生成AI利用についての当イベントの考え
近年、生成AIをめぐる議論が活発になっています。
さまざまな立場や意見がある中で、本イベントとしての考え方を共有しておきます。
当イベントは、思想の賛否を問う場ではなく、創作発表の場です。
その前提のもとで、以下の方針を定めています。
■ 基本的な考え方
当イベントでは、創作の主体が人間であることを大切にしています。
構想し、選び、迷い、整え、最終的な判断を行うのが作者自身であること。
その過程こそが創作であると考えています。
■ 丸投げ生成について
よって、プロンプト入力のみで生成し、ほぼ手を加えていない作品、いわゆる「丸投げ生成」については、原則として対象外とします。
しかし、これは技術そのものを否定するものではありません。
■生成AIを敵視する根拠となる観点
同人誌の世界にいると生成AIを極端に忌避したり敵視している意見にも遭遇しますが、話を聞くとだいたいは「基にしてるデータの著作権はどうなるんだ!」という観点から発されているようなのですが、そんなこと言ったら、何かを見て模写して練習することや、モノマネすることや、二次創作もアウトになります。
創作する人間からすれば「自分が必死に打ち込んできたもの、何年もかけて身につけた技能が無価値化するのでは?」っていう恐怖が強く出やすいのかもしれない。
それが倫理議論という形を借りた「不安の発露」であるケースもかなりあるのだと思います。
ですが、人間も他人の作品を見て学習している訳で、全くの無から何かを生み出している訳ではなく、既存のものからの影響、模倣を経るのは創作そのものが経ている歴史そのものです。
人間の学習は
記憶が抽象化される
再構成される
物理的データを保持していない
AIは
大量のデータを統計的に保持している
企業が組織として収集している
という根本的な構造の違いがある。
倫理問題は「創作に適用すること」よりも「データ収集の在り方」に向いていることが多い。
しかしデータとして収集されることを懸念するのであればこそ「限られた場に出向き、自身で選びとらないと収集できない同人誌」というものに価値があるのではないでしょうか。
■ 補助的な利用について
一方で、以下のような補助的利用については、創作工程の補助と捉えます。
▼文章の校正、誤字脱字チェック
▼構成やアイデアの整理
▼自筆のラフを基にしての装画の補助生成
▼資料の要約や調査補助
最終的な表現責任が作者にあることを重視します。
■ 互いを尊重するために
生成AIの利用有無にかかわらず、制作手法を理由とした攻撃や排除は、本イベントの趣旨に沿いません。
創作の方法は一つではありません。
選択を尊重できる場でありたいと考えています。
技術の進歩とともに環境は変わっていきますが、本イベントは「人が物語を紡ぐこと」そのものを大切にしていきます。


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