいい。「パームレスト(手首置き)」を使いたくない派の私には理想的。
デメリット:バッテリー持ちが悪い(80時間)。頻繁な充電は面倒くさい。
② K2/V/Q(通常高)にするか
メリット:バッテリーがバケモノ級(4000mAh)。充電のストレスから解放される。
デメリット:分厚い。パームレストがないと手首が死ぬ。
「美学(薄さ)」を取るか、「実用(バッテリー)」を取るか。 パームレスト嫌いを克服してでも、充電の手間を減らすべきか…。
理想の条件は揃ったのに、最後の最後で決めきれない。 そんな時、ふと覗いたメルカリで、運命(というか悪魔)の出会いを果たしてしまったのです。(次章へ続く)
※Amazonのアソシエイトとして適格販売により収入を得ています。


僕はキーボードオタクなんでわかりますぜ。メルカリで見つけたキーボードはもしかしてHHKB?サムネの伏線回収ということかぁ?part2に期待!