「第31回 関東甲信越身体障害者野球大会」千葉ドリームスターが歩んできた連覇への軌跡
もう一つの目標である“全国ベスト4”へ
純一監督は大会を終えて、このように総括した。 「連覇というのは我々だけが挑める権利でしたし、達成したからこそ言えるのは、勝つことでチーム力が本当についたと言えます。 どんな試合もそうですが両試合ともに投手の立ち上がりが問題だと思っていたので、初回を0点で凌げた時に“行ける!”と思いました」 加えて、チームの成長についてもこの2試合で着実に前進していることを肌で感じられたと語る。 「上位・下位打線と切れ目がなく、それぞれが『チームのために何ができるか』といった役割を自身で考えられるようになっていると感じます。 途中から出場した選手も全員活躍できて、チームの底上げを実感できました。ドリームスターの練習は守備・打撃・紅白戦全てのメニューを全員でやりますので、その成果を出せましたね」 これで11月1日・2日に兵庫県豊岡市で行われる「全国身体障害者野球選手権大会」の出場権を獲得した。選手権に向けてそれぞれが強い想いを語った。 「監督としての2年目は、私自身としても成長できた大会でした。選手を信じる・褒める・任せる・根気よく取り組む・ぶれないを実践してきましたから。 今年のチーム目標の一つである連覇は達成できました。今の千葉ドリームスターは全国優勝する力はあります。あと残り一つの目標は“全国大会ベスト4”です」(純一監督) 「関東甲信越大会の連覇は達成できたので、今年掲げたもう1つの目標である全国ベスト4を取りに行く。東日本からも障害者野球を盛り上げていきます!」(来夢選手) そして目標通り大会MVPに輝いた上原投手。約2週間後には選ばれし者しか出場できない全国大会に臨む。 「過去に関東甲信越大会優勝は何度か経験させていただきましたが、今回が一番濃い優勝でした。 この優勝を通過点に11月の全国大会でも優勝、また来年の世界大会で日本代表に選出されるように頑張りたいと思います」 各地域で優勝したチームのみが出場する選手権大会でも勝ち進むべく、ドリームスターは手綱を再び締めて挑戦を続ける。 (おわり)
取材 / 文:白石怜平