民法が一部改正されたことで、2023年から、「成人の日」が「二十歳のつどい」のような名前で催す自治体が多くなりました。
当初、法律的には18歳から成人になるから、「成人の日」の式典も、18歳にするのかと一部で言われたりしましたが、そうはなりませんでした。
高校進学率は、99%前後で推移していますから、18歳で「成人の日」をしてしまうと、高校卒業式の直前となり、儀式としての重みが減ることになってしまうという理由かもしれません。
高校を卒業して2年、中学を卒業して5年たつという時期だからこそ、集まる意味を感じる若者が多いのでしょう。
◆「自治体主催をやめれば荒れない」説、その理由は?
「荒れる成人式(二十歳のつどい)」が、あいかわらずニュースになったりしています。
昔、「どうしたら成人式を荒れないようにするか」という議論で、「自治体主催をやめればいいんだ」と提案したネットの文章がありました。
もう出典も著者も忘れてしまったのですが、その内容に唸りました。
どうして彼ら彼女らは「荒れている」のかというと、彼ら彼女らは「復讐しているのだ」というのです。
それも、「自分達をふるい落とした『学校』という『公』に対して復讐しているのだ」と説明するのです。
小学校、中学校、高校と進学する過程で、授業について行けず、「もっと基本的なことを説明してほしい」「もっと初歩からもう一度教えてほしい」「もっとゆっくりと個別に教えてほしい」という様々な願いを打ち砕かれ、後悔と悔しさを持ったまま放り出された若者達が、「復讐として式典を荒らしている」のだというのです。
自治体主催ですから、それは、公ということで、学校もまた、同じ公だから、復讐する対象になるということです。
◆「公」に復讐する機会を求めてきた若者たち
逆に言うと、彼ら彼女らは、ずっと「公」に対して復讐する機会も求めていたとも言えます。
納得しないまま学校を放り出されて、二度と学校に文句を言えないと諦めていたら、学校に通じる「公」が自分達を招待している。
文句を言うなら、今だと思って「荒れる」という分析です。
そう思って、「荒れる写真」を見ると、若者達の表情に、この説が妙に納得させられます。
やっと自分の出番が来たという晴れがましさです。学校では、ずっと教師から無視され、つまはじきだった自分にやっと光が当たるという喜びです。その喜びの表情の奥には、もちろん、恨みや悲しみ、疎外感も感じます。
だか...
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