押し入れいっぱいに溜まった不用品
押し入れいっぱいに溜まった不用品
この記事の写真をすべて見る

 「ゴミ屋敷専門パートナーズ」代表の石田毅さんは、これまでに、数名のスタッフとともに約2万件の〝ごみ屋敷〟を片付けてきた。部屋全体を埋め尽くす不用品、積み上がった弁当容器や飲みかけのペットボトル、腐敗臭、害虫、ときには排泄物が混じる部屋を片づける様子を配信するYouTubeはチャンネル登録者数 32.2万人。これまでの片づけの経験をまとめた著書『人生を立て直す!捨て方・片づけの超習慣』も上梓している。

【写真】タンスの前も不用品の山 というよりごみの山がそびえたっている!

 その石田さんに、意外な話を聞いた。「現場の実感として、片づけ依頼の6〜7割は女性からなんです」。じつは、依頼者の6〜7割が女性だという。「ごみ屋敷」と聞くと、ひとり暮らしの男性や、モノを溜め込みがちな高齢者を思い浮かべる人も多い。

 しかし実際に現場で向き合っているのは、家族の暮らしを支えながら働く女性や、仕事で忙しいひとり暮らしの女性、育児や介護に追われている女性たちだ。

 そうした女性たちの背景を見てきた石田さんは、女性の部屋が散らかりやすくなる理由を、大きく3つに整理して教えてくれた。

女性がごみ屋敷になりやすい3つの理由

 石田さんが理由として上げたのは、以下の3つ。

 ①持ちモノの種類が多い

 ②負担が多く、忙しすぎる

 ③見た目を気にしてしまう

 まず、女性は男性よりも「身につけるモノ」が多いということ。服ひとつとってもワンピース、ブラウス、カーディガン、コートと種類が幅広く、季節ごとに変わります。靴もヒールやブーツ、サンダルといろいろあって、アクセサリーや化粧品、小物も増えていきます。

 つまり日用品そのものの種類が多いから、つい油断すると、洗面所に化粧水や乳液、スタイリング剤が並び、バッグや紙袋、通販のダンボールが積み重なる。置き場を決めないまま積み上がっていくと、気づけば足の踏み場がなくなるというわけです。

 男性も趣味のモノが多い人はいますが、女性の場合は「毎日使うモノ」がいろいろあるから散らかるスピードが速いんだと思います。 

次のページ 片づけの優先順位が下がってしまう